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Salesforceの値上げ変遷をまとめてみた!これまでの価格改定とおすすめの乗り換え先

2024.08.01

2026.05.28

営業DXツール

Salesforceの新規導入や契約更新を検討する中で、次のように感じている方も多いのではないでしょうか?

  • Salesforceの料金がほかのCRMツールと比べて高いのではないか?
  • 今後さらに費用負担が増えるのではないか?

Salesforceは、2023年8月と2025年8月に価格改定を実施しており、一部エディションでは標準価格が引き上げられています。特に利用人数が多い企業では、月額料金の変化が年間コストに影響を受けやすくなっています。

ただし、Salesforceは高額になりやすい一方で、営業組織の規模が大きい会社や、複雑な営業プロセスを管理したい会社にはおすすめです。そのため、料金だけで判断するのではなく、自社の利用状況や運用体制に合っているかを確認することが大切です。

本記事では、Salesforceの主な値上げ履歴をまとめた上で、高いと言われる理由や値上げ時に確認すべきポイント、乗り換え検討時の考え方を解説します。

Salesforceの値上げをきっかけに、CRMやMAツールの費用対効果を見直す企業もあります。現在の運用が自社に合っているか、他社ツールへ乗り換えるべきか迷っている場合は、BtoBマーケティング無料相談会でお気軽にご相談ください。

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Salesforceの主な値上げ履歴

Salesforceは、2023年8月と2025年8月に価格改定を実施しています。以下では、営業向けCRM/SFAとして利用されることの多いAgentforce Sales(旧Sales Cloud)を中心に、主な料金推移をまとめました。

▼Agentforce Sales(旧Sales Cloud)

エディション名2010年〜2016年5月〜2023年8月〜2025年8月〜
Starter3,000円/ユーザー3,000円/ユーザー3,000円/ユーザー3,000円/ユーザー
Professional7,500円/ユーザー9,000円/ユーザー9,600円/ユーザー12,000円/ユーザー
Enterprise15,000円/ユーザー18,000円/ユーザー19,800円/ユーザー21,000円/ユーザー
Unlimited30,000円/ユーザー36,000円/ユーザー39,600円/ユーザー42,000円/ユーザー
Einstein 1 Sales60,000円/ユーザー66,000円/ユーザー
※税抜表示
※Starterは月間・年間契約、ほかは年間契約のみ

中でもEnterpriseは、2010年の月額15,000円/ユーザーから、2025年には21,000円/ユーザーまで上昇しており、長期的に見ると右肩上がりで推移しています。

Salesforceは、2023年8月にSales CloudやService Cloudなどの主要製品を平均9%値上げしました。その後、2025年8月にも価格改定を実施しており、Enterprise Edition・Unlimited Editionを中心に標準価格を平均6%引き上げています。

一方で、Starterは2010年以降、月額3,000円/ユーザーのまま据え置きです。

また、2025年の価格改定について、既存契約中のユーザーに新料金がいつ適用されるかまでは公式発表で明記されていません。そのため、自社への影響を確認する際は、契約中のエディションや契約更新のタイミングを個別に確認する必要があります。

>>Salesforceの価格・料金プランまとめ|選び方や他社ツールとの比較

Salesforceはここ数年で複数回の価格改定を実施しています。一度引き上げられた料金が大きく戻る可能性は低いと考えられるため、値下げを待つよりも、自社の契約内容や利用状況を見直した方がいいでしょう。

Salesforceは他社製品よりどれくらい高いのか?

Salesforceは、CRM市場でトップシェアを誇る一方で、その価格の高さがしばしば話題になります。Salesforceの主力製品であるSales Cloudの料金体系を見てみましょう。

▼Agentforce Sales(旧Sales Cloud)

エディション名月額料金(税抜)
Starter3,000円/ユーザー
Professional12,000円/ユーザー
Enterprise21,000円/ユーザー
Unlimited42,000円/ユーザー
Einstein 1 Sales66,000円/ユーザー

例えば、Agentforce Sales(旧Sales Cloud)のEnterpriseは、2025年8月以降、1ユーザーあたり月額21,000円です。15名でEnterpriseを利用する場合、ライセンス費用は以下のように計算できます。

  • 月額費用:21,000円 × 15ユーザー = 315,000円
  • 年間費用:315,000円 × 12ヶ月 = 3,780,000円

そのため、Enterpriseを15名で利用すると、ライセンス費用だけで月額315,000円、年間3,780,000円かかります。利用人数が増えるほど費用も大きくなるため、導入前に必要なユーザー数を確認しておくことが大切です。

この中で最も利用されているのが「Enterprise」プランです。このプランを基準に他社の主要なCRM・SFAツールを下表にまとめて、比較しました。

▼主要CRMサービスの月額料金比較

サービス名プラン名月額料金(税込)
SalesforceEnterprise21,000円
HubSpotSales Hub Professional12,000円
Zohoエンタープライズ4,800円

比較表から分かるように、SalesforceのEnterpriseは、HubSpotのSales Hub ProfessionalやZoho CRMのエンタープライズより月額料金が高額です。

>>【2026年最新】HubSpotの料金体系!価格がとても分かりにくいので調べてみた

ただし、CRMは料金だけで単純に比較できるものではありません。

Salesforceはカスタマイズ性や拡張性に強みがあり、大規模な営業組織や複雑な営業プロセスを管理したい企業に向いています。一方で、顧客管理や商談管理など基本機能が中心であれば、より低コストなCRMでも対応できる可能性が高いです。

一例として、HubSpotであれば、小規模のチームや新規にCRM導入を検討している企業も導入しやすいように無料版で使用できる機能が多くあります。

HubSpotの無料版については、以下の記事をご確認ください。

>>HubSpotの無料版でできることについてわかりやすく解説!

また、動画でHubSpotの料金体系についてもまとめているので、あわせてチェックしてみてください。

料金を比較する際は、自社に必要な機能と運用体制に合っているかまで確認しましょう。月額料金が安くても必要な機能が不足していれば運用しにくくなり、反対に高機能なツールでも使いこなせなければ費用対効果は下がります。

Salesforceが高いと言われる理由

Salesforceは高機能なCRMとして知られていますが、その価格の高さが、しばしば話題になります。本章では、Salesforceが高いと言われる理由について、見ていきましょう。

  • 利用人数が増えるほどコストが膨らみやすいため
  • 初期設定やカスタマイズに費用がかかるため
  • 運用定着までに支援コストがかかりやすいため

利用人数が増えるほどコストが膨らみやすいため

Salesforceは、1ユーザーごとに月額料金が発生する料金体系です。営業担当者やマネージャー、管理者など、利用人数が増えるほど月額費用も大きくなります。

はじめは一部のメンバーだけで利用していても、営業部門全体に運用を広げると、必要なライセンス数が増えるケースがあります。特に、複数拠点や複数部門で利用する場合は、ユーザー数の増加によって年間コストが膨らみやすい点がデメリットです。

また、HubSpotのように無料から始められるCRMと比較すると、Salesforceは導入初期からライセンス費用が発生する点も、高いと感じられる理由のひとつと考えられます。

初期設定やカスタマイズに費用がかかるため

Salesforceは自由度が高く、自社の営業プロセスに合わせて項目や画面、レポート、承認フローなどを細かく設計できます。一方で、その分だけ初期設定やカスタマイズには専門的な知識が必要です。

例えば、商談フェーズの設計や管理項目の整理、レポート作成などを実施する場合、導入時に一定の工数がかかります。標準機能だけでは自社の運用に合わない場合、追加の設定や開発が必要になるケースも少なくありません。

社内にSalesforceを設計・運用できる人材がいない場合は、外部の導入支援会社や開発パートナーに依頼する場合もあります。その場合、ライセンス費用とは別に、初期構築費用やカスタマイズ費用が発生します。

運用定着までに支援コストがかかりやすいため

Salesforceは、導入すればすぐに現場で使いこなせるツールではありません。商談情報の入力ルールや更新タイミング、レポートの見方などを社内で統一しなければ、データが蓄積されず、営業管理や分析に活用しにくくなります。

また、営業担当者が入力を面倒に感じたり、管理者がダッシュボードを改善に活かせなかったりすると、導入後も十分な効果を得られません。そのため、操作研修や入力ルールの見直し、レポート改善など、運用定着に向けた継続的な支援が必要になる場合があります。

Salesforceを活用するには、ツールを導入するだけでなく、現場に定着させるための教育や運用改善まで含めて考える必要があります。このような導入後の支援コストも、Salesforceが高いと言われる理由のひとつです。

ツール単体の価格だけでなく、導入や運用にかかるコストまで含めて判断することが大切です。Salesforceの費用を確認する際は、ライセンス費用に加えて、初期設定・カスタマイズ・社内教育・運用改善にかかる費用もあわせて見積もりましょう。

Salesforceの値上げで確認すべきポイント

Salesforceが値上げした際は、以下の点を確認することをおすすめします。

  • 現在契約しているエディションを確認する
  • 契約更新時の料金を確認する
  • ライセンス数を見直す

価格改定の情報だけを見て判断するのではなく、まずは自社の契約内容を確認することが大切です。

現在契約しているエディションを確認する

Salesforceは、エディションによって料金や値上げ対象が異なります。そのため、まずは自社がどのエディションを契約しているかを確認しましょう。

例えば、Agentforce Sales(旧Sales Cloud)には、主に次のエディション(料金プラン)があります。

  • Starter
  • Professional
  • Enterprise
  • Unlimited

2025年の価格改定では、Enterprise Edition・Unlimited Editionを中心に標準価格が引き上げられています。そのため、自社の契約エディションが対象に含まれるかをチェックしてください。

また、同じSalesforce製品を利用していても、契約内容や更新タイミングによって実際の影響は異なる可能性があります。値上げ情報だけで判断せず、契約書や管理画面、担当者への確認を通じて、自社の契約条件を把握するところから始めるのがおすすめです。

契約更新時の料金を確認する

既存契約の場合、価格改定後すぐに新料金が適用されるとは限りません。

Salesforceの公式発表では、既存契約中のユーザーに新料金がいつ適用されるかまでは明記されていないため、契約更新時の料金条件を確認しておく必要があります。特に、次回更新が近い場合や、契約途中でライセンス数を追加する予定がある場合はすぐに確認することをおすすめします。

更新時やライセンス追加時に新しい料金が適用される可能性があるため、現在の契約期間や更新月、追加ライセンスの料金条件を事前に確認しておきましょう。

ライセンス数を見直す

Salesforceは、1ユーザーごとに月額料金が発生する料金体系です。そのため、使っていないアカウントや利用頻度の低いユーザーが残っていると、不要なコストが発生し続ける場合があります。

特に利用人数が多い企業では、1ユーザーあたりの月額料金の差が小さくても、年間で見ると費用への影響が大きいです。値上げをきっかけに、現在のライセンス数が適正かどうかを確認しておきましょう。

また、ユーザーごとに必要な権限や利用範囲を見直すと不要なアカウントを整理できるため、ライセンス費用の無駄を抑えられます。

値上げ後もSalesforceを使い続けるべきかは、料金だけで判断するのではなく、現在どの機能をどれだけ活用できているかで考えましょう!

Salesforceが向いている会社

Salesforceは、月額料金や導入・運用コストが高くなりやすい一方で、すべての会社にとって割高なツールとは限りません。営業組織の規模が大きい会社や、営業プロセスが複雑な会社では、Salesforceの柔軟性や拡張性を活かしやすい場合があります。

ここでは、Salesforceが向いている会社の特徴を紹介します。

  • 営業組織の規模が大きい会社
  • 営業プロセスが複雑な会社
  • 社内にSalesforceの運用担当者がいる会社

営業組織の規模が大きい会社

営業担当者やマネージャーの人数が多い会社では、商談情報や顧客情報を一元管理する必要があります。個人ごとにExcelやスプレッドシートで管理していると、情報が分散しやすく、進捗確認や売上予測にも時間がかかりがちです。

Salesforceを活用すれば、営業担当者ごとの活動履歴や商談状況を一つのシステム上で管理できます。マネージャーや経営層も同じデータをもとに進捗を確認できるため、営業組織全体の状況を把握しやすくなります。

また、拠点や部門ごとに営業活動をしている会社でも、全体の進捗を可視化しやすい点が特徴です。Excelや個別ツールでの管理に限界を感じている会社には、Salesforceが向いています。

営業プロセスが複雑な会社

Salesforceは、営業プロセスが複雑な会社にも向いています。商談フェーズや承認フロー、管理項目、権限設定などを細かく設計できるため、自社独自の営業フローに合わせて運用しやすいからです。

例えば、部門や商材ごとに確認したい項目が異なる場合や、役職ごとに閲覧・編集できる情報を分けたい場合でも、Salesforce上で設定できます。レポートやダッシュボードも細かく設計できるため、営業担当者・マネージャー・経営層それぞれに必要な情報を可視化しやすくなります。

しかし、このような柔軟な運用をするには初期設計や継続的な改善が必要です。自社の営業プロセスがシンプルな場合は、Salesforceの機能が過剰になるケースもあります。

社内にSalesforceの運用担当者がいる会社

Salesforceは高機能なツールですが、導入して終わりではありません。入力項目や権限設定、レポート、ダッシュボードなどを定期的に見直し、営業活動に合わせて改善していくことで効果を発揮しやすくなります。

そのため、社内にSalesforceの設定や運用改善を担当できる人材がいる会社は、Salesforceを活用しやすいです。現場からの要望を反映したり、入力ルールを整えたり、ダッシュボードを改善したりできる体制があると、運用が定着しやすくなります。

反対に、社内に運用担当者がいない場合は、導入後の設定変更や改善が進まず、十分に活用できない事態に陥りかねません。外部パートナーに支援を依頼する選択肢もありますが、その場合はライセンス費用とは別に運用支援費用も見込んでおく必要があります。

Salesforceは、営業組織の規模が大きく、営業プロセスも複雑な会社に向いています。一方で、営業管理の内容がシンプルな会社や、社内に運用担当者がいない会社では、機能や費用が過剰になりやすいです。
値上げ後もSalesforceを使い続けるべきか迷う場合は、自社の営業体制や運用体制に合っているかを確認しましょう。

Salesforceから他社に乗り換える場合のおすすめサービス2選

Salesforceの費用が高いと感じる場合や、現在の運用に対して機能が過剰だと感じる場合は、他社のCRMに乗り換えるのもひとつの選択肢です。

ただし、CRMは料金だけで選ぶものではありません。必要な機能や既存データの移行、営業現場での使いやすさ、導入後の運用体制まで含めて比較して導入するかどうか判断する必要があります。

ここでは、Salesforceから乗り換える場合の候補として、HubSpotとZohoを紹介します。

HubSpot

HubSpotは、CRMを中心に、マーケティングや営業、カスタマーサポート、コンテンツ管理などを一体で運用できるプラットフォームです。無料で始められるCRMが用意されており、顧客情報や商談情報の管理を低コストで始めやすい点が特徴です。

Salesforceと比較すると、HubSpotは画面が分かりやすく、営業現場でも使い始めやすい傾向があります。顧客管理や商談管理、メール配信、フォーム、MA機能などをまとめて活用したい企業におすすめです。

一方で、大規模な営業組織で複雑な承認フローや高度なカスタマイズを行いたい場合は、Salesforceの方が適しているケースもあります。HubSpotへ乗り換える際は、自社に必要な機能や運用ルールがHubSpotで実現できるかを確認しましょう。

>>HubSpotとSalesforceの違いを徹底比較!移行・連携方法も解説

>>Salesforce連携アプリでHubSpotにデータを移管してみた!移行の手順を詳しく解説

Zoho

Zohoは、CRMをはじめ、営業支援やマーケティング、会計、人事、プロジェクト管理など、さまざまな業務アプリを提供しているサービスです。SalesforceやHubSpotと比較して低価格で利用しやすく、コストを抑えてCRMを導入したい企業に向いています。

また、AI機能「Zia」を利用できる点も特徴です。エンタープライズプラン以上の契約が必要ですが、営業成績の分析や改善策の提案など、営業活動の効率化に役立つ機能を活用できます。

一方で、マーケティング・営業・顧客サポートまでを1つのプラットフォームで一貫して運用したい場合は、HubSpotの方が適しているケースもあります。Zohoはコストを抑えてCRMを導入したい企業に向いていますが、自社がどの業務範囲までツールで管理したいのかを整理したうえで検討しましょう。

>>Zohoとは?何ができる?使い方や料金、導入メリットまで解説

ZohoとSalesforce・HubSpotと連携する方法は、以下の記事を参考にしてください。

>>SalesforceとZohoの違いを徹底比較!移管方法やメリット、注意点も

>>HubSpotとZohoを徹底比較!料金や機能、サポートの違いを紹介

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Salesforceの値上げをきっかけに他社のCRMツールも検討しよう

Salesforceは1ユーザーごとに月額料金が発生するため、利用人数が多い企業ほど費用負担が大きくなりやすいサービスです。2023年8月と2025年8月には価格改定も実施されており、契約内容によっては年間コストへの影響も無視できません。

Salesforceの費用が高いと感じる場合は、まず現在契約しているエディションやライセンス数、契約更新時の料金条件を確認しましょう。あわせて、現在利用している機能や運用体制を見直し、費用に見合った活用ができているかを確認することが大切です。

乗り換え先おすすめのケース理由
HubSpotマーケティング・営業・カスタマーサポートまで一括運用したいCRMを起点に、MA・営業管理・問い合わせ対応などを同じプラットフォームで管理しやすいため
Zohoできるだけコストを抑えてCRMを導入したい顧客管理や商談管理などの基本機能を低価格で利用しやすいため

ただし、どのCRMが適しているかは、料金だけでは判断できません。必要な機能や使いやすさ、データ移行、導入後の運用体制まで含めて比較し、自社に合うツールを選ぶことが大切です。

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。