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【動画あり】HubSpotの料金はいくら?価格や費用をプランごとに解説

2020.11.27

2025.07.07

営業DXツール

【動画あり】HubSpotの料金はいくら?価格や費用をプランごとに解説

HubSpotを導入したいものの、どの料金プランを選べば良いのか分からずに悩んでいる方はいませんか?

HubSpotのプランは種類が多く、料金体系も多岐に渡ります。2024年3月に料金プランも変更になり、従来のユーザー単位から、より機能に応じたシート選択の考え方に変更されました。

それだけに、加入プランを選ぶ際は慎重さが求められます。

そこで今回は、HubSpotの料金体系について詳細に解説します。概要やプランごとの違い、Salesforceとの違いなどを詳しく紹介しているので、導入時の参考にしてください。

また、HubSpotの料金体系について、下記の動画でもまとめているので、ご参照ください。

この記事を読めば、HubSpotの複雑な料金プランがスッキリ整理できるようになります。

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HubSpotとは?

HubSpotは、米国のHubSpot社が提供するクラウドサービス型のマーケティングオートメーション(MA)ツールです。

顧客管理(CRM)に紐付いたマーケティング機能や営業案件管理(SFA)、カスタマーサクセス機能などが一つに統合されています。

本記事では「分かりにくい…」と言われるHubSpotの料金体系を分かりやすくまとめました。HubSpotのHubごとの費用やシートの概要については、次章をご確認ください。
>>HubSpotとは?選ばれる理由や7つの主要機能を徹底解説

Hubspotのプラン別の料金表

HubSpotは、マーケティングや営業、カスタマーサービスなどの各業務領域に対応した「Hub」と呼ばれる製品群で構成されています。

それぞれのHubには、機能の豊富さや規模に応じて「Starter」「Professional」「Enterprise」という3つのプランがあります。それぞれに必要なHubとプランを組み合わせて利用することが可能です。

以下に、各Hubのプランごとの料金を「単月払い」と「年間払い(月額換算)」の2パターンでまとめました。

▼単月払いの場合

製品名StarterProfessionalEnterprise
Marketing Hub月1,800円/シート月106,800円/シート月432,000円/5シート
Sales Hub月1,800円/シート月12,000円/シート月18,000円/シート
Service Hub月1,800円/シート月12,000円/シート月18,000円/シート
Content Hub月1,800円/シート月60,000円/3シート月180,000/5シート
Operations Hub月1,800円/シート月96,000円/シート
※14日間のトライアルあり
月240,000円/シート
※14日間のトライアルあり

▼年間払いの場合

製品名StarterProfessionalEnterprise
Marketing Hub月1,080円/シート月96,000円/シート
Sales Hub月1,080円/シート月10,800円/シート
Service Hub月1,080円/シート月10,800円/シート
Content Hub月1,080円/シート月54,000円/3シート
Operations Hub月1,080円/シート月86,400円/シート
※14日間のトライアルあり

多くのプランでは、年間契約を選択し一括払いにすることで、単月払いに比べて、月額換算の料金が割安になります。

ただし、Enterpriseプランは年間契約です。単月プランは用意されていないため、導入を検討する際は、年間の利用計画や予算を考える必要があります。

シートとは?(有償シート・コアシート・閲覧シート)

HubSpotの料金体系を把握する上で、重要なのが「シート」です。2024年3月5日以降の新規アカウントでは、このシートに基づく価格体系が適用されます。

シートとは、HubSpotの機能を利用するための「利用権」であり、ユーザーがHubSpot内で「何ができるか」を定義するものです。

シートには有償と、無料で利用できるものがあります。

有償の「コアシート」などを割り当てられたユーザーは、レコードの作成・編集・更新といった主要な操作が可能です。一方、表示専用シートを持つユーザーは、データやレポートの閲覧のみで、編集はできません。

この表示専用シートは、プランによっては追加料金なしで無制限に利用できる場合があります。

つまり、データの入力や編集などの作業をするユーザーには有償シートが、情報閲覧のみのユーザーには無料の表示専用シートが適しています。ユーザーごとの役割と必要な操作範囲を事前に整理し、適切なシートを割り当てることがコスト最適化のポイントです。

ユーザーごとの役割と必要な操作範囲を明確にして、無駄のないシート割り当てを心がけましょう! 合わせて、下記の記事をご確認ください。

>>HubSpotの権限とは?ユーザーに権限を付与・編集する方法を徹底解説

HubSpotの無料でできること

HubSpotは有料プランが充実していますが「まずは試してみたい」「基本的な機能だけで十分」という方に、無料版も提供しています。

ただし、無料版は追加できるシートが2名までです。

有料プランへのステップアップを見据えつつ、まずは無料版でHubSpotの使い勝手や基本機能を体験しましょう。詳細は、下記の記事をチェックしてください。

>>HubSpotの無料版でできることについてわかりやすく解説!

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2024年3月以前にご契約された方は旧料金のまま

2024年3月4日以前にHubSpotの有料プランを契約された方は、原則として契約時の料金プランが継続されます。新しい「シート」ベースの価格体系に自動移行することはありません。

旧料金プランは、新しい「シート」という概念はなく、HubSpotを利用するユーザーアカウントごとに料金が発生する体系です。また、契約内容によっては、データ閲覧のみの権限や一部の編集権限を持つユーザーに、追加料金なしでアカウントを発行できます。

ただし、今後プラン変更やアップグレードする際は、新しい料金体系が適用される場合があります。契約更新時も通知を確認し、不明な点はHubSpotの担当者にご確認ください。

HubSpotの料金シミュレーション

ここでは、具体的にHubSpotの料金のシミュレーションを紹介します。

例えば、HubSpotの「Sales Hub Professinal」を使用する際、月額12,000円(税抜)/人かかります。社内に営業ユーザーが5名いると場合、毎月かかる金額は、12,000円×5名=60,000円(税抜)です。

また、営業ユーザーのほかに、データの閲覧と編集ができるコアユーザーがいる場合、別途6,000円(税抜)/人が毎月かかります。

仮にコアユーザーが5名いると、6,000円×5名=30,000円(税抜)です。

SalesforceとHubSpotの料金比較

CRM・SFAツールを検討する際、HubSpotと並んでよく比較されるのがSalesforceです。ここでは、具体的な利用シーンを想定して、両者の料金を比較しましょう。

今回は営業ユーザー10名、コアユーザー10名、閲覧のみのユーザー5名、合計25名で利用する場合の料金です。

▼SalesforceとHubSpotの比較(税抜価格)

上記の比較から分かるように、Salesforceでは、閲覧のみのユーザーも含め、基本的にすべてのユーザーに対してライセンス費用が発生します。1ユーザーあたり月額18,000円がかかり、月額でかかる合計費用は、450,000円(税抜)です。

一方、HubSpot(Sales Hub Professionalと仮定)の場合、前章のシミュレーションで月額180,000円(税抜)です。この費用に閲覧のみのユーザー5名を追加しても、HubSpotの表示専用シートは無料で利用できるため、総費用は変わりません

HubSpotの料金体系はやや複雑なものの、比較的費用を抑えて、利用を始められると言えます。特に、閲覧のみのユーザーが多い組織にとっては、HubSpotの料金体系がコストメリットにつながります。

SalesforceとHubSpotはどちらも高機能ですが、料金体系とユーザーライセンスの考え方に違いがあります。
Salesforceの料金については、下記の記事をご確認してください。

>>【2025年最新】Salesforceの月額料金は高い?プランごとの費用を解説

Marketing Hub 料金プランの機能比較

HubSpotのMarketing Hubは、リード獲得から顧客育成、キャンペーン分析まで、マーケティング活動全般を支援するツールです。無料版からEnterpriseプランまで、ビジネスの成長段階やニーズに合わせて機能が拡充されていきます。

ここでは、特に重要な機能について、プランごとの違いを比較しましょう。

機能無料版StarterProfessionalEnterprise
フォームやメールにHubSpotロゴありなしなしなし
メール配信機能・一斉配信・一斉配信・一斉配信
・シナリオメール
・ABテスト
・一斉配信
・シナリオメール
・ABテスト
メール配信上限月間2,000通までコンタクト数の
5倍 /月 まで

例:コンタクト数が1,000件だった場合
5,000件 / 月まで
コンタクト数の
10倍 /月 まで

例:コンタクト数が1,000件だった場合
10,000件 / 月まで
コンタクト数の
20倍 /月 まで

例:コンタクト数が1,000件だった場合
20,000件 / 月まで
Web閲覧分析コンタクトの
Web閲覧状況がアクティビティで確認可
コンタクトの
Web閲覧状況がアクティビティで確認可
コンタクトの
Web閲覧状況をアクティビティで確認し、トリガー通知などが可能
コンタクトの
Web閲覧状況をアクティビティで確認し、トリガー通知などが可能
キャンペーン分析××
コンタクト件数ベースのみ

コンタクト件数ベースに加え、商談件数なども分析可能
ファネル分析×××

Marketing Hubのプランを選択するときは、下記の点をチェックすることが大切です。

  • ワークフロー機能を使ってシナリオメール配信をしたいか
  • メール配信の上限件数がどれくらいか
  • キャンペーン分析をしたいか

いずれかが必要であれば、Professional以上のプランが推奨されます。Starterプランでも基本的なメール配信やWebアクティビティの確認は可能です。

例えば、コンタクトのWeb閲覧状況をアクティビティで確認したいだけであれば、Starterプランでも対応できます。

しかし、そのアクティビティをトリガーにインサイドセールス(IS)へ通知し、タイムリーな架電につなげたい場合は、Professionalプラン以上が必要です。

高度な機能はProfessionalプラン以上で提供されるため、自社のマーケティング戦略を考慮して検討しましょう。

それぞれのプランの詳細は、下記の通りです。

Marketing Hubの無料版

Marketing Hubの無料版は、HubSpotをこれから導入する方や、基本的なCRM機能とマーケティングツールを試したい方に最適です。

プラン名月額料金(税込)マーケティングコンタクト数上限含まれるコアシート数
無料版0円

費用をかけずにHubSpotのプラットフォームに触れ、顧客管理や基本的なメール配信、フォーム作成といった機能を体験できます。顧客との接点を持ち、その反応を把握したいスモールビジネスや個人事業主の方に十分な価値を提供します。

「マーケティングコンタクト」は、端的に言うと、HubSpotに登録した個人情報の中で、メールを送信できる相手として登録するものです。対照的に、「非マーケティングコンタクト」という、登録は可能でも、メール送信ができないデータも存在します。
>>HubSpotのマーケティングコンタクトとは?料金についても解説

Marketing HubのStarterプラン

Marketing HubのStarterプランは、無料版から一歩進んで、マーケティング活動に取り組みたい企業におすすめです。

プラン名月額料金(税込)マーケティングコンタクト数上限含まれるコアシート数
Starter1,800円
※年間払い:12,960円(月1,080円)
1,000件分1人分

このプランでは、フォームやメールからHubSpotロゴが削除され、月間のメール配信上限数も増加しているため、多くの顧客にアプローチできます。

また、基本的なリストセグメンテーション広告リターゲティング機能も利用可能です。

そのため、小規模ながらもターゲットに合わせた効果的なマーケティング施策で、ブランドイメージの向上も期待できます。

Marketing HubのProfessionalプラン

Marketing HubのProfessionalプランは、本格的なマーケティングオートメーションを実施したい企業に最適です。中規模以上のマーケティングチームや、成果をより重視し、効率化と高度化を目指す企業に向いています。

プラン名月額料金(税込)マーケティングコンタクト数上限含まれるコアシート数
Professional106,800円
※年間払い:1,152,000円(月96,000円)
2,000件分3人分

このプランの大きな特徴は、マーケティングオートメーション(ワークフロー機能)が利用可能になる点です。顧客の行動や属性に応じて、シナリオメールを自動配信したり、リードナーチャリングのプロセスを効率化したりできます。

また、EメールのABテストで効果的なメッセージを見つけ出し、成果向上につなげられます。メール配信上限もコンタクト数の10倍/月と大幅に増え、積極的な情報発信が可能です。

データに基づいた判断やチームでの効率的な運用など、戦略的なマーケティング活動におすすめのプランです。

Marketing HubのEnterpriseプラン

Marketing HubのEnterpriseプランは、Professionalプランの全機能に加えさらに高度な機能が充実した最上位プランです。複雑かつ大規模なマーケティング戦略を実行し、ROI(投資対効果)を厳密に測定・改善したい大企業や、複数のブランド・事業部門を持つ企業に向いています。

プラン名月額料金(税込)マーケティングコンタクト数上限含まれるコアシート数
Enterprise432,000円10,000件分5人分

メール配信上限もコンタクト数の20倍/月、コアシート数も5人分と最大です。

大人数のチームでも、見込み客一人ひとりに合わせた丁寧な情報を発信し、データを見ながら改善ができるようになります。

Sales Hub 料金プランの機能比較

HubSpotのSales Hubは、営業活動の効率化や案件管理の高度化、そしてチームの生産性向上を支援する営業支援ツールです。

無料版からEnterpriseプランまで、営業チームの規模や戦略に応じて機能が拡充されていきます。重要な機能やプランごとの違いについて、比較しましょう。

機能無料版StarterProfessionalEnterprise
パイプライン数1件2件15個100件
フォーキャスト管理××
セールスアナリティクス××
シーケンス/自動化××
目標管理××
売上目標のみ

売上目標に加え、コール数やMTG数などのカスタム目標も計測可能

Sales Hubのプランを選ぶ際には、まず考慮すべきは、作成したいパイプラインの数です。

パイプラインは、営業活動における「案件の流れ作業ライン」のようなものです。見込み客との最初の接触から契約成立までの各工程をステージとして設定し、案件の進行具合を把握できます。

営業プロセスを管理するパイプラインは、Sales Hub活用の基本です。もし営業チームが一つで、扱う商材や営業プロセスも主に一つであれば、Starterプランのパイプライン数(2つ)は十分と言えます。

さらに必要な場合は、15個までパイプラインを作成できる「Professionalプラン」以上を検討する必要があります。

次に、フォーキャストつまり営業の着地予測管理をどの程度したか、という点も重要です。Starterプランでは、取引データの簡単な集計はできますが、詳細な売上予測はできません。

一方、Professionalプラン以上であれば、各案件の受注確度を考慮した期待値を算出し、より精度の高いフォーキャスト管理が可能です。具体的には、今月末までに100万円の案件を80%の確度で獲得できる見込みであれば、フォーキャスト上は80万円として計上できます。

さらに、シーケンス機能や自動化機能を活用して営業活動をしたい場合は、Professionalプラン以上が推奨されます。シーケンスとは、一連のフォローアップメールやタスクを自動で実行する機能のことです。

例えば、以下のような機能があります。

  • 「取引が“見積もり提出ステージ”に移動してからX日以上停滞したら、担当者やマネージャーにSlackで通知する」
  • 「取引が“初回商談完了ステージ”に移動したら、自動で次回のミーティング設定を促すメールをクライアントに送信する」

これらの機能を活用することで、営業担当者は定型的な作業から解放され、より価値の高いコア業務に集中できるようになります。

下記より、各製品の詳細を見ていきましょう。

Sales Hubの無料版

Sales Hubの無料版は、基本的なCRM機能や案件管理ツールを試してみたい個人や小規模チームに適しています。

プラン名月額料金(税込)含まれるコアシート数
無料版0円

費用をかけずに、基本的な顧客・案件管理の仕組みを構築したいと考えるスモールビジネスやチームのニーズに応えます。

Sales HubのStarterプラン

Sales HubのStarterプランは、より本格的に営業活動の基盤を整えたい小規模な営業チームにおすすめです。無料版からステップアップし、より多くの案件を効率的に管理し、営業活動の成果を高めたい場合に有効です。

プラン名月額料金(税込)含まれるコアシート数
Starter1,800円
※年間払い:12,960円(月1,080円)
1人分

このプランでは、パイプライン数が2件に増え、見積もり作成機能や簡単な目標設定(売上目標のみ)も利用できます。小規模ながらも、営業プロセスの可視化と基本的な効率化を図りたい企業は、ご検討ください。

Sales HubのProfessionalプラン

Sales HubのProfessionalプランは、本格的な営業自動化やデータに基づいた戦略的な営業活動を実施したいときに向いているプランです。成長段階にある企業や、中規模以上の営業チームに向いています。

プラン名月額料金(税込)含まれるコアシート数
Professional12,000円
※年間払い:129,600(月10,800円)
1人分

大きな特徴は、営業自動化(シーケンスやワークフロー)や高度なフォーキャスト管理、詳細な分析ができる点です。営業プロセスの標準化や効率化、データに基づいた戦略的な営業活動にする際に適しています。

Sales HubのEnterpriseプラン

Sales HubのEnterpriseプランは、Professionalプランの全機能に加え、さらに高度なカスタマイズ性やAIを活用した機能が充実した最上位プランです。複雑な営業組織やプロセスがあり、営業パフォーマンスの最大化を目指す大企業に向いています。

プラン名月額料金(税込)含まれるコアシート数
Enterprise18,000円1人分

この最上位プランは、大人数の営業チームが、会社全体の方針に沿ってスムーズに営業活動を進められるような環境を提供します。ルールに基づいた適切な管理ができるように、力強いサポートも受けることが可能です。

無料版やStarterプランでも、営業の基本はしっかり押さえられます。まずはスモールスタートして、成長に合わせてステップアップもできます。

Service Hub料金プランの機能比較

HubSpotのService Hubは、顧客からの問い合わせ対応やサポート業務の効率化などを支援するカスタマーサービスプラットフォームです。

無料版からEnterpriseプランまで、サポートチームの規模やサービスのレベルに応じて機能が拡充されます。下記の表に、それぞれのプランで利用できる主な機能と、その対応状況をまとめました。

機能無料版StarterProfessionalEnterprise
Webチャット
メール一元管理
チャットパイプライン数1個2個15個50個
ナレッジベース××
カスタマーポータル××
顧客満足度アンケート××
SLA(サービス品質保証)×××

Service Hubのプランを選ぶ際には、主に下記の3点を考慮することが重要です。

  • 作成したいパイプライン数
  • ナレッジベース有無
  • カスタマーポータルの有無

例えば「通常の問い合わせ管理用パイプライン」と「契約や手続きに関する専用パイプライン」の2つを利用している場合です。

別の種類の問い合わせ(例:技術サポート専用など)を別のパイプラインで管理したいとなると、Starterプランの2件では不足します。このようなケースでは、15個までパイプラインを作成できるProfessionalプラン以上を検討する必要があります。

また、FAQサイト(ナレッジベース)を構築し、問い合わせ件数の削減をしたい場合は、Professionalプラン以上が条件です。

さらに、顧客の問い合わせ履歴を確認したり、新しい問い合わせを起票したりできるカスタマーポータルを提供したい場合も、Professionalプラン以上が対象です。ポータルサイトがあることで、顧客はより透明性の高いサポート体験を得られ、企業側も問い合わせ管理の効率化ができます。

ProfessionalとEnterpriseの差はSLAくらいです。ほかでEnterpriseの要件がなければ、Professionalで充分なケースが多いと言えます。

Service Hubの無料版

Service Hubの無料版は、まず試しに基本的な顧客サポートツールを使いたい方や小規模チームに適したサービスです。

プラン名月額料金(税込)含まれるコアシート数
無料版0円

Webチャットやメールの一元管理、チャットパイプライン1つの機能を無料で体験できます。顧客サポート体制をこれから構築する際に、使いやすいと言えます。

Service HubのStarterプラン

無料版の基本的な機能から一歩進んで、より効率的に顧客サポートをしたい場合は、Service HubのStarterプランがおすすめです。

プラン名月額料金(税込)含まれるコアシート数
Starter1,800円
※年間払い:12,960円(月1,080円)
1人分

このプランでは、チャットパイプライン数が2個に増え、より多くのEメールテンプレートや定型スニペットも利用できます。

これらの機能を組み合わせることで、問い合わせの種類に応じて対応方法を整理できるため、回答時間の短縮を期待できます。

小規模ながらも顧客対応の質向上と、サポート業務の基本的な効率化をしたい企業に最適です。

Service HubのProfessionalプラン

Service HubのProfessionalは、本格的なカスタマーサポート体制を構築するプランです。充実した機能を活用し、顧客満足度の向上と業務効率の改善を目指す企業に推奨できます。

プラン名月額料金(税込)含まれるコアシート数
Professional12,000円
※年間払い:129,600円(月10,800円)
1人分

Service Hubのメインとなるプランで、ナレッジベースやカスタマーポータル、顧客満足度アンケートといった機能が使えます。これらの機能を活用することで、顧客の自己解決を促進し、問い合わせ対応の質が高まります。

データに基づいたサービス改善サイクルを回したい企業にとって、価値の高いプランです。

Service HubのEnterpriseプラン

Service HubのEnterpriseプランは最上位で、Professionalプランの全機能に加え、SLA管理や高度なレポート機能なども備わっています。

プラン名月額料金(税込)含まれるコアシート数
Enterprise18,000円1人分

SLA管理機能があり「問い合わせ受信後、〇時間以内に一次回答」といった具体的なサービス目標を設定できます。その達成状況をリアルタイムで追跡・可視化できるため、目標未達のリスクがある場合にはアラートを設定することも可能です。

サービス品質の一貫性を保ち、顧客との約束を守る体制を強化したい企業には、有効なプランです。

Content Hub(HubSpot for Marketersを含む)

HubSpotのContent Hubは、Webサイト制作やブログ運営といったマーケティングを支援するプラットフォームです。コーディングの知識がなくても、Webサイト構築ができます

無料版からEnterpriseプランまであり、それぞれのプランで利用できる主な機能は、以下の表の通りです。

機能無料版StarterProfessionalEnterprise
ノーコードWeb制作
作成可能ページ数10ページまで30ページまで10,000ページまで10,000ページまで
独自ドメイン接続
ABテスト××
動的ページ作成××
ログイン機能××
多言語対応×3言語まで無制限無制限

Content Hubのプランを選択する上で、ポイントとなるのは「作成可能ページ数」です。もし、静的なページを数ページ作成するだけ、あるいはシンプルなブログを運営するだけであれば、Starterプランでも十分対応できます。

しかし、より多くのページ数が必要な場合や、ABテストや動的ページ作成といった機能を求める場合は、Professionalプラン以上が必要です。

以下に、各プランの料金と含まれるコアシート数を示します。

プラン名月額料金(税込)含まれるコアシート数
無料版0円
Starter1,800円
※年間払い:12,960円(月1,080円)
1人分
Professional48,000円
※年間払い:129,600円(月10,800円)
3人分
Enterprise144,000円
※年間払い:648,000円(月54,000円)
5人分

ほかの製品同様、年間払いで契約した方がお得になります。プランのランクが高いとコアシート数も増えていくため、運営メンバーが多いチームほどコストパフォーマンスが高いです。

また、特にコンテンツマーケティングと親和性の高いサービスとして、HubSpot for Marketersがあります。「Marketing Hub」と「Content Hub」を組み合わせたプランで、以前はMarketingHub+(プラス)と呼ばれていました。

>>HubSpotのMarketing+とは?機能や料金、導入すべき企業の特徴について解説

さらに、HubSpotはより包括的なソリューションとして「Customer Platform」というオールインワンのバンドルプランも提供しています。

下記に加え、Operations HubやCommerce HubといったHubSpotの主要な製品群を、すべてパッケージ化したものです。

  • Marketing Hub
  • Sales Hub
  • Service Hub
  • Content Hub

Customer Platformでは、各HubのStarter、Professional、Enterpriseの各エディションをセットにしたプランが用意されています。

複数のHubを個別に購入するよりも、安く購入できます。HubSpotの関連サービスをまとめて使いたい企業には、向いています。

Operations Hub

HubSpotのOperations Hubは、ビジネス全体の運営効率を高めるためのプラットフォームです。普段の業務で繰り返し発生する作業を自動化し、社内のさまざまなシステム間で情報がスムーズに流れるようにします。

ほかのHub(MarketingやSales、Serviceなど)と連携することで、顧客データのブラックボックス化を防ぎ、よりスムーズな対応ができます。それぞれのプランの料金と含まれるコアシート数は、下記の表にまとめました。

プラン名月額料金(税込)含まれるコアシート数
無料版0円
Starter1,800円
※年間払い:12,960円(月1,080円)
1人分
Professional96,000円
※年間払い:648,000円(月54,000円)
1人分
※14日間のトライアルあり
Enterprise240,000円5人分
※14日間のトライアルあり

ProfessionalプランとEnterpriseプランには、14日間の無料トライアルもあります。特に、データの分断に課題を感じている企業や、手作業が多く生産性を向上させたい企業には強力な武器です。

Operations Hubで面倒な手作業や、データの不整合から解放できるため、ビジネスの「見えないコスト」を削減できます。
まずは、無料トライアルで効果を実感してみてはいかがでしょうか?導入する際のご不明点があれば、HubSpot無料相談会をご活用ください!

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2024年3月以前にHubSpotを契約した方はこちら

2024年3月4日以前にHubSpotを契約した方は、現在も以前の料金プランを利用中だと思います。2024年3月5日より、HubSpotはシートベースの現在のプランに移行しました。

ここでは「Sales Hub Professional」を例に、現在のプランと2024年3月4日より前に契約したプランを比較します。

今後のユーザー追加やプラン変更の際に参考となるよう、下記の比較表で変更点を詳しく見ていきましょう。

▼現在のプランと以前のプランの比較

シミュレーションの条件:営業ユーザーが5名、コアユーザーを5名の場合

2024年3月4日以前の価格体系

項目月額費用年額費用
Sales Hub
Professional ユーザー5名
60,000円/5名720,000円/5名
Sales Hub
Professional 追加ユーザー0名
12,000円/名0円0円

2024年3月5日以降の価格体系

項目月額費用年額費用
Sales Hub
Professional ユーザー5名
12,000円/名60,000円/5名720,000円/5名
コアユーザー:5名6,000円/名30,000円/5名360,000円/5名

フル活用する営業ユーザーが5名、データの閲覧と編集ができるコアユーザーを5名と仮定します。旧プランは、60,000円/5ユーザーで月60,000円(税抜)かかります。

これに対して現在の価格体系では、営業ユーザー5名分に加え、コアユーザーにも課金が必要です。6,000円/ユーザー×5=月30,000円(税抜)かかるため、月額90,000円(税抜)かかります。

つまり、現在のプランだと、コアユーザー分の料金が増えています。

今度は、営業ユーザーが10名、コアユーザーを10名と仮定したときのシミュレーションを見てみましょう。

▼現在のプランと以前のプランの比較

シミュレーションの条件:営業ユーザーが10名、コアユーザーを10名の場合

2024年3月4日以前の価格体系

項目月額費用年額費用
Sales Hub
Professional ユーザー5名
60,000円/5名720,000円/5名
Sales Hub
Professional 追加ユーザー5名
12,000円/名60,000円/5名720,000円/5名
サブスクリプションの合計金額月額費用年額費用
120,000円/10名1,442,000円/10名

2024年3月5日以降の価格体系

項目月額費用年額費用
Sales Hub
Professional ユーザー10名
12,000円/名120,000円/10名1,442,000円/10名
コアユーザー:10名6,000円/名60,000円/10名720,000円/10名
サブスクリプションの合計金額月額費用年額費用
180,000円/10名2,160,000円/10名

2024年3月5日より前のプランであれば、10名で利用するにはSalesHubのProfessionalプランに、5名分の追加料金がかかります。12,000円/ユーザー×5=月60,000円の追加ユーザー分が加算されるため、月額料金は120,000円(税抜)です。

しかし、現在の価格体系の場合、その金額にコアユーザー(閲覧・編集が可能なユーザー)10名分の金額が加算される仕組みです。

6,000円/ユーザー×10=月60,000円(税抜)が別途かかるため、月額180,000円(税抜)となります。

コアユーザーの概念ができたのが大きな特徴で、その人数により金額が左右されやすくなります。

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HubSpotのコストパフォーマンスを高めるためのポイント

HubSpotは非常に多機能で魅力的なプラットフォームです。

しかし、その機能を最大限に活かし、投資に見合う効果を得るためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

  • 無料機能を活用する
  • 導入する目的を定める
  • HubSpotパートナーに相談する

それぞれ、確認しましょう。

無料機能を活用する

HubSpotには、期間制限がない無料機能が充実しています。CRMや基本的なEメールマーケティング、フォーム作成、チャット機能などと多岐に渡るサービスです。

有料プランを検討する前に、まずはこれらの無料機能を実際に使ってみることを強くおすすめします。実際に操作しないと自社の業務フローに本当に合っているのか、具体的に判断するのは難しいと言えます。

>>HubSpotの無料版でできることについてわかりやすく解説!

導入する目的を定める

高機能なツールであるHubSpotをせっかく導入しても、社内で十分に活用されなければ、その投資効果は期待できません。「とりあえず導入したものの、結局あまり使われなかった」という事態を避けるためには、HubSpotを導入する目的を定めることが不可欠です。

HubSpotを入れて改善できる点を事前に考えて、達成したいことや改善したいことを具体的にしましょう。

HubSpotのどの機能がそれぞれの目標達成に貢献できるのかを検討することで、導入する意義が明確になります。HubSpotを導入する方法は、下記の記事をご参照ください。

>>HubSpotの導入方法を4ステップで解説!事例や無料機能も

HubSpotパートナーに相談する

自社だけでHubSpotの導入や最適なプラン選択、効果的な活用方法を見つけ出すのが難しい場合があります。そのようなときは、専門知識を持つHubSpot認定パートナー(代理店)に相談することも有効です。

パートナーは、自社の具体的なニーズや課題に合わせたプロの視点からの提案をしてくれます。特に、CRM・SFAツールの導入経験がない企業や、より戦略的な活用を目指したい場合には、効果的です。

詳しくは、以下の記事もご覧ください。

>>HubSpotの認定パートナー(代理店)を利用するメリットとは?導入を検討している方必見!

HubSpot導入で後悔しないために、まずは無料版で試し、導入目的を明確に!迷ったら専門家パートナーの力も借りると、コストパフォーマンスが高まります。

HubSpotの料金体系を理解した上で適切なプランを導入しよう

HubSpotの各製品には、無料版からEnterpriseまで、ビジネスの規模や目的に合わせたプランが用意されています。

それぞれのHubでできること、プランごとの機能差、そしてSalesforceといった他社製品との料金比較も参考に選ぶことが大切です。

2024年3月5日からの新料金体系では、シートの概念が導入されました。まずは導入目的を明確にし、無料プランから始めましょう。

事前に相談があれば、下記よりHubSpotの無料相談会にお気軽にご参加ください。貴社に最適なプランや活用方法をご提案します。

HubSpotの使い方、活用方法がわかる、無料のオンライン相談会を開催中です。

「HubSpotで何ができるか知りたい方」はもちろん、「すでに利用しているがもっとフル活用したい方」もお気軽にご参加ください。

詳細は「HubSpotをより活用したい方へ!無料のオンライン相談会を実施中!」にて、ご確認ください。

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。