
HubSpotとNotionを連携すると、顧客情報や商談情報、社内ナレッジを自動で紐付けられるようになります。情報の二重入力を削減できるだけでなく、営業・カスタマーサクセス・開発チーム間の情報共有もスムーズになる点が魅力です。
なお、HubSpotとNotionの連携は公式アプリによる連携をはじめ、iPaaSやAPI開発による連携方法も用意されています。ただし、利用中のプランや実現したい運用によって最適な連携方法は異なるため、自社に合った方法を選択することが重要です。
本記事では、HubSpotとNotionの違いや連携方法、メリットや注意点をわかりやすく解説します。HubSpotとNotionの連携を検討している方や、自社に適した連携方法を知りたい方は、ぜひご参照ください。
HubSpotとNotionの連携方法は、利用中のプランや運用体制によって最適な方法が異なります。自社の運用に適した連携方法がわからない場合は、ぜひHubSpot相談会をご活用ください。
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コンテンツ目次
HubSpotとNotionの違いは?

HubSpotとNotionを連携する前に、役割や得意分野の違いを理解しておくと、どのような業務を効率化できるのかイメージしやすくなります。
HubSpotは顧客・商談情報を管理するCRM・SFAツールで、営業活動やマーケティング活動の可視化に強みがあります。一方、Notionはドキュメント作成やタスク管理、社内ナレッジ共有に活用できるワークスペースツールです。
ここで、それぞれの違いを下記の表にまとめました。
| 項目 | HubSpot | Notion |
|---|---|---|
| 主な用途 | CRM・営業管理 | ドキュメント・タスク管理 |
| 得意なこと | 顧客管理・商談管理など | ナレッジ共有・資料管理など |
| 管理する情報 | 顧客データ | 社内情報 |
HubSpotは顧客情報を管理するツール、Notionは社内情報を整理・共有するツールと考えると、わかりやすいでしょう。それぞれ連携することで、HubSpotで管理する顧客情報と、Notionで管理する社内ナレッジを一元化できます。
結果的に、正確な顧客管理とシームレスな情報共有ができて、社内でのやりとりがスムーズになります。
HubSpotはCRM・SFAツール、Notionはワークスペースツールのため、そもそも役割が異なります。HubSpotの代替としてNotionを導入するのではなく、それぞれの強みを活かして顧客管理と情報共有を効率化しましょう。
HubSpotとNotionを連携する4つの方法
HubSpotとNotionを連携する方法は、大きく4つあります。4つの連携方法の特徴を、一覧表にまとめました。
| 連携方法 | 連携手順 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| HubSpot公式の連携アプリ | HubSpot Marketplaceからインストールする | HubSpot Data HubStarter以上の有料プラン契約が必要 |
| 専用アプリ「Sync for Notion」 | HubSpot Marketplaceからインストールする | ・2026年5月リリースの最新国産アプリ ・HubSpot全6オブジェクトに対応 |
| iPaaS仲介 | iPaaSサービスを仲介して連携をする | 公式の連携機能が使えない場合などに最適 |
| API開発 | HubSpot APIとNotion APIでカスタム連携をする | ・自由度が高い反面、工数が必要になる ・自社で保守運用をする必要がある |
ただし、利用中のHubSpotプランや必要な機能、社内の運用体制によって最適な連携方法は異なります。自社の予算や開発リソース、どこまでの自動化を求めるかに合わせて、連携方法を選択しましょう。
HubSpot公式の連携アプリ
HubSpotでは、Notionとの同期に対応した公式の連携アプリが提供されています。HubSpotのマーケットプレイスからインストールできる、Notionデータベースとの「双方向データ同期アプリ」です。
>>HubSpotと連携できるおすすめのツール・アプリ41選!マーケ・営業・CSから会計まで
HubSpot公式の連携アプリは、HubSpotのダッシュボードにあるマーケットプレイスからインストールできます。

ただし、HubSpot公式の連携アプリを利用するためには、Data HubのStarter以上の有料プラン契約が必要です。Starterプランの料金は年間契約で月額840円(税込)、月額契約で月額1,200円(税込)です。
すでにData Hubの有料プランを契約している方はもちろん、Notionで書いた会議メモや商談情報をHubSpot側に自動反映させたいチームに適しています。
>>HubSpot「Data Hub(旧Operations Hub)」とは?機能や料金プランを解説
専用アプリ「Sync for Notion」
HubSpotとNotionを連携する2つ目の方法は、専用アプリ「Sync for Notion」を利用する方法です。「Sync for Notion」は、HubSpotゴールドパートナー「株式会社StarLink」が開発した連携アプリで、2026年5月にリリースされました。
先に紹介した公式アプリと同様に、HubSpotのマーケットプレイスからインストール可能です。

「Sync for Notion」を利用すると、HubSpotのレコード画面上からNotionのページやデータベースを作成・編集・参照できます。HubSpotとNotionを行き来する手間を削減できるため、営業活動や情報共有がしやすくなる点がメリットです。
なお、以下6つのHubSpotオブジェクトに対応しており、HubSpotとNotionの情報を双方向で連携できます。
- コンタクト
- 会社
- 取引
- チケット
- サービス
- プロジェクト
料金プランは、無料プランのほか、プロプラン(月額3,000円・税別)、エンタープライズプラン(月額8,000円・税別)が用意されています。
営業メモや議事録などをNotionで管理しながら、HubSpot上で顧客情報をまとめて確認したい企業におすすめです。
iPaaS仲介
HubSpotとNotionを連携する3つ目の方法は、iPaaSを仲介する方法です。iPaaSとは、クラウド上で異なるアプリ同士をノーコードでつなぐ仲介プラットフォームのことです。
iPaaSを利用すると、HubSpotとNotionを直接連携するだけでなく、複数のアプリを組み合わせた業務フローも構築できます。HubSpot公式アプリでは実現できない複雑な連携や、より柔軟な自動化をしたい場合は、iPaaSの活用がおすすめです。
ここでは、HubSpotとNotionの連携に対応している代表的なiPaaSサービスを3つ紹介します。
- Zapier
- Yoom
- Make(旧Integromat)
それぞれの特徴を、詳しく見ていきましょう。
Zapier

Zapierは、アメリカ発のiPaaSサービスです。HubSpotやNotionをはじめ、9,000以上のWebアプリケーションとの連携に対応しています。
ノーコードで業務フローを構築できるため、プログラミングの知識がなくても自動化を実現できます。
主に「トリガー」と「アクション」を組み合わせて業務フローを構築する仕組みです。例えば「HubSpotで新しい会社情報が登録されたらNotionにページを作成する」といった自動化ができます。
ZapierにはHubSpotとNotionの連携テンプレートも豊富に用意されているため、イメージしやすい点も特徴です。
Yoom

Yoom(ユーム)は、日本発のデータベース型iPaaSサービスです。HubSpotやNotionを含む750種類以上のサービスとの連携に対応しており、ノーコードで業務の自動化ができます。
操作画面やヘルプ、サポートがすべて日本語で提供されているため、海外製ツールに不安がある企業にもおすすめです。テンプレートも豊富に用意されているため、専門知識がなくても比較的スムーズに連携ができます。
また、Yoomには業務フローを自動化する「フローボット機能」や、AIが業務を実行する「AIワーカー」機能があります。HubSpotやNotionに加えて様々なツールと組み合わせながら、業務に適したカスタマイズも可能です。
日本語のサポートを受けながら、AIを活用した業務効率化をしたい企業におすすめです。
Make(旧Integromat)

Make(メイク)は、チェコ発祥のビジュアルiPaaSサービスです。以前は「Integromat(インテグロマット)」というツール名でしたが、2023年のアップグレードに伴い「Make」に名称変更されました。
Makeの特徴は、画面上でアプリのアイコン同士を線でつなぎながら、業務フローを視覚的に設計できる点です。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、複雑な業務フローも自由にカスタマイズできます。
例えば「HubSpotで取引が受注になったらNotionに専用ページを作成してSlackへ通知する」といった複数のツールを組み合わせたワークフローも構築可能です。
HubSpotとNotionを中心に、自社の複雑なワークフローを柔軟に自動化したい企業におすすめです。
API開発
HubSpotとNotionを連携する4つ目の方法は、API開発による連携です。APIとは、異なるシステム同士を接続するための仕組みのことです。
HubSpotとNotionが提供するシステム接続用の窓口であるAPIを利用して、エンジニアが独自の連携システムを構築します。
API開発による連携は、公式アプリやiPaaSでは実現できない細かなカスタマイズができる点がメリットです。自社独自の業務フローに合わせて柔軟に連携を設計できるため、自由度の高い運用を実現できます。
一方で、API開発や運用には、専門的な知識が必要です。HubSpotやNotionの仕様変更に合わせてメンテナンスをする必要があるため、継続的な開発リソースが求められます。そのため、専用アプリで要件を満たせない運用をしている企業や、高度なセキュリティ要件を必要とする大企業に適した方法です。
HubSpotとNotionの連携方法は複数あるため、自社の規模や実現したい業務フローによって最適な選択肢が異なります。自社に適した連携方法がわからない場合は、ぜひHubSpot相談会をお気軽にご活用ください。
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HubSpotとNotionを連携する際の活用イメージ

HubSpotとNotionを連携すると、HubSpot側で更新している顧客情報が、Notionに自動で反映されます。情報の転記作業や共有漏れを防ぎながら、営業活動やプロジェクト管理、顧客対応を効率化できます。
HubSpotとNotionの連携した代表的な活用イメージは、以下の3つです。
- 受注と同時にクライアント専用の管理ページを作成する
- CRMに商談メモや議事録を自動で紐付けする
- 問い合わせ内容に応じた社内ナレッジを即時に呼び出す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
受注と同時にクライアント専用の管理ページを作成する
1つ目は、HubSpotで商談が受注になったタイミングで、Notionに案件やタスク管理を自動作成する活用方法です。案件ごとのタスク管理表や議事録などをあらかじめテンプレート化しておけば、受注後すぐにプロジェクトを開始できます。
営業から制作、開発、カスタマーサクセスへの引継ぎがシステム上で完結するため、連絡ミスやタイムラグを防止できます。
CRMに商談メモや議事録を自動で紐付けする
2つ目は、Notionで作成した商談メモや議事録、提案資料をHubSpotの顧客情報や取引情報と紐付ける活用方法です。営業担当者が普段通りNotionに議事録や資料を作成するだけで、関連する情報をHubSpot側にも自動で反映できます。
「議事録はNotionにあるが、HubSpotには記録されていない」といった情報の分断を防げます。
Notionにメモを残すとHubSpotに自動的に商談履歴が残るため、チーム内で情報共有がしやすくなる点もメリットです。
問い合わせ内容に応じた社内ナレッジを即時に呼び出す
3つ目の活用方法は、Notionで管理している社内ナレッジをHubSpotと連携する使い方です。具体的には、顧客からの問い合わせ内容の対応に必要なFAQや業務マニュアル、製品資料などを参照できる環境を作ります。
HubSpotで管理している問い合わせ情報とNotion内のナレッジを紐付けることで、必要な情報へ素早くアクセスできるようになります。
営業担当者やカスタマーサポート担当者が回答を探す時間を削減できるため、対応業務の効率化が可能です。結果的に、対応スピードの向上や回答品質の均一化も期待できます。
HubSpotとNotionを連携すると、情報の転記やツール間の移動などの手間を削減可能です。営業・カスタマーサポート・プロジェクト管理など、さまざまな業務の効率化につながります。
HubSpotとNotionを連携させる3つのメリット

HubSpotの顧客管理機能とNotionのドキュメント管理機能を連携することで、営業活動から情報共有、プロジェクト管理までを効率化できます。
ここでは、HubSpotとNotionを連携する主なメリットを3つ紹介します。
- 情報の二重入力がなくなり、転記ミスや工数を削減できる
- HubSpotアカウントを持たない社内メンバーとも情報を共有できる
- Notion内の顧客データベースを常に最新情報に一元化できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
情報の二重入力がなくなり、転記ミスや工数を削減できる
HubSpotとNotionを連携すると、顧客情報や商談情報を手動で転記する手間を削減できます。
例えば、HubSpotで商談が受注となったタイミングで、Notionに案件ごとのプロジェクトページや議事録テンプレートを自動作成できます。
これまで営業担当者が行っていた顧客情報のコピペ作業が不要になるため、転記ミスや更新漏れの心配がありません。結果的に事務作業にかかっていた時間を削減できるため、営業活動や顧客対応などの業務に集中しやすくなります。
HubSpotアカウントを持たない社内メンバーとも情報を共有できる
HubSpotには、顧客情報や商談状況、契約内容、顧客からの要望などが蓄積されます。一方で、受注後の制作・開発・カスタマーサクセスなどの業務は、Notionの案件ページやタスク管理ページで進めている企業も多いです。
HubSpotとNotionを連携すれば、顧客情報や商談状況、顧客からの要望などを全社共通のNotion上で共有できます。普段HubSpotを利用しないメンバーも必要な情報を確認しやすくなるため、部門をまたいでの情報共有もスムーズになります。
結果として、営業や開発、カスタマーサポートなどの部署とも連携が強化されて、業務を円滑に進めやすくなる点がメリットです。
Notion内の顧客データベースを常に最新情報に一元化できる
HubSpotとNotionを別々に使っていると、HubSpotで更新された顧客情報や商談情報を、Notionの各ページへ手作業で転記する手間が発生します。
例えば、顧客ごとの議事録ページや案件管理ページ、社内向けのナレッジページなどで顧客
情報を管理しているケースがあります。HubSpotで情報が更新されるたびに、関連するNotionのページも手動で修正しなければなりません。
一方で、HubSpotとNotionを連携すれば、HubSpot側で更新された情報をNotionへ自動で反映できます。そのため、顧客に関する情報を複数のページで管理している場合でも、最新情報を共有しやすくなります。
結果として、情報の更新漏れや確認作業の負担を軽減できるだけでなく、社内での情報共有がスムーズになる点がメリットです。
HubSpotとNotionを連携すると、転記作業や確認作業といった日常業務の負担軽減につながる点がメリットです。特に複数部門で顧客情報を活用している企業は、連携による効果を実感しやすいでしょう。
HubSpotとNotionを連携する際の注意点

HubSpotとNotionを連携する際には、注意しておきたいポイントが3つあります。
- 公式の双方向同期は「Data Hub Starter」以上の有料プラン契約が必要である
- 高度な統合やデータ整理には「Data Hub Pro」が必要である
- 大規模データベースの初回同期には時間がかかる場合がある
注意点を把握したうえで、連携を検討してみましょう。
公式の双方向同期は「Data Hub Starter」以上の有料プラン契約が必要である
HubSpot公式の双方向データ同期アプリを利用するには、Data HubのStarterプラン以上が必要です。無料プランでは利用できないため、公式アプリによる連携を検討している場合は、事前に契約プランを確認しておきましょう。
また、現時点では双方向同期機能が「プライベートベータ版」のため、すべてのアカウントで今すぐ有効化できるわけではありません。利用可否については、HubSpotの最新情報を確認することをおすすめします。
なお、HubSpotの料金体系については下記の記事で詳しく解説しているので、あわせてご参照ください。
>>【2026年最新】HubSpotの料金体系!価格がとても分かりにくいので調べてみた
高度な統合やデータ整理には「Data Hub Pro」が必要である
HubSpotとNotionの連携で複数のデータベースを統合したり、同期前にデータの条件分岐をつくったりする場合は、さらに高価なData Hub Proの契約が必要です。
例えば、次のような高度な運用を想定している場合は、Starterプランでは対応できない可能性があります。
- 「特定条件に一致するデータのみ同期する」
- 「複数のデータベースを統合して管理する」
実現したい運用によって必要なプランが異なるため、導入前に要件を整理しておくことが重要です。
大規模データベースの初回同期には時間がかかる場合がある
すでにNotionやHubSpot内に大量のデータが溜まっている場合、初回のデータ同期完了までに数日かかるケースがあります。具体的には、過去の膨大な議事録や数万から数百万件の顧客レコードなどです。
ただし、同期に時間がかかるのはツール側の不具合ではありません。接続先アプリであるHubSpotやNotion側の「APIの通信速度制限」による仕様のためです。
連携を開始した直後はデータが小出しに反映されるため、業務に影響が出ないような工夫が大切です。「土日の間に初回同期を走らせておく」などの事前のスケジュール調整や運用ルールを社内で決めておくと安心です。
HubSpotとNotionの連携方法によって必要なプランや利用できる機能は異なります。導入前に実現したい運用を整理しておくことで、スムーズに連携を進められます。
HubSpotとNotionを連携して情報の一元管理を実現させよう
HubSpotとNotionを連携すると、顧客情報や商談情報、社内ナレッジを効率的に管理できるようになります。情報の二重入力を削減できるだけでなく、部門を横断した情報共有や業務効率化ができる点が魅力です。
連携方法には、HubSpot公式アプリやiPaaS、API開発など複数の選択肢があります。それぞれ必要なプランや実現できる内容が異なるため、自社の運用体制や目的に合わせて選ぶことが重要です。
HubSpotとNotionを活用して、顧客情報と社内ナレッジを一元管理できる環境を構築しましょう。
HubSpotとNotionの最適な連携方法は、利用中のプランや運用体制によって異なります。自社に適した連携方法にお悩みの場合は、ぜひHubSpot相談会をご活用ください。運用状況に合わせた最適な方法をご提案いたします。
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2022.11.18
2026.06.26
















