MAツールやCRMツールの導入を検討する際、多くの企業がHubSpotとSalesforceの選択に悩みます。
両者は業界をリードする存在ですが、それぞれ特徴があり、企業の規模や目的によって適しているツールが異なります。
「HubSpotとSalesforceのどちらが自社に適しているのか?」
「両者の違いは具体的にどこにあるのか?」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、HubSpotとSalesforceの基本情報から料金体系や機能の違い、さらには実際の評判・口コミまでを徹底比較します。
また、それぞれのツールがどのような企業に適しているかも解説するので、ぜひ最後まで読んでお役立てください。
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コンテンツ目次
HubSpotとSalesforceの基本情報を比較
HubSpotとSalesforceの違いを説明する前に、まずはHubSpotとSalesforceの基本的な概要や仕組みについて解説します。
HubSpot(ハブスポット)とは
HubSpotは、マーケティングやセールス、カスタマーサービスを一つに統合したクラウド型のプラットフォームです。アメリカに本社を置き、120カ国以上18万4000社以上が導入しています。
具体的には、顧客管理や営業管理、Web分析/マーケティング自動化、顧客サポートに関する機能等が幅広く使えます。
他社の有名なMAツールは、そもそもSFAやカスタマーサクセスに関する機能が搭載されていないなど、一部の機能に特化しているケースがほとんどです。
また、顧客情報を一括管理できる点や、使いやすい画面構成を採用している点も特徴です。直感的な操作性と分かりやすいインターフェースのため、社内導入がスムーズに進められます。
CRMツールを初めて導入する企業や予算を抑えたい中小企業、機能カスタマイズを求める大企業など、多様なニーズに対応可能です。
HubSpotに関しては、下記の記事で詳細に解説しています。気になる方はご参照ください。
>>HubSpotとは?選ばれる理由や7つの主要機能を徹底解説
Salesforce(セールスフォース)とは
Salesforceは、アメリカのセールスフォースドットコム社が開発したCRM(顧客管理)ツールです。CRMを核として、営業支援やマーケティング、カスタマーサービスなど、さまざまな機能を統合したプラットフォームです。
HubSpotと競合するような幅広い機能を提供し、利用する企業のニーズに合わせたカスタマイズができます。
Salesforceの主力製品であるSales Cloudは、見込み顧客管理や取引管理、レポート作成など強力な営業支援機能(SFA)を提供しています。AIを活用して、営業プロセスの自動化や意思決定の支援も可能です。
ただし、製品ごとに操作方法や他ツールとの連携方法が異なるため、新機能の習得にはハードルが高いと言えます。
高度なカスタマイズには、専門的な知識が必要となる場合も少なくありません。
HubSpotとSalesforceの料金の違いを比較
HubSpotとSalesforceは、それぞれがSFAの領域で提供するものでありながら、料金体系において大きな違いがあります。
Salesforceでは、料金がユーザーごとに設定されています。例えば、Sales CloudのEnterpriseプランでは1人当たりの月額が19,800円(税別)であり、10人のユーザーを登録する場合、月額198,000円(税別)が必要です。
Salesforceの月額料金については、下記の記事にまとめているので、ご確認ください。
>>【2024年最新版】Salesforceの月額料金はどのくらい?プランごとの費用を解説!
なお、Salesforceは2023年8月に約9%の値上げを実施しました。2010年から現在の値上げ率を見ると、28〜32%もアップしています。
>>Salesforceが2023年に値上げ!最大月額60,000円/ユーザーに|おすすめの乗り換え先を紹介
一方で、HubSpotの月額料金は、Salesforceよりもリーズナブルです。Sales Hub Professionalプランは年間払いの場合、月額10,800円/シートがかかります。
上記のシートは、2024年3月5日からの新プランで導入されたもので、閲覧と編集をするための権限です。
レコードの編集・更新にはシート購入が必要ですが、データやレポートの閲覧のみのユーザーは無料で追加できます。
具体例として、10名の営業チームのうち5名がSales Hub Professionalプラン、残り5名が無料プランを使用する場合を考えましょう。
月額コストは「10,800円×5名=54,000円」となり、Salesforceを使用する場合と比べて約4分の1のコストで済みます。
権限に応じたユーザー管理ができるため、コスト効率の良い使い方が可能です。
権限の違いはあるものの、Salesforceより安く使えるのはHubSpotのメリットです。あわせて、下記の動画や記事もチェックしましょう。
>>【解説動画あり】HubSpotの料金はいくら?価格や費用をプランごとに解説
HubSpotとSalesforceのMAツールの違いを比較
HubSpotとSalesforceのMAツールには、以下のような違いがあります。
HubSpot(Marketing Hub) | Salesforce(Marketing Cloud Account Engagement:旧Pardot) | |
特長 | インバウンドマーケティング | 営業チームとの連携 |
目的 | 自社の商品やサービスへの関心を見込み顧客に深めること | 効率的な営業活動 |
機能 | • ブログ投稿 • ホワイトペーパー/eBook作成 • 紹介動画 • SNS情報発信 | • リード管理 • 取引先責任者管理 • 商談管理 • レポート/ダッシュボード作成 |
▼MAツール比較表
MAツールとして代表的な5社(Salesforce、Pardot、Marketo、SATORI、HubSpot)の比較表を用意しました。興味がある方は、下記よりダウンロードしてください!
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インバウンドマーケティング強化に|HubSpot Marketing Hubの特徴
HubSpotのMAツールはMarketing Hubが該当し、インバウンドマーケティングに特化しています。主な対象は、興味を示している、または今後興味を示す可能性がある「見込み顧客」です。
インバウンドマーケティングの目的は、自社の商品やサービスへの関心を深めてもらうことです。
そのため、ブログ投稿やホワイトペーパーにeBookの作成、紹介動画の制作、SNSを通じた情報発信などができます。
豊富で質の高いWebコンテンツの提供ができれば、SEOやSNSから集客ができるようになります。集客の仕組みを構築することで、新規顧客を獲得するのに必要なコストも下げられる点もメリットです。
HubSpot Marketing Hubの詳細は下記の記事をチェックしましょう。
>>【MAツール】HubSpot Marketing Hubの魅力や機能を解説
営業との連携を重視するなら|Marketing Cloud Account Engagementの特徴
SalesforceのMAツールは、同社が提供するMarketing Cloud Account Engagementです。2022年4月7日よりSalesforce Pardot(パードット)から名称が変更されました。
主な機能は、リード管理や取引先責任者、取引先、商談の管理を一元化し、営業チームの活動を追跡するものです。レポートやダッシュボードを作成する機能も充実し、営業成果の分析と可視化をサポートできます。
また、通知機能を利用すると、見込み顧客が特定のアクションをした場合に、リアルタイムに適切な施策を打てるようになります。
例えば、ホワイトペーパーがダウンロードされた際に、キャンペーン情報をユーザーのメールアドレス宛に送信することも可能です。
Salesforceの豊富な機能は、営業チームの連携と効率を高める強力なツールです。
HubSpotとSalesforceのCRMツールの違いを比較
続いて、HubSpotとSalesforceのCRMツールの違いです。
HubSpot(HubSpot CRM) | Salesforce(Sales Cloud) | |
特長 | 多くの機能を無料で使える | 営業活動を効率化できる |
メリット | • コストを抑えられる • 必要な機能のみ選択できる | • 顧客管理や現場の動きを可視化できる • 営業に関するノウハウを共有できる • 多言語に対応している |
適している企業 | • コスト意識の高い企業 • 必要な機能を選びたい企業 | • リード数が多い企業 • 海外にも拠点がある |
無料で使える!HubSpot CRMの特徴
HubSpotの特長は、無料プランでも多彩な機能を提供している点です。
機能の制限はあるものの、HubSpot CRMであれば、コンタクトデータベース機能や広告の管理機能、MTG設定機能は利用できます。
例えば、HubSpot無料版のコンタクトデータベース機能を用いると、企業や担当者情報のデータベースを100万件まで作成可能です。
企業の売上や従業員数、担当者とのやりとりや購買履歴などの情報を、HubSpot無料版で管理できる点はメリットです。
機能に応じて有料プランに途中から移行できるため、初期投資を抑えたい、必要最低限の機能から始めたいなどの企業に向いています。
また、HubSpotは他社のツールと連携することで、より便利に使えます。メールやカレンダー、会計ソフトなど、日常的に使用しているツールも多く含まれていますので、ぜひ下記の記事をご参照ください。
>>HubSpotと連携できるツール20選!メールや会計ソフト、カレンダーなど
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リード数の多い企業におすすめ!Sales Cloudの特徴
Sales Cloudは、営業活動の効率化に特化したツールです。最低でも月額3,000円(税抜)かかりますが、どのプランにもCRM機能が搭載されています。
大きな特長は、顧客管理や現場の動きを可視化できる点です。顧客情報や営業活動の進捗状況をリアルタイムで把握できるようになり、営業チーム全体の動きを効果的に管理し、戦略的な意思決定ができます。
Sales Cloud内でノウハウの共有も可能です。成功事例や効果的なアプローチ方法など、営業に関する重要な情報を組織全体で共有すれば、チーム力の向上につながります。
また、多言語に対応しているため、グローバルな事業展開をしている企業に最適です。
特に、大量のリードを効率的に管理し、優先順位付けや適切なフォローアップをしたい場合に向いています。
HubSpotとSalesforceの評判・口コミの違いを比較
ここからは、HubSpotとSalesforceを実際に利用しているユーザーの声をチェックしていきましょう。
HubSpotの良い・悪い評判や口コミ
まずは、HubSpotの評判や口コミからです。
小規模事業者で、ビジネス内容が不安定であったり、管理状況が定まっていなくても、無料〜低価格でも使用開始できるCRMなので、お試しから始めるのにもよいと思います。
各種情報入力の際、無料でもいくつかの自由入力欄を作ることができるので、事業者の想定に合わせやすかったです。
引用:ITreview
HubSpotは非常に使いやすく、無料で多くの機能を提供している点が魅力です。特に、企業として初めて顧客管理を始める際にはぴったりのツールだと思います。最小限の設定から運用を開始でき、必要に応じてCRM、マーケティング、セールスなどの機能を追加することが可能です。この柔軟性は非常にありがたいです。
引用:ITreview
上記のように無料で多くの機能を利用できる点を評価する評判・口コミが多々ありました。
無料でありながら、設定がしやすくカスタマイズもある程度できる点は、HubSpotの大きなメリットです。
そのため、顧客管理ツールを初めて導入する企業や予算が少ない会社には、使いやすいサービスと言えます。
機能が多すぎて使いこなせている感じがあまりしないです。また、希望どおり運用するにはアップグレードしないといけなかったりするので、かゆいところに手が届かない
引用:ITreview
良い評判・口コミが多いのに対して、機能や有料版の多さに戸惑う声もあります。複雑な機能が多くあると、ユーザーとしては使いこなせないと思ってしまうと考えられます。
また、あくまで無料版なので、カスタマイズの範囲によってはアップグレードしないといけない点も無視できません。
しかし、これらのデメリットは知識や経験不足によるものです。事前に認定パートナーとなる会社に相談すれば、不安なく導入できます。
HubSpotの公式パートナーは、製品の知見が深く導入事例も多いため、適切なサポートができます。
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Salesforceの良い・悪い評判や口コミ
Salesforceの評判を確認しましょう。
SFA/CRM系のツールとしては多くの機能も備えており、非常に多くのことができる。商談管理画面では、履歴さえちゃんの入力をすれば会社の資産として提案の成功事例、失敗事例を蓄積し、効果的な営業戦略につなげることができ、その後のナーチャリングまでSales Cloudで完結できる。使いこなすのは難しいが、レポートやダッシュボードの機能も充実しているので、営業進捗や顧客データの可視化ができ、定量的に会議を進めることもできる。
引用:ITreview
他の社内システムに比べて特に優れている点・利用用途にあわせた自由度の高さ・ノーコードで編集できるため、敷居が低い・大手なのでサポートが充実していること
引用:ITreview
Salesforceは、SFA/CRM系のツールとして多彩な機能を備えており、ユーザーからは高い評価を得ています。特にノーコードのため、プログラミングの経験がなくても使えるのは、嬉しいポイントです。
価格自体も非常に高額なので、複数の機能を使わないのであれば、もっと安価で優れたUI/UXの国内SFAも多いが何年もカスタマイズしながらデータを蓄積してきたので、やめるにやめられない状態にも陥ってしまう。より感覚的に機能を使えるようなUIに改善したり、日本語でのマニュアルを充実させてほしい
引用:ITreview
使える機能が多すぎて、使いこなせていない部分があるため、活用ガイドのようなものを見れるようにしてもらえるともっと有効利用出来ると思います。
引用:ITreview
一方で、多機能で複雑である点が指摘されています。十分にSalesforceを使いこなせない、価格に対して実際に使っている機能が少ないと感じるユーザーが多い印象を受けました。
しかし、これらの課題は適切な導入支援と継続的な利用によって克服しやすくなります。社内に専任の担当者を設けて、日々学んで運用していくことが大切です。
高額で上手く使いこなせていないなどの理由で、実際にSalesforceからHubSpotにリプレースされる方も多くいます。
徹底比較!HubSpotとSalesforceのどちらがおすすめ?
機能面や評判・口コミの内容を踏まえて、HubSpotとSalesforceのどちらがおすすめかをまとめていきます。
どちらかのツールをこれから導入しようと検討している方は、該当する方を選びましょう。
HubSpotがおすすめの企業 | Salesforceがおすすめの企業 |
・コストを抑えて導入したい ・よりシンプルに使っていきたい ・インバウンドマーケティングを強くしたい | ・複数の部署をまたがって活用したい ・Salesforceの専任担当が在籍している ・より複雑なカスタマイズが必要 |
コストパフォーマンスを重視するならHubSpot、機能面を重視するならSalesforceを選択することをおすすめします。
Salesforceユーザーで機能過多に感じている場合は、HubSpotに乗り換えることで安く利用可能です。
SalesforceからHubSpotに移行する手順は下記の記事で紹介しています。
>>SalesforceからHubSpotに移行するには?流れや注意点も解説!
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HubSpotとSalesforceを連携するケース
HubSpotとSalesforceを連携すると、両ツールの強みを最大限に活かせます。
この連携により、営業とマーケティングの協力が強化され、顧客データの一元管理やリードナーチャリングがより効果的に実施できます。
Webページの閲覧数やクリックデータ、メール開封などの活動履歴を共有し、データを双方向でリアルタイムに同期します。
タイムリーに情報が連携されるため、顧客行動の可視化が容易です。
顧客の興味を持っている段階ですぐにアプローチをかけることで、営業活動が効率化されます。
マーケティングと営業の連携をより強化したい場合におすすめです。
HubSpotは無料版が充実しているため、Salesforceと併用しても追加のコストを抑えられます。両ツールの長所を活かしつつ、費用対効果の高い運用をしましょう!
連携できるデータ
HubSpotからSalesforceに連携できるのは、フォームからの取得データ、ページの閲覧履歴、メール開封履歴、クリックデータなどです。
一方で、SalesforceからHubSpotには、作成したカスタムフィールドがHubSpot上に同期されます。
マーケティングと営業に関するデータが、それぞれ同期できるようになります。必要に応じて連携するデータ項目をカスタマイズできるため、各社のニーズに合わせやすいです。
それぞれ簡単に連携できる
HubSpotのサポートページには、HubSpotとSalesforceの連携手順が詳しく記載されています。
画面キャプチャがあり手順も一つずつ書かれているため、技術的な知識がない方にも決して難しくありません。
SalesforceにHubSpotの連携パッケージをインストールする場合、完了するまで10分ほどかかります。
HubSpotとSalesforceを連携する手順
HubSpotとSalesforceを連携する際は、以下の順番で進めていきましょう。
- 連携に必要な条件を確認する
- HubSpotにSalesforceアプリをインストールする
- SalesforceにHubSpot Integrationアプリをインストールする
- SalesforceにHubSpot Visualforceモジュールを追加する
- HubSpotとSalesforceのデータ同期のルールを設定する
それぞれの詳細は以下の通りです。
1.連携に必要な条件を確認する
HubSpotとSalesforceを連携させるには、特定の条件を満たす必要があります。
- HubSpotの製品エディションに契約している
- HubSpotアカウントでアカウントアクセス権限を持っている
連携を開始する前に、上記の要件を確認しておきましょう。
▼必要なHubSpot製品エディション
- Marketing Hub: ProfessionalまたはEnterprise
- Sales Hub: ProfessionalまたはEnterprise
- Service Hub: ProfessionalまたはEnterprise
- Operations Hub: ProfessionalまたはEnterprise
- CMS Hub: ProfessionalまたはEnterprise
▼Salesforceアカウントに必要な権限とライセンス
- APIアクセスが可能なSalesforceエディション、またはSalesforce Professionalに契約している
- Salesforceシステム管理者であるか、HubSpotとの連携に必要な権限セットが割り当てられている
- 以下のユーザープロファイル管理権限が付与されている
- APIの使用が可能
- 「セットアップと構成の表示」が有効
- HubSpotに同期するオブジェクト(アカウント、キャンペーン、コンタクト、リード、商談)に対する「すべてを変更する」権限
- Modify Metadata権限
- 「AppExchangeパッケージのダウンロード」権限
- Customize Applicationのプロファイル権限
上記の条件を満たしていれば、HubSpotとSalesforceの連携をスムーズに進められます。
2.HubSpotにSalesforceアプリをインストールする
連携する前に条件を整えたら、以下の手順でHubSpotにSalesforceアプリをインストールします。
- HubSpotアカウントへログイン
- ナビゲーションバーから「アプリマーケットプレイス」を選択
- アプリマーケットプレイス内で「Salesforce」を検索
- 「Salesforce」アプリを見つけたら、ページを開いて「インストール」ボタンをクリック
- 表示される指示に従って、必要な権限を承認し、インストールプロセスを完了
1.HubSpotアカウントへログイン
下記URLよりHubSpotアカウントにログインします。
https://app.hubspot.com/login/beta
上記にログインできるのは、HubSpotユーザーや無料・トライアルユーザーのみです。有効なアカウントがない場合はログインできないため、これから新規アカウントを作成する方は、下記より手続きを進めてください。
▼HubSpotの無料アカウント作成
https://app.hubspot.com/signup-hubspot/crm?step=landing_page
2.ナビゲーションバーから「アプリマーケットプレイス」を選択
右上のお店のマークを選択し「アプリマーケットプレイス」をクリックします。
3.アプリマーケットプレイス内で「Salesforce」を検索
HubSpotアプリマーケットプレイスの画面に遷移したら、検索ボックス内に「Salesforce」と入力します。サジェスト機能があるため、途中まで入力すれば候補が表示されます。
▼「Salesforce」が表示されたら選択
4.「Salesforce」アプリを見つけたら、ページを開いて「リクエストしてインストール」を選択
管理者権限が必要となるため、管理者にリクエストする必要があります。「リクエストしてインストール」を選択すると下記が表示されます。
▼接続の権限申請
5.表示される指示に従って、必要な権限を承認し、インストールプロセスを完了
権限を付与されたら、案内に従ってインストール手続きを進めていきます。 Salesforceに未ログインの場合は、ここでログインを要求されます。
3.SalesforceにHubSpot Integrationアプリをインストールする
次は、SalesforceにHubSpot Integrationアプリをインストールします。
- 「Salesforceパッケージのインストールを開始」ボタンをクリック
- インストールプロセスの指示に沿って、必要な権限を承認してインストール完了
インストールには10分ほどかかる場合があります。インストールが完了次第、メールで通知されるため、完了するまでしばらく待ってください。
4.SalesforceにHubSpot Visualforceモジュールを追加する
HubSpot Integrationアプリをインストールしたら、HubSpot Visualforceモジュールを以下の手順で追加します。
- 「SalesforceにHubSpotを追加する」ボタンを選択
- Salesforceで、歯車アイコンをクリックし、「設定」へ進んで設定メニューを開く
- 「オブジェクトマネージャ」を利用して、追加したいオブジェクトのページレイアウト画面にアクセス
- 「ページレイアウト」を選び、ツールバーから「セクション」を選択し、希望する位置にドラッグアンドドロップして配置
- ツールバーの左側から「Visualforceページ」を選び、「HubSpot_Embed__[オブジェクトタイプ]_V2」項目を新しく追加したセクション内へドラッグアンドドロップ
- 変更を保存するために、「保存」ボタンをクリック
追加できれば、Salesforce上でHubSpotのデータを直接閲覧できるようになります。ただし、このプロセスはスキップし、後で設定することも可能です。
5.HubSpotとSalesforceのデータ同期のルールを設定する
最後に、HubSpotとSalesforceのデータ同期のルール設定です。
- HubSpotで「Salesforce」アプリページを選択
- 「推奨セットアップ」または「カスタムセットアップ」のいずれかを選択
- 同期するルールを定め、設定を実施(例:「常にSalesforceのデータを使用する」「両方向のデータ同期を行う」など)
- 選んだデータ同期の設定内容を一度確認し「セットアップ完了と同期開始する」ボタンを押下
上記のように進めると、設定した通りに双方のデータが同期されていきます。自社の運用方法に合わせて設定しましょう。
これで、HubSpotとSalesforceを連携する方法は以上です。難しいと思う方もいるかもしれませんが、一つずつの手順の意味を考えながら進めていくと理解が深まります。
HubSpotとSalesforceの違いを知って自社に最適な方法で導入しよう
HubSpotとSalesforceはどちらも優れたツールですが、それぞれに特長があります。自社のニーズや状況に合わせて最適なツールを選択することが重要です。
HubSpotがおすすめの企業 | Salesforceがおすすめの企業 |
・コストを抑えて導入したい ・よりシンプルに使っていきたい ・インバウンドマーケティングを強くしたい | ・複数の部署をまたがって活用したい ・Salesforceの専任担当が在籍している ・より複雑なカスタマイズが必要 |
HubSpotは、使いやすさとコストパフォーマンスの高さが特徴で、特に中小企業やスタートアップに適しています。無料版から始められるため、初期投資を抑えつつCRMを導入可能です。
Salesforceは、高度なカスタマイズ性と豊富な機能が特徴で、大規模な組織や複雑な業務プロセスがある企業に向いています。専任の担当者を置くことで、キャッチアップしやすくなり、Salesforceを最大限活用できます。
手軽にCRMツールを使ってみたいと思うなら、HubSpotの無料版から始めましょう。豊富な機能と使いやすさを体験できます。
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