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HubSpotとLINEの接続方法を4つご紹介!顧客管理を効率化しよう

2021.04.26

2024.08.01

営業DXツール

この記事ではHubSpotとLINEの接続方法を4つご紹介し、顧客管理を効率よくおこなうためのコツとツールを解説します。

特にIntegromatや「HubSpot LINE OA」を使ったAPI連携、Webhookでの手作業連携、さらにはLITTLE HELP CONNECTを活用するメリットは重要な点です。どれだけ連携が簡単かつ効果的になるのかを詳しく解説しています。

HubSpotを用いる全般的なメリットも検証し、最終的にはHubSpotとLINEの連携で顧客管理を円滑におこなう方法についても触れます。初心者から上級者まで必見の内容ですので、ぜひ参考にしてください。

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HubSpotとLINEを連携してできること

HubSpotとLINEの組み合わせで、コンタクトや友達データの管理が効率化できます。HubSpotで設定した特定のアクションをトリガーに、LINEへ自動的にメッセージを送ることが可能です。また、HubSpot上でLINEのチャットボットを作成できます。

LINE Login機能を活用すれば、HubSpotのコンタクトとLINEアカウントの連携も容易です。

どのような機能を活用するかは、目的や予算に応じて選んでください。弊社株式会社FLUEDでは、連携開発も承っています。興味があれば、ぜひお問い合わせください。

HubSpotとLINEの連携方法

ここではHubSpotとLINEの連携手法を4つ紹介します。

Integromatを使ってAPI連携をする

HubSpotとLINEをつなぐ4つの手法のうち、最初にご紹介するのはIntegromatを用いたAPI連携です。Integromatはコード不要で複数のアプリ間のタスクを自動化するツールです。

このツールの活用で、以下のような連携が実現します。

  • LINEのチャットボットからのメッセージがトリガーとなり、HubSpotでチケットを生成
  • LINEでのメッセージ受信がHubSpotのカレンダータスク作成に連動
  • HubSpotで新規コンタクトがリストに追加された際に、LINEにプッシュ通知
  • HubSpotでフォーム送信があったとき、LINEでブロードキャストメッセージを配信

この連携では、「トリガー」と称される起点となる動作が重要です。Integromatはこのトリガーを検出し、連携先アプリで指定のアクションをおこなう仕組みとなっています。

Integromatを活用するためには、サービスへの登録と各アカウントの紐付けが必要です。料金プランは以下の通りです。

プラン月額料金実行可能な処理数データ転送量シナリオ実行の最小間
FREE無料1,000100MB15分
BASIC9ドル10,0001GB5分
STANDARD29ドル40,00020GB1分
BUSINESS99ドル150,00070GB1分
PLATINUM299ドル80,000220GB1分
CUSTOM要相談800,000+220GB+1分

Integromatは無料プランからでも利用可能で、必要に応じてコストを抑えながら十分活用できます。

Integromatを用いたHubSpotとLINEの連携に興味がある方は、公式ページで詳細をご確認ください。

「HubSpot LINE OA」でAPI連携をする

次に紹介する連携手法は「HubSpot LINE OA」を用いたAPI連携です。このサービスはHubSpotとLINE公式アカウントの連携に特化しています。

具体的な活用方法は以下のとおりです。

  • HubSpotでLINE公式アカウントの友達情報を一元管理・分析(属性、活動履歴、流入元等)
  • HubSpotのワークフローで、LINE友達へ自動的にテキスト、画像、動画を送信
  • LINEで受信したメッセージに自動応答するチャットボットを構築
  • HubSpot上でLINE友達と直接コミュニケーション
  • HubSpotで友達のデータに基づいたリッチメニューを設定

特にLINE公式アカウントで集客を強化したい方に最適です。HubSpotのCRMと組み合わせることで、ターゲティングや分析がより高度になります。

料金プランは以下の通りです。

プラン価格メッセージ送信数主な機能
Starter2,640円1,000
Basic13,200円15,000スマートリッチメニュー機能
Professional26,400円35,000スマートリッチメニュー機能、流入経路分析機能

HubSpot LINE OAを利用する条件として、LINE公式アカウントの所有とHubSpotのMarketing Hub、Sales Hub、またはService HubのProfessionalプラン以上の登録が必要です。14日間の無料トライアルもありますので、興味があれば是非試してみてください。

公式URL:https://www.littlehelp.co.jp/ja/line

Webhookを使って自力で連携する

次の連携手法はWebhookを活用し、独自のコードで設定する方法です。Webhookは一つのアプリから別のアプリへ情報を送る仕組みです。

この手法はコードが必要なため、初心者にはおすすめしません。ただ、HubSpotとLINEのAPIを自由に操作できるため、実現可能な機能が多彩です。

具体的には、Heroku等のクラウドサービスを用意して、希望するタスクに応じたコードを設定します。この方法では、HubSpotとLINE間での双方向通信が可能です。

もし、社内にPHP、Java、Pythonなどのプログラミング言語に熟練したメンバーがいる場合、この手法が効果的です。

その他の連携サービスを活用する

最後に紹介するのは、特定の連携サービスを用いてHubSpotとLINEを接続する方法です。例として、「HubSpot*LINE」があります。

このサービスを利用すると、HubSpotで作成したセグメントに基づき、特定のユーザー群にだけ配信できます。さらに、特定の行動をしたユーザーに限り、LINEメッセージも送信可能です。

HubSpotとLINEの連携サービスは多数存在するため、自社に適した手法を選ぶことが重要です。

HubspotとLINEを連携するメリット4選

HubspotとLINEを連携するメリットを4つ紹介します。

LINEにおける配信業務の効率化

HubSpotとLINEの連携によって配信業務が効率化され、ユーザーとのコミュニケーションがよりスムーズになります。

具体的なメリットとしては、まずコミュニケーションが一元管理できるため、情報が散逸することなく効率的な対応が可能です。

次に、HubSpotのデータ管理機能を活用し、LINEでパーソナライズされたメッセージを狙い撃ちで配信できます。ユーザー個々の関心やニーズに対応したコミュニケーションが可能です。

さらに、配信メッセージの開封率やクリック率の分析により、ユーザーの興味や行動傾向を詳細に把握できます。この分析データを用いて配信内容やタイミングを調整し、マーケティング活動の効果を高められます

LINEによるコミュニケーションの最適化

HubSpotとLINEを連携すると、ユーザーとのコミュニケーションが最適化されます。

顧客管理が一層円滑になり、例えば迅速な対応や効率的なデータ分析がおこなえます。連携の恩恵で顧客満足度が高まり、より効果的なコミュニケーションが可能です。

具体的な活用事例としては、JA中野市があります。同市では、HubSpotとLINEを連携させて情報提供をおこない、利用者の興味関心に応じたコミュニケーションを展開しています。これにより、JAと組合員間でより良い関係が築かれ、新たなビジネスプラットフォームが構築されました。

このように、HubSpotとLINEの連携は多角的な効果をもたらし、ビジネスの各側面での最適化と成長を促進します。

LINEマーケティングの自動化

LINEマーケティングを自動化すると、パーソナライズされたメッセージの自動配信です。HubSpotのセグメント機能を活用して、ユーザー個々に合ったメッセージをLINEで自動的に送ることができます。

具体的な事例として、観光サイトAが挙げられます。観光サイトAはHubSpotとLINEの連携によって、リアルタイムな情報配信と効果測定を活用しました。結果として、旅行後もユーザーとの繋がりを維持し、再来訪を促す成功を収めています。

HubSpotとLINEの連携は、LINEマーケティングを自動化し効率化する強力な手段であり、ビジネスの成長に直結するでしょう。

LINE分析の高度化

HubSpotとLINE連携によるLINE分析の高度化で、従来よりも精緻な分析がおこなえ、より多角的で効果的なマーケティング施策を展開できます。

具体的な活用事例は、HubSpot、Shopify、そしてLINEミニアプリを組み合わせてOMO(Online Merges with Offline)を実現したケースです。この事例では「HubSpotのCRMとMA機能から得られる顧客データ」「Shopifyで構築されたECサイト」「ShopifyPOSから得られる購買データ」「LINEミニアプリからの会員証データ」等を、一元的に管理し分析して、効果的な戦略が展開できています。

HubSpotとLINEの連携は、LINE分析を次のレベルに引き上げる力強いツールと言えるでしょう。

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HubspotとLINEを連携するデメリット

HubspotとLINEを連携するデメリットは、HubSpotとLINE、両方のツールを管理する負担が増えることです。運用者は両方に精通する必要があるため、学習や運用にかけるコストが増加する可能性があります。

技術的な面も課題の一つです。APIの設定やデータの同期など、連携設定が複雑で、導入や運用に時間や労力が必要になる場合があります。さらに、顧客データがHubSpotとLINEで共有されるため、プライバシー保護とセキュリティに関する懸念が生じます。そのため、適切なデータ管理とセキュリティ対策が不可欠です。

連携にはコストがかかる点も考慮する必要があります。両プラットフォームの料金や設定、運用には、それぞれにコストが発生します。予算に応じて、連携のメリットとデメリットをしっかり検討し、ビジネスに適した選択をおこなってください。

以上のデメリットを考慮しながら、HubSpotとLINEの連携がビジネスに適しているかの慎重な判断が必要です。連携のメリットがデメリットを上回る場合には、効果的なマーケティング施策や顧客管理が可能となるでしょう。

LITTLE HELP CONNECTでHubSpotとLINE連携の利便性アップ!

HubSpotとLINE連携の利便性を高めたい場合は、LITTLE HELP CONNECTを利用するのもひとつの手段です。ここでは、 LITTLE HELP CONNECTの概要と利便性について詳しく解説します。

なお、FLUEDにご相談いただけると、LITTLE HELP CONNECTの導入をサポートできます。詳細については、下記にてご相談ください。

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LITTLE HELP CONNECTとは

LITTLE HELP CONNECTは、次世代のデジタルマーケティングとデジタルコミュニケーションを支援するソフトウェアです。リトルヘルプ・エージェンシー合同会社によって開発・提供されています。

主な機能は、LINE公式アカウントとの接続やチャットボットの作成などです。これにより、企業や店舗はパーソナライズされた顧客体験を提供することが可能です。

また、ユーザーがLINEで公式アカウントを友達追加すると、そのユーザー情報は自動的にHubSpotの「コンタクト情報」に追加されます。

LITTLE HELP CONNECTの利用には、月額料金が発生しますが、月1,000通までは無料で利用可能です。年間一括払いの場合には10%の割引が提供されます。

h4: 料金プラン

 LITTLE HELP CONNECTの料金プランの概要は次のとおりです。

項目FreeプランStandardプランEnterpriseプラン
価格無料30,000円/月(税別)90,000円/月(税別)
無料メッセージ200通30,000通100,000通
追加メッセージ不可2円(税別)1円(税別)

LINEの法人オプション機能を利用する場合、追加料金が発生します。また複数のLINE公式アカウントを接続する場合は、それぞれにプラン契約が必要です。

月額料金は前払い、追加メッセージ料金は後払いです。契約期間は最低1ヶ月で、更新日の1ヶ月前までに連絡をすると解約できます。お得に有料プランを利用したい場合は、10%が割引きされる年間一括払いもおすすめです。

またStandardプラン以上を契約する場合は導入支援サービスの利用が必須で、12万円で2ヶ月間のサポートを受けられます。Standardプランを月払いで契約する場合は、利用料と導入サポート料の合計で初月15万円かかることを理解して、利用を検討しましょう。

料金プランや利用可能な機能についての詳細は、公式ページをご覧ください。

LITTLE HELP CONNECTの公式ページへ

LITTLE HELP CONNECTの「HubSpot×LINE連携」でできること

LITTLE HELP CONNECTでHubSpotとLINEを連携すると、以下の機能を利用できます。

  • LINE友だちのコンタクト管理
  • LINEメッセージのセグメント配信
  • LINEメッセージの自動配信
  • ノーコードのチャットボット構築ツール
  • 1:1 チャット

LINE友だちのコンタクト管理

LITTLE HELP CONNECTを用いることで、LINEの友だちをHubSpotで管理できます。具体的には、LINEユーザーが以下のアクションを実行したタイミングでHubSpotにコンタクトレコードが作成されます。

  • LINE公式アカウントを追加した
  • リプライメッセージを送った
  • ブロックを解除した

LITTLE HELP CONNECTを通して、LINEの友だちのデータを手動でインポートしたり、HubSpot上でLINEユーザーIDを直接登録したりすることも可能です。

また、LITTLE HELP CONNECT経由で作られるコンタクトにはデフォルトでいくつかのプロパティが設定されます。格納されるのは、LINEのユーザーID、登録名、プロフィール画像のURL、そしてLINE User IDがHubSpotに初めて同期された日などです。

LINEメッセージのセグメント配信

LINEメッセージのセグメント配信は、特定のユーザーグループに対して興味や行動に基づいたメッセージを送信できる機能です。

まず、「メッセージ配信」機能でメッセージを作成します。このメッセージは保存可能で、テキストだけでなく動画や画像など多様なフォーマットが利用可能です。

次に、HubSpotのリスト機能で送信対象のセグメントを定義します。このリストはユーザーの行動や属性に基づきます。そして、「LINEメッセージを送信」アクションをワークフローに追加し、送信する文章を設定すれば完了です。この文章にはコンタクトトークンを使って個々の情報も埋め込むことができます。

以上で特定のセグメントに対して即時またはスケジュール配信でLINEメッセージが送れます

LINEメッセージの自動配信

LINEメッセージの自動配信は、特定の条件に応じて自動的にLINEメッセージを送る機能です。ユーザーの行動や属性に基づいてパーソナライズされたメッセージを送れます。

操作は管理画面から「メッセージ配信」を選び、「自動配信」タイプを指定します。メッセージはテキスト以外にも動画や画像を挿入でき、保存後にはHubSpotのワークフローやチャットフローで使用可能です。

設定はHubSpotのコンタクトベースのワークフローでおこない、「LINEメッセージを送信」アクションを追加します。その後、接続アカウントと自動配信テンプレートを選択します。

以上で特定の条件を満たした際に自動的にLINEメッセージが送信可能です。

ノーコードのチャットボット構築ツール

ノーコードのチャットボット構築ツールは、LINE上で動作するチャットボットを手軽に作れる機能です。この機能を使えば、販売やサポートなど多くの業務を自動化できます。

GUIエディタはノーコードで、プログラミング知識が不要です。作成したチャットボットはHubSpotと連携し、LINEユーザーの属性やアクティビティに基づいてシナリオを実行できます。

「友だち追加」や「メッセージ受信」などのさまざまなトリガーを設定可能で、設定内容に応じてチャットボットはアクションを実行します。可能なアクションは「メッセージ送信」や「質問」、「If/then分岐」などです。

h4: 1:1 チャット

1:1 チャットはLITTLE HELP CONNECTを通じてLINEでユーザーと直接対話ができる機能です。この機能を使用すると、HubSpotやLittle Helpの受信トレイからLINE友だちとリアルタイムでコミュニケーションをとれます。

操作は簡単で、管理画面から「1:1 チャット」を選び、対話したいLINE友だちを選ぶだけです。テキストや画像、動画、カードタイプなどのさまざまなメッセージを送信できます。

HubSpotとLINEを連携させて、顧客管理を円滑に

この記事で、HubSpotとLINEの連携のメリットと具体的な方法を解説しました。連携の目的を明確にして、効率的な顧客管理を目指しましょう。

HubSpotとLINEの連携が難しいと感じられる場合は、LITTLE HELP CONNECTの利用も検討してみてください

LITTLE HELP CONNECTでHubSpotとLINEを連携すると、HubSpot上のコンタクト情報を利用して、顧客の興味や関心、ニーズに寄り添ったセグメント配信をLINE上で実行できます。他にも、LINE配信の自動化やチャットボットの構築などの便利な機能を使えるため、顧客とのLINEコミュニケーションを効率化できますよ。

HubSpotとLINEの連携やLITTLE HELP CONNECTの導入について、無料でご相談に応じますので、下記よりお申し込みください。

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。