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HubSpotの導入事例10選!利用の背景や成果を詳しく紹介!

2022.08.25

2024.11.29

営業DXツール

HubSpotの利用を検討しているものの、導入するか否かを決めきれずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

HubSpotは業務効率を高め、マーケティング活動の成果を向上させるのに、有益なツールです

そこで今回は、HubSpotを導入した企業を10社ピックアップし、それぞれ利用の背景や成果をご紹介します。HubSpotの導入を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

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HubSpotの導入事例

早速、各社でのHubSpot導入事例を紹介します。HubSpotの利用にいたった背景や、導入後の成果などを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください

1.株式会社soraプロジェクト

画像出典:株式会社soraプロジェクトの公式ホームページ

最初に紹介するのは、株式会社soraプロジェクトの導入事例です。

soraプロジェクトは、2007年に設立。法人に特化したテレアポ代行や、インサイドセールス代行などの業務を行っています。

HubSpotを利用する前までは、とある営業管理ツールでDX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクトを推進していました。ところが、コストと労力の面で、以下の問題が生じます。

  • 初期構築とランニングコストで、年間約500万円の費用が発生
  • 構築や運用にかなりの工数を要し、マーケティング専任のスタッフが約1ヶ月間、導入作業にかかりきりに

こうした背景があり、soraプロジェクトは、ツールの変更に取り組みだします。そして、2021年の3月頃に「HubSpot」への乗り換え案が浮上すると、同年の8月にHubSpotが本格的に導入されました。

soraプロジェクトの代表取締役社長・樋口裕貴(ひぐち ゆうき)さんは、CRM・SFA・MAが一体化していて扱いやすい点に魅力を感じたと言います

HubSpotの導入は、soraプロジェクトに大きな成果をもたらしました。

  • 費用が以前のツールの5分の1になった
  • 営業の進捗状況がすべて可視化され、営業の”読み”も管理できるようになった
  • PV数が5倍増加し、6万PVまでに伸びた

soraプロジェクトは今後について、外部サービスとの連携を強化し、さらなる効率化、そして右肩上がりの売上を継続していきたい意向を表明しています。

2.パナソニック インダストリー株式会社

画像出典:パナソニック インダストリー株式会社の公式ホームページ

次に紹介するのは、パナソニック インダストリー株式会社の導入事例です。

パナソニック インダストリーは、2022年4月に創業。電気部品や電子部品、制御機器などの開発・製造・販売業務を行っています。

同社は、全社規模でDXを推進しています。その中でも特に、大胆な改革に取り組んでいるのが営業部門です。そうした背景があり、営業部門はHubSpotを導入します。

HubSpotの導入は、パナソニック インダストリーの営業現場に大きな変化を与えます。

HubSpotには、顧客のページ閲覧状況などの行動履歴を把握できるという特徴があります

この特徴を活かすべく、パナソニック インダストリーは、顧客がプロダクトに興味を持ったと思われる行動をとったタイミングで、営業担当にリアルタイムでアラートを出すように設定しました。

このことについて、メカトロニクス事業部の中澤 剛士さんは、次のように語っています。

「積極的に問い合わせをされないお客様は一定数いらっしゃると考えています。だからこそ、お客様が『声をかけてもらいたいな』と考えている兆候を察知し、こちらから先にお声がけできる仕組み作りを進めています」

HubSpotを導入したことでパナソニック インダストリーは、顧客目線の重要性を考える大きなきっかけとなりました。

出典:HubSpot導入事例「パナソニック インダストリー株式会社

3.イベントレジスト株式会社

画像出典:イベントレジスト株式会社の公式ホームページ

続いて紹介するのは、イベントレジスト株式会社の導入事例です。

イベントレジストは、2011年の3月に設立。イベントの告知や参加申し込み、事前集金などを簡単・安全に管理できるイベントプラットフォーム「EventRegist (イベントレジスト)」の運営を行っています。

同社は2014年に、インバウンドマーケティングの体制を整えるために、HubSpotのMarketing Hubを導入します。

その結果、マーケティングファネルの間口を拡大することに成功。HubSpot導入前から7倍以上、見込み客が増加しました

その後、マーケティングからヘルプセンターまでの顧客情報をHubSpotで一元的に管理することが決まると、Sales HubとService Hubを追加導入します。

Sales HubとService Hubを導入した結果、イベントレジストは以下の成果を得ました。

<Sales Hubの導入成果>

  • 営業会議の準備に掛かる手間が大幅に削減された
  • イベント開催状況の確認作業が簡略化された
  • 営業担当の意識が変わり、顧客のコンタクト情報を積極的に入力してくれるようになった

<Service Hubの導入成果>

  • 顧客の行動履歴を把握できるようになったことで、スムーズな案内ができるようになった
  • どのようなキーワードで問い合わせが発生しているかを分析し、ヘルプセンター記事のタグ付けを現場自ら判断できるようになった

出典:HubSpot導入事例「イベントレジスト株式会社

4.株式会社ハーモ

画像出典:株式会社ハーモの公式ホームページ

次に紹介するのは、株式会社ハーモの導入事例です。

ハーモは、1962年創業の老舗総合メーカー。産業用ロボット(射出成形品自動取出装置)、プラスチック成形機周辺合理化機器の開発・製造・販売を行っています。

2020年11月、同社はMAツールとしてHubSpotを導入し、Webを起点としたマーケティング施策を開始します。

その結果、新規見込み客は大きく増やすことに成功。HubSpot導入前と比較して、約3倍になりました

さらに売上も、想定の3倍以上となる3,000万円ほどの受注額になりました

ハーモは今後も、HubSpotの利用で新規顧客や売上高を増やしていきたい意向を示しています。

出典:HubSpot導入事例「株式会社ハーモ

5.​​株式会社Kaizen Platform

画像出典:株式会社Kaizen Platformの公式ホームページ

続いて紹介するのは、株式会社Kaizen Platformの導入事例です。

Kaizen Platformは、2017年に設立。サイトソリューション事業、KAIZEN VIDEO事業を展開しています。

同社は営業力に強さがあったものの、体系化されたマーケティング施策ができていませんでした

こうした背景があり、Kaizen Platformは、コンテンツマーケティングのプロジェクトを立ち上げるとともに、HubSpotを導入。その結果、Kaizen Platformは以下の成果を得ました。

  • インバウンド経由のアポイントメント獲得数が140%増加
  • 実際の商談数が215%増加
  • 受注件数が264%増加

出典:HubSpot導入事例「株式会社Kaizen Platform

6.株式会社キャリアデザインセンター

画像出典:株式会社キャリアデザインセンターの公式ホームページ

次に紹介するのは、株式会社キャリアデザインセンターの導入事例です。

キャリアデザインセンターは、1993年に設立。転職フェアの開催や人材紹介、キャリア転職に関する情報サイトを運営するなど、さまざまな事業を展開しています。

同社は、見込み客(求人媒体に掲載する企業)の新規獲得に課題を抱えていました。HubSpotを導入する前は、リストをもとに電話をかけ続けるアウトバウンド営業が100%の状態だったといいます。

そうした背景があり、キャリアデザインセンターは、インバウンドマーケティングへの取り組みを開始するとともに、HubSpotを導入します。

HubSpotを導入した結果、キャリアデザインセンターは、以下の成果を得ました。

  • フォームからの問い合わせ数が、前年比5.5倍に上昇
  • 問い合わせページの閲覧数が3倍に上昇
  • アポイントメント獲得率は、テレフォンアポインターの10倍、成約率も1.8倍に上昇

さらに同社は、上記の定量的な成果のみならず、コミュニケーションの幅が広がるなど、定性的な面においても、プラスの効果を得ることができました

出典:HubSpot導入事例「株式会社キャリアデザインセンター

7.ソウルドアウト株式会社

画像出典:ソウルドアウト株式会社の公式ホームページ

続いて紹介するのは、ソウルドアウト株式会社の導入事例です。

ソウルドアウトは、2009年に設立。ネットビジネス支援に関する事業を展開しています。

同社は、HubSpotを導入する前までプッシュ型のスタイルで営業活動を行っていました。ところが、プッシュ型の営業には、以下の問題点がありました

  • 人件費と精神的な負担が大きい
  • 業務の成果が大きく個人に依存してしまう

こうした背景から、ソウルドアウトはプル型のマーケティングへ方針を転換。そして、2013年の10月にHubSpotを導入します。

HubSpotを導入後、ソウルドアウトは、以下の成果を得ました。

  • 面識のない人に対するプッシュ型の営業活動は、ほぼゼロになった
  • 新規の取引開始時の顧客単価が、約2倍まで増加した
  • 月間の見込み客獲得数が、約50倍までに増加した

ソウルドアウトは今後も、市場規模を拡大し、リード獲得数も増やしていきたい意向を表明しています。

出典:HubSpot導入事例「ソウルドアウト株式会社

8.株式会社コムニコ

画像出典:株式会社コムニコの公式ホームページ

次に紹介するのは、株式会社コムニコの導入事例です。

コムニコは、2008年に設立。ソーシャルメディアマーケティングや、サービス開発などの事業を展開しています。

HubSpotを導入する前までは、アウトバウンドスタイルで営業を行っていましたが、以下の課題がありました

  • 人手が必要になる
  • スケールさせるには効率が悪い
  • 既存の顧客のフォローが疎かになる

こうした背景があり、コムニコはアウトバウンドスタイルから、インバウンドスタイルへと方針を転換。そして、それと同時にHubSpotを導入します。

HubSpotを導入した結果、コムニコは以下の成果を得ました。

  • 月に100件以上、オンラインでリードを獲得できるようになった
  • メールマガジンの開封率が、30〜40%に上昇した(一般的な開封率は、10%程度)

また、ブログ経由での見込み客が増えたことで、自社情報の説明を簡略化でき、よりスムーズに営業活動を進めることが可能になりました

出典:HubSpot導入事例「株式会社コムニコ

9.デクセリアルズ株式会社

画像出典:デクセリアルズ株式会社の公式ホームページ

続いて紹介するのは、デクセリアルズ株式会社の導入事例です。

デクセリアルズは、2012年に設立。電子部品や接合材料、光学材料などの製造および販売に関する事業を行っています。

同社はHubSpotを導入する前、大きく以下2つの課題を抱えていました

  1. チーム全体のリード数や、進捗状況が把握しづらい状態になっていた
  2. マーケティング部門から営業部門へリードを受け渡す際に、タイムラグが発生しまっていた

これらの課題を解決すべく、デクセリアルズは、HubSpotを導入します。

HubSpotを導入した結果、デクセリアルズは、以下の成果を得ました。

  • 見込み客の行動情報が可視化され、確認が容易になった
  • 問い合わせ対応のフローが、6分の1に削減された

出典:HubSpot導入事例「デクセリアルズ株式会社

10.株式会社FLUED

画像出典:株式会社FLUEDの公式ホームページ

最後に、私ども株式会社FLUED(フルード)での導入事例を紹介させていただきます。

FLUEDは、BtoBビジネスに特化し、企業に対してマーケティング、営業支援を行っている会社です。

具体的には、Web制作・デジタル広告の運用や、CRMなどの営業管理ツールの導入支援、ウェビナー開催支援などを、企画から実行までトータルでサポートしています。

そして、我々FLUEDも、HubSpotを利用しています。

たとえば、営業プロセスにおいて「集客→リード獲得→リード育成→商談化」と、それぞれの段階で定量的なデータを取得することで、営業活動に役立てています

他には、HubSpotのフォーキャスト(売上予測)機能も存分に活用しています。フォーキャスト機能を活用することで、将来の売上額の低下が危惧されたとしても、早めに手を打つことが可能です

HubSpotを導入する際のポイント

ここからは、HubSpotを導入する際のポイントを紹介します。具体的には、以下の2点です。

  1. 自社の課題と必要な機能を明確にする
  2. HubSpot導入時のサポート体制を確認する

各ポイントについて、順に解説します。

>>HubSpotの認定パートナー(代理店)を利用するメリットとは?導入を検討している方必見!

>>【2024年最新】HubSpotの導入支援サービスとは?導入事例の多いパートナー11選

1.自社の課題と必要な機能を明確にする

まずは、自社の課題とそれを解決するのに必要な機能を明確にする必要があります。

特にHubSpotは、Marketing Hub・Sales Hub・Service Hubなど、製品の数が豊富です。そのうえ、各製品ごとで、さまざまなプランが用意されています。

安易にHubSpotを導入すると、思うような成果が表れず、無駄な投資になってしまう恐れがあります

HubSpot導入の効果を最大化させるには、自社の課題と必要な機能を明確にすることが欠かせません。

2.HubSpot導入時のサポート体制を確認する

自社の課題と必要な機能を明確にしたら、HubSpot導入時のサポート体制を確認しましょう。HubSpotを導入するにあたって、分からないことやトラブルなどが発生する可能性があるからです。

HubSpotの導入支援を行うパートナー企業は、多くあります。各企業ごとで、特徴や得意分野は異なるので、入念な比較を行いましょう

ちなみに、我々FLUEDもHubSpotの導入支援を行っています。

BtoBマーケティングでのリード獲得から、営業のプロセス設計まで支援できる会社として、高い評価を頂いておりますので、ぜひお気軽にご相談ください

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導入事例を参考にしてHubSpotを自社にも取り入れよう

今回は、HubSpotを導入した企業を10社取り上げ、それぞれ利用の背景や成果などについて解説しました。

自社にHubSpotを導入する際は、本稿の最後の章で紹介したポイントも、ぜひ参考にしてください。

また、FLUEDでは3つのサービスで、HubSpotを使っています。使いこなすためのコツなどをお伝えできるので、興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。