
「HubSpotとZoom Phoneを連携してみたいけど、どのように設定するの?」
「連携すると具体的にどのようなことができるの?」
上記のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
HubSpotとZoom Phoneの組み合わせで、営業活動や顧客対応の電話業務の効率化が可能です。通話の発信や記録が自動化されるだけでなく、チーム全体での情報共有や顧客対応の質の向上にもつながります。
本記事では、HubSpotとZoom Phoneを連携するメリットや、具体的な導入手順を分かりやすく紹介します。
営業活動や顧客対応をより効率的に進めたい方、チーム全体での情報共有をスムーズにしたい方は、ぜひ参考にしてください!
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コンテンツ目次
Zoom Phoneとは?

Zoom Phoneは、Zoomが提供するクラウド型の電話システムです。従来の固定電話に代わる新しい選択肢として、インターネット経由で通話ができる仕組みです。パソコン・スマホ・タブレットなど、さまざまなデバイスで利用できます。
月額1,500円から利用できるため、比較的手頃な価格でビジネス用の電話環境を整えられるのも魅力です。また、外出先でもオフィスと同じように通話できるので、ハイブリッドワークやリモートワークを導入している企業にもおすすめです。
なお、住んでいる地域やプランによって、消費税などの税金がかかる場合があります。支払い前に表示されるので、確認してから購入しましょう。
すでにZoomを使っている企業にとっては導入のハードルが低く、すぐにでも使い始められるのが嬉しいですね。
HubSpotとZoom Phoneを連携するとできること

HubSpotとZoom Phoneの連携は可能です。連携することで、以下のことができるようになります。
- HubSpotからZoom Phoneを起動して通話ができる
- Zoom PhoneでHubSpot上の連絡先を検索できる
- Zoom Phoneの通話をHubSpotに記録できる
それぞれ、画像とともに見ていきましょう。
HubSpotからZoom Phoneを起動して通話ができる

HubSpotの画面から直接Zoom Phoneを起動し、そのままリードに電話をかけられます。作業の流れを中断することなく、スムーズな電話対応が可能です。
Zoom PhoneでHubSpot上の連絡先を検索できる

Zoom Phone上で、HubSpotに登録されている連絡先やリードを検索し、そのまま電話をかけられます。顧客情報を探し直す手間がなくなり、対応スピードも向上します。
Zoom Phoneの通話をHubSpotに記録できる

Zoom Phoneの通話内容・録音データは、HubSpot上に自動的に記録されます。過去の対応履歴を簡単に振り返ることができ、手入力の手間や記録漏れがなくなる点がメリットです。
HubSpotとの自動連携により、通話内容の記録・共有が驚くほど簡単になります!
HubSpotとZoom Phoneを連携するメリット

HubSpotとZoom Phoneを連携するメリットは、以下の通りです。
- 電話業務の効率化
- 顧客情報の一元管理
- 電話対応の可視化による顧客対応品質の向上
- 通話内容の文字起こしによる業務効率化
それぞれについて、詳しく解説します。
電話業務の効率化
HubSpotのコンタクト画面から直接電話をかけられるため、ツールを切り替える必要がありません。さらに、通話時間や相手、結果などの情報が自動でタイムラインに記録されるため、面倒な手入力作業を省けます。
営業担当者の記録作業が不要になり、対応スピードの向上にもつながります。
顧客情報の一元管理
Zoom Phoneの通話録音データは、HubSpotのコンタクトレコードに紐付けて保存できます。後から内容を確認したり、チームメンバーと共有したりするのも簡単です。
通話中に取ったメモも自動的に顧客情報に紐付けられるため、記録漏れの心配がありません。録音データやメモはコールオブジェクトやアクティビティに残るため、顧客とのやり取りを一つのプラットフォームで一元管理できます。
電話対応の可視化による顧客対応品質の向上
通話件数や通話時間、応対の頻度といった電話業務に関するデータを可視化することで、チーム全体の対応状況を把握できるようになります。担当者ごとの業務負荷の偏りや対応の遅れ、見逃しなどを早期に発見し、迅速なフォローアップができるのはメリットです。
また、通話内容を記録・共有することで「誰が、いつ、どのような対応をしたのか」が明確になります。
属人化の解消や情報の分断を防止できるため、チーム全体で一貫性のある顧客対応をすることが可能です。
通話内容の文字起こしによる業務効率化
Zoom Revenue Accelerator(旧Zoom IQ for Sales)では、通話内容の文字起こしや要約が可能です。内容を振り返る際も、録音を再生する必要がなくなり、営業報告や情報共有のスピードが向上します。
文字起こしされたデータは会話の流れに沿って整理され、商談のキーワードや話題の頻度、顧客の反応なども自動で解析されます。
「価格」や「競合」などの具体的なトピックがどのように話されたかも確認できるため、マーケティング施策の改善にも効果的です。
また、各通話には「ポジティブ発言」「ネガティブ発言」「次のステップに関する言及」などが、自動でタグ付けされます。
タグをもとにチーム全体の商談状況を俯瞰的に把握しやすくなり、営業マネジメントの効率化にもつながります。
録音データを聞き返さなくても、重要な発言や課題・ニーズをすぐに把握できるのは大きなメリットです。
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HubSpotとZoom Phoneを連携する手順

連携に必要な準備と具体的なインストール方法は以下の通りです。
- 事前準備
- App Marketplaceでのアプリインストール
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.事前準備
連携を始める前に、以下の要件を満たしていることをご確認ください。
- Zoom Phoneのライセンスを保有していること
- Zoom Phoneがすでにセットアップ済みであること
- Zoomクライアントのバージョンが5.2.0以降であること
- ZoomおよびHubSpotの両方で管理者アクセス権を持っていること(アプリのインストールやアンインストールが可能な状態)
- 管理者により「サードパーティアプリケーションからの自動発信」が有効になっていること
上記の条件をすべて満たした状態で、次のステップへ進みましょう。
2.App Marketplaceでのアプリインストール
HubSpotにログインし、右上のメニューから「マーケットプレイス」>「アプリ」を選択します。

アプリマーケットプレイスの検索バーで「Zoom Phone」と入力します。検索結果で出てくる「Zoom Phone for HubSpot(HubSpot向けZoom Phone)」を選択しましょう。

「アプリをインストール」をクリックします。

Zoom Phoneのライセンスを持つアカウントでサインインしてください。

表示される手順に従ってセットアップを進めます。

アプリにZoomアカウントへのアクセスを求められたら「許可」をクリックします。
HubSpotアカウントへのアクセス許可が表示されたら、「アプリを接続」をクリックしてください。最後にHubSpotアカウントの確認メッセージが表示されるので、「確認」をクリックすると連携は完了です。
設定後は、HubSpot上からZoom Phoneを起動し、実際に発信できるかどうかを確認しておきましょう。
連携に関するご不明点や、導入にあたってのサポートをご希望の場合は、無料相談会をご活用ください!
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HubSpotとZoom Phoneを連携する際の注意点

Zoom PhoneとHubSpotを連携する際は、電話番号の国コード設定を正しく実施しましょう。電話番号が完全に一致していることが前提となるため、国コードが異なると、通話ログが正しくHubSpotに残らない場合があります。
HubSpotでは、電話番号に国際電話コード(+81など)が設定されていない場合、自動的に44(イギリスの国コード)が付与されます。なお、この国コード設定の問題はZoom Phone側ではなく、HubSpot側の仕様のため注意してください。
HubSpotでの国コードの設定方法
2025年5月のHubSpotアップデートで、電話番号プロパティーの編集画面からデフォルトの国コードを事前に設定できるようになりました。設定方法は、以下の通りです。
設定画面から「プロパティー」を選択します。

プロパティーを新規作成もしくは編集します。フィールドタイプを「電話番号」にしてください。

検証を有効にしたうえで「+81(日本)」をデフォルトの国コードとして指定してください。

事前に国コードを設定しておけば、誤った国コードが付与されるのを防げます。国内番号を登録する際も自動的に「+81」が付与されるため、Zoom Phoneとの通話ログ連携がスムーズになります。
「あれ?ログが残らない…」というときは、HubSpot上の電話番号が+81で始まっているかをまず確認してみましょう!
HubSpotとZoom Phoneの連携でビジネスの成長を加速させよう

HubSpotとZoom Phoneを連携することで、電話対応の効率化が可能です。電話の発信から記録、内容の分析までを一貫してできるため、対応品質の向上や情報共有の迅速化にもつながります。
属人化しがちな電話業務もチームで共有・改善できるようになり、組織にとって大きな価値となります。
本記事では画像付きで連携方法を解説しましたが、ご不明な点がありましたら、お気軽に相談会へお越しください。
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