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HubSpot Breezeエージェントで役職を自動付与する方法|コンタクトが代表・CXOかをAIで判定

2026.03.30

2026.03.30

HubSpot

HubSpotに登録された顧客情報に役職が未入力で、誰にどのようなアプローチをすればいいか分からずに悩んでいませんか?

HubSpotのBreezeを活用すれば、そのような課題を解決できる場合があります。

▼役職未入力の状態から、Breezeで自動分類されるイメージ

HubSpotのBreezeとは、HubSpotに搭載されたエージェント型AI機能のことです。Breezeエージェントを使えば、役職区分を推定して営業やマーケティングの精度が高まります。

本記事では、実データを用いてHubSpotのBreezeエージェントで役職を自動付与する検証結果をまとめました。コンタクトが代表・CXOクラスかどうか判定できるのか、役職区分を正確に推定できるかを確認し、実用性を検証しています。

検証に使用したプロンプトや手順も詳しく紹介しているので、営業活動やマーケティング施策にご参照ください!

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HubSpotのBreezeデータエージェントとは?

HubSpotのBreezeとは、HubSpotに搭載されたエージェント型AI機能のことです。ユーザーの指示に基づいて、データ調査や整理、処理などの作業ができます。

特に、コンタクトデータで不足しがちな役職情報の補完に活用できる点はメリットです。正確な情報の付与は、CRMデータの精度向上に役立ちます。

なお、HubSpotのBreezeは利用時にクレジットを消費する仕組みとなっており、実行する内容に応じて変動します。

HubSpot Breezeの基本機能や活用方法などは、下記の記事で詳しく解説しているので、あわせてご参照ください。

>>HubSpotでAIを活用する方法を解説|Breezeの主要機能と外部AIツールの連携

検証結果:Breezeデータエージェントで役職区分の付与は可能

本検証では、50件のコンタクトデータを対象に、Breezeデータエージェントを活用して役職区分の付与を検証しました。その結果、対象となった50件全てのコンタクトに対して、役職区分の付与が可能であることが確認できました。

なお、役職区分はWeb上の公開情報を元に推定されています。Breezeデータエージェントを活用すると、外部データを参照した情報補完が実現できることが分かりました。

従来は手作業する必要があった役職情報の収集・入力を効率化し、CRMデータの精度向上につなげられる可能性が高まります。

検証を通して、Web公開情報を元に役職区分の推定ができることが証明されました!
自社でBreezeを活用してみたい場合は、ぜひお気軽にHubSpot相談会へお越しください!

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HubSpotのBreezeデータエージェントでWeb情報から役職区分を付与してみた

HubSpotのBreezeデータエージェントで、Web情報からコンタクトの役職区分を付与できるかを検証してみました。検証には、FLUED社のデータベースに実際に登録されているコンタクト情報を使用し、より実務に近い形でテストをしました。

対象としたのは50件のコンタクトです。それぞれ、氏名や会社名、メールドメインなどの情報を元にWeb情報を参照し、役職区分の付与を実施しました。

実データを用いた検証により、Breezeデータエージェントがどの程度実務で活用できるのかを確認しています。

実際のコンタクトデータを元に検証すると、Breezeデータエージェントの実用性をより具体的に把握できます。現場での活用を想定した検証である点も、本検証のポイントです。

HubSpotのBreezeデータエージェントで役職区分を付与する方法

それでは、Breezeデータエージェントを使って役職区分を付与する方法について見ていきましょう。本検証では、コンタクトデータに対して役職区分を自動で付与するために、大きく2つの手順で設定をしました。

  1. コンタクトオブジェクトにプロパティを作成
  2. ワークフローでBreezeデータエージェントを実行

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

1.コンタクトオブジェクトにプロパティを作成

まずは、役職情報を保存するために、プロパティをコンタクトオブジェクトに作成します。本検証で用意したのは、以下のプロパティです。

  • 役職区分
  • 役職
  • データ信用度
  • データ根拠

あらかじめプロパティを設定しておけば、Breezeデータエージェントによって取得した情報を整理された形で保存できます。

2.ワークフローでBreezeデータエージェントを実行

次に、ワークフロー内でBreezeデータエージェントを実行する設定をします。

HubSpotのスマートプロパティでは、Web上の公開情報を直接参照できません。そのため、ワークフロー内でBreezeデータエージェントを実行し、外部情報を元に役職区分を推定する仕組みを構築します。

下記は、実際に設定したワークフローのイメージです。

ワークフロー内にBreezeデータエージェントを実行すると、各コンタクトのWeb情報を元に役職区分を推定します。その結果を、プロパティへ自動反映する仕組みです。

HubSpotのワークフローの基本機能や活用事例などは、下記の記事で詳しく解説しているので、あわせてご参照ください。

>>事例で学ぶ!HubSpotワークフローでできること&作成手順ガイド

検証で使用したBreezeエージェントのプロンプト

本検証では、Breezeデータエージェントに、コンタクトの役職を推定するためのプロンプトを設定しました。氏名や会社名、メールドメインなどの基本情報を元に、Web上の公開情報を参照して、役職区分を判断させています。

ここでは、FLUED社が実際に検証で使用したプロンプトの構成を、項目ごとに紹介します。

  • 入力情報
  • 調査方針
  • 役職区分の分類
  • 出力形式
  • ルール

それぞれ詳しく見ていきましょう。

入力情報

まずは、役職推定の基本となる入力情報として、以下の項目を設定しました。

  • 氏名
  • 会社名
  • メールドメイン

上記の情報を元に、Breezeデータエージェントが対象人物を特定し、関連するWeb情報を収集します。特に、メールドメインは企業との紐づけに役立つため、精度向上の観点でも重要な要素です。

調査方針

Web情報の調査方法については、情報の信頼性を担保するために優先順位を設けました。具体的には、以下の優先順位で調査することを指示しました。

優先度情報源内容
1企業公式サイト会社概要、役員一覧、ニュース、プレスリリース、組織図、採用情報など
2信頼できる外部情報PR Timesのリリース、登壇資料、業界メディアなど
3SNSLinkedIn、Xなどを補助的に利用

情報源の優先度を明確にすることにより、信頼性の高い役職を推定できたことがポイントです。

役職区分の分類

役職区分については、ばらつきを防ぐために、あらかじめ分類を定義しました。下記の項目から、必ず一つ選択するように指示しています。

  • 代表取締役
  • 取締役・執行役員クラス
  • 部長クラス
  • 次長・課長クラス
  • 係長・主任・リーダークラス
  • 一般クラス
  • 顧問
  • 不明

あらかじめ分類を固定することで、データの一貫性を保ち、後続の分析や活用にもつなげやすくなります。

出力形式

出力形式とは、Breezeデータエージェントがどのような形で結果を返すかを指定するルールのことです。

出力結果がデータとして扱いやすいように、出力形式を定義して指示を出しました。あらかじめ項目を決めておくことで、結果をそのままHubSpotのデータとして扱いやすくなります。

本検証では、以下の内容で4項目を出力するように設定しました。

項目内容
job_category(役職区分)部長クラス、取締役、執行役員クラスなど
confidence(推定信頼度)0〜100の整数で表される信頼度
job_title_raw(確認できた役職名)Web上で確認できた役職名。該当する情報がない場合は空欄
evidence_summary(参照URL)役職を判断する際に参考にしたWebページのURL

プロンプトを細かくすると、役職区分だけでなく、信頼性や根拠を合わせて出力できます。推定結果にとどまらず、検証や分析に活用できるデータとして活用できます。

判定ルール

役職区分の推定にあたっては、出力結果の精度と一貫性を担保するため、いくつかの判定ルールを設定しました。本検証では、主に以下のルールに基づいて判定するようにしています。

条件判定ルール
job_categoryを特定した場合必ず「evidence_summary」として参照URLを出力する
根拠が弱い場合confidenceを下げ、job_title_rawはnullにする
同一人物と断定できない場合「一般クラス」としてconfidenceを低めに設定する
役職名が英語の場合日本語の役職区分に分類する(例:CEO=代表取締役、Director=取締役相当、Head/Manager=部課長相当)

細かくルールを設けることで、不確実な情報がそのまま登録されることを防ぎ、一定の基準に基づいた役職区分の付与ができます。

また、信頼度や根拠の出力を組み合わせることで、後から内容を確認・検証できるデータとして活用できる点もポイントです。

判定ルールをあらかじめ定義しておくことで、Breezeデータエージェントの出力にばらつきが出にくくなります。特に実務で活用する場合は「どう判断するか」を明確に決めておきましょう。
プロンプトの作り方などにお悩みの場合も、ぜひHubSpot相談会をご活用ください!

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HubSpotでコンタクトの役職情報が重要な理由

HubSpotでコンタクトの役職情報が重要とされる理由として、以下の3点が挙げられます。

  • 営業アプローチを最適化できるため
  • ターゲティング・セグメント配信の精度向上ができるため
  • CRMデータを効率的に補完できるため

役職情報は、単なるプロフィール情報ではなく、営業やマーケティングの精度に直結する重要なデータです。ここでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

営業アプローチを最適化できるため

BtoBマーケティングにおいては、相手の役職によって適切なアプローチ方法が異なります。

例えば、経営層(CXO・代表取締役など)に対しては、意思決定に関わる視点での提案が求められるケースが多いです。一方で、現場担当者に対しては、具体的な業務課題や運用面に寄り添った説明が重要です。

CXOクラス・部長クラス・担当者レベルなど、役職ごとの関心や判断基準に応じて営業戦略を設計する必要があります。HubSpotのBreezeを活用すれば、役職情報を効率的に把握できるため、適切なアプローチがしやすくなります。

ターゲティング・セグメント配信の精度向上ができるため

役職情報は、マーケティング施策におけるターゲティング精度を高める重要な要素です。メール配信や広告配信で「部長以上」「経営層のみ」などの条件でセグメントを切り分けると、適切なコンテンツを届けられます。

一方で、役職情報が未入力のままだとセグメント分けができず、全てのコンタクトに同じ内容を配信しなくてはいけません。その結果、情報のミスマッチが発生し、開封率や反応率の低下につながる可能性もあります。

役職情報を設定することで、ターゲットに合わせた配信が可能となり、マーケティング施策全体の効果向上が期待できます。

CRMデータを効率的に補完できるため

CRMでは、コンタクトの役職情報が未入力のまま蓄積されてしまうケースも少なくありません。そのため、役職データが欠損しやすい課題を抱える企業が多くなります。

特に、フォーム登録や名刺データの取り込みなどでは、役職情報が取得できないことも多く、データの欠損が課題となりがちです。Breezeデータエージェントを使えば、Web上の公開情報を元に役職区分を推定して効率的にデータを補完しやすくなります。

手作業で情報を調査・入力する手間を削減しながら、CRMデータの精度を向上させられる点もメリットです。

なお、HubSpotのスマートプロパティを活用したデータ補完については、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご参照ください。

>>HubSpotスマートプロパティ(AI内蔵プロパティ)で法人番号を自動で取得してみた

Breezeエージェントのクレジットと料金の仕組み

HubSpotでは、Breezeアシスタントや一部のAI機能を無料で利用できます。

ただし、Breezeエージェントなどの高度なAI機能を利用する場合は、HubSpotの有料プランの契約が必要です。Breezeデータエージェントは「クレジット制」で動作しており、実行ごとにクレジットが消費される仕組みです。例えば、1つのレコードに対してプロンプトを実行すると、1回分の応答が生成され、その分のクレジットが消費されます。

スマートプロパティは、1回の実行につき10クレジットを消費します。また今回、株式会社FLUEDが実施した検証では、20クレジットを使用しました。
 

なお、HubSpotの各製品を購入するとクレジットが付与されます。付与されるクレジット数は、契約プランによって変動します。

ここで、プランごとの購入時に付与されるクレジット数を下記にまとめました。

製品StarterProfessionalEnterprise
・Smart CRM
・Marketing Hub
・Sales Hub
・Service Hub
・Content Hub
500クレジット3,000クレジット5,000クレジット
・Data Hub
・Customer Platform
500クレジット5,000クレジット10,000クレジット
参考:HubSpot公式サイト

なお、クレジットが不足した場合は、1クレジットあたり1.20円で追加購入も可能です。

Breezeエージェントを利用する際は、どれくらいのクレジットが必要なのかを意識しておくと安心です。HubSpotのクレジットに関して詳しく知りたい方は、下記の記事もご参照ください。

>>HubSpotクレジットとは?仕組み・対象機能・料金のすべてを分かりやすく解説

HubSpotのBreezeデータエージェントを活用して営業活動を効率化させよう

HubSpotのBreezeデータエージェントを活用すると、手作業では難しかった役職情報の補完ができるようになります。ターゲットに応じたアプローチがしやすくなり、営業活動をスムーズに進められて、組織全体の作業効率向上にもつながります。

特に、役職情報の不足やデータ整備に課題を感じている企業にとって、有効なDXツールです。本記事の内容を参考に、ぜひBreezeデータエージェントの活用を検討してみてください。

FLUEDでは、HubSpotの無料相談会を実施しています。Breezeデータエージェントの使い方はもちろん、HubSpotの導入にお悩みの方もお気軽にご相談ください!

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。