
CRMツールとして世界的に高いシェアを誇るSalesforceと、高いコストパフォーマンスで近年注目を集めるZoho。どちらも多機能でカスタマイズ性に優れたCRMツールとして知られています。
しかし、それぞれ異なる強みを持つため、自社のビジネスモデルや規模、予算に合った選択が重要です。
本記事では、SalesforceとZohoについて、概要や価格、機能の違いを分かりやすく解説します。また、SalesforceからZohoへの移行を検討している企業向けに、移行のメリットや具体的な方法、注意点についても詳しく紹介します。
Salesforceとよく比較されるSFA/CRMツールに、HubSpotがあります。HubSpotとZohoの比較については、以下の記事をご覧ください!
>>HubSpotとZohoを徹底比較!料金や機能、サポートの違いを紹介
ちなみに、主要なMAツールの機能を徹底的に比べられる、比較表を無料配布中です!

Pardot(Marketing Cloud Account Engagement)やMarketo、HubSpotなど、各ツールでできることを機能ごとに一覧化した便利なシートです。ツール選定の参考資料としてぜひご活用ください。
コンテンツ目次
SalesforceとZohoの違いを比較

SalesforceとZohoは、どちらも多機能かつカスタマイズ性に優れたCRMツールです。
どちらも営業・マーケティング業務の効率化に大きく貢献しますが、導入コストや機能の柔軟性、ユーザーインターフェースなどに違いがあります。
比較項目 | Salesforce | Zoho CRM |
---|---|---|
価格 | 高機能で料金も高め。特に大規模企業向け | Salesforceに比べて安価。Salesforceからの乗り換えで、最大90%のコスト削減も可能 |
製品群 | SFA/CRMを中心に、マーケティング支援やEC支援などさまざまな製品群を展開 | CRMを中心に、営業・マーケ・財務・人事など55種以上の業務アプリを提供 |
機能 | 高度なAI分析やeコマース連携など、大規模企業向けの豊富な機能と高い拡張性がある | 必須のCRM機能を網羅。Salesforceの主要機能をより手軽に利用できる。AIアシスタント「Zia」も利用可能 |
カスタマイズ性 | カスタマイズオプションが豊富。独自のアプリケーション開発も可能 | ノーコード・ローコードでカスタマイズが比較的容易。設定画面のUIも直感的で使いやすい |
使いやすさ | 機能が豊富な分、使いこなすまでに時間と学習コストがかかる場合がある | 直感的なUIとドラッグ&ドロップ操作で、導入・運用が比較的容易 |
市場シェア・知名度 | 国内での知名度が高く、導入実績が豊富。支援企業も多い | 世界的に展開しつつも、日本ではSalesforceに比べると知名度で劣る。導入企業は増加傾向 |
それぞれの特長を詳しく見ていきましょう。
価格
SalesforceとZohoの価格は、大企業向けのエンタープライズプランで比較すると以下の通りです。
Salesforce(月額) | Zoho(月額) | |
---|---|---|
名称 | Salesforce Sales Cloud Enterprise エディション | Zoho CRM エンタープライズプラン |
月額料金 | 19,800円/名 | 4,800円/名 |
詳しい料金プランについては、次で解説します。
Salesforce Sales Cloudの料金プラン
Salesforce Sales Cloudの料金プランは、以下の通りです。
プラン名 | 料金(税抜) |
---|---|
Starter | 3,000円/ユーザー/月 |
Professional | 9,600円/ユーザー/月 |
Enterprise | 19,800円/ユーザー/月 |
Unlimited | 39,600円/ユーザー/月 |
Agentforce 1 Sales | 66,000円/ユーザー/月 |
StarterからAgentforce 1 Salesまで、用途や規模に応じて複数のプランが用意されています。Enterprise以上のプランでは、高度な機能や連携が利用でき、大企業に向いています。契約は年間単位のみの点に注意しましょう。
Salesforceの料金プランについては、以下の記事もご確認ください。
>>【2025年最新】Salesforceの月額料金は高い?プランごとの費用を解説
Zoho CRMの料金プラン
Zoho CRMの料金プランは、以下の通りです。
プラン名 | 料金(税抜) |
---|---|
スタンダードプラン | 1,680円/ユーザー/月 |
プロフェッショナルプラン | 2,760円/ユーザー/月 |
エンタープライズプラン | 4,800円/ユーザー/月 |
アルティメットプラン | 6,240円/ユーザー/月 |
Zoho CRMは月額1,680円から利用でき、最上位プランでも6,240円とコストパフォーマンスに優れています。年間契約だけでなく月間契約にも対応しているため、少人数やスモールスタートにも適しています。
また、無料プランでも基本的なCRM機能が利用できるため、初期費用を抑えたい企業にもおすすめです。
製品群
CRMとしての中核機能に加えて、周辺業務への対応力や拡張性も重要な検討ポイントです。SalesforceとZohoは、どちらもCRMにとどまらない製品群を展開しており、自社の業務全体を最適化できます。
それぞれの代表的な製品と特長を見ていきましょう。
Salesforceの製品群
Salesforceの製品群の代表例は、以下の通りです。
名称 | 概要 |
---|---|
Sales Cloud | 営業支援特化のCRM。顧客情報や商談状況を一元管理し、営業活動を可視化・効率化できる |
Service Cloud | カスタマーサービス向けCRM。コールセンターやチャットなど複数チャネルの問い合わせを統合管理できる |
Account Engagement(旧 Pardot) | 見込み顧客の育成や商談喚起を支援する、B2B向けのマーケティングオートメーションツール |
Marketing Cloud | メールやSNS、広告など多チャネルでのマーケティング活動を効率的に管理できるマーケティングプラットフォーム |
Salesforce Platform | クラウド上でアプリの開発・実行・管理ができる開発プラットフォーム。ノーコード・ローコードで誰でも直感的にアプリを作成できる |
Commerce Cloud | ECサイト構築と運営を支援するEコマースプラットフォーム。AIで購買体験を強化し、注文の効率化・収益向上を実現する |
Tableau | データ分析/可視化ツール。Salesforceデータと直結し、直感的に分析・可視化が可能 |
Slack | 社内外のコミュニケーションを円滑化するコラボレーションツール |
Salesforceは「Sales Cloud」や「Service Cloud」を中心に、多彩な製品群を展開しています。MAツールやデータ分析など、幅広い領域をカバーしており、各製品を連携させることで企業ごとの業務フローに最適化した活用が可能です。
導入には設計・構築が必要なため、コンサルティング支援を受けながら、段階的に導入を進めるケースが多いです。高い専門性と拡張性を備えたCRMプラットフォームとして、特に大規模・複雑な業務環境を持つ企業に適しています。
Service Cloudについては、以下の記事をご参照ください。
>>SalesforceのService Cloudとは?主な機能や料金プランを徹底解説!
Zohoの製品群
Zohoの製品群の代表例は、以下の通りです。
サービス名称 | 概要 |
---|---|
Zoho CRM | 機能の先進性と使いやすさを兼ね備えたCRM/SFAツール |
Zoho CRM Plus | Zohoの人気12製品をまとめた、統合パッケージ |
Zoho Analytics | 直感的に使えるBIツールで、分析業務を効率化するプラットフォーム |
Zoho SalesIQ | サイト訪問者の動きを可視化し、Web接客を支援するトラッキングツール |
Zoho Social | 複数のSNSを一元管理できるSNS統合管理ツール |
Zoho Survey | 顧客の声を収集するためのオンラインアンケート作成・集計ツール |
Zoho Projects | タスクや進捗を可視化し、チームの業務を円滑に進めるプロジェクト管理ツール |
Zoho Desk | カスタマーサポート対応を効率化する、問い合わせ・ヘルプデスク管理ツール |
ZohoはCRMを中心に、営業やマーケティングなど55種類以上のビジネスアプリを展開しています。必要な機能を自由に組み合わせて使える設計で、特定業務に限定した導入や段階的なスケールアップにも適しています。
特にコストを抑えつつ効率化を図りたい企業に、おすすめです。
機能
CRMやSFA、マーケティングオートメーションなど、CRMに求められる機能は多岐にわたります。機能ごとにSalesforceとZohoの違いを比較し、どのような用途・目的に適しているかを解説します。
CRM機能
Sales CloudとZoho CRMの機能の違いは、以下の通りです。
機能項目 | Zoho CRM (エンタープライズ) | Sales Cloud(Enterprise) |
---|---|---|
リード管理 | ◯ | ◯ |
取引先・連絡先管理 | ◯ | ◯ |
商談(案件)管理 | ◯ | ◯ |
ドキュメント管理 | ◯ | ◯ |
商品管理 | ◯ | ◯ |
価格表 | ◯ | ◯ |
見積書の作成 | ◯ | ◯ |
請求書の発行 | ◯ | × |
基本的なCRM機能(顧客管理、商談管理など)は、SalesforceのSales Cloud、Zoho CRMどちらでも利用できます。
ただし、Salesforceには請求書の発行機能が含まれていないため、別ツールとの連携が必要です。
SFA機能
Sales CloudとZoho CRMのSFA機能の主な違いは、以下の通りです。
機能項目 | Zoho CRM (エンタープライズ) | Sales Cloud(Enterprise) |
---|---|---|
リードスコアリング | ◯ | ◯ |
割り当てルール | ◯ | ◯ |
承認プロセス | ◯ | ◯ |
レビュープロセス | ◯ | × |
入力規則 | ◯ | ◯ |
マクロ | ◯ | × |
複数パイプライン管理 | ◯ | × |
ポータル | ◯ | ◯ |
プロセスビルダー | ◯ | ◯ |
ジャーニービルダー | ◯ | ◯ |
標準レポート | ◯ | ◯ |
カスタムレポート | ◯ | 別途費用 |
売上予測 | ◯ | 別途費用 |
グラフ | ◯ | × |
KPI | ◯ | ◯ |
ファネル | ◯ | × |
ターゲットメーター | ◯ | × |
コホート分析 | ◯ | × |
象限分析 | ◯ | × |
異常検出 | ◯ | × |
AI機能 | ◯ | 別途費用 |
Sales Cloudでは、ワークフローを活用して業務の自動化が可能ですが、初期設定には一定の技術的知識が必要です。一方、Zoho CRMは、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作で、SFA機能を簡単に実装できます。
AI機能にも違いがあります。SalesforceのAI「Einstein」は高性能ですが、利用には追加費用が必要です。一方、Zoho CRMのAIアシスタント「Zia」は標準機能として追加料金なしで利用できます。
SalesforceのSFA機能については、以下の記事でも詳しく解説しています。
>>【営業管理:SFA編】SalesforceとHubSpotの料金を徹底比較!向いている企業の特徴も解説
マーケティングオートメーション機能
Sales CloudとZoho CRMのマーケティングオートメーション機能の違いは以下の通りです。
機能項目 | Zoho CRM (エンタープライズ) | Sales Cloud(Enterprise) |
---|---|---|
メールテンプレート | ◯ | ◯ |
一括メール送信 | ◯ | ◯ |
ステップメール送信 | ◯ | × |
キャンペーン管理 | ◯ | ◯ |
マーケティングアトリビューション | ◯ | 別途費用 |
顧客セグメント | ◯ | 別途費用 |
Webフォーム(リード登録) | ◯ | ◯ |
Webフォーム(連絡先登録) | ◯ | 別途費用 |
Webフォーム(問い合わせ登録) | ◯ | ◯ |
Webフォーム分析 | ◯ | ◯ |
WebフォームのA/Bテスト | ◯ | × |
ソーシャルメディアのリード自動登録 | ◯ | 別途費用 |
Sales Cloudには、基本的なマーケティングオートメーション機能が搭載されています。
しかし、ステップメールやA/Bテストなどの高度な機能を利用するには、Account Engagementをはじめとした別製品が必要です。
一方、Zoho CRMは標準でステップメールやキャンペーン管理などが可能で、追加費用なしで幅広い機能を活用できます。
セキュリティ機能
Sales CloudとZoho CRMのセキュリティ機能の比較は、以下の通りです。
機能項目 | Zoho CRM (エンタープライズ) | Sales Cloud(Enterprise) |
---|---|---|
多要素認証 | ◯ | ◯ |
IPアドレス制限 | ◯ | ◯ |
ユーザーの無効化 | ◯ | ◯ |
役職・権限 | ◯ | ◯ |
監査ログ | ◯ | ◯ |
項目単位のアクセス設定 | ◯ | ◯ |
データのバックアップ | ◯(頻度:月2回・自動) | ◯(頻度:毎週・手動) |
データセンター(拠点) | 日本 | 日本 |
どちらの製品も、多要素認証やIPアドレス制限、権限管理、監査ログなどのセキュリティ機能を備えています。企業の情報資産を安全に管理できる体制が整っているため、安心して利用可能です。
カスタマイズ性
比較項目 | Salesforce | Zoho CRM |
---|---|---|
カスタマイズ性 | カスタマイズオプションが豊富。独自のアプリケーション開発も可能。 | ノーコード・ローコードでカスタマイズが比較的容易。設定画面のUIも直感的で使いやすい。 |
Salesforceは独自アプリケーションの開発を含む高度なカスタマイズが可能で、柔軟性に優れています。
ただし、設計や実装には専門知識が必要なため、初期コストやランニングコストが大きくなる点には注意が必要です。
Zoho CRMはノーコード・ローコードでのカスタマイズに対応しており、UIも直感的で扱いやすいため、非エンジニアでも柔軟な設定変更ができます。
使いやすさ
比較項目 | Salesforce | Zoho CRM |
---|---|---|
使いやすさ | 機能が豊富な分、使いこなすまでに時間と学習コストがかかる場合がある。 | 直感的なUIとドラッグ&ドロップ操作で、導入・運用が比較的容易。 |
Salesforceは多機能な分、導入当初は学習コストがかかる傾向があります。しかし、運用に乗れば高度な業務設計が可能です。
Zoho CRMは、直感的なUIとドラッグ&ドロップによる操作性の高さから、比較的スムーズに導入・運用ができる点が評価されています。
市場シェア・知名度
比較項目 | Salesforce | Zoho CRM |
---|---|---|
市場シェア・知名度 | 国内での知名度が高く、導入実績が豊富。支援企業も多い。 | 世界的に展開しつつも、日本ではSalesforceに比べると知名度で劣るものの、導入企業は増加傾向。 |
Salesforceは、全世界で15万社以上の導入実績を持つ世界No.1のCRMプラットフォームです。日本国内でも高い知名度を誇り、多くの支援企業が存在します。
一方、Zohoは世界中でユーザーを増やしていますが、日本市場ではSalesforceに比べて知名度が低いです。ただし、日本での導入企業数も着実に増加しています。
Zohoの詳細は、以下の記事を参照ください!
>>Zohoとは?何ができる?使い方や料金、導入メリットまで解説
SalesforceとZohoのどちらのCRMツールがおすすめ?

CRMツールを検討する際、SalesforceとZohoはどちらも有力な選択肢ですが、それぞれに向いている企業や特徴が異なります。
- Salesforceに向いている方
- Zohoに向いている方
それぞれについて見ていきましょう。
Salesforceに向いている方
Salesforceは、大規模な組織や複雑なビジネスプロセスを持つ企業におすすめです。
Sales CloudやService Cloudなど、多彩な製品を組み合わせて使える点が特徴で、外部ツールと柔軟に連携できます。自社の理想的な営業管理の形を構築したい場合には、非常に有効です。
国内での導入実績も豊富で、手厚いパートナーサポートも受けられるため、安心して利用できます。
ただし、操作に慣れるまでに一定の学習コストがかかるため、社内に専任の運用支援体制を設けることが望ましいです。Salesforceの利便性については詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
>>Salesforceが役に立たない・要らないと言われる理由は?向いている企業を解説
Zohoに向いている方
Zohoは、限られた予算で営業部門の強化や業務効率化を目指す企業に適しています。Salesforceと比べて導入コストを抑えやすく、少人数の組織でも効果を発揮するコストパフォーマンスの高さが特長です。
また、CRM以外にも55種類以上の業務アプリが提供されており、必要な機能だけを組み合わせて柔軟に導入できます。UIも直感的で扱いやすいため、専任チームがいなくてもスムーズな運用が可能です。
SalesforceからZohoに移管するメリット

SalesforceからZohoへ移行する際には、以下のようなメリットがあります。
- コストパフォーマンスの向上
- カスタマイズ自在で直感的な運用が可能
それぞれについて解説します。
コストパフォーマンスの向上
Zoho CRMの大きな特長は、Salesforceよりも手頃な価格で導入・運用できる点です。
SalesforceとZohoの価格は、エンタープライズプランで比較すると以下の通りです。
Salesforce(月額) | Zoho(月額) | |
---|---|---|
名称 | Salesforce Sales Cloud Enterprise エディション | Zoho CRM エンタープライズプラン |
月額料金 | 19,800円/名 | 4,800円/名 |
プランや人数にもよりますが、最大90%近くのコスト削減が実現できるケースもあります。
さらに、ZohoはCRM以外にもメールや会計、プロジェクト管理など多くのアプリと連携できるため、システム全体の導入・維持コストを削減できます。
カスタマイズ自在で直感的な運用が可能
Zohoはノーコードでの設定変更やUIの直感性が高く、社内にIT担当者がいなくても運用を進めやすい設計です。Salesforceほどの高度なカスタマイズが不要な企業にとっては、運用負荷を軽減しつつ拡張性も確保できます。
また、Zoho社のサポート体制も充実しているため、安心して導入できます。
CRMコストの見直しポイントが分かるウェビナー「HubSpotとZohoでできること」もぜひご覧ください。
>>CRMコストの見直しポイントが分かるウェビナー「HubSpotとZohoでできること」
SalesforceからZohoに移管する方法

SalesforceからZoho CRMへの移管作業は、以下の2ステップに分かれます。
- Salesforceからのデータエクスポート
- Zoho CRMへのデータインポート
順番に見ていきましょう。
1.Salesforce からエクスポートする
移行元のSalesforceから必要なデータをCSV形式で、エクスポートする手順を説明します。
- 1-1.Salesforce からデータをエクスポート
- 1-2.エクスポートされたZIPファイルを展開し、CSVファイルを確認
1-1.Salesforce からデータをエクスポート
Salesforceにログイン後、「設定」>「データ」>「データのエクスポート」と進み、必要なデータをダウンロードします。
1-2.エクスポートされたZIPファイルを展開し、CSVファイルを確認
ダウンロードしたZIPを展開し、各CSVファイル(例:User.csv、Contact.csvなど)が揃っているか確認しましょう。
なお、Salesforceの主要なデータとZoho CRMでの対応は以下の通りです。
Salesforceのファイル名 | Zoho CRM のタブ名・項目名 |
---|---|
User.csv | ユーザー |
Lead.csv | 見込み客 |
Contact.csv | 連絡先 |
Account.csv | 取引先 |
Opportunity.csv | 商談 |
Campaign.csv | キャンペーン |
Note.csv | メモ |
Document.csv | ドキュメント |
OppotunityCompetitor.csv | 競合他社 |
Case.csv | 問い合わせ |
Product2.csv | 商品 |
Quote.csv | 見積書 |
QuoteLineItem.csv | 見積商品 |
Order.csv | 発注書 |
OrderItem.csv | 発注商品 |
Invoice.csv | 請求書 |
InvoiceLineItem.csv | 請求商品 |
SalesOrder.csv | 受注書 |
SalesOrderLineItem.csv | 受注商品 |
Vendor.csv | 仕入先 |
Pricebook2.csv | 価格表 |
Task.csv | タスク |
Event.csv | 予定 |
CSVファイルが正しく揃っていることを確認できたら、Zoho CRMへのインポート作業に進みましょう。
2.Zoho CRM でインポートする
各ファイルは、Zoho内で適切なタブ(見込み客・取引先・商談など)と対応付けながら取り込む必要があります。エクスポートしたCSVファイルをZoho CRMにインポートする具体的な手順を見ていきましょう。
- 2-1.Zoho CRM にCSVファイルをアップロード
- 2-2.アップロードしたCSVファイルをZoho CRM のタブと関連付け
- 2-3.Zoho CRM タブ内の項目と関連付け
- 2-4.Zoho CRM で移行を開始
- 2-5.インポート結果の確認
2-1.Zoho CRM にCSVファイルをアップロード
Zoho CRMに管理者権限でログインしてください。「設定」→「データ管理」→「インポート」と進み、移行元ツールとして「Salesforce」を選択します。
2-2.アップロードしたCSVファイルをZoho CRM のタブと関連付け
アップロードしたCSVの各データを、Zoho CRMの「連絡先」「取引先」など適切なタブに関連付けます。必要に応じて手動で修正することも可能です。
Salesforceのカスタムオブジェクトなど、対応するタブがない場合は、新しいタブを作成して関連付けましょう。
2-3.Zoho CRM タブ内の項目と関連付け
CSVの各列(項目)を、Zoho CRM内の該当項目にマッピングします。自動マッピング機能も活用しつつ、すべての必須項目が正しく関連付けられているかを目視で確認しましょう。
2-4.Zoho CRM で移行を開始
マッピング内容を確認後、「移行を開始する」をクリックし、データ移行を開始します。必要があれば「項目の関連付けに戻る」から修正も可能です。
2-5.インポート結果の確認
完了後、Zoho CRMからメール通知が届きます。「設定」→「データ管理」→「インポート」→「インポート履歴」から結果を確認します。
自社での移行作業が難しい場合は、実績のある移行支援ベンダーに依頼するのも一つの手です。
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SalesforceからZohoに移管する際の注意点

移管の際には、以下の点に注意しましょう。
- データベースの整理と機能の確認をする
- 社員に周知する
それぞれ詳しく解説します。
データベースの整理と機能の確認をする
移行前には、不要なデータや重複データを整理し、必要なデータだけをエクスポートできるようにしておきましょう。
また、Salesforceで使っていたカスタム項目や外部連携がZohoでも再現できるか事前に確認しておくことで、移行後のトラブルを防げます。
社員に周知する
新しいCRMへの移行は、社内全体の業務フローに影響します。Zohoの操作に慣れるための説明会やトレーニングを実施し、移行後もスムーズに運用できる体制を整えておきましょう。
移行作業をベンダーに依頼する場合は、移行後のサポート内容もあらかじめ確認しておきましょう。
SalesforceからZohoに移行してコストを抑えながら成果を最大化しよう

SalesforceからZohoへの移行は、コスト削減だけでなく、運用のしやすさや柔軟性、拡張性など、さまざまなメリットがあります。移行を通じて、自社に最適なCRM環境を構築し、営業やマーケティングの成果を最大化しましょう。
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