
Salesforceを導入したいけど、どれくらいのコストがかかるか悩んでいませんか?Salesforceの製品は機能が豊富な一方で、プランが多く、やや複雑な料金体系です。
本記事では、2025年の最新のSalesforceの価格表を元に、料金を詳しく解説します。エディションの月額料金や機能の違い、ライセンスの考え方なども紹介します。
また、他社のCRM・SFAツールと料金や特徴も比較するので、ご参照ください。
Salesforceの料金だけでツール導入を判断するのは避けましょう。重要なのは、自社の課題に最適なプランを選ぶことです。
なお、Salesforceと比較してコストを抑えられるのは、HubSpotやZohoなどです。弊社FLUEDでは料金シミュレーションを含めたサポートができるので、ぜひ無料相談会にご参加ください!
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コンテンツ目次
【2025年最新の価格表】Salesforceの月額料金は?

Salesforceは、企業規模や業種を問わず幅広いニーズに対応するクラウド型CRMプラットフォームです。営業支援やカスタマーサービス、マーケティングやEコマースなど、分野ごとに対応した製品が提供されています。
Salesforceの料金構造はやや複雑で、エディションの選択に加えて、ユーザーごとのライセンス費用が発生します。エディションとは料金プランのようなものです。
Salesforceの料金は、主に下記3つの項目で決まります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品 | Agentforce Sales(旧Sales Cloud)やAgentforce Marketing(旧Marketing Cloud)など、目的別に製品を選択する |
| エディション | 各製品には、機能やサポートレベルが異なる複数のエディションがある |
| ライセンス | 利用するユーザー数に応じて、ライセンス費用が発生する |
なお、Salesforceは2023年に価格改定(値上げ)があり、一部製品の料金が変更されました。下記の記事では料金体系を詳しく解説しているので、あわせてご参照ください。
>>Salesforceが2023年に値上げ!最大月額60,000円/ユーザーに|おすすめの乗り換え先を紹介
ここからは、Salesforceの費用を決める「製品・エディション・ライセンス」3つの項目について、詳しく見ていきましょう。
Salesforceの製品

Salesforceの月額料金は、主に4つの主要製品のエディションごとに異なります。下記に製品別の目安料金をまとめました。
| 製品名 | 目安となる月額料金(税抜) |
|---|---|
| Agentforce Sales(旧Sales Cloud) | 21,000円×利用人数分/Enterpriseエディションの場合 (エディション次第で3,000円〜66,000円) |
| Agentforce Marketing(旧Marketing Cloud) | 180,000円/Marketing Cloud Next Growthエディションの場合 (エディション次第で3,000円〜390,000円) |
| Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot) | 330,000円/Plusエディションの場合 (エディション次第で150,000円〜1,800,000円) |
| Agentforce Service(旧Service Cloud) | 21,000円×利用人数分/Enterpriseエディションの場合 (エディション次第で3,000円〜66,000円) |
Salesforceのエディション

Salesforceでは、同じ製品でも、Starter・Professional・Enterprise・Unlimitedなど複数のエディションがあります。エディションによって機能が増えますが、価格も高くなります。
必要最低限のエディションから導入し、ビジネスの成長や要件に応じて、上位のエディションに切り替えるのがおすすめです。最初から無理に最上位エディションを選ぶ必要はありません。
自社に必要な機能量に合わせて選ぶことで、過不足のない導入がしやすくなります。
Salesforceのライセンス

Salesforceでは、ユーザー1人ひとりに「ユーザーライセンス」を割り当てられます。ユーザー数が増えるほど、その分だけライセンス費用も増えていく仕組みです。
また、ライセンスの種類によってアクセスできる機能範囲が変わります。そのため「誰に」「どのレベルのライセンスを割り当てるか」を設計することが、コスト最適化のポイントです。
また、ユーザーライセンスに加えて、一部ユーザーには「機能ライセンス」を追加して、特定機能だけの付け足しも可能です。最終的な費用は「選んだ製品・エディションの1ユーザーあたり単価 × ライセンス数」で決まります。
Salesforceの料金は、選んだ製品とエディション、 ライセンス数で決まります。自社に必要なライセンス数を正しく見極めることが、無駄をなくすポイントです。
AgentforceアドオンおよびAgentforce 1 Editionの提供スタート

Salesforceは、2025年6月にAIエージェント機能を搭載した「Agentforceアドオン」と「Agentforce 1 Edition」の一般提供を開始しました。生成AIやエージェント型AIを活用した、ソリューション群の大幅なアップデートです。
アップデートされた対応製品と価格改定の概要を、下表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応製品 | ・Agentforce Sales(旧Sales Cloud) ・Agentforce Service(旧Service Cloud) ・Field Service(旧Field Service) |
| Agentforceアドオン価格(税抜) | 月額約15,000円 |
| Agentforce 1 Edition価格(税抜) | 月額約60,000円 |
| 価格改定(2025年8月1日〜) | Enterprise EditionおよびUnlimited Editionの標準価格が平均+6%の値上げ※Starter、Proは据え置き |
Agentforceの提供開始により、Salesforceではより高度なAI機能を活用できるようになりました。必要な製品やエディションを選び、AI活用を段階的に進めることで業務の効率化や生産性向上を実現できます。
SalesforceのAI機能や価格改定を把握し、計画的に導入を検討してみてください!
Agentforce Sales(旧Sales Cloud)のエディションとライセンス費用

Agentforce Sales (旧Sales Cloud)はSalesforceの主力製品の一つです。CRMとSFAが組み合わされており、見込み客の獲得から商談管理、成約後のフォローアップまでのプロセスをサポートします。
企業の規模やニーズに合わせて選べるエディションと特徴を、下記にまとめました。
| エディション名 | 月額料金/ユーザー(税抜) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Starter Suite(スタータースイート) | 3,000円 | ・すぐに使い始められる簡単設定 ・リード、取引先、商談の基本管理 ・メール連携機能 |
| Pro Suite(プロスイート) | 12,000円 | ・売上予測管理 ・カスタマイズできるレポートとダッシュボード ・見積もりと契約 |
| Enterprise(エンタープライズ) | 21,000円 | ・自由度の高い営業CRM ・Pro Suiteの全機能と商談プロセスの高度管理とデータ分析 |
| Unlimited(アンリミテッド) | 42,000円 | ・AIによる成約確度予測 ・顧客との会話内容の自動分析 ・手厚いサポートとテスト環境の利用 |
| Agentforce 1 Sales(エージェントフォース・ワン・セールス) | 66,000円 | ・AI機能と統合データを備えた営業向けの総合CRMツール |
※Starterのみ月額プランあり
中小企業の方や、基本的な顧客管理と商談管理から始めたい方には、「Starter Suite」や「Pro Suite」が適しています。
一方、大企業の方や、高度な分析・予測機能を活用して営業成果を最大化したい場合は、「Enterprise」以上のエディションがおすすめです。
ただし「レポートを閲覧したいだけのユーザー」や「レコードを編集するだけのユーザー」にも、一律で費用がかかる点にはご注意ください。
なお、関連アプリやアドオンで、Agentforce Sales (旧Sales Cloud)の効果をさらに発揮できます。
| 項目 | 月額料金(税抜) | 内容 |
|---|---|---|
| Agentforce for Sales | 15,000円〜 | 予測AIと生成AIを組み合わせて、営業プロセスを、AIエージェントが自動化する |
| Sales Programs | 12,000円〜 | 成果から逆算して育成プランを設計し、営業担当者のスキルアップにつなげる |
| Revenue Intelligence | 26,400円〜 | 営業プロセス全体のデータを分析し、目的と具体的な示唆を営業チームに届ける |
| Revenue Cloud | 24,000円〜 | 受注から請求・入金確認までの業務を大きく自動化し、最適化する |
| Partner Relationship Management | 1,200円〜 | パートナーごとに最適な情報提供や支援メニューを用意し、売上最大化を支援する |
また、Salesforceには、導入・運用を支援する「Success Plan」というサポートプランがあります。Sales Cloudを含む、多くの製品で共通のプランが用意されています。
Success Planとは、サポートのことで、主に3つのプランがあります。いずれかのプランを契約しないとサポートは受けられない点にはご注意ください。
下記に料金と特徴をまとめました。
| オプション名 | 月額料金(税抜) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Standard Success Plan(スタンダード) | 無料 | ・基本的な問い合わせ対応 ・オンラインマニュアルとFAQ ・ユーザーコミュニティでの質問 |
| Premier Success Plan(プレミア) | 該当ライセンス料の30% | ・24時間365日の問い合わせ対応 ・専門家による使い方のアドバイス |
| Signature Success Plan(シグネチャー) | 要問い合わせ | ・専任の担当者が付く ・重要イベント時の特別サポート |
Agentforce Sales (旧Sales Cloud)の価格は、シンプルに「ライセンス単価×ユーザー人数」で決まります!一方で、HubSpotなどの他社のCRMであれば、「閲覧だけのユーザーは無料」「編集だけのユーザーは安価」などの設定ができる場合もあります。詳しくは、無料相談会にご参加ください。
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Agentforce Marketing(旧Marketing Cloud)のエディションとライセンス費用

Agentforce Marketing(旧Marketing Cloud)は、マーケティングプラットフォームです。顧客理解から育成・商談化までをサポートします。下記のエディションで構成されています。
| エディション名 | 料金(税抜) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Salesforce Starter | 月3,000円/ユーザー | ・シンプルで使いやすいCRM ・効果的なメール配信と分析ができる ・営業活動がスムーズになる |
| Marketing Cloud Next Growth エディション | 月額180,000円〜/組織※年間契約 | ・担当者の経験に頼り切らず、データとAIを使って精度の高い施策を打てる ・チャネルごとのバラバラな施策ではなく、1つのストーリーとして管理できる |
| Marketing Cloud Next Advanced エディション | 月額390,000円〜※年間契約 | ・複数のパターンをテストして成果の出るシナリオをつくれる ・SMSやWhatsAppで顧客とメッセージのやり取りができる |
なお、下記のオプションサービスを組み合わせられます。
▼オプションサービス
| オプション名 | 月額料金(税抜) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Standard Success Plan | 無料 | ・いつでも学べる資料や情報を利用できる ・ほかのSalesforceユーザーと情報交換できるコミュニティに参加できる |
| Premier Success Plan | ライセンスの30% | ・専門家による導入支援やアドバイス、迅速なサポートを受けられる ・緊急トラブルには24時間365日体制のサポートあり |
| Signature Success Plan | 要問い合わせ | ・専任の担当者がつき、個別の課題解決や目標達成をサポートする ・24時間365日体制で最短でサポートする |
これらの製品やオプションを組み合わせるメリットは、より効果的なマーケティング施策を展開できる点です。例えば、基本的なメールマーケティング機能に加えて、AIを活用した顧客セグメントやキャンペーン自動化機能を組み合わせます。
そのような施策を打つことで、Agentforce Marketing(旧Marketing Cloud)の機能を強化し、マーケティングROI(投資収益率)の最大化を目指せるようになります。
オプション製品を組み合わせることで、マーケティング施策をより強化できます!
Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)のエディションとライセンス費用

Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)はBtoB向けのマーケティングツールです。取引先やコンタクト、リードを管理できます。
Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)のエディション4種類を、下記にまとめました。
| エディション名 | 料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Growth+ | 150,000円 | ・リード獲得 ・育成の基本的なMA機能を網羅 |
| Plus+ | 330,000円 | ・Growthの機能に加え、マーケティング活動の自動化と詳細な分析機能で、より効果的かつ効率的な施策展開を支援 |
| Advanced+ | 528,000円 | ・Plusの機能に加え、AIによるインサイトと高度な分析機能で、マーケティングROI(投資対効果)の最大化を追求 |
| Premium+ | 1,800,000円 | ・すべての機能を実装し、手厚いサポートが提供 |
なお、Agentforce Sales (旧Sales Cloud)と同期すると、顧客データを一元管理できます。各エディションで利用できる機能と利用料金を確認して、導入するべきエディションを選定しましょう。
Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)はSalesforceの主力製品の一つです。一方、HubSpotやZohoなどのCRMは、Salesforceと比較すると費用が安くなります。CRMツールを移行した際の料金シミュレーションもできるので、お気軽に無料相談会にご参加ください。
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Agentforce Service (旧Service Cloud)のエディションとライセンス費用

Agentforce Service(旧Service Cloud)は、顧客満足度向上を支援する製品です。誰がいつ、どのような対応をしたのか、すべてのやり取りを記録・管理できます。
主に顧客からの問い合わせ対応の効率化に適しています。そのため、コンタクトセンターやカスタマーサポートの部門での活用がおすすめです。
最新のエディション情報を下記にまとめました。
| エディション名 | 月額料金/1ユーザーあたり | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Starter Suite | 3,000円 | ・問い合わせや対応履歴をまとめて管理できる基本機能 ・顧客の行動に合わせて内容を変えられるメール配信と、効果を分析できる ・条件に応じて担当者へ自動でリードを振り分ける |
| Pro Suite | 12,000円 | ・Starterの機能に加え、Webチャットで対応できる ・定型作業を自動化して、問い合わせ対応にかかる時間を短くできる ・売上予測と見積作成をシステム上で行い、提案までの流れをスムーズにできる ・AppExchangeを使える |
| Enterprise | 21,000円 | ・AIが問い合わせ内容を読み取り、分類や優先度づけなどを自動で実行する ・FAQやナレッジを公開し、顧客自身がWeb上で問題を解決できる |
| Unlimited | 42,000円 | ・年中無休でいつでもサポートを受けられる ・AIがチャットで自動対応し、よくある質問に即時返信してくれる ・複数チャンネルからの問い合わせを1つの画面でまとめる |
| Agentforce 1 Service | 66,000円 | ・Unlimited版のすべての機能に加えて、AI関連機能を制限なくフルセットで使える ・年間で100万Flexクレジットと250万Data Cloudクレジットが付与される |
※年間契約の場合
※Starterのみ月額プランあり
メールや電話での基本的な問い合わせ管理がメインになる場合や、チームが少人数の際は「Starter Suite」や「Pro Suite」が最適です。それ以上のサポートが必要であれば、Enterprise以上のプランが有力な選択肢です。
また、Agentforce Service(旧Service Cloud)でも、Salesforceの導入・運用を支援するSuccess Planを利用できます。Agentforce Sales (旧Sales Cloud)と同様に、3つのプランがあります。
▼オプションサービス
| オプション名 | 月額料金(税抜) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Standard Success Plan(スタンダード) | 無料 | ・オンラインマニュアルとFAQの閲覧 ・コミュニティフォーラムでの質問 ・基本的な問い合わせ対応(対応時間に制限あり) |
| Premier Success Plan(プレミア) | 該当ライセンス料の30% | ・24時間365日の技術サポート ・専門家による導入 ・運用アドバイス ・システム活用状況の定期診断 |
| Signature Success Plan(シグネチャー) | 要問い合わせ | ・専任のテクニカルアカウントマネージャー配置 ・システムの予防的な監視と対策 ・最短の応答時間保証 ・24時間体制サポート ・戦略的なアドバイス |
Salesforceの料金は、ご紹介した通り高額になりがちです。より気軽にSFA・CRMツールを始めたい方には、HubSpotの導入も検討することをおすすめします。気になる方は、無料相談会にてお気軽にご相談ください。
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Salesforceのライセンス以外にかかる費用

Salesforceの利用には、これまで説明してきた製品ごとのライセンス費用以外にも、いくつかの費用が発生する可能性があります。
ここでは、Salesforceの導入・運用において、ライセンス費用以外にかかる主な費用について解説します。
機能拡張「AppExchange」
App Exchangeは、Salesforceの機能をさらに高めるための製品やサービスのマーケットプレイスです。Salesforceによって認定されたパートナー企業が開発した、様々な分野のアプリが開発されています。無料で使用できる製品やサービスもあります。
営業支援やマーケティング、カスタマーサービス、バックオフィス業務などのアプリが、無料版および有料版で提供されています。AppExchangeで、自社の課題をキーワードにして検索し、最適なアプリを見つけましょう。
AppExchangeを賢く活用すれば、Salesforceをより便利に使えるようになります。
追加アドオン
追加アドオンは、Salesforceが公式に提供する機能拡張オプションです。Salesforceの基本機能を拡張するためのサービスです。Salesforceの基本機能をさらに強化し、より高度な活用をできるようにします。
AppExchangeが、Salesforce認定パートナー企業によるアプリ提供なのに対して、アドオンはSalesforce自身が開発・提供しています。
例えば、Sales Cloud EinsteinはAIを活用し、リードのスコアリング、商談の予測、活動記録など、営業活動をサポートするツールです。
AppExchangeアプリも公式アドオンも、Salesforce活用の幅を広げます。しかし、追加費用がかかる場合があるので、事前にチェックしましょう。
自社の課題解決に本当に役立つか、コストに見合う価値があるか、導入前の吟味が欠かせません。次章では、Salesforceと他社ツールとの比較について、詳しく解説していきます。
Salesforceの料金を他社ツールと比較

Salesforceは高機能でできることが多い一方で、料金が高いと気になるのではないでしょうか?
ここでは、他社サービスの代表的なCRM・SFAツールとSalesforceの価格帯を比較してみましょう。Salesforceでは、Agentforce Sales(旧Sales Cloud)の料金プランを例に紹介します。
| ツール名 | 月額料金(税抜)/1ユーザー | 特徴 | 無料プラン/トライアル |
|---|---|---|---|
| Agentforce Sales(旧Sales Cloud・Enterprise | 21,000円 | ・カスタマイズ性が高い ・セキュリティ機能が高い ・セールスやマーケティング機能を備えたオールインワンCRM | 30日間の無料トライアルあり |
| HubSpot(Sales Hub Professional) | 12,000円/1シート※年間払い:10,800円 | ・セールスやマーケティング機能を備えたオールインワンCRM ・カスタマイズ性が高い ・Salesforceからデータを移行するのが簡単 | 無料プランあり |
| Zoho(Zoho One) | ・全従業員が利用の場合:4,400円・一部従業員が利用の場合:10,800円 | ・比較的リーズナブル ・CRM単体だけでなくZohoの他プランと併用も可能 | 15日間の無料トライアルあり |
| Microsoft Dynamics 365(Dynamics 365 Sales Professional) | 9,745円※年間払い | ・Microsoft製品と連携できる ・業務に必要なツールや機能のみ選択して導入可能 | 30日間の無料トライアルあり |
Salesforceは多機能性に優れており、特に大企業向けのCRMとして適しています。
企業の成長や業務の変化に応じて柔軟に機能を拡張できますが、その分、システムの再構築や他ツールへの乗り換え時には一定のコストが発生する点は注意が必要です。
一方で、「まずはシンプルなCRMから始めたい」「初期コストを抑えて導入したい」といった場合には、HubSpotの方が適した選択肢と言えます。
なお、下記の記事ではMAツールの比較をしているので、あわせてご参照ください。
>>中小企業におすすめのMAツール9選!料金や機能を詳しく比較 | 営業DX.jp
HubSpotなら、無料から手軽にスタートできるほか、専門知識がなくても直感的に使いこなせるようになります。「うちの会社でも本当に使えるの?」「Salesforceと比較して具体的に何が違うの?」そのような疑問や不安は、ぜひ無料相談会で解消してください!
ちなみに、主要なMAツールの機能を徹底的に比べられる、比較表を無料配布中です!

Pardot(Marketing Cloud Account Engagement)やMarketo、HubSpotなど、各ツールでできることを機能ごとに一覧化した便利なシートです。ツール選定の参考資料としてぜひご活用ください。
SalesforceとHubSpotの料金や機能を比較

SalesforceとHubSpotは、いずれも世界中で利用されているCRM・SFAプラットフォームです。本章では、それぞれの特徴を比較しながら、違いを分かりやすく解説します。
| 項目 | Salesforce | HubSpot |
|---|---|---|
| 料金 | ・製品ごとに複数のエディションがあり、個別契約が必要な場合が多い ・基本的に年間契約が必須である | ・各製品に無料/Starter/Professional/Enterpriseプランが存在する ・月額・年額払いが選択できる |
| 機能面 | ・高いカスタマイズ性や業界特化ソリューションなどによる高度な予測 ・提案ができる | ・インバウンドマーケティング機能が充実している ・マーケティングから営業、カスタマーサービスまで一元的に管理できる |
| 使いやすさ | ・設定や操作が複雑になりやすい ・導入・運用には専門知識やトレーニング、専任管理者が必要となりやすい | ・直感的で分かりやすいUIを採用している ・統一されたUIで主要機能を利用できる |
| サポート | ・標準サポートのほか、利用料金に応じたサポートサービスがある | ・Starter以上の有料プランでチャット・メール・電話によるサポートが提供されている |
| 日本語サポート | ・日本法人がある ・UIとドキュメントともに日本語が充実している ・専門サポートの一部が英語になる場合がある | ・日本法人がある ・主要画面は日本語 ・専門サポートの一部が英語になる場合がある |
| カスタマイズ性 | 自由度が高く、複雑なプロセスに対応できる | カスタマイズ性は限定的だが操作や接続が簡単である |
| 外部サービスとの連携 | ・freee for Agentforce、マネーフォワードなど、多様なアプリやツールと連携できる ・豊富なAPI連携が用意されている | ・SlackやZoom、Googleアナリティクスなど主要サービスと連携できる ・ワンクリックで可能な場合が多い |
| 主な利用者 | ・複雑な業務プロセスや業界特有の要件を持つ企業 ・高度なカスタマイズやデータ分析を重視する企業 ・専任のCRM管理者を配置できる企業 | ・インバウンドマーケティングを重視する企業 ・使いやすさや導入の手軽さを重視する企業 ・IT専門の担当者がいない、または少ない企業 ・まずは無料で試してみたい企業 |
上記の比較表からも分かるように、Salesforceは高度なカスタマイズ性や分析機能を求める大企業や、複雑なニーズを持つ企業に適しています。
一方で、HubSpotは使いやすさや導入の手軽さ、インバウンドマーケティングを重視する企業にとって魅力的な選択肢です。
実際に、SalesforceからHubSpotに移行することで、年間で数千万円以上のコストダウンを実現した事例もあります。もちろん、単純なコストだけでなく、機能要件や運用体制とのバランスを考慮することは重要です。
SalesforceからHubSpotに移行し、年間数千万円以上のコストを下げた事例は下記でご紹介しています。
Salesforceを検討中なら、よく比較されるHubSpotの料金も気になりますよね。具体的なプランや費用は、下記の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください!
>>【解説動画あり】HubSpotの料金はいくら?価格や費用をプランごとに解説
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Salesforceを導入する際の注意点

Salesforceは、適切に導入・活用することで、ビジネスに大きな効果をもたらします。一方で、注意点も把握しておきましょう。
ここで特に注意しておくべきポイントを2つ解説します。
- 複数サービスを入れる際はエディションを統一させる
- エディションのダウングレードができない
複数サービスを入れる際はエディションを統一させる
Salesforceで複数の製品を導入する場合は、同じエディションで統一する必要があります。例えば、Agentforce Sales(旧Sales Cloud)とAgentforce Service(旧Service Cloud)を導入するケースで考えてみましょう。
Agentforce Sales(旧Sales Cloud)でProfessionalを使う場合、Agentforce Service(旧Service Cloud)もProfessionalに揃えます。異なるエディションを組み合わせて利用できない点に、注意してください。
エディションが統一されていないと、製品間の連携が正しく動作しなかったり、データ共有に制限が生じたりする恐れがあります。
エディションごとに利用できる機能範囲が異なるため、一部の連携機能が制限されるリスクもあります。複数サービスを導入する際は、エディションを揃えることを前提に検討しましょう。
エディションのダウングレードができない
Salesforceでは、上位エディションに一度アップグレードすると、下位にダウングレードはできません。例えば、Agentforce Sales(旧Sales Cloud)では、EnterpriseからPro Suiteエディションへのダウングレードは不可能です。
エディションのアップグレードは、利用状況やビジネスの成長段階に合わせて慎重に検討することが重要です。必要以上の機能を含む上位エディションに切り替えると、結果的にムダなコストが発生してしまう可能性があります。
Salesforceは複数サービス導入時のエディション統一と、エディションのダウングレードができない点に注意が必要です。不要な費用を避けるためにも、事前に慎重に検討しましょう!
これからSalesforceを導入する際に押さえるべきポイント

Salesforceは、導入前の準備と導入後の運用を適切にすることで、その効果を最大限に発揮します。
ここでは、Salesforce導入を成功させるために、特に重要な5つのポイントを解説します。
- 目的を明確にする
- データ整備が必要だと認識する
- 社内の運用に根付くまでに時間はかかる
- 小規模でスタートする
- 段階的に機能を拡張する意識を持つ
それぞれの詳細を解説していきましょう。
目的を明確にする
Salesforceを導入する際は、間違ってもツール導入を目的にしてはいけません。Salesforce導入を成功させる上で、何よりも大切なのは「何のためにSalesforceを導入するのか?」という目的を明確にすることです。
流行している、競合も使用しているなどの理由で、ツール導入そのものがゴールになってしまっては、期待した効果は得られません。
Salesforceは多機能で、利用する機能やユーザー数が増えれば、その分コストもかかります。導入目的が曖昧なままでは高機能なツールであっても使いこなせず、費用ばかりかさんで効果が見えないといった結果になりかねません。
そのような事態にならないためにも、業務や課題について「Salesforceを使ってどのように解決し、どのような状態を目指すのか?」を掘り下げましょう。
例えば、下記のような目的であれば、望ましいです。
- 「営業部門のリード管理を効率化し、成約率を〇%向上させる」
- 「カスタマーサポート部門の問い合わせ対応時間を〇%短縮させる」
- 「マーケティング部門のキャンペーンの効果測定を自動化し、ROIを〇%改善する」
目的が明確になれば、Salesforceの豊富な機能の中から本当に必要なものを選び、無駄なコストを抑えられます。
データ整備が必要だと認識する
Salesforceを導入する際は、既存の顧客データをSalesforceに移行する必要があります。
しかし、既存のデータ形式とSalesforceのフォーマットがそのまま一致するケースは稀です。
多くの場合、重複データの削除や表記ゆれの統一など、インポート可能な形式に整えるフォーマット調整が必要になります。データ移行や整備は、手間と時間がかかる点に注意しましょう。
ただし、Salesforceの導入支援サービスを利用する場合は、データ移行のサポートを受けられます。代行範囲を事前に確認した上で、どの部分を専門家に任せ、どこを社内で対応するかを見極めることが大切です。
弊社FLUEDでは、名寄せ作業の代行もしています。無料相談会を開催しているので、Salesforceの導入時のデータ整備にお悩みの場合はお気軽にご相談ください!
HubSpotやSalesforceなど、CRM/MAの顧客データの名寄せに特化した、「名寄せ無料相談会」を開催中です。
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社内の運用に根付くまでに時間はかかる
Salesforceは高機能なツールであるため、社内に定着するまでには時間がかかることがあります。また、機能が多い一方で、操作方法を覚える大変さや、うまく使いこなせないといった声も少なくありません。
Salesforceの導入効果を最大化するためには、社内でのトレーニングやサポート体制を整えることが重要です。導入する体制が整っていないと、費用がムダになってしまう可能性もあります。
また、一度にすべての機能を導入するのではなく、段階的に導入を進める、スモールスタートで始めるなどの工夫も有効です。
なお、下記の記事ではSalesforceが向いている企業や、導入を成功させるポイントをまとめているので、あわせてご参照ください。
>>Salesforceが役に立たない・要らないと言われる理由は?向いている企業を解説
小規模でスタートする
いきなり全社規模でSalesforceを導入し、既存の顧客台帳や基幹システムを完全に置き換えるのは、多くの企業にとって大きな負担となります。導入プロジェクトが大規模になると、準備期間やコストも膨らみ、万が一うまくいかなかった場合の影響も大きくなってしまいます。
そこで効果的なのが、特定の部門や限定的な業務範囲に絞って、小規模からSalesforceの導入をスタートするアプローチです。
Salesforceには、さまざまなエディションやプランがあるため、必要最低限の機能を持つプランや安価なプランから試してみましょう。
また、効果が出やすく影響範囲を管理しやすい部門や業務から導入することも効果的です。小さな成功とノウハウを積み重ねて徐々に拡大すれば、リスクを抑えつつ全社展開を目指せます。
>>【解説動画あり】HubSpotの料金はいくら?価格や費用をプランごとに解説
段階的に機能を拡張する意識を持つ
Salesforceの料金体系はモジュール型で設計されており、必要に応じて機能を段階的に追加できます。例えば、営業やマーケティング、カスタマーサービスなど、部門ごとに必要な機能を選んで導入できます。
また、Salesforceの各クラウドは標準で高い連携性を持つため、後から他部門の機能を追加しても、データ統合やプロセス連携がスムーズです。
部門別の業務最適化と組織全体の調和を両立しながら拡張できる点も大きなメリットです。
企業の成長や業務の変化に合わせて柔軟に拡張できることを意識して、導入を検討してみてください。
Salesforceを導入する際は目的に合わせて最適なプランを選ぼう

Salesforceには、営業支援や顧客サポート、マーケティング支援など、目的別の製品が豊富に用意されています。一方で、エディションやライセンスの種類によって、料金や利用可能な機能が異なる点に注意が必要です。
導入時には、自社の目的やニーズに応じて最適な組み合わせを選ぶことが大切です。また、モジュール型で段階的に機能を拡張できるため、必要に応じてアップグレードができます。
また、導入の際はエディションの統一やアップグレード後のダウングレード不可といった注意点も踏まえ、計画的に運用することが大切です。必要に応じて導入支援も活用し、不要なコストを抑えて効率的に活用してみてください!
FLUEDでは、Salesforceの導入支援や運用の相談にも対応しています。最適な製品選定やサポートも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください!
ちなみに、主要なMAツールの機能を徹底的に比べられる、比較表を無料配布中です!

Pardot(Marketing Cloud Account Engagement)やMarketo、HubSpotなど、各ツールでできることを機能ごとに一覧化した便利なシートです。ツール選定の参考資料としてぜひご活用ください。
2020.11.27
2025.11.28
















