HubSpotフォームで入力されたデータは、HubSpot CRMに自動送信・連携されるのが特徴です。
また、入力補助の設定やフォームの最適化ができ、EFOの機能も兼ね備えています。
HubSpotフォームを利用するメリットは大きい一方、フォームは自由入力形式になっているため、表記ゆれが発生しやすいです。
この記事ではどのように表記ゆれが起きるのか、表記ゆれが起きた場合のBtoBマーケティングや営業活動上の課題と解決方法について解説していきます。
コンテンツ目次
HubSpotフォームから収集した会社情報を管理する上での課題
HubSpotフォームから収集したデータは、CRMへ自動連携されます。
そのため、入力データに表記ゆれがあるとそのまま自動登録され、重複データが発生してしまい管理が煩雑になります。
表記は、ユーザーが自由形式で入力した記載方法によって変わるため、HubSpotの機能だけで表記ゆれを解消することは難しいです。
以下で、よくある会社名の表記ゆれの例を表にしました。
正式会社名 | 表記ゆれ例1 | 表記ゆれ例2 | 表記ゆれ例3 | 表記ゆれ例4 | 表記ゆれ例5 |
東日本電信電話株式会社 | NTT株式会社 | NTT㈱ | エヌ・ティ・ティ株式会社 | エヌ・ティ・ティ㈱ | 東日本電信電話㈱ |
日本電気株式会社 | NEC株式会社 | NEC㈱ | エヌイーシー株式会社 | エヌイーシー㈱ | 日電 |
株式会社FLUED | 株式会社フルード | (株)FLUED | (株)フルード | 株式会社ふるーど | (株)ふるーど |
それぞれ同一の会社名ですが、入力するユーザーによっては、表記ゆれが発生してしまいます。
重複データの存在は、BtoBマーケティングや営業活動の足かせとなるため、データの名寄せをする必要があります。
そこで名寄せの実施を検討することになりますが、HubSpotの機能だけでは自動化できないため、誰かが管理する必要があります。
しかし、扱うデータは個人情報であるがゆえに外注化が難しく、社内のメンバーで管理をしなければならないケースが多いです。
BtoBマーケティングや営業活動が上手くいけばデータが増え、名寄せの対象が多くなり管理の作業工数がかさみます。
データの名寄せ方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>HubSpotで企業情報を統合するには?重複レコードを名寄せする方法を解説!
名寄せするデータが膨大になると収集がつかなくなるため、こまめに整理しましょう。
HubSpotで法人データの名寄せをしないデメリット
この章では、法人データの名寄せをしないデメリットを解説していきます。
BtoBマーケティングや営業活動で、重複アプローチなどを避けたい方は、ぜひ参考にしてください。
ホットリード・アタックリストの作成が難しくなる
法人データを名寄せしないと、ホットリード・アタックリストの作成が難しくなり、BtoBマーケティングにおけるナーチャリングが難しくなります。
例えば、次のような課題が発生します。
- 重複したリストになり、訴求に一貫性がなくなる
- 別会社のコンタクト情報として扱われ、インサイドセールスでのトークがズレる
- 進捗情報が集約されず、ホットリードの顧客状況が分からない
通常、リードにアクションがあれば、HubSpotのアクティビティー欄に登録して顧客管理(CRM)を行い、日々のBtoBマーケティングや営業活動の情報共有をします。
BtoBマーケティング活動で収集したリード情報や営業活動は、マーケティング・インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスなどと他部署への連携が必要ですが、正確なデータの情報共有なくして部署間の連携は難しいです。
一貫性がない訴求やトークにズレがあればお客様も困惑してしまい、契約を見送ってしまいます。
契約を見送るだけではなく、お客様との信頼関係が悪化し、最悪の場合は企業のブランディングイメージも大きく下がる可能性があります。
ちなみにですが、ネットビジネスサポート株式会社が「法人番号公表サイト」をもとに実施した調査によると、重複している会社名は企業全体で約4割あり、約20%は11社以上の会社名と重複していると報告しています。
重複している会社名が多いランキングを参考までに記載します。
1位 | 株式会社アシスト | 700社 |
2位 | 株式会社ライズ | 616社 |
3位 | 株式会社トラスト | 542社 |
4位 | 株式会社アドバンス | 504社 |
5位 | 株式会社フロンティア | 475社 |
6位 | 株式会社サンライズ | 465社 |
7位 | 株式会社ネクスト | 417社 |
8位 | 株式会社ワイズ | 397社 |
9位 | 有限会社アシスト | 361社 |
10位 | 株式会社エムズ | 351社 |
名寄せとはまた別問題になりますが、本来別会社として扱われるべき情報が一つに集約されてしまい、アプローチの機会を逃してしまうというケースもあります。
こういった細かなデータの重複・分散をいかに解消していくかが、BtoBマーケティングの成功の鍵です。
名寄せができていないと、どういうことになるかイメージはつきましたでしょうか?ここからはどうやって名寄せを行うかについて解説します。
HubSpotの名寄せ問題を解決!FINDFOLIOを活用しよう
HubSpotの名寄せ問題を解消するには、FINDFOLIOの活用が有効です。
この章では、FINDFOLIOのサービスとデータの名寄せ方法についてご紹介します。
FINDFOLIOとは
FINDFOLIOは60万件の法人データベースを参照して、自社リード情報に会社名などを追加することができるサービスです。
60万件の法人データベース・400万件の企業ニュース情報から、リードに属性情報をプラスできるのが特徴です。
また、HubSpotフォームと連携できるため、フォームの入力中にFINDFOLIOが法人番号を参照して会社名を自動入力し、表記ゆれを解消できます。
FINDFOLIO の名寄せ機能とは?
FINDFOLIOを利用すれば、HubSpotフォームで会社名を入力した際に、法人番号を参照して住所などとともに企業情報を自動入力できます。
直接的な名寄せ機能とは言えませんが、正確な企業情報が入力されるため、名寄せの作業をなくすことが可能です。
▼HubSpotフォームにFINDFOLIOを活用した例
上の画像にあるように、HubSpotフォームで会社名を入力すると、選択式で企業候補が表示されます。
会社名を選択すれば、法人番号を自動で参照し、住所など詳細情報が自動入力されます。
また、取得が難しい「売上高」「従業員数」「法人番号」「業種」「代表ではない部署名データ」なども付加した状態で、HubSpot CRMに追加できます。
FINDFOLIOを使えば、名寄せの作業自体が必要なくなるので、非常に便利です!
FINDFOLIOの料金プラン
FINDFOLIOの料金プランは下記です。
2024年7月現在では、初期費用無料キャンペーンも実施中です。
初期費用 | リリースキャンペーンで初期費用無料 |
月額費用 | 50,000円 |
従量課金 | +100件/月以上は従量課金 (¥100円/件) |
※初期費用キャンペーンは2024年7月時点で、予告なくキャンペーンは終了する場合があります。
※法人番号・法人情報などを付与できたものだけが従量課金の課金対象となります。
※法人番号・法人情報などが付与されない場合には従量課金の対象とはなりません。
100件以内の連携であれば、定額50,000円で利用できます。無料キャンペーンも実施しているので、詳しくはお問い合わせください。
HubSpotフォームの名寄せ問題を解決しよう!
HubSpotはフォームを簡単に作成ができるのが魅力的である一方、会社名の表記ゆれでデータの重複が発生することがあり、BtoBマーケティングや営業活動の課題となります。
正確なデータがないとホットリード・アタックリストの作成ができず、BtoBマーケティングや営業活動で適切な施策を打つことが難しくなります。
FINDFOLIOを活用すれば、HubSpotフォームの名寄せ問題の解消とEFO実施につながります。
HubSpotフォームから収集した企業情報の名寄せでお困りの方は、ぜひFINDFOLIOを試してみてください。