HubSpotのMarketing+(マーケティングプラス・Plus)をご存知でしょうか?
Marketing+は、HubSpot社が提供するMAツールであるMarketing Hubと、CMSツールであるContent Hubが組み合わさったプランのことで、2024年4月にリリースされました。
この記事では、Marketing+の機能や料金プラン、導入すべき企業の特徴について解説します。
ざっくり言うと、MarketingHub(MA機能)とContentHub(WEB制作・CMS機能)が合体したような新プランなのですが…詳しく見ていきましょう!
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コンテンツ目次
Marketing+とは?
Marketing+(マーケティングプラス)とは、HubSpotのMarketing Hub(マーケティングハブ)とContent Hub(コンテンツハブ)が組み合わさったプランのことです。
従来のCMSツールではカバーしきれない業務までサポートできるため、より効率的にコンテンツマーケティングを実施できます。
例えば、Content HubをはじめとしたCMSツールは、コンテンツ作成業務のサポートに特化した機能が搭載されています。
しかし、CMSツールのみでは、コンテンツ経由で獲得したリードのフォローなど、リードナーチャリング業務には対応しきれません。
Marketing+には、CMSに加えてMA機能も搭載されているため、リード獲得から商談化、その後のフォローまで一気通貫してサポートできます。
Marketing HubとContent Hubについては、以下の記事でも詳しく解説しているため、気になる方は参考にしてください。
>>【MAツール】HubSpot Marketing Hubの魅力や機能を解説
>>HubSpotでWebサイトが制作できる!Content Hub(旧CMS Hub)の特徴や機能をわかりやすく解説!
コンテンツマーケティングにおいて、CMSの機能のみでは対応できない範囲の業務もワンストップでカバーできるのが、Marketing+の強みです。
Marketing+の機能
ここでは、Marketing+の機能について詳しく解説します。
リード獲得につながる機能
Marketing+では、下記のようなリードの獲得をサポートする機能が搭載されています。
機能名 | 機能概要 |
埋め込み機能 | コンテンツ自体をモジュール化し、HubSpotの複数のページで利用したり、WordPressに埋め込んだりできる機能 |
コンテンツアイデアの提案機能 | ブログ記事のタイトルや内容を生成AIが提案してくれる機能 |
会員サイトの作成機能 | 特定のユーザーグループのみにコンテンツを公開できる機能 |
データベース機能 | HubSpotのデータベースを利用し、製品・サービスの一覧を作成できる機能 |
名刺の一括インポート機能 | 展示会などで獲得した名刺情報を、CSVファイルから直接インポートできる機能。SanSanなどの他社ツールとも連携可能。 |
キャンペーンの管理・追跡機能 | 対象リードの流入経路を自動で識別できる機能 |
フォローアップの自動化機能 | 展示会やウェビナーの登録情報を元に、自動でフォローアップメールを送信できる機能 |
カスタマーマッチ機能 | CRMとGoogleを連携し、適切なターゲットにのみ広告やポップアップを表示させる機能 |
リード育成につながる機能
Marketing+では、以下のようなリードナーチャリングをサポートする機能が搭載されています。
機能名 | 機能概要 |
アクティビティ追跡機能 | リード個人単位でWEB上の行動を可視化できる機能。HubSpotのタグを設置したページでのアクティビティや、個別メールの開封状況などが計測可能。 |
リードスコアリング機能 | CRMの情報を元に、リードの温度感を見極められる機能。AIを活用することにより、90日以内に成約する可能性のスコア化も可能。 |
ホットリードを特定する機能
Marketing+には、ホットリードへの素早いアプローチを実現させる機能が搭載されています。
機能名 | 機能概要 |
アラート機能 | リードのアクションを判別し、検討度が高いアクションに対してアラートを出す機能 |
開封通知機能 | リードに送付したメールが開封された際に通知を出す機能 |
外部ツール連携機能 | Salesforseなどの外部ツールと連携し、HubSpotのアクティビティや各種データを同期できる機能 |
施策の実行・運用をサポートする機能
Marketing+には、スムーズに施策を実行・運用できるようなサポート機能が搭載されています。
機能名 | 機能概要 |
Eメール作成機能 | 簡単なクリック操作だけでデザイン性の高いEメールを作成できる機能。テンプレートの利用やCRM情報の差し込みも可能。 |
LP作成機能 | ドラッグ&ドロップで、簡単にデザイン性の高いLPを作成できる機能 |
ポップアップ作成機能 | 条件によってポップアップするバナーやフォームを、簡単な操作で作成できる機能 |
ワークフロー機能 | 事前に設定した条件に一致した際に、システムが自動でアクションを起こすように設定できる機能 |
コンテンツリミックス | 作成した1つのコンテンツをAIに読み込ませることによって、自動で他のフォーマットに合わせてコンテンツを編集してくれる機能 |
コンテンツ翻訳 | 既存のWebページ全体を別の言語に翻訳する機能 |
コンテンツ埋め込み | コンテンツ自体をモジュール化し、HubSpotの複数のページで利用したり、WordPressに埋め込んだりできる機能 |
チャットサポート機能 | HubSpotの利用画面上で、HubSpot社員と1対1の有人チャットサポートを受けられる機能 |
売上貢献の計測機能
Marketing+には、どの施策やコンテンツが売上に貢献しているかを可視化できる機能が搭載されています。
また、売上貢献度は以下の粒度で可視化できます。
機能名 | 機能概要 |
チャネル毎の売上分析機能 | 流入チャネル毎の売上貢献を計測できる機能 |
キャンペーン毎の売上分析機能 | キャンペーン(施策)単位での売上貢献を計測できる機能 |
コンテンツ毎の売上分析機能 | コンテンツ単位で売上貢献を計測できる機能 |
商談化までの経路分析機能 | CVに至るまでにどのような経路を通ったのかを計測できる機能。各経路毎の離脱率や滞在時間などを表示可能。 |
投資対効果の分析機能 | 広告管理画面と連携することにより、HubSpot内でROIやROASを計算できる機能 |
各機能の組み合わせ方
上記で紹介した機能を踏まえて、Marketing+の機能の組み合わせ例について紹介します。
例えば、多言語に対応した会員向けサイトを作成する場合は、以下の図のような流れで組み合わせることが可能です。
1.コンテンツ翻訳機能を活用し、多言語対応サイトを作成(Content Hub)
2.会員サイトの作成機能を活用し、会員限定のコンテンツを配信(Content Hub)
3.ワークフロー機能を活用し、獲得したリードをインサイドセールスの担当者へ自動で割り当て(Marketing Hub)
上記のように各機能を組み合わせることで、手間をかけることなく効果の高いマーケティング活動を実施できます。
上記以外にもMarketing+の活用例は多数あります。弊社のHubSpot無料相談会では、各企業様に最適なMarketing+の活用方法をご提案しているので、気になる方はぜひご参加ください!
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Marketing+の料金プラン
Marketing+を利用できるプランは、ProfessionalとEnterpriseの2種類です。
ここでは、それぞれのプランの料金と機能の差について解説します。
料金表
Marketing+を利用できるプランの料金は以下の通りです。
▼Marketing+の料金表
Marketing+ Professional | Marketing+ Enterprise | |
月額費用 | ¥108,000〜/月 | ¥456,000〜/月 |
シート数 | 3シート | 5シート |
また、通常のMarketing HubとContent Hubを、別々に導入した場合の費用は以下の通りです。
▼Marketing HubとContent Hubを別々に導入した場合の料金表
Marketing Hub+Content Hub(Professionalプラン) | Marketing Hub+Content Hub(Enterpriseプラン) | |
月額費用 | ¥150,000〜/月 | ¥612,000〜/月 |
シート数 | 3シート | 5シート |
参考:Content Hub
上記のように、Marketing+は、Marketing HubとContent Hubを別々で導入するよりも、大幅に費用を抑えて利用できることが分かります。
各プランにおける機能の差
Marketing+における、ProfessionalプランとEnterpriseプランの機能の差は以下の通りです。
Marketing+ Professional | Marketing+ Enterprise | |
Eメールマーケティング | 月間のEメール送信件数は、マーケティングコンタクト契約数の最大10倍 | 月間のEメール送信件数は、マーケティングコンタクト契約数の最大20倍 |
広告管理 | 全ての広告タイプを使用可。5件のオーディエンス | 全ての広告タイプを使用可。15件のオーディエンス |
オムニチャネルのマーケティングオートメーション | ワークフローは10件のチームで最大300件。 | ワークフローは300件のチームで最大1,000件。行動イベントや予測リードスコアリングに対応。ワークフローの健全性モニタリングも利用可能。 |
権限セット | 権限テンプレートのみ | 独自の権限セットをカスタマイズして保存 |
会員限定ブログ | 最大2件のアクセスグループ | 最大100件のアクセスグループ |
チームを編成 | – | 最大300チーム |
カスタムオブジェクト | – | 最大10件のオブジェクト定義、合計1,000,000件のカスタムオブジェクトレコード、50件のカスタム オブジェクトパイプライン。 |
Enterpriseプランでは利用できる機能の幅が増えますが、その分費用も高額になります。自社に必要な機能を洗い出したうえで、最適なプランを選択しましょう。
Marketing+を導入すべき企業の特徴
ここでは、Marketing+の機能や特性を踏まえたうえで、導入すべき企業の特徴について解説します。
自社のコンテンツマーケティング業務を効率化したい
Marketing+には、コンテンツ作成からリードナーチャリングにおける業務の効率化を推進する機能が豊富に搭載されています。
例えば、ブログコンテンツを作成する場合、生成AIから提案された内容に沿ってサイトを作成し、その後のリードへのフォローもワークフロー機能で自動化できます。
そのため、従来かかっていたコンテンツ作成や、リードナーチャリングにかかる業務を大幅に削減できるでしょう。
上記から、Marketing+は、自社のコンテンツマーケティング業務を効率化したい企業にとって魅力的なツールだと言えます。
MA・CMSツールの導入コストを削減したい
他社よりもコストを抑えてMA・CMSツールを導入したい場合は、Marketing+がおすすめです。
例えば、他社でCMSツールを導入し、MA機能を追加する場合は、連携に手間がかかるうえに、費用も高額になるケースがあります。
Marketing+は、月額約10万円〜の利用料で容易にMA・CMS機能を連携できるため、圧倒的にコストを抑えて導入が可能です。
HubSpotの各機能の料金については、以下の記事でも解説しているため、気になる方は参考にしてください。
>>【解説動画あり】HubSpotの料金はいくら?価格や費用をプランごとに解説
他社ベンダーでCMSとMAを連携する場合は、費用が都度見積もりとなるケースが少なくありません。その点、Marketing+は明瞭価格であるため、安心して導入できます。
Marketing+を導入し、より効率的にコンテンツマーケティングを実施しましょう。
HubSpotのMarketing HubとContent Hubを組み合わせて利用できるMarketing+について紹介しました。
Marketing+は、費用を抑えたうえでMA・CMSの機能を連携させることができる魅力的なプランです。
Marketing+を導入し、自社のコンテンツマーケティング業務を効率化させましょう。
HubSpotの使い方、活用方法が聞ける、無料のオンライン相談会を開催中です。
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