2024年9月にベータ版として、リリースされたHubSpotのAI機能「Breeze(ブリーズ)」。その機能や使い方を理解するのは、少し難しいと感じる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、Breezeの3つの機能や具体的な利用方法を解説します。HubSpotでAI機能を利用するメリットも紹介しますので、活用する際はぜひ参考にしてお役立てください。
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コンテンツ目次
HubSpotのAI機能「Breeze(ブリーズ)」とは?
Breeze(ブリーズ)とは、HubSpotが提供するAIの新機能で、マーケティングや営業、カスタマーサービスなどの業務を効率化します。
具体的には、以下のような業務を支援します。
- リードの獲得
- データの自動化
- 問い合わせ対応の迅速化
詳細のAI機能は後述しますが、Breezeを活用すれば、日々の業務のサポートが可能です。
Breezeは、2024年9月にベータ版として提供されましたが、日本語版の対応はまだ完全ではありません。
しかし、主要な機能はすでに日本語に対応しており、細かな機能についても今後順次対応が進められる予定です。
また、HubSpotが公式で機能説明のウェビナーなども開催しています。プロモーションに力を入れているのが分かるため、バージョンアップにも力を入れていく機能と予想されます。
日本語対応は完全ではないものの、Breezeは業務をサポートする魅力的なAI機能です。現時点でも十分に業務に取り入れられると言えます。
HubSpotのAI機能Breezeの主要機能3つ
HubSpotのAI機能Breeze(ブリーズ)には、以下の機能があります。
- Copilot
- Agents
- intelligence
Breezeの主要機能3つを紹介するので、ぜひ理解を深めてください。
Copilot
Copilot(コパイロット)は、AIがチャット形式でサポートを提供し、HubSpotの複雑な作業を効率化する機能です。
管理画面の右上にあるCopilotのリンクをクリックして活用してください。
Copilotを起動すると、気軽に会話ができるチャットが立ち上がり、質問に対してAIが最適な回答を行い、業務のサポートをしてくれます。
HubSpotはCRM、SFA、MA、CMSと多岐にわたる機能があるため、取り扱いデータが膨大になりがちです。
膨大なデータを各メニューから検索していては、データの取得だけで多くの時間がかかります。
そこで、Copilotを利用すれば、知りたい情報やデータをすぐに抽出できます。
Copilotの現在の課題は、ベータ版の提供ということもあり、出力はほとんど英語になることです。
しかし、HubSpotも利用者に日本語入力を推奨しているため、遠くないうちに日本語への対応も完了するかもしれません。
Copilotでは、欲しいデータを伝えると、AIが検索や集計を行い、提示してくれて、日々の煩雑な業務を自動化します。
Agents
2つ目の主要機能は、Agents(エージェント)です。Agentsとは、日々の業務を自動化してマーケティングやセールスの効果を上げられる機能のことです。
Agentsには、下記4つの機能があります。
- Breezeコンテンツエージェント
- BreezeSNSエージェント
- Breeze案件創出エージェント
- Breeze顧客対応エージェント
Breezeコンテンツエージェント
Breezeコンテンツエージェントとは、Webサイトなどのコンテンツを自動生成する機能で、自社のコンテンツ作成をサポートしてくれます。
コンテンツの作成は、Webサイトの一部だけではなく、ランディングページやポッドキャスト、事例、ブログ記事も自動生成できます。
自動生成してくれるので、コンテンツの作成に迷ったらBreezeコンテンツエージェントに依頼してください。
自動生成したコンテンツは、手動でいつでも修正ができます。
そのため、Breezeコンテンツエージェントを使えば、コンテンツを作成する手間が省けるようになります。
BreezeSNSエージェント
BreezeSNSエージェントは、SNSの投稿やコンテンツ生成をAI機能で自動化して、SNSマーケティングを効率化できる機能です。
SNSの投稿やコンテンツ制作の時間と労力を削減できれば、検証や分析の時間に充てられ、SNSマーケティングのPDCAを加速できます。
また、BreezeSNSエージェントは、公開のタイミングを最適化してSNSのエンゲージメントをより高める提案もしてくれます。
SNSには、日々多くの投稿が寄せられているため、スピード感を持った投稿の対応をしなければなりません。
そういう意味でも、人力で対応するには限界があります。
また、BreezeSNSエージェントで自動生成したコンテンツでは、推奨の公開時刻が設定されています。
最適な公開タイミングがあらかじめ登録されているため、効率的にコンテンツを活用できます。
投稿するコンテンツ作成の内容に困ったら、BreezeSNSエージェントに相談をしましょう。アイデアの提案までしてくれて、企業のSNSマーケティングをサポートしてくれます。
Breeze案件創出エージェント
Breeze案件創出エージェントでは、見込みのあるリードをAI機能が抽出することで効率的な営業活動ができます。
効率的な営業を行ううえで大事なのは、優先度の高い見込み客一人ひとりに最適な内容のアプローチをすることです。
メールマーケティングなどの普及で連絡手段は増えましたが、単一的な連絡ではお客様も関心を持ってくれません。
しかし、見込み度の高いお客様に個別の連絡をしようにも、リストの抽出や連絡内容の作成で時間と労力がかかります。
Breeze案件創出エージェントを使うと、HubSpot Smart CRM内で見込み度の高いプロスペクト(見込みリード)の特定が可能です。
確度の高いリードを抽出するだけでなく、パーソナライズされた連絡方法を提案してくれます。
アプローチしたい方が一覧化されており、それぞれどのようなアプローチをするべきか提案してくれるため、日々の営業活動が効率化できます。
現在は、英語のみですが、営業活動を大きく進化させる魅力的な機能なので、日本語版のアップデートを期待しましょう。
もちろん、見込み度の高いリードへ転換するナーチャリング(教育)も重要なため、メルマガ配信に関しては下記の記事もご参考ください。
>>【HubSpot】今更聞けない「メルマガ配信」の方法を画像付きで徹底解説!今すぐできる簡単な配信先設定までご紹介!
Breeze顧客対応エージェント
Breeze顧客対応エージェントでは、チャットボットの代わりとなる機能で、カスタマーサポートを自動化して顧客の課題を解決できます。
従来のチャットボットはQ&A形式であるため、事前に手動で、設問と回答を準備する必要がありました。
しかし、Breeze顧客対応エージェントでは、AIに学習させて自動で最適な回答ができるため、事前準備がほぼ不要です。
一般的には、AIに最適な回答をさせるには、一定の学習期間が必要なので、導入してもすぐには一般利用できなかったり、精度が悪かったりします。
一方、Breeze顧客対応エージェントでは自社サービスのマニュアルサイトを読み込ませておくことで、事前に学習ができます。
そのため、初期の構築作業の負担も少なく、カスタマーサクセスの業務を効率化できます。
最適な回答を行うことで、顧客体験を向上させてサービスのロイヤリティ向上につなげてください。
>>HubSpotのチャットボットを活用!事例で学ぶ顧客コミュニケーションの改善方法 | 営業DX.jp
intelligence
3つ目の主要な機能は、intelligenceです。2億を超える購入者と企業データから顧客の潜在的な購入行動を把握できます。
ここでは、intelligenceの3つの機能を紹介します。
- データエンリッチメント
- 買い手の興味関心度を把握
- フォームの短縮
顧客との会話から潜在的欲求を引き出せる機能なので、ぜひご参考ください。
データエンリッチメント
データエンリッチメントは、日々の営業活動の最適化を実施し、案件の成約率を上げる機能です。
HubSpotにコンタクトの登録があるリードは、企業情報などで不明な項目や、入力できていない箇所があることが多いです。
そのようなときに、データエンリッチメントを利用すれば、下記ができるようになります。
- 古い連絡先や企業情報の更新
- リード獲得時にはない情報をドメインから取得
- 新しいリードに対して、スコアリングを自動化
リード情報が古かったり、項目が不足していたりする状態では、営業の商談時に適切な提案ができません。
データエンリッチメントでは、商談の成約率が高まるように、情報の更新や不足情報を補ってくれます。
また、効率的な商談になるようにリードスコアリングで連絡すべき相手に優先順位をつけられます。
誰に今連絡すべきかを可視化し、効率的な営業活動に役立ててください。
ただし、同じ企業のユーザー間でも、入力内容は常に同じとは限りません。
データの整合性を保つには、定期的に名寄せが必要です。名寄せについては、下記の記事が参考になるため、ご確認ください。
>>HubSpotで企業情報を統合するには?重複レコードを名寄せする方法を解説!
またFINDFOLIOでは、60万件以上の法人データベースからリード情報を補強し、マーケティングやインサイドセールスに役立てられます。
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買い手の興味関心度を把握
Intelligenceは、自社サイトの訪問ユーザーの興味関心度を把握できます。
Webサイト上のユーザーは個人情報を取得していなければ、通常はどのようなユーザーかは分かりません。
Intelligenceは、既存取引先の興味・関心データをもとに、コンバージョンに至りそうな企業を特定して、営業活動に利用できます。
具体的には、興味・関心度が高いユーザーとIPアドレスの紐付けができると、提案すべき内容のヒントがわかります。
Breeze(ブリーズ)Intelligenceの購入者の興味関心機能は、自社のCRMにデータ登録がない企業でも利用が可能です。
幅広く買い手の興味関心度を把握して、成約率向上にお役立てください。
フォームの短縮
Breeze(ブリーズ)Intelligenceのフォーム短縮機能は、データベースの情報から、ユーザーに代わってフォームを自動で入力します。
一般的に、フォームの入力項目が多いとユーザーは入力が手間になり、フォーム離脱をしてしまいます。
とはいえ、質問項目を少なくすると、得られる情報が少なくなり、有効なリードかどうか判断がつきません。
フォーム短縮機能では、フォームにメールアドレスを入力すれば、既存データベースから項目の抽出を行い、自動で会社名や企業情報などが表示・入力されます。
質問項目を減らすことなく、フォーム項目の入力回数を減らせるため、フォーム送信率が向上するほか、有効なリードの獲得が期待できます。
HubSpotでのフォーム作成方法は下記にて解説していますので、あわせてご参考ください。
>>HubSpotのフォームを作成・埋め込みする方法を解説!無料プランでも利用できる
HubSpotのAI機能は多岐にわたるため、業務効率化のサポートが受けられるCopilotから利用してみましょう。
HubSpotのAI機能Breezeを利用するメリットは?
HubSpotのAI機能Breeze(ブリーズ)を利用するメリットは以下の通りです。
- 生産性が向上する
- AIを使ってコンテンツの相談をしたり提案を受けられたりする
- 優先度の高いリストを提案してくれる
AI機能の利用の幅も広がるので、ご参考にしてください。
生産性が向上する
CopilotのAI機能は、知りたい情報を検索するとAIが予測して集計や方法を提示してくれます。
そのため、日々の業務を効率化し、生産性を向上させるために利用してみてください。
例えば、今月の確度が高い取引を出力したい場合に利用できます。Copilotに知りたい情報を質問すれば、集計し回答するため、情報を探す手間がありません。
また、HubSpotの機能の利用方法も質問できます。
一例として「テンプレートの編集方法が分からない」とCopilotに質問したとします。すると、以下のような設定方法を素早く解説してくれました。
HubSpotは多機能がゆえに、データの格納場所や設定方法を網羅することは困難です。
しかし、Copilotを利用すれば、AIが予測して集計や方法の提示を行い、即座に業務に取り組めるため、生産性を上げられます。
AIを使ってコンテンツの相談をしたり提案を受けられたりする
Agentsの機能を使えば、AIにコンテンツの相談をしたり、提案を受けたりできるため、コンテンツの質の担保や作成スピードを上げられます。
社内メンバーにコンテンツの相談をする場合は、メンバー間の能力が一定以上ないとコンテンツの質は担保できません。
また、相談を受けたメンバーも別の業務も抱えており、すぐに解決に向けた回答を得ることは容易ではありません。
Agentsの機能を利用することで、下記の手順に沿って素早くコンテンツを作成できます。
- AIの自動作成機能を使い、たたき台を作成してもらう
- たたき台を元に、詳細を変更してコンテンツを完成させる
また、AIに相談することで、効果の分析結果から改善点をすぐに把握できます。Agentsの機能を利用すると、メンバーの能力に関係なくコンテンツの質の担保やスピードアップが可能です。
優先度の高いリストを提案してくれる
intelligence機能を使えば、優先度の高いリストを提案してくれるため、営業における次回までのアクション内容が可視化できます。
自社リストに対してやみくも商談を進めても成約に至る確率は低く、売上は大きく上がりません。
intelligence機能では、見込みの度合いが高いリストを作成でき、優先度の高い顧客から営業ができるため、成約率を上げられます。
成約率を上げると売上も伸ばせるため、営業のモチベーションも高く維持できるようになります。
HubSpotのAI機能を利用することで、日々の業務や、マーケティング、セールスと幅広い場面でメリットを享受できます。
Breezeの活用方法はFLUEDにご相談ください
Breeze(ブリーズ)は、2024年9月にベータ版が提供されたばかりの新しい機能です。
リリースしたばかりで、充分な記載があるマニュアルもなく、分からないことが多いのではないでしょうか。
しかし、HubSpotのBreeze(ブリーズ)機能を最大限活用すれば、企業にとって大きなメリットを得られます。
株式会社FLUEDでは、HubSpotの無料相談会を開催しているため、Breeze機能の不明点の解説や活用方法をお伝えできます。
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HubSpotの新機能Breezeを利用して自動化をしよう
HubSpotの新機能Breeze(ブリーズ)を上手に使えば、コンテンツ制作の質担保や生産性向上、営業の成約率向上につながります。
しかし、日本語版が対応していない機能もあり活用に困る場合もあります。そのため、まずは日本語で回答をしてくれる、CopilotのAI機能のサポートを利用してみてください。
作業に必要なHubSpotの機能や、抽出したいデータをすぐに出してもらえるため、業務の効率化ができます。
HubSpotは新機能Breeze(ブリーズ)のプロモーションにも積極的なので、今後とも大きなバージョンアップが期待できるAI機能です。
なお、Breezeについては、HubSpot公式YouTubeチャンネルの下記動画も参考になります。
新機能Breeze(ブリーズ)を社内で活用方法を模索しても時間がかかるため、まずは、FLUEDに無料で相談してみてください。
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