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Scan to salesforceがサービス提供終了!代わりの名刺管理アプリ8選を紹介

2024.07.30

2024.08.01

営業DXツール

Salesforce用の名刺スキャンアプリ「Scan to Salesforce」のサービスが終了し、多くのユーザーが代替ツールを探しています。

サービスが終了し時間が経過しても、最適な代替手段を見つけられていない方や、新しいツールに完全に馴染めていない方も多いのではないでしょうか?

本記事では、Salesforceと連携可能な名刺管理アプリから、独立して使える効率的なツールまで幅広い選択肢を紹介します。

デジタル化が進む現代のビジネス環境において、名刺管理は重要です。

適切なツールを選ぶことで、顧客情報の管理が効率化され、営業活動や顧客サービスの質が大幅に向上します。

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Scan to Salesforceが2024年5月末にサービス終了

2024年5月31日に名刺スキャンアプリ「Scan to Salesforce」がサービス終了すると発表されました。

このアプリはSansan株式会社が提供する無料サービスで、スマホで撮影した名刺情報を直接Salesforceに取り込めます。

そのため、便利なツールとして多くのビジネスパーソンに活用されてきました。

Scan to Salesforceが人気を集めた最大の理由は、その高い名刺取り込み精度です。

無料でありながらも正確な情報をSalesforceに反映できるため、人気がありました。

この精度の高さが、多くのユーザーから支持を集めた理由の一つです。

すでにサービスが終了しているため、代替サービスに移行している方も多いのではないでしょうか。

代替サービスをまだ探している方に向けて、次章ではScan to Salesforceの代わりとなる名刺管理アプリを紹介します。

Salesforceと連携OK!Scan to Salesforceの代わりとなる名刺管理アプリ

インサイドセールスが効率良く架電するためのコツ

ここからは、Salesforceと連携可能な7つの名刺管理アプリを紹介します。

サービス名SansanPHONE APPLI for SalesforceSmartViscamソナーTHE 名刺管理 BusinessEvernote Teamsアルテマブルー
提供会社Sansan株式会社株式会社PHONE APPLI株式会社サンブリッジユーソナー株式会社株式会社NTTデータNJKBending Spoonキヤノンエスキースシステム株式会社
読み取り精度99.9%ほぼ100%ほぼ100%99.9%非公開非公開99%
導入社数9,000社以上非公開非公開非公開非公開非公開非公開
料金(税込)要問い合わせ要問い合わせ月1,430円/ID要問い合わせ要問い合わせ月2,100円/ユーザー月3,300円/ID
特徴シェア率82%Salesforceと親和性が高いSalesforceと連携法人データベースと連携シンプルな画面多彩なデータを一元管理営業活動を支援

それぞれのアプリの詳細を見ていきましょう。

Sansan

引用:Sansanの公式サイト

Sansanは、法人向けの高機能クラウド名刺管理ツールです。

Scan to Salesforceを提供していた会社の主力製品であり、高い信頼性と豊富な機能があります。

その最大の特徴は、82%の圧倒的なシェア率です。

法人向けの名刺管理サービスにおける市場において、多くの支持を得ています。

帝国データバンクの企業情報や人物に関する情報を統合し、名刺データの補完と精緻化を実施できます。

また、独自の名寄せ技術により重複レコードの問題も解消可能です。

データの一元管理に課題を感じている企業に、特に有効なソリューションを提供しています。

さらに、CRM機能も充実しており、人事情報や企業ニュースをリアルタイムに把握することが可能です。

このように、Sansanは単なる名刺管理ツールを超えた、総合的なビジネス情報管理プラットフォームとして高く評価されています。

→Sansanの公式サイト

PHONE APPLI for Salesforce

PHONE APPLI(フォンアプリ) for Salesforceは、名刺に関する情報をSalesforceと連携するツールです。

入力されたデータはWebの電話帳として活用可能。

スマホに未登録の連絡先でも、名刺データとして登録されていれば、着信時に発信元が表示されます。

モバイル対応も充実しており、アプリから簡単に名刺情報を取り込めるため、管理作業を大幅に効率化できます。

また、Salesforceの画面を離れずに名刺管理ができる直感的なUIを採用。

シンプルで見やすいデザインと操作のしやすいボタン配置により、ユーザーは迷うことなく必要な機能にアクセスできます。

Salesforceユーザーにとって、PHONE APPLI PEOPLEは最適な選択肢です。

→PHONE APPLI for Salesforceの公式サイト

SmartVisca

SmartVisca(スマートビスカ)は、Salesforceと円滑に連携できる名刺管理ツールです。

最大の特徴は、取り込んだ名刺情報を瞬時にSalesforceのデータベースと同期できる点にあります。

そのため、営業活動に不可欠な顧客情報を常に最新の状態に保つことが可能です。

実用性も高く、導入企業の91%がデータ登録の簡便さに満足しています。

また、紙の名刺をスキャンしてからデジタル化までわずか1分程度で完了し、その読み取り精度は約100%に達しています。

さらに、SlackやChatwork、LINE WORKS、Teamsといった主要なビジネスチャットツールとの連携も可能です。

チーム内で情報共有がよりスムーズになり、効率が大幅に向上します。

例えば、新しい取引先の名刺情報をSmartViscaで取り込むと、自動的にSalesforceに反映されるだけでなく、チャットツールにも通知が送信できます。

→SmartViscaの公式サイト

mソナー

mソナーは、充実した法人データベースを活用した革新的な名刺管理アプリです。

820万件もの企業情報と商業登記簿データを搭載しているのが特徴です。

単なる名刺管理を超えた、包括的な企業情報管理ツールとして活用できます。

この豊富なデータベースにより、与信や反社チェックなどの高度な企業調査も可能です。

また、名刺情報がなくても企業情報を簡単に検索・確認できるため、新規取引先の調査にも役立ちます。

操作性も優れており、スマホカメラを使って同時に6枚まで読み取ることが可能です。

名刺が大量に溜まっていても効率よくデジタル化できるため、事務作業の負担軽減を求める方に最適です。

さらに、mソナーは主要なチャットサービスやCRM・SFAツールと連携できるほか、アプリ上で社内の内線通話もできます。

情報共有から社内のコミュニケーションまでをスムーズにできる統合的なビジネスツールと言えるでしょう。

→mソナーの公式サイト

THE 名刺管理 Business

THE 名刺管理 Businessは、シンプルで直感的に操作しやすい画面が特徴の名刺管理アプリです。

必要な情報や機能にすばやくアクセスできるよう設計されており、効率的な操作が可能です。

連絡先データは、サムネイル形式で表示されます。個人名や組織名、登録日時などで並べ替えることができ、検索性に優れています。

また、OCR技術に特化した会社が開発した、高性能な文字認識エンジンを採用

修正不要の精度を目標に、認識エンジンは常に更新されているため、ユーザーは入力や修正の手間を削減できます。

さらに、同一人物や同じ組織の連絡先を一つの画面にまとめて表示する機能があり、社内のネットワークを可視化できるようになります。

新たに英語表記にも対応しているため、グローバル企業にも最適です。

→THE 名刺管理 Businessの公式サイト

Evernote Teams

引用:Evernote Teamsの公式サイト

Evernote Teamsは、ビジネスチーム向けのクラウドベースの情報管理サービスです。

テキストや画像、動画、PDFなど、多様な形式のデータをクラウド上で効率的に管理できます。

特筆すべき機能の一つは、搭載されているOCR技術です。

名刺をスキャンするだけで簡単にデジタルデータ化ができるため、リード管理が格段に効率化されます。

Evernote Teamsの運営は、2024年4月に日本法人が解散し、現在はイタリアのテクノロジー企業「Bending Spoon」が引き継いでいます。

Salesforceとの連携機能により、Evernote Teams上で作成したノートが自動的にSalesforceと同期されるため、情報の一元管理が可能です。

そのため、包括的な情報管理システムを求めるビジネスユーザーに向いています。

Evernote Teamsの公式サイト

アルテマブルー

アルテマブルーは、営業活動の効率化を徹底的に追求した名刺管理アプリです。

単なる名刺データの保存にとどまらず、営業活動全体をサポートするツールとして多機能に設計されています。

取り込んだデータを元に人脈マップの可視化や営業日報の作成、メールの一斉送信などが可能です。

また、組織内における「使いやすさ」が徹底的に考慮されています。

専門知識や導入前の複雑な準備は一切必要なく、すぐに活用できるユーザーフレンドリーな仕様です。

アルテマブルーでは、導入前に2週間の無料トライアル期間を提供しています。

この間に、実際のビジネス環境で使用感を試せるほか、同社の専門コンサルタントが最適な活用方法を提案します。

アルテマブルーの公式サイト

Salesforce連携は不可だが、安価で名刺管理ができるアプリ

次に、Salesforceと連携できないものの、安価に名刺管理ができるアプリを紹介します。

サービス名Eight TeamWantedly PeoplemyBridge
提供会社Sansan株式会社ウォンテッドリー株式会社マイブリッジ株式会社
読み取り精度非公開非公開非公開
導入社数4,000社以上400万人以上非公開
料金(税込)月19,800円/契約+アカウント料550円無料無料~
特徴Eightと連携可能最大10枚まで取り込み可能LINEで共有可能

順番に確認しましょう。

Eight Team

Eight Teamは、Sansan株式会社が提供する法人向け名刺管理サービスです。

Sansanと比較して、より小規模な組織向けに設計されているのが特徴で、初期コストを抑えつつ効率的な名刺管理を始められます。

Eight Teamの強みは、Eightで取得した名刺情報を組織内で共有し、データベース化できる点です。

個人向けアプリ「Eight」は、スマホを互いにかざすだけで簡単に名刺交換ができます。

この機能により、従来の紙の名刺交換よりもスムーズに連絡先の交換が可能です。

また、HubSpotやkintoneなどの主要なビジネスツールと連携すれば、Eightで取り込んだ名刺データを自動的に同期できます。

特に、小規模チームやスタートアップにとって魅力的な選択肢です。

法人向けに特化し、HubSpotやkintoneなどと連携できる点にメリットがあります!

Eight Teamの公式サイト

Wantedly People

引用:Wantedly Peopleの公式サイト

Wantedly Peopleは、完全無料で利用できる多機能な名刺管理アプリです。

しかし、その機能性は無料アプリとは思えないほど充実しています。

例えば、同時に10枚の名刺をデータ化できる高度なスキャン機能や、電話が来た際にその情報が表示される機能があります。

また、Wantedly Peopleの魅力的な機能の一つに、登録した名刺データをもとにした情報提供があります。

名刺交換した相手の会社が新製品・サービスを発表するなどの場合、そのニュースがアプリ内で表示されるため、関係構築に役立ちます。

特に、予算に制約のあるスタートアップや個人事業主にとって使いやすいです。

Wantedly Peopleの公式サイト

myBridge

myBridgeは、基本機能が無料で利用できる名刺管理アプリです。

このアプリの特徴は、LINEやメールで共有がしやすく、気軽に同僚や友人に名刺情報を共有できる点です。

最新のOCR技術と人の手作業を組み合わせることで、極めて正確な情報入力を実現します。

複雑なデザインの名刺や手書きの情報も確実にデジタル化できるため、安心です。

また、データ化された名刺情報は、アプリ内での検索はもちろん、メールやLINEを通じて他人に送信することも可能です。

myBridgeの便利な機能として、着信時の名刺情報表示があります。

登録した相手から電話がかかってきた際、画面に相手の名刺情報が自動的に表示されるため、即座に相手の情報を確認できます。

ただし、「共有名刺帳」というmyBridgeの別サービスに入らないと、名刺情報を他人に共有できません。

無料プランであれば、100枚までの名刺情報を他人と共有できます。

コストを抑えながら効率的な名刺管理を実現したい方に、おすすめのサービスです。

myBridgeの公式サイト

名刺管理アプリとSFA・CRMの組み合わせなら「Eight Team × HubSpot」の組み合わせがおすすめ!

Scan to Salesforceの終了に伴い、多くの企業が新たな名刺管理アプリとCRMの組み合わせを探している、もしくは新しいサービスを使っています。

その中で、以下の理由から特におすすめなのが「Eight Team × HubSpot」の組み合わせです。

  • コストパフォーマンスが優れているから
  • HubSpotとEight Teamが連携できるから
  • 段階的に移行と併用ができるから

詳しく見ていきましょう。

コストパフォーマンスが優れているから

HubSpotはSalesforceと比較して、多くの場合でコストパフォーマンスに優れています。

Salesforceは、ユーザーごとに月額料金が発生します。

例えば、Enterpriseプランでは月額19,800円(税抜)/人であり、10人のユーザーを登録する場合、月額198,000円(税別)かかります。

一方HubSpot(Sales Hubの場合)は、1シートあたりの課金体系です。Enterpriseの場合、1シートあたり月額18,000円(税抜)かかります。

シートには「表示のみシート」と「コアシート」があり、閲覧だけができる「表示のみシート」であれば費用はかかりません。

そのため、閲覧権限のみのユーザーは、課金が不要です。

一例として、10名の組織やチームで、閲覧権限で十分がユーザーが5名いれば、課金するのは5名分だけで問題ありません。

結果として、HubSpotは月額18,000円×5名=90,000円で済み、Salesforceの半分以下のコストです。特に、中小企業や成長期のスタートアップにとって、この価格差は魅力的ではないでしょうか。

Eight Teamも魅力的な料金体系を提供しています。

基本使用料として1契約あたり月額18,000円(税抜)がかかりますが、アカウント10名まで無料で利用できます。

そのため、小規模チームから始めて段階的に拡大していくビジネスモデルに最適です。

HubSpotとEight Teamの組み合わせにより、高機能なCRMソリューションを比較的低コストで構築できます。

HubSpotとEight Teamが連携できるから

HubSpotとEight Teamは、連携が可能です。

異なるソフトウェア間でデータをスムーズにやり取りできるため、それぞれ自動的に情報を共有し更新できます。

名刺情報の管理からマーケティング、セールス活動まで一貫して効率的に実施することが可能です。

例えば、Eight Teamで新しい名刺を登録すると、その情報が自動的にHubSpotの顧客データベースに反映できるようになります。

下記の記事で詳細を解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

>>HubSpotと名刺管理アプリ「Eight」は連携可能!注意点を解説

段階的に移行と併用ができるから

SalesforceからHubSpotに移行する際は、主にデータのエクスポート&インポートの作業が必要です。

データ数が多いと時間と手間がかかりますが、段階的に移行できます。

部門や機能ごとに徐々に切り替えると、チームが新システムに慣れるまで時間を確保できるようになります。

移行期間中はSalesforceとHubSpotを併用しますが、HubSpotの機能を実際の業務で評価しながら、最適な移行計画を立てられます。

社内の混乱を最小限に抑えながら、システム移行できる点はメリットです。

移行する際は、以下の記事をご参照ください。移行方法や注意点などについて詳細にまとめています。

>>SalesforceからHubSpotに移行するには?流れや注意点も解説!

>>HubSpotとSalesforceの違いとは?連携方法や使い分け方法についても解説!

SalesforceやHubspot以外にもMAツールは存在します。どれを選んだらいいか分からない方に向けて、MAツールの比較資料を作成したので、お気軽にダウンロードしてください。

ちなみに、主要なMAツールの機能を徹底的に比べられる、比較表を無料配布中です!

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Pardot(Marketing Cloud Account Engagement)やMarketo、HubSpotなど、各ツールでできることを機能ごとに一覧化した便利なシートです。ツール選定の参考資料としてぜひご活用ください。

名刺管理アプリ「Scan to Salesforce」に代わるサービスを探そう

Scan to Salesforceのサービス終了に伴い、多くの企業が代替サービスを探しています。

特に注目すべきは、Eight TeamとHubSpotの組み合わせです。

どちらもコスト効率が高く、柔軟な導入が可能な上、段階的な移行にも対応できるメリットがあります。

名刺管理アプリは、企業の規模や業務フロー、予算に応じて慎重に選びましょう。

効率的な顧客情報管理はビジネスの成功に直結するため、時間をかけて最適なソリューションを見つけてください。

弊社、株式会社FLUEDでは、HubSpotの無料相談会を実施しています。Salesforceからの乗り換えを検討されている方は、お気軽にご参加ください。

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。