
「フォーム入力後、連絡がつかない」「初動のレスポンスが遅れてしまう」このような課題に直面している方はいませんか?
現在、多くのBtoB企業がメールを中心に顧客対応をしていますが、近年ではメールの開封率や反応率が鈍くなっています。
そこで注目されているのが、「HubSpotとSMSを連携させるアプローチ」です。HubSpotのワークフロー機能にSMS配信ツールを連携すれば、即時フォローができます。
本記事では、HubSpotとSMSを連携することで得られるメリットや活用例、連携に使える主要ツールの比較まで、導入に必要な情報を詳しく解説します。
「資料請求が来たけど、すぐに連絡できなかった…」そんな悩みを解決するのが、HubSpotとSMSの連携です。自社の業務に合うかどうか気になる方は、ぜひHubSpot無料相談会でお気軽にご相談ください。
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コンテンツ目次
なぜ、HubSpotとSMSの連携が効果的なのか?

近年、Eメールの開封率は年々低下傾向にあり、多くの企業が従来のメール施策に限界を感じ始めています。特にマーケティングや営業の現場では、情報が確実に届く手段かどうかが、従来以上に重視されるポイントです。
その中で、SMSは高い開封率と即時性を持つチャネルとして注目されています。
ここでは、SMSならではの特性とHubSpotの機能を掛け合わせると、効果的な理由をまとめています。
- リード顧客の携帯電話に届けられるから
- 即時に情報が届けられるから
- HubSpotと連携できるから
リード顧客の携帯電話に届けられるから
Eメールは埋もれやすく開封されないリスクがありますが、SMSはスマホに直接通知が届くため、視認性が高くなります。ユーザーが情報を見逃しにくいことが特徴です。
すぐに届き、すぐに読まれる、その即時性と信頼性から、ビジネスコミュニケーションでも活用される場面が増えています。
実際、SMSはメールと比較して開封率・クリック率が高く、効果が実証されています。
例えば海外の調査では、SMSのクリック率が9.4%と、一斉送信メールによるクリック率(1.5%)よりも高い成果が報告されています。
参考:Omnisend 「Email, SMS,and push marketing statistics for ecommerce in 2024」
例えば、インサイドセールスで電話がつながらなかったときや、ミーティング前日のリマインドなど、SMSが効果を発揮する場面は多いですね。商談後や採用面談後のフォローにも活用できるので、業務に合わせた柔軟な使い方ができます。
即時に情報が届けられるから
ビジネスにおける意思決定は、年々スピードが求められるようになっています。
特にBtoBの営業活動では、資料請求や問い合わせの初動対応の早さが、その後の商談化や成約に直結する重要な要素です。
SMSは即時性に優れており、メールと併用することで、初動の対応品質が大きく高まります。
HubSpotと連携できるから
HubSpotの自動化機能を活用すれば、SMS配信をシームレスに実行する体制が整います。
例えば「資料請求フォームの送信」「特定ページの閲覧」など、ユーザーの行動をトリガーにしてSMSを自動送信する設定が可能です。
この連携により、人的リソースをかけずに最適なタイミングでアプローチできる体制を整えられます。
CRMの情報や行動履歴をベースにSMSでアプローチ…難しそうですが、意外と簡単に実装出来ます。是非試してみてください!
HubSpotとSMSを連携したマーケティングの活用例

HubSpotとSMSを連携することで、従来のメールや電話だけでは難しかったタイミングの最適化が可能です。
特に、顧客の行動に応じて自動でSMSを送信できる点は、マーケティング・営業の現場において、大きなメリットがあります。
ここでは、実際にどのような場面でSMS連携が活用できるのか、具体的なシーンを見ていきましょう。
- リードが特定の行動をした瞬間に、HubSpotが自動でメッセージを届ける
- 電話がつながらない時は、SMSで用件を確実に伝える
リードが特定の行動をした瞬間に、HubSpotが自動でメッセージを届ける
HubSpotのワークフロー機能を使えば、SMSの自動送信が可能です。
例えば「資料請求フォームを送信した」「無料トライアルに申し込んだ」などの行動をトリガーに、即座にメッセージを届けられます。
この仕組みにより、顧客の興味が高まっているタイミングを逃さずアプローチできるため、商談化率や成約率の向上が期待できます。
電話がつながらない時は、SMSで用件を確実に伝える
インサイドセールスやカスタマーサクセスの現場では「何度電話してもつながらない」「折り返しがない」といった悩みが少なくありません。
このようなケースでも、SMSを活用すれば用件を簡潔に伝えられます。例えば「お電話がつながらなかったため、SMSでご連絡しました」と送るだけでも、相手に気づいてもらいやすいです。
要件が明確に届けば、相手からの反応率も高まり、次のアクションにつながる可能性が高まります。
事前にSMSを活用する仕組みを組み込んでおくことで、電話がつながらない場合でも、相手にすぐ情報を届ける手段を用意できます。大事な一手を逃さないためにも、こうした即時性の高いチャネルは、これからの標準装備になるはずです。
HubSpotとSMSを連携する方法

HubSpotとSMS配信ツールを連携するには、下記の3つのステップを踏むことで簡単に実装できます。
- HubSpotと連携可能なSMS配信サービスを選定する
- HubSpotアカウントとSMS配信サービスを連携する
- HubSpotのワークフローでSMS送信アクションを設定する
連携ツールの選び方から設定方法まで、実際の導入手順をわかりやすく解説します。
1.HubSpotと連携可能なSMS配信サービスを選定する

HubSpotでSMSを活用するには、外部のSMS配信サービスと連携するのが一般的です。これらのサービスは、HubSpotのApp Marketplaceから簡単に検索できます。
中でもよく利用されているのが「Accrete(アクリート)」です。日本企業にもなじみやすく、BtoB営業やカスタマー対応での活用が広がっています。
ツールごとに無料トライアルの有無やUIの日本語対応、料金プランなどが異なるため、自社の予算や運用体制に適したサービスを選ぶことが重要です。
>>HubSpotと連携できるおすすめのツール・アプリ41選!マーケ・営業・CSから会計まで
2.HubSpotアカウントとSMS配信サービスを連携する
Accrete SMSでは、HubSpotアカウントでログインし、必要な権限を許可するだけで連携が完了します。インストールから初期設定までのステップが明確にガイドされており、特別な技術的知識がなくても問題ありません。
連携が完了すると、HubSpotのコンタクト画面から直接SMSを送信できるようになります。送信履歴はアクティビティとして、タイムラインに自動で記録される仕様です。
その結果、営業やカスタマーサポートの担当者は、メール・電話・SMSといった顧客とのやり取りを一元管理できるようになります。その結果、顧客対応の効率と品質を大幅に向上させられます。
3.HubSpotのワークフローでSMS送信アクションを設定する
HubSpotとAccrete SMSの連携が完了したら、次は自動送信の仕組みを構築します。
HubSpotのワークフロー機能を活用すれば、特定の条件を満たした際に自動でSMSを送る設定が可能です。
例えば、コンタクトの携帯電話番号が「070」「080」「090」で始まる場合のみSMSを送信する、というような条件設定ができます。
ワークフロー内で「Accrete SMS」アクションを選び、送信先電話番号やSMS本文を直接入力します。また、姓などのコンタクト情報を本文に挿入するパーソナライズも可能です。
さらに、本文内のURLを自動で短縮する機能もあり、限られた文字数の中で効果的なメッセージ配信を実現できます。
実際の設定手順は段階的に案内されており、HubSpotのUI上からスムーズに操作できます。
SMSの自動送信というと、複雑な操作が必要と思われている方もいるのではないでしょうか。実際に触ってみると想像以上にカンタンです!画面上での流れも見やすいので、初めての方でも安心ですね。
HubSpotと連携できる主要SMSツール5選

HubSpotと連携可能な代表的なSMS配信ツール5つについて、主な機能やサポート体制を比較できるよう、一覧表にまとめました。
対応しているメッセージ手段やUIの言語、国内サポートの有無など、自社に合ったツール選定にお役立てください。
項目/ツール名 | アクリート | JustCall | Sakari SMS | Salesmsg | LITTLE HELP CONNECT |
---|---|---|---|---|---|
提供元 | 日本 | インド | 米国 | 米国 | 日本 |
メッセージ手段 | SMS | SMS・通話 | SMS | SMS・通話 | SMS・LINE |
日本語UI | あり | なし | なし | なし | あり |
国内サポート | あり | なし | なし | なし | あり |
価格 | 要問い合わせ | 月$29〜 | 月$22.9〜 | 月$21〜 | 月48,600円〜 無料プランあり |
ここからは、上記の5つのツールそれぞれについて、連携のしやすさや特徴、活用シーンなどを詳しく紹介していきます。
アクリート

アクリートは、信頼性や導入のしやすさに強みがある、日本国内の企業向けに特化したSMS配信サービスです。
HubSpotとの連携にも対応しており、ワークフロー機能と組み合わせることで、SMSの自動送信を簡単に実現できます。実際、アクリートはHubSpotのSMS配信パートナー第1号として国内での連携実績があり、ビジネスシーンでの迅速な情報伝達を支援しています。
HubSpot内から重要な通知やフォローアップメッセージをSMSで送る仕組みを構築できるのも、アクリートの強みです。
対応のスピードと確実性が求められる場面でも、安心して活用できます。
また、設定手順が公開されているため、初めてのSMS連携でもスムーズに運用しやすくなります。
HubSpotユーザーにとって、日本語対応や国内サポートのあるアクリートは、安心して使えるSMS配信サービスの一つです。
Sakari SMS

Sakari SMSは、アメリカ発のSMS配信サービスで、HubSpotとスムーズに連携できるのが特長です。ワークフロー内でSMS送信の条件やタイミングを細かく設定できるため、自動送信を柔軟にコントロールできます。
また、送受信されたメッセージは会話形式で表示され、ひと目でやり取りの流れを把握できるのも魅力です。
そのため、営業やカスタマーサポートの現場でも実務に活かしやすく、実際に多くの企業が商談フォローや顧客対応のスピード向上に役立てています。
海外ツールながら、HubSpotユーザーにとっては導入しやすく、SMSコミュニケーションの効率化を図るうえで有力な選択肢です。
Salesmsg
Salesmsg(セールスメッセージ)は、SMSと音声通話の両方を一元管理できるコミュニケーションプラットフォームです。HubSpotと連携することで、SMSの自動送信や着信履歴の管理など、営業活動における接点管理を効率化できます。
特に、営業チーム向けに最適化されたUIも魅力のひとつです。担当者ごとに番号を設定できるほか、過去のSMSや通話ログも一画面で確認できるため、実務での使い勝手に優れています。
テンプレートの活用や応答の自動化にも対応しており、スピーディな初動対応やフォローアップが求められる営業シーンで有効です。
複数チャネルでの顧客接点を統合的に管理したい企業にとって、有力な選択肢と言えます。
JustCall
JustCallは、コールセンターやインサイドセールスの業務に特化した設計がなされた、通話・SMSの統合型コミュニケーションツールです。
HubSpotと連携することで、ワークフロー上でSMSの自動送信アクションを設定でき、顧客の行動に応じた即時対応を実現します。
また、通話録音や自動応答、SMSテンプレートの活用など、多機能でありながら運用がシンプルなのも特長です。
営業プロセス全体を一つのプラットフォームで完結できるため、業務効率化を図りたい企業にとっては心強い選択肢です。
特に、インサイドセールスを強化したい企業にとっては、JustCallの柔軟な通話・SMS連携機能を有効に活用できます。
LITTLE HELP CONNECT
LITTLE HELP CONNECTは、SMSとLINEの両チャネルに対応した、国産のメッセージ配信ツールです。
HubSpotとシームレスに連携し、ワークフロー内からSMSやLINEメッセージを自動送信できる仕組みが整っています。
UIはすべて日本語で提供されており、国内企業でも導入しやすい設計です。また、チャット機能やチャットボット、セグメント配信など、マーケティングに役立つ機能も豊富に備えています。
特に、複数チャネルを活用したフォロー体制を整えたい企業にとっては、実務面での柔軟性が期待できるツールです。
多機能でありながら操作性にも配慮されているため、SMS配信を起点に顧客接点を広げたい企業にとっては有力な選択肢です。
「ツールごとに特徴が異なるので、選ぶのが難しい…」そんな方も多いのではないでしょうか?自社の営業プロセスにどうフィットするかを見極めるには、専門家に相談するのもひとつの手です。
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HubSpot × SMSツールを選ぶ際のチェックポイント

HubSpotと連携するSMSツールを選定する際は、機能面だけでなく、自社の営業活動や組織体制に合致しているかを見極めることが大切です。
下記3つの観点から、自社に最適なツールかどうかを確認しましょう。
- 自社の営業スタイルに合ったツールを選ぶ
- サポート体制と操作性を導入前に確認する
- 送信件数や自動化機能などの要件を事前に整理する
自社の営業スタイルに合ったツールを選ぶ
フィールドセールスが中心なのか、インサイドセールスに注力しているのかによって、適切なSMS配信のタイミングや頻度は異なります。
例えば、フィールドセールスの場合は、直接訪問する予定があるため、事前にリマインドを送ることが重要です。一方で、インサイドセールスの場合は、電話やオンラインの対応が中心になるため、初回架電後の即時フォローが商談化の鍵を握る場面もあります。
ツールを選ぶ際は、こうした自社の営業プロセスにフィットするかを軸に判断することがポイントです。
中には、営業担当者単位での送受信管理やログ共有ができるツールもあり、チーム全体の連携力を高める手段としても活用できます。
サポート体制と操作性を導入前に確認する
操作性やサポート体制は、導入後の運用を左右する重要な要素です。特に、ツールに不慣れな担当者が多い場合、日本語対応のUIやわかりやすい画面構成は、大きな安心材料です。
トラブル発生時の対応スピードや、マニュアル・FAQといった情報の充実度も見逃せません。
国内サポートがあるかどうかも、ツール選定の重要なポイントです。加えて、問い合わせの手段として電話・チャット・メールのどれが利用できるのかも確認しておきましょう。
このような点を事前に把握しておくことで、導入後のトラブルや不安を最小限に抑え、スムーズな運用につながります。
送信件数や自動化機能などの要件を事前に整理する
ツール選定に入る前に、SMSをどのくらいの頻度で、どのような相手に送るのかといった運用イメージを明確にしておくことが不可欠です。
送信数の目安が立てば、最適な料金プランや契約形態の選定にも役立ちます。さらに、条件分岐やパーソナライズなど、自動化にどこまでの柔軟性を求めるかも明らかにしておきましょう。
将来的な活用拡大を見越して、拡張機能の有無や運用拡大に対応できる柔軟性まで確認しておくと、導入後に後悔することを防げます。
例えば、LITTLE HELP CONNECTの場合、無料プランで月200通までSMS送信が可能です。営業の初回フォローなど、一部のタイミングだけでSMSを使いたい企業であれば、無料プランでも十分対応できます。
選定の際は、そのツールでできることだけでなく、どう運用したいかという視点も大事です。導入後の使い方を具体的にイメージしておくと、ツールの違いがぐっと見えてきますよ。
SMS連携でHubSpotの接点力をさらに強化しよう

メールだけでは反応が得られにくくなっている今、SMSを取り入れることで顧客との接点を大きく広げられます。
特に開封率の高さや即時性といった特長は、BtoB営業においても有効に機能し、商談化や成約率の向上につながる要素です。
また、SMS配信とHubSpotのワークフロー機能と連携すると、顧客の行動に応じた的確なアプローチを自動化できます。このような仕組みを取り入れることで、タイミングを逃さない営業体制をつくれます。
SMS配信ツールは多く存在しますが、何より重要なのは自社の営業プロセスにフィットするかどうかです。運用体制や目的を明確にしたうえで、今後の成長にも対応できるツールを賢く選定することが成功への第一歩です。
株式会社FLUEDでは、HubSpotのSMS連携を検討中の方や、活用をさらに深めたい方に向けて、無料のオンライン相談会を実施しています。
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