世界で20万社以上が導入しているCRMツール「HubSpot」。
リード獲得から営業、CS(カスタマーサクセス)まで幅広く管理できますが、SEOツールも提供しているのをご存知でしょうか?
本記事では、HubSpotのSEOツールに焦点を当てて、その特徴やメリット、デメリットを詳しく解説していきます。
画像を用いて実際の使い方もお伝えするので、HubSpotを検討している方はぜひ最後までお読みください。
HubSpotのSEOツールは、初心者でも使いやすくなっています。ただし、代表的なSEOツールよりも機能が制限されているため、導入前にしっかり確認しましょう。
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コンテンツ目次
HubSpotのSEOツールとは?
HubSpotのSEOツールとは、HubSpotに登録する自社WebサイトのSEOを最適化するために利用できる、専用ツールです。
具体的には、SEO戦略策定やコンテンツの最適化、投資収益率の測定などができます。
Content Hub(旧CMS Hub)の無料プラン内で、基本的な機能を利用できます。
サイト全体の監査やより高度なアドバイスなどが必要な場合は、Marketing HubのProfessionalプラン以上の加入が必要です。
また、Google Search Console(サーチコンソール)と連携できるため、ユーザーの検索キーワードや記事の検索順位などの詳細なデータを取得できます。
この連携機能により、HubSpotでサイトのパフォーマンスを多角的に分析し、効果的なSEO対策が可能です。
HubSpotにSEOツールが備わっていることを知らなかった方も多いのではないでしょうか。HubSpotはWebマーケティングに必要な機能が搭載されています。
HubSpotのSEOツールでできること
HubSpotのSEツールでは、以下のようなことができます。
- サイト分析
- トピッククラスター作成
- Google Search Consoleと連携
順番に見ていきましょう。
サイト分析
HubSpotのSEOツールは、Webサイトの現状を詳細に分析し、改善点を明確にします。
具体的には、次のような分析が可能です。
- サイト内のタグやリンク構造の最適化
- ページの読み込み速度の改善
- モバイルフレンドリー性のチェック
分析結果に基づき、SEO改善に向けた具体的な対応策が提案されます。
各提案には、SEOへの影響度合いが高・中・低の3段階で示され、マーケティング担当者と開発者のどちらが対応すべき内容なのかも明記されています。
そのため、優先順位を踏まえた効果的なSEO施策を立てられるほか、部署間の役割分担も明確になり、スムーズな改善が可能です。
影響度合いや担当部署まで明記されてるため、対応するべき優先順位も付けやすくなっています。SEOに詳しくない方でも安心できますね!
トピッククラスター作成
HubSpotのSEOツールには、トピッククラスターを作成する機能が含まれています。
トピッククラスターとは、特定のテーマに関連する複数のコンテンツを、戦略的にグループ化したものです。
例えば、Webコンサルティングを提供するBtoB向けのメディアでは、SEOやWeb広告、YouTube運用などのカテゴリを作成できます。
トピッククラスターを活用するメリットは、以下の通りです。
- 関連性の高いコンテンツを体系的に整理できる
- ユーザーにとって価値のある情報を提供しやすくなる
- 検索エンジンからの評価が上がり、順位が改善する
HubSpotのSEOツールを使えば、トピッククラスターの作成と管理が容易になり、コンテンツ戦略を立てられます。
Google Search Consoleと連携
先ほどお伝えした通り、Google Search Consoleと連携することも可能です。
連携すると、以下のようなメリットがあります。
- GoogleからのWebサイトの評価や課題を把握できる
- ユーザーの検索キーワードなどのデータをHubSpot上で管理できる
- データを組み合わせ、より詳細なSEO分析ができる
Google Search Consoleでは、ユーザーの検索キーワードや記事の検索順位、サイトの問題点など、サイトに来る前の状況を確認できます。
結果として、ROI(投資収益率)などの数字測定も可能です。
具体的な連携方法は、下記の記事をご参照ください。
>>HubSpotにGoogle広告やGoogleサーチコンソールを連携させる方法を解説!
HubSpot SEOツールのメリット
HubSpotのSEOツールには、以下のようなメリットがあります。
- 1つのツールでSEO対策を完結できる
- 初心者にも使いやすい操作性と画面設計
詳細を確認しましょう。
1つのツールでSEO対策を完結できる
HubSpotのSEOツールを使えば、一連のSEO対策を1つのプラットフォームで完結できます。
具体的には、トピッククラスターを作成してコンテンツを整理し、HubSpotが提案するSEO改善策を確認・実施することが可能です。
また、Google Search ConsoleやGoogle Analyticsなどのツールとも連携が容易です。
連携することで、Googleの検索キーワードや順位、セッション数などのデータを直接取り込んで分析できます。
このように、連携した情報を活用し、より精度の高いSEO対策を講じられる点がメリットです。
つまり、他社ツールとの連携により、データに基づいたSEO対策がHubSpot内でできるようになります。
初心者にも使いやすい操作性と画面設計
HubSpotのSEOツールは、直感的な操作性と分かりやすい画面設計が特徴です。
ビジュアル的に理解しやすいダッシュボードやレポートのため、SEOの知識や経験が浅い初心者でも、戸惑うことなくツールを活用できます。
ダッシュボードには、サイトのパフォーマンスを示す重要な指標が一目で把握できるようグラフや表で表示されます。
また、レポート機能も充実しており、SEO施策の進捗状況や成果を、視覚的に確認することが可能です。
画面構成がシンプルで分かりやすくなっているため、各機能へのアクセスも迷うことなくスムーズにできます。
弊社、株式会社FLUED(フルード)では、HubSpotの無料オンライン相談会を実施しています。ぜひ、お気軽にご参加ください!貴社に合った使い方を提案しています。
HubSpot SEOツールのデメリット
HubSpotのSEOツールは便利ですが、以下のようなデメリットも存在します。
- 他社のSEO対策ツールよりは機能不足
- 日本語表記に違和感がある
- 料金プランによってはSEO機能が制限される
詳細は以下の通りです。
他社のSEO対策ツールよりは機能不足
HubSpotのSEOツールは、あくまで基本的なSEO対策をするためのものです。
専門的なSEOツールと比較すると、機能面で不足してしまうため、高度な分析には向いていません。
例えば、以下のような機能が提供されていない点は押さえておきましょう。
- 被リンクの分析機能
- ドメインパワー計測機能
- ヒートマップ機能
これらの機能は、より詳細なキーワード選定や競合分析などに役立ちます。
より高度な分析をするには、ほかのSEOツールとの併用が必要になる場合があります。
日本語表記に違和感がある
HubSpotはアメリカのツールのため、日本語訳の質にばらつきがあります。
一部のレポートやガイダンスでは、不自然な日本語訳や、言葉の選択に違和感を覚えるケースが少なくありません。
日本語訳の精度は徐々に改善されてきていますが、現状では完璧とは言い難いです。
結果として、ツールが使いにくいと感じる場合があります。
弊社、株式会社FLUEDは、HubSpotの導入支援を行うダイヤモンドパートナーとして、多数のノウハウと実績があります。「ちょっと使いにくそう」と感じていらっしゃいましたら、ぜひ無料オンライン相談会に参加して、ご相談ください。
>>【2024年最新】HubSpotの導入支援サービスとは?導入事例の多いパートナー10選
料金プランによってはSEO機能が制限される
SEO&コンテンツ戦略ツールは、料金プランによって使える機能に差があります。
上位プランでないと利用できない機能も存在するため、SEO対策に必要な機能が制限されます。
有料プランになると、主に下記が利用可能です。
- より高度なSEOの推奨機能
- サイト全体を監査する機能
- Google Search Console連携
- SEOアナリティクス機能
Content Hub(旧CMS Hub)では、無料でSEOツールが付いていますが、基本的な機能しか含まれていないため、詳細な分析をするには向いていません。
料金とSEO機能のバランスを考慮し、自社に適したプランを選択しましょう。
HubSpot SEOツールの使用方法
ここからは、HubSpotのSEOツールの使い方について画像を使いながらご説明します。
- サイトを分析する
- トピッククラスターを作成する
- Google Search Consoleとの連携する
- SEO推奨を表示する
上記を順番に確認しましょう。
サイトを分析する
HubSpotのSEOツールには、現在のWebサイトを分析し、最適なSEO対策を提案する機能があります。
具体的には、マーケティング⇒コンテンツ⇒SEO(検索エンジン最適化)の手順で利用できます。
「新しいURLをスキャン」からURLを追加して、「URLをスキャン」をクリックすると、分析結果を確認可能です。
スキャンが完了するまでには、サイトの規模やページ数によって、3時間〜6時間ほど時間がかかります。
スキャン中はツールを開いておく必要はないため、他の作業を進めている間に並行して実行するのが最適です。
実行するタイミングに注意しながら、適切な時間帯を選びましょう。
完了すると、以下のような結果が表示されます。
優先度の高い施策が分かるため、SEOに詳しくない方でも取り組みやすくなっています。
トピッククラスターを作成する
トピッククラスターを作成するには、「SEO(検索エンジン最適化)」⇒「トピック」⇒「トピックを追加」を選択します。
SEO対策で狙いたい1語目を入力してください。今回の例では「SEO」をメインキーワードとして選択します。
月間検索数や難易度が表示されます。難易度は検索結果画面の1ページに表示するための難易度を数値化しています。
100点満点で点数が高いほど、難易度が高いことを意味するので、目安にしてください。
次は、トピッククラスターの枝となるキーワードを決める作業です。「サブトピックキーワードを追加」をクリック orタップします。
メインキーワード+2語目のキーワードを入力すると、候補が表示されます。検索ボリュームを参考にしながら決めていきましょう。
適切なサブトピックキーワードを選ぶと、トピッククラスターの効果を最大化することが可能です。
トピッククラスターの作成が完了したら、コンテンツ制作とピラーページのリンク設定に入りましょう。
Google Search Consoleと連携する
Google Search Consoleと連携するには、「SEO(検索エンジン最適化)⇒「分析」⇒「はじめに」を押下します。
下記のページから「リクエストしてインストール」をクリックorタップし、手順どおり進めましょう。
管理者にGoogle Search Consoleと連携する権限を付与してもらう必要があります。
連携方法は下記の記事でも解説しています。気になる方はチェックしてください。
>>HubSpotにGoogle広告やGoogleサーチコンソールを連携させる方法を解説!
HubSpotでSEO対策をする際のポイント
HubSpotでSEO対策をするには、以下の点に気をつけることが重要です。
- 無料で使えるものを検討する
- コンテンツの品質に比重を置く
無料で使えるものを検討する
HubSpotには、無料で利用できるSEOリソースがいくつかあります。
ツール名 | 内容 |
HubSpot Website Grader | Webサイトの現状を分析し、改善点を提案してくれるツール。URL入力するだけで、無料で使用可能 |
HubSpot SEO Resources | SEO対策に関する情報や、実践的なティップスを提供するリソース集。ブログ記事やガイド、ウェビナーなどのコンテンツが無料で閲覧できる |
コストをかけずにSEO対策を進めることが可能です。
これらの無料リソースを有効に活用し、SEO対策の基礎知識を身につけましょう。
コンテンツの品質に比重を置く
HubSpotのSEOツールは強力な機能を持っていますが、あくまでもSEO対策を補助するための役割であることを忘れてはいけません。
SEO対策の本質は、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作ることです。
ツールを使えばSEO対策が完了するわけではなく、コンテンツの品質が低ければ、いくら最適化しても検索順位は上がりません。
そのため、ユーザーが求める情報を提供し、問題解決を手助けするようなオリジナリティのある、質の高いコンテンツ作りが重要です。
特に、E-E-A-Tと呼ばれる下記を意識したコンテンツ制作が求められます。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
信頼できる情報源を使い、専門的で正確な情報を提供することで、ユーザーに価値を届けられるコンテンツを作成しましょう。
おすすめは、自社の事業内容をSEOで集客することです。
これまでの経験やノウハウを知りたいユーザーは、きっといるのではないでしょうか。
自社の強みを生かした、オリジナルのコンテンツを制作することで、検索ユーザーに価値を提供できます。
弊社のメディア「営業DX.jp」では、BtoB企業の営業効率化や売上向上に役立つ情報をSEO記事として発信しています。弊社の強みのある分野を中心に、実践で培ったノウハウや事例をわかりやすく紹介しています。
HubSpotはSEO対策もできるCRMツール
HubSpotのSEOツールの特徴は、初心者でも使いやすい直感的な操作性と分かりやすい画面設計です。
サイト分析やトピッククラスター作成、Google Search Consoleとの連携など、SEO対策に必要な機能を幅広く提供しています。
ただし、料金プランによっては機能が制限されるため、自社に適したプランを選ぶことが重要です。
また、SEOツールはあくまで補助的な役割であり、ユーザーに価値のあるコンテンツ作りが SEO対策の本質であることを忘れてはいけません。
HubSpotのSEOツールを活用しつつ、コンテンツの品質向上に注力することがSEO対策成功の鍵です。
HubSpotの導入を検討されている方は、Diamondパートナーである弊社「株式会社FLUED」の無料オンライン相談会に参加してみてはいかがでしょうか。
HubSpotの使い方や貴社に合った活用方法を聞くことが可能です。
弊社、株式会社FLUEDは、HubSpotのDiamondパートナーとして多数の導入事例があります。相談会で紹介しているので、ぜひご参加ください!
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