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HubSpotとAccountEngagement(旧Pardot)を徹底比較!機能や価格の違いを知ろう

2021.12.06

2025.09.03

BtoBマーケティング

(リライト)HubSpotとAccountEngagement(旧Pardot)を徹底比較!機能や価格の違いを知ろう

「HubSpotやAccount Engagement(旧Pardot)という名前はよく聞くけれど、どちらがおすすめなのか知りたい」と思っていませんか?

HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)は、MAツールの中でも代表的な存在です。どちらもリード獲得・育成に役立つ機能を備えていますが、それぞれ強みや適した企業の特徴が異なります

本記事では、HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)について、機能や価格などを徹底比較し、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

導入や運用のしやすさ、連携できるツール、サポート体制など、選定時に気になるポイントをわかりやすく整理しました。MAツールの導入を検討している方は、最後までお読みください。

「Salesforceを使っているけど、MAはHubSpotとPardotどちらがいいの?」「今Pardotを使っているけど、HubSpotではどういう事ができるの?」とよくお問い合わせいただくので解説していきます。

ちなみに、主要なMAツールの機能を徹底的に比べられる、比較表を無料配布中です!

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Pardot(Marketing Cloud Account Engagement)やMarketo、HubSpotなど、各ツールでできることを機能ごとに一覧化した便利なシートです。ツール選定の参考資料としてぜひご活用ください。

HubSpotとMarketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)を10項目で比較

「HubSpot」と「Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)」はMAツールの中でも特に人気が高い製品です。どちらも顧客情報をもとにマーケティング活動を自動化できるツールですが、導入のしやすさや機能、サポート体制などに違いがあります

それぞれの違いを、以下の比較表にまとめました。

項目HubSpotAccount Engagement(旧Pardot)
概要CRM・MA・SFAなどが一体となったオールインワンプラットフォームSalesforce連携を前提としたMAツール
価格・無料プランあり
・段階的に有料プランへ拡張可能
・初期費用・月額ともに高額
・Salesforce利用も前提
MA機能フォーム作成、シナリオ配信など主要機能を網羅主要機能のほか、Salesforceと連携することで高度な施策が可能
CRM機能HubSpot単体で対応可能Sales Cloudの導入が必要
SFA機能HubSpotの別機能(SalesHub)で対応可能Sales Cloudの導入が必要
カスタマーサクセス機能HubSpotの別機能(SalesHub)で対応可能Service Cloudの導入が必要
Salesforceとの連携連携アプリで簡単に連携可能(※)Salesforce製品のため親和性が高い
評判・口コミ・操作が簡単で始めやすい
・機能は強力だが専門知識が必要・UIに改善の声も
サポート体制・有料プランでチャット・電話対応・ナレッジベースも充実・プランによって対応内容が異なる・英語中心のサポートも多い・サポートが別料金になる場合も
おすすめできる企業小規模〜中規模で初めてMAを導入する企業Salesforce社のツールのみでBtoBマーケ / 営業を完結したい企業

なお、HubSpotとSalesforceは、専用アプリを使うと簡単に連携ができます。

>>SalesforceからHubSpotへのデータ移行が効率化!連携アプリ「コネクタ」を紹介

それぞれの項目については、記事の中で詳しく解説していきます。自社の課題や体制に合ったツールを選ぶために、ぜひ最後までご確認ください。

もし、MAツールを選ぶ際に迷うことがあれば、FLUED社までご相談ください!

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概要

HubSpot、Account Engagement(旧Pardot)のそれぞれの概要を解説します。

HubSpotの概要

HubSpotは、無料で使えるCRMと5種類の製品で構成された統合型CRMプラットフォームです。CRMを中心に「Marketing Hub」「Sales Hub」など各機能(Hub)が連携しています。

マーケティングから営業、カスタマーサポートまでを一元管理できます。HubSpotの詳細については、下記の記事をご参照ください。

>>HubSpotとは?選ばれる理由や7つの主要機能を徹底解説

Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)の概要

Marketing Cloud Account Engagement(Account Engagement / 旧Pardot)は、Salesforce社が提供するBtoB向けのマーケティングオートメーションツールです。2022年4月7日に現在の名称へ変更されましたが、今でも「Pardot(パードット)」という呼び名で広く知られています。

同じSalesforce製品であるSales Cloudとの連携がスムーズで、リード情報から商談管理までを一貫して活用できるのが特長です。

ただし、日本語対応やUIのわかりやすさには課題があり、機能の習得には一定の慣れが必要な場面もあります。

価格

HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)は、初期費用は不要で、月額(または年額)の料金が発生します。料金はエディション構成やユーザー数/コンタクト数、配信量・機能追加(アドオン)の有無などで変動します。

リード数で金額の比較をしてみましょう。

リード数HubSpotAccount Engagement(旧Pardot)
1,000件1,080円〜96,000円150,000円〜528,000円
2,000件5,580円〜96,000円150,000円〜528,000円
5,000件18,180円〜122,966円150,000円〜528,000円
10,000件36,180円〜149,932円150,000円〜528,000円
※HubSpotの金額は、Starter〜Proプラン
※Account Engagementの金額は、Growth〜Advancedプラン

HubSpotは、年間契約だと10%OFFになります。長期利用を検討している方は、年間契約をご検討ください。

それぞれ、料金の計算方法が異なり、かなり複雑なので、ぜひ無料相談会にてご相談ください。BtoBマーケ無料相談会は、こちらからご参加できます。

HubSpotの料金プラン

HubSpotでは、2024年3月より新たに「シート制」が導入されました。最大5名までは無料で利用でき、閲覧専用の「表示シート」を活用できます。実際にコンテンツの作成や編集をするには、各Hubごとに「コアシート」または「Professionalシート」を購入する必要があります。

以下は、Marketing Hubの料金プランです。

プラン名月額料金(税抜)マーケティングコンタクト数上限含まれるコアシート数
Starter1,080円1,000件分1人分
Professional96,000円2,000件分3人分
Enterprise432,000円10,000件分5人分

Professionalプラン以上では、本格的なマーケティングオートメーション機能が利用できるようになります。顧客の行動に応じたシナリオ配信やスコアリングなどを強化したい企業には、Professionalプラン以上の導入がおすすめです。

HubSpotの料金については、以下の記事や動画で紹介しています。

>>【動画あり】HubSpotの料金はいくら?価格や費用をプランごとに解説

Account Engagement(旧Pardot / Marketing Cloud Account Engagement)の料金プラン

Account Engagement(旧Pardot)の料金プランは、以下の4種類です。いずれのプランも年間契約が前提とされています。

プラン名月額料金(税抜)プロスペクト数
GROWTH150,000円/月最大10,000件/年
PLUS330,000円/月最大10,000件/年
ADVANCED528,000円/月最大10,000件/年
PREMIUM1,800,000円/月最大75,000件/年

基本的なメール配信やフォーム作成などの機能は、GROWTHプランから利用可能です。

しかし、本格的なマーケティング施策をする場合には、PLUSプラン以上がおすすめです。各プランの詳細については、以下の記事でまとめています。

>>Pardotの価格はいくら?料金体系と機能を徹底解説

MA機能

マーケティングオートメーション(MA)ツールには、リード獲得から育成、商談化までを効率化する機能が多数搭載されています。本節では、HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)が持つ主なMA機能を比較しながら紹介していきます。

ランディングページ(LP)作成

ランディングページは、資料請求やセミナー申込などのコンバージョンポイントとして、見込み顧客との最初の接点を担う重要な要素です。MAツールを使えば、フォーム送信と同時に顧客情報を自動で蓄積でき、リード管理の効率化につながります。

HubSpot

HubSpotでは、ドラッグ&ドロップで直感的にページ作成が可能です。無料プランでも最大30件まで作成でき、初期導入にも適しています。

ランディングページの作成手順は以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご確認ください。

>>HubSpotで簡単にLP(ランディングページ)が作れる!手順を解説 | 営業DX.jp

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)もテンプレートを活用したLP作成やレイアウト調整が可能です。

しかし、ゼロからデザインする場合は、HTMLなどの専門知識が必要になります。

Webサイト上のフォーム作成

問い合わせや資料請求、セミナー申込といったフォームは、見込み顧客の情報を取得しリード化するうえで欠かせない接点です。MAツールの活用により、送信と同時にリスト追加や自動返信メールの送信などが可能になり、マーケティング施策を効率化できます。

HubSpot
※HubSpotのフォーム

HubSpotではテンプレートを使って簡単にフォームを作成でき、送信されたデータは自動でCRMに登録されます。デザインも初期段階から整っており、専門知識がなくても手軽にフォームを作成可能です。

Account Engagement(旧Pardot)
※左がAccount Engagementのデフォルトのフォーム・右がカスタマイズ後

Account Engagement(旧Pardot)はフォーム作成数に上限がなく、送信後のアクションも柔軟に設定できます。

ただし、初期状態のフォームデザインはシンプルで装飾が少ないため、見た目を整えるにはカスタマイズが必要です。テンプレートをゼロから作成して自由にデザインする場合は、専門的な知識が求められます。

Webサイト上のCTA作成

CTA(Call To Action)は、資料請求や問い合わせなどのアクションを促すための重要な導線です。MAツールを活用すれば、ポップアップやスライドインといった形式で表示するCTAも作成できるため、ユーザーの行動に合わせた訴求が可能です。

特にポップアップ形式はコンバージョン率(CVR)向上に効果的とされ、訪問者のエンゲージメント強化にもつながります。

HubSpot

HubSpotでは、ボタンや画像を使ったCTAを自由にデザインでき、表示のタイミングや条件も柔軟に設定可能です。数クリックで作成できるため、専門知識がなくてもスムーズに導入できます。

作成方法は以下の記事で解説しています。詳細を知りたい方はチェックしてください。

>>HubSpotのフォーム作成方法を解説!ポップアップ機能を使ったCVRの高め方

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)にはCTAを作成する機能が標準では備わっていません。別途、外部ツールや専門家による実装が必要です。

チャットボット作成

チャットボットは、Webサイト上でユーザーの質問に自動で応答したり、問い合わせや予約の一次対応をしたりする仕組みです。営業活動の自動化やカスタマーサポートの効率化を目的として、近年多くの企業が導入を進めています。

MAツールと連携させることで、チャットを通じて取得したユーザー情報を自動的にデータに反映し、ナーチャリング施策にも活用できます。

HubSpot

HubSpotでは、自社サイトやランディングページに設置できるチャットボットを簡単に作成できます。チャットボットの作成方法は、以下の記事で詳細に解説しています。

>>【画像で解説】HubSpotでのチャットボットの作り方 | 営業DX.jp

チャットのやり取りを通じて顧客情報を収集し、リード獲得へとつなげる設計も可能です。

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)にはチャットボット作成機能が搭載されていません。別のツールとの併用が必要になります。

ミーティング予約リンク作成

営業やインサイドセールス活動において、顧客との商談日程の調整は意外と工数のかかる業務です。MAツールにカレンダー連携機能があれば、ユーザーが担当者の空き時間を選ぶだけで商談の日程を自動で選べます。

HubSpot

HubSpotでは、Googleカレンダーと連携して空き時間を自動表示し、訪問者がそのまま商談予約を確定できます。予約完了後にはZoomの招待リンクも自動送信されるため、オンライン商談への導線もスムーズです。

ポップアップCTA上で日程調整が完結する新機能も登場しており、リード獲得から商談化までをスムーズに進められるようになりました。

>>【実証】HubSpotのポップアップCTAでミーティング予約が完結!リード獲得・商談化を促す新機能

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)には、ミーティング予約機能が搭載されていません。Salesforceとの連携を活用しても、HubSpotのような自動日程調整機能を実現することはできません。

広告キャンペーン管理

広告キャンペーン管理機能を使えば、Google広告やSNS広告の効果をMAツール上で一元的に可視化できます。管理機能により、どの広告施策が成果につながったのかを把握できるようになり、効果的な広告運用が可能です。

HubSpot

HubSpotでは、広告アカウントを接続し、各キャンペーンのパフォーマンスを確認できます。接続可能な媒体は、Google Ads・Facebook・Instagram・LinkedInです。

詳細は以下の記事や動画をチェックしてください。

>>HubSpotの広告連携と測定ツール活用方法!Google広告からFacebook広告、LinkedIn広告まで

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)は、Plusプラン以上でGoogle AdsやFacebook、Instagramなどの広告キャンペーン管理機能を利用できます。

Web閲覧履歴分析

Webサイト上での閲覧履歴分析により、顧客がどの製品やサービスに興味を持っているかを把握し、適切にアプローチできます。営業活動やマーケティング施策の判断材料として非常に有効です。

HubSpot

HubSpotでは、Cookie情報をもとに訪問者の行動を可視化し、PV数や回遊率などをダッシュボードで確認できます。コンバージョン改善のヒントを得るのに役立ちます。

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagementでも、Cookieを利用して訪問者の閲覧履歴を取得できます。「ページアクション機能」により、特定ページの閲覧をきっかけにメール配信やリスト追加、Slack通知などを自動で実行可能です。

営業担当は見込み顧客の行動をリアルタイムに把握し、最適なタイミングでアプローチできます。閲覧履歴はSalesforceにも連携されるため、商談時の提案精度向上にもつながります。

メール一斉配信

メール一斉配信は、リードに対して一括で情報を届ける機能です。リスト単位のセグメント配信に加え、開封率・クリック率の計測やA/Bテストにより、効果測定と施策改善を効率的に進められます。

HubSpot

HubSpotの強みは一斉配信だけでなく、パーソナライズや配信結果の可視化機能も充実しており、PDCAを高速に回せる点です。テンプレートを使って簡単にデザイン性の高いメールを作成できます。

>>【HubSpot】今更聞けない「メルマガ配信」の方法を画像付きで徹底解説!今すぐできる簡単な配信先設定までご紹介!

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)も一斉配信に対応しており、同一リスト内での内容を出し分けもできます。A/Bテストや詳細なレポート機能も備えています。

ただし、メールのデザイン自由度はやや低く、見た目にこだわる場合は工夫が必要です。

シナリオメール配信

シナリオメールは、ユーザーの行動や属性に応じて、段階的にメールを自動配信する仕組みです。検討フェーズに合わせた情報提供により、リードの育成や商談化を後押しします。

HubSpot

ワークフロー機能で条件分岐を視覚的に設計できるため、シナリオ設計がしやすくなります。初めてでも扱いやすく、マーケティング施策を柔軟に組み立てられます。設定方法は以下をご覧ください。

>>便利なHubSpotのステップメールとは?設定方法、シナリオ設定などのポイントを解説

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)では、Engagement Studioでシナリオメールの配信が可能です。表記や操作方法がやや専門的で、担当者の知識に依存しやすい点には注意が必要です。

トリガーメール配信

トリガーメールとは、ユーザーの特定の行動や条件をきっかけに、自動で配信されるメールのことです。資料請求やセミナー参加などの直後にリアルタイムでアプローチし、顧客との接点を逃しません。


HubSpot

HubSpotでは、ワークフローで特定の条件(フォーム送信、取引ステージの変化など)をトリガーに設定し、最適なタイミングでメールを自動配信できます。設定方法は以下でまとめています。

>>HubSpotの自動返信メール機能を徹底解説!3種類の設定方法を紹介

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)でもトリガーメール配信は可能です。

ただし、トリガーにできるのはAccount Engagement内のデータに限られ、Salesforceの商談情報などは連動対象外です。

CRM機能

Account Engagement(旧Pardot)はMAツールのため、顧客情報の管理や商談の進捗管理などのCRM機能は備えていません。顧客管理をするには、Salesforceとの連携が必要です。

一方で、HubSpotはCRMとMAの両機能を1つのツールで提供しているため、単体で見込み顧客の管理から育成、商談化までを完結できます。導入・運用の手軽さや、各機能間のデータ連携のスムーズさを重視する場合は、HubSpotの統合型アプローチが強みです。

顧客情報管理

顧客情報管理とは、見込み顧客や既存顧客の氏名、企業名、連絡先、役職、関心分野、接点履歴などの情報を一元的に管理する機能のことです。マーケティングや営業活動の質を高めるために、正確で最新の顧客情報の蓄積と活用が欠かせません。

HubSpot

HubSpotでは、ランディングページやフォームから取得したリード情報が自動でCRMに登録されます。手動入力の手間なく最新情報を保持できるのが特徴で、営業やマーケティング施策にすぐ活用できます。

HubSpotの顧客管理機能については、以下の記事をご確認ください。

>>HubSpotで顧客管理できる?各機能でできることや使い方を徹底解説! | 営業DX.jp

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)には、顧客情報管理機能はありません。Salesforceと連携することで、リード情報を取り込めます。

顧客との対応履歴の蓄積

メールや電話、商談・訪問といった顧客との接点履歴をCRMに蓄積しておくことで、対応の引き継ぎや再アプローチがスムーズになります。チーム全体で履歴を共有できる点も重要です。

HubSpot

HubSpotでは、GmailやOutlookなどのメールサービスと連携し、やり取りを自動で記録できます。受信メールも自動で取り込まれるため、対応漏れや属人化を防げます。電話・商談履歴も、各種サービスとの連携で記録可能です。

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)自体には、顧客との対応履歴を蓄積する機能はありません。Salesforceとの連携により「プロスペクトのアクティビティ」に情報が表示されるようになります。

名刺管理ソフトとの連携

Sansanやeightなどの名刺管理ソフトと連携することで、手入力の手間なく正確な顧客情報をCRMに取り込めます。ナーチャリングや営業活動への即時活用にもつながります。

HubSpot

HubSpotは名刺管理ソフトと連携でき、顧客情報をスムーズに顧客管理機能に反映できます。モバイルアプリにおける名刺の読み込み方法については、以下の記事をご参照ください。

>>HubSpotモバイルアプリの名刺読み込み方法は?他の名刺管理サービスとも比較!

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)は名刺管理ソフトとの連携はできません。Salesforceで顧客管理をしている場合、Salesforce側で名刺管理ソフトと連携できます。

SFA機能

Account Engagement(旧Pardot)は、MAツールのため、SFA機能は備えていません。営業管理や顧客情報の蓄積、売上予測などのSFA機能を活用するには、Salesforce Sales Cloudと連携することが前提です。

SalesforceとHubSpotのSFA機能での比較は以下の記事で詳しく紹介しているので、合わせてご確認ください。

>>【営業管理:SFA編】SalesforceとHubSpotの料金を徹底比較!向いている企業の特徴も解説

営業の進捗管理

営業の進捗管理は、リード獲得から受注・失注までの各フェーズを可視化し、営業活動の状況を把握・管理する機能です。進捗を見える化することで、適切なフォローやリソース配分ができます。

HubSpot

HubSpotは、営業進捗をダッシュボード上で管理でき、あらかじめ用意されたテンプレートを使ってレポートも簡単に作成できます。営業活動の見える化をすぐに始めたい企業に適しています。

HubSpotでSFA機能を活用するには「Sales Hub」の利用が必要です。詳しくは以下の記事をチェックしましょう。

>>HubSpot Sales Hubとは?SFA・CRMとして営業管理・案件管理ができる!

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagementには営業進捗管理機能はなく、Salesforceとの連携が必要です。Salesforceでは、商談管理やダッシュボード機能により、パイプライン全体を可視化できます。

売上フォーキャスト

売上フォーキャストは、商談の進捗状況や顧客とのやり取り、過去の成約データなどをもとに、将来の売上を予測する機能です。マネージャーや経営層にとって、営業全体のパフォーマンスを把握し、目標達成に向けた施策を早期に検討するための判断材料です。

HubSpot

HubSpotでは、月別・担当者別に売上予測を集計できます。過去の商談履歴や実績をもとに予測精度を高められ、HubSpot単体で予実管理まで完結できる点が特長です。

HubSpotのフォーキャスト機能については、以下の記事で解説しています。

>>HubSpotを活用して予実管理(ヨミ管理)をするには?フォーキャスト機能を解説

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)には売上フォーキャスト機能はありません。フォーキャスト機能が必要な場合は、Salesforce Sales Cloudを導入しましょう。

営業タスク管理

営業タスク管理とは、商談やフォローアップ、リマインド対応など、営業担当者がするべきアクションを見える化・整理することです。タスクの漏れを防ぎ、優先順位をつけて営業活動を効率化します。

HubSpot

HubSpotでは、営業タスクの作成・期限設定・進捗管理が簡単にできます。Googleカレンダーと連携すると、予定もスムーズに取り込むことが可能です。

また、タスクの期限が近づくとリマインド通知が届く仕組みもあり、抜け漏れ防止と業務効率化に役立ちます。HubSpotのタスク管理機能については、以下の記事でまとめています。

>>HubSpotでタスク管理までできる!? インサイドセールスや営業での活用例を解説

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)には、営業タスク管理機能はありません。営業タスクを管理する場合は、Salesforce Sales Cloudの商談・活動管理機能を活用する必要があります。

営業情報の蓄積

営業情報の蓄積は、商談の進捗や提案内容、見込み金額などを記録・管理し、案件の状況をチームで把握・共有できるようにする機能です。情報を蓄積していくことで、営業活動の最適化やフォローアップの精度向上が図れます。

HubSpot

HubSpotでは、選択式入力やチェックボックスなどで入力の手間を抑えつつ、案件情報を効率的に蓄積できます。HubSpot単体で管理が完結するため、シンプルな運用を重視する企業に向いています。

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)には案件情報の蓄積機能はありません。Sales Cloudでは柔軟に項目設計が可能で、自社の営業プロセスに合わせた管理ができます。

カスタマーサクセス機能

HubSpotでは「Service Hub」を使うことで、チャット対応・問い合わせ管理・チケット化など、カスタマーサクセス業務を一元的に管理できます。

>>HubSpotのService Hub(サービスハブ)とは?カスタマーサポートやカスタマーサポートサクセスに使える機能や料金のご紹介

一方で、Account Engagement(旧Pardot)はあくまでMAに特化したツールであり、カスタマーサクセス機能は備えていません。必要な機能は、Salesforceの「Service Cloud」など別サービスとの連携で補う必要があります。

有人チャットサポート

有人チャットサポートは、Webサイト上のチャットウィンドウで、顧客が担当者とリアルタイムにやり取りできる機能です。チャットボットとは異なり、担当者がその場で個別対応をするため、複雑な問い合わせにも柔軟に対応できます。

HubSpot

HubSpotでは、有人チャットサポート機能があります。チャットボットと有人対応のスムーズな切り替えが可能です。

チャットでのやり取りはそのままCRMに記録され、履歴の一元管理にも対応。サポート対応の属人化を防ぎつつ、効率的かつ高品質な顧客対応ができるようになります。

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)には、チャットによる問い合わせ受付機能はありません。有人チャットサポートを導入したい場合は、Service Cloudを利用しましょう。

問い合わせメール管理

問い合わせメール管理は、顧客から届くメールをチームで一元管理し、対応状況を可視化する仕組みです。共通の受信トレイを使うことで、誰が・いつ・どのように対応したかが共有され、対応漏れや重複対応を防げます。

HubSpot

HubSpotでは、問い合わせ専用のメールアドレスを発行し、チーム全体で受信トレイを共有できます。担当者同士で情報をスムーズに引き継ぎながら、迅速かつ的確な対応が可能です。

HubSpotのヘルプデスク機能については、以下の記事を確認しましょう。

>>HubSpotの受信トレイ(ヘルプデスク)機能でできることとは?メリットや活用方法についても詳しく解説

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)には、サポート用メールアドレスを作成する機能はありません。問い合わせメール管理をする場合は、Salesforce側での対応が必要です。

タスク・チケット管理

タスク・チケット管理は、顧客からの問い合わせや依頼を1件ずつチケットとして記録し、対応の進捗をチームで管理する仕組みです。担当者の割り当てや対応期限、対応履歴を可視化することで、属人化を防ぎ、抜け漏れのない対応を実現します。

HubSpot

HubSpotには、サポート業務に特化したチケット管理機能が備わっており、顧客情報と問い合わせ内容を確認しながら対応が可能です。チャットからの問い合わせも自動でチケット化し、複数チャネルの問い合わせを一元管理できます。

対応履歴はダッシュボードで確認でき、業務改善にも役立ちます。

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)にはチケット管理機能はありません。タスク・チケット管理機能が必要な場合には、Service Cloudを導入しましょう。

Salesforceとの連携

HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)は、どちらもSalesforceと連携が可能です。SFAはSalesforce、MAはHubSpotといった形で使い分け、それぞれの強みを活かす運用もできます。

一方で、コストや使いやすさの面から、HubSpotに一本化する企業も増えています。移行を検討されている場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

>>HubSpotとSalesforceの違いを徹底比較!移行・連携方法も解説

>>SalesforceからHubSpotへのデータ移行が効率化!連携アプリ「コネクタ」を紹介

評判・口コミ

ツールの導入を検討する際は、実際のユーザーからの評判や口コミを参考にすることが重要です。HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)、それぞれの代表的な評価ポイントや、よく挙げられるメリット・デメリットを紹介します。

HubSpot

HubSpotは、直感的な操作性や顧客情報の一元管理ができる点が評価されています。無料プランから始められ、必要に応じて機能を拡張できる柔軟性も好評です。

一方で、高度なカスタマイズには制限があるという声もあります。以下の記事では、HubSpotの評判・口コミを詳しく解説しているので、合わせてご確認ください。

>>HubSpotの評判・口コミを徹底分析!デメリットや、使いづらいと言われる理由についても解説

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)の強みは、Salesforceとの高い連携性です。Salesforceの情報と連動して活用できるため、部門をまたいだ営業・マーケティング連携を重視する企業からは高く評価されています。

一方で、UIや日本語対応に不満を感じるユーザーもおり、操作には一定の慣れが必要です。SalesforceやMAの運用経験が浅い場合は、導入時にパートナー企業や外部の支援を活用するケースも見受けられます。

サポート体制

MAツールを長く活用していくうえで、導入後のサポート体制は重要な比較ポイントです。提供されるサポートの範囲や対応方法はツールごとに異なり、トラブル対応のスピードや自己解決のしやすさに直結します。

また、契約プランによって受けられるサービス内容が変わることもあるため、導入前に確認しておくことが大切です。

HubSpot

HubSpotでは、有料プラン(Starter以上)を契約すると、メール・チャット・電話によるサポートの利用が可能です。加えて、ナレッジベースやユーザーコミュニティなどのセルフサポートも充実しており、困ったときに自分で解決策を探しやすい環境が整っています。

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagementのサポート体制はSalesforceの「Success Plan」に準じており、契約プランによって料金や内容が異なります。

プラン名費用
Standard Success Plan無料
Premier Success Planライセンス料の30%
Signature Success Plan要問い合わせ

Standard Success Planは無料ですが、セルフサービスによる自己解決が中心です。

Salesforceのサポートサイトは英語表記が中心かつサイト階層が複雑で、難しいと感じる場合があります。AIエージェントの回答精度にもばらつきがあるため、外部のMAコンサルティングを活用し、専門家の支援を受けるのも一つの方法です。

おすすめできる企業

MAツールの選定では、「誰が使うか」「何を目的にするか」といった視点が重要です。自社の体制や課題に合ったツールを選ぶことで、導入後の定着度や成果に大きな違いが生まれます。

HubSpot、Account Engagement(旧Pardot)がそれぞれどのような企業に適しているかを比較しました。

項目HubSpotに向いている企業Account Engagement(旧Pardot)に向いている企業
導入コスト初期費用を抑えてスモールスタートしたい初期投資にある程度の余裕がある
ITリテラシー専門知識がなくても使いやすいツールを求めている専任担当者やITスキルのあるメンバーが在籍している
CRM連携CRM未導入/HubSpot CRMを併用したいSalesforceを導入済み/導入予定
運用体制少人数で兼務が多く、効率的に運用したいマーケと営業が分業され、体制が整っている
カスタマイズ性標準機能中心で素早く運用を始めたい高度な施策設計や細かい設定を行いたい

HubSpotの最大の特長は、誰でも使いやすいことです。特に中小企業や、初めてMAツールを導入する企業に人気があります。

無料プランから始められる柔軟性や、直感的なUIにより、マーケティング担当者が少人数でも運用しやすい点が支持されています。

一方、Account Engagement(旧Pardot)は、Salesforceとの連携を前提とした高度な施策設計が可能です。BtoB商材といった、商談期間が長く複雑なプロセスを扱う企業にとっては、きめ細かな設定やスコアリング設計が大きな武器と言えます。

小規模なチームでリード獲得から商談化までを一気通貫で回したいならHubSpotがおすすめです。一方、すでにSalesforceを活用していて、営業とマーケの連携を強化したいならAccount Engagement(旧Pardot)の活用も検討してみましょう!

HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)は直接連携できない?

HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)は、直接連携できません。両ツールを併用する場合は、Salesforceを介して間接的にデータを同期する必要があります。

具体的には、HubSpotとSalesforceを連携し、そのSalesforceとAccount Engagementを接続することで、情報の連携が実現します。Salesforceが「ハブ」となることで、両ツールのデータをつなぐ構造です。

HubSpotとSalesforceの連携は、専用アプリの利用がおすすめです。詳しくは以下の記事で解説しています。

>>SalesforceからHubSpotへのデータ移行が効率化!連携アプリ「コネクタ」を紹介

連携アプリを使えば簡単に連携が可能です!ただし、顧客情報や商談データなど、ミスが許されない重要な情報を扱う場面が多いため、不安がある場合は支援実績のある外部パートナーに依頼するのが安心です。

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実は、PardotはSalesforce製品ではなかった!?

Account Engagement(旧Pardot)は、もともとSalesforce社の製品ではありません。2013年に別の企業から買収されたMAツールであり、現在はSalesforce社の製品として提供されています。

その経緯から、現在でもSalesforce Sales Cloudとの連携が前提となっています

「別会社のツールの連携」という点では、HubSpotとSalesforce Sales Cloudを組み合わせて使う場合も同様です。HubSpotもSalesforceと問題なく連携できるため、運用面で大きな違いはありません。

選定の判断軸は「Salesforce製品かどうか」ではなく「どちらのMAツールが自社にとって使いやすいか」を基準にすることが重要です。

MAツールを選ぶ際のポイント

MAツールは、導入すれば成果が出るというものではありません。自社の体制や課題、目的に合ったツールを選ぶことで、初めてその効果を最大限に発揮できます。

MAツールを比較・検討する際に押さえておきたい代表的な4つのポイントは以下の通りです。

  • 使いやすさ
  • コスト
  • サポート体制
  • 機能のカバー範囲

それぞれ詳しく見ていきましょう。

使いやすさ

MAツールは、専門知識がない方でも扱える操作性が重要です。画面構成がわかりやすく、視覚的に操作できるものや、専門用語が少なく直感的に使える設計であれば、現場への定着もスムーズに進みます。

加えて、マーケティング部門と営業部門がスムーズに情報を共有できるかどうかも大切な視点です。例えば、SFAとMAを連携していたとしても、MAのデータ閲覧に別途ライセンスが必要な場合があります。

そのため、営業担当が直接MAのデータを確認できず、都度マーケティング部門に確認を依頼するケースは少なくありません。情報共有の障壁が業務効率を下げる要因になりかねないため、部門横断で活用しやすい設計かどうかも確認しておきましょう。

コスト

MAツールは、初期費用のほかに月額利用料がかかる場合があります。月額利用料は、保有できるリード件数やメール配信数などで決まることが多いため、自社の運用規模に見合ったプランを選ぶことが重要です。

必要以上に高機能なツールを選んでも、使いこなせなければ無駄なコストになってしまいます。予算と運用目的のバランスを意識して選びましょう。

サポート体制

MAツールの中には、契約プランによってサポート手段や対応スピードが異なるものがあります。メール・電話などの有人サポートが利用できるかどうかや、導入初期のオンボーディング支援があるかなどを確認しておくことが大切です。

特に、MAツールの操作や設計に不慣れな場合は、サポート体制の手厚さが導入後の安心感につながります。

機能のカバー範囲

MAツールにどのような機能が必要かは、自社のマーケティング施策の目的によって変わります。例えば、リード獲得が主目的であれば、LP作成やフォーム、CTA機能が充実しているツールがおすすめです。

一方、獲得したリードの育成を重視する場合は、シナリオメール配信やスコアリング機能、条件分岐の柔軟性などが大切です。自社のマーケティングフェーズや目的に合った機能が備わっているかを確認しましょう。

MAツールが提供する機能は、さまざまです。自社に必要な機能は何か?を洗い出してから検討するのがおすすめです。
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MAツールを運用する際に失敗しないためのポイント

導入後の運用で失敗しないために押さえておきたいポイントは、以下の通りです。

  • 運用の目的を明確にする
  • 担当者を決める
  • 運用のルールを決める

それぞれ詳しく解説します。

運用の目的を明確にする

MAツールの運用でまず、重要なのは「何のために使うのか」を明確にすることです。目的が曖昧なまま運用を始めてしまうと、ツールを使うこと自体が目的化してしまい、「結局成果が見えなかった」という失敗につながりかねません。

導入前に、マーケティング戦略全体の中でMAをどう活用するか、成果をどう測るかを明確にしましょう。「商談数を月○件に増やす」といったKPI達成に直結する目的があると、マーケティングと営業の連携も取りやすくなります。

担当者を決める

MAは、導入後の設定や運用、改善まで継続的な対応が必要なツールです。継続的な対応を可能にするために、導入前の段階から専任もしくは主担当者を決めておくことが大切です。

「MAツールを入れたけれど、途中から放置されてしまった」といった事態を防ぐためにも、責任範囲を明確にすることをおすすめします。

運用のルールを決める

MAツールの活用範囲が広がるほど、設計や設定内容が複雑になり、属人化しやすくなります。属人化を防ぐために重要になるのが、運用ルールの整備です。

共通の運用ルールを設けておくことで、チーム全体での情報共有がスムーズになり、ミスや重複作業のリスクも抑えられます。「フォームやLPの命名ルール」「スコアリングの設定方針」など、細かな内容も含めてすべてドキュメント化しておくのがおすすめです。

担当者が異動・退職した場合でも、設定の意図が引き継ぎやすくなり、長期的に安定した運用ができるようになります。

MAツールは導入すれば、すぐ成果が出るわけではありません。PDCAを回しながら長く使っていくものです。だからこそ「誰が設定したのかわからない」という状態を防ぐためにも、運用ルールや引き継ぎ体制をしっかり整えておきましょう。

自社の戦略に応じて適切なツールを入れよう

HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)は、それぞれ異なる強みを持っています。

機能面では、HubSpotがCRM・SFA・カスタマーサポート機能まで単体でカバーしています。一方、Account EngagementはSalesforceとの連携を前提とした設計になっている点が大きな違いと言えます。

また、費用面でもHubSpotは無料プランから導入できるため、初めてのMA導入でも始めやすいのが特長です。

MAツールを選ぶ際は、マーケティングだけでなく、営業やサポートも含めた業務全体の最適化を見据えて検討することが重要です。コスト面でも無理のない形で導入をスタートすれば、運用リスクを抑えながら段階的に拡大していくことができます。

さらに詳しく比較検討したい方のために、主要なMAツールを一覧でまとめた「比較表」もご用意しています。ツール選定の参考資料として、ぜひご活用ください。

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。