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HubSpotと旧Pardotを徹底比較!機能や価格の違いを知ろう

2021.12.06

2023.06.08

BtoBマーケティング

比較している人

「MA(マーケティングオートメーション)を検討したいけどどれが良いのか?」
「HubSpotやAccount Engagement(旧Pardot)をよく聞くけど、おすすめのツールはどっちだろう」

MAの領域で代表的なツールがHubSpot(ハブスポット)やAccount Engagement(旧Pardot)ですが、同じような機能をもつだけに、製品比較で悩まれる方は多いでしょう。

そこで今回は、HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)の機能から価格まで徹底比較します。

この記事を読むことで、それぞれの製品の特徴を押さえることができ、検討を進めやすくなるでしょう。

それでは早速ご紹介していきます。

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Pardotは『Marketing Cloud Account Engagement』に名称変更されました

2022年4月7日にPardotから Marketing Cloud Account Engagement に製品名が変更となりました。

Marketing Cloud Account Engagementでは製品名が長いため、通称「Account Engagement」と呼ばれます。

製品名の変更にともない、利用不可となった機能は存在しません。

「リストメール」や「シナリオ(Engagement Studio)」などの機能は、これまで通り利用できます。

また従来のParadotユーザーによる、アカウント設定や契約内容の変更などは不要です。

それでは、なぜPardot から Marketing Cloud Account Engagement に製品名が変更されたのでしょうか。

製品名が変更された背景

製品名が変更された背景には、Marketing Cloudの機能を統合して利便性を高めたいという株式会社セールスフォース・ジャパンの意図が関係しているようです。

同社の公式ホームページには、次のような文章が記載されています。

Markting Cloud の全機能を統合して、顧客との関係におけるあらゆるモーメントをより簡単につなげるための私たちの取り組み

引用:次世代 Marketing Cloud(と製品名)が意味するもの

Marketing Cloudのなかにおいて、Account Engagementの役割は従来通りにマーケティングとセールスを連携させ、取引の進行をサポートすることです。

機能統合という方針転換の意図をMarketing Cloudに反映するために、PardotからMarketing Cloud Account Engagementに名称が変更されたのではないでしょうか。

HubSpot vs Account Engagement(旧Pardot):CRM機能における比較

まずはCRM機能から比較します。

HubSpotは、CRMとMAの機能を両方とももつ数少ない製品のひとつです。

対するAccount Engagement(旧Pardot)は、Salesforceの製品であり、自社製品との連携でCRM機能を実現しています。

早速確認しましょう。

顧客情報管理

<HubSpot>

Hubspotは顧客情報管理をシンプルにできる点が特徴です。

例えば、ランディングページなどから獲得した見込み顧客の自動取り込みができるなど、できる限り効率的に使えるよう設計されています。

<Account Engagement(旧Pardot)(Marketing Cloud Account Engagement>

Account Engagement(旧Pardot)には顧客情報管理の機能はありません。

SalesforceのCRM関連サービスと連携させることで、顧客情報管理を行うこととなります。

顧客との対応履歴の蓄積

<HubSpot>

メールでのやりとりなどは、メールサービスとHubSpotを連携させておくことで自動で蓄積されていきます。

それまでやりとりが無かった取引先からメールがあった場合でも、自動でHubSpotに取り込んでくれるため、メールなどのやり取りから直感的に対応履歴の登録が可能です。

<Account Engagement(旧Pardot)(Marketing Cloud Account Engagement)>

Account Engagement(旧Pardot)には、顧客との対応履歴を蓄積する機能はなく、こちらもSalesforceとの連携によって実現できます。

名刺管理ソフトとの連携

<HubSpot>

HubSpotは、sansanなど代表的な名刺管理ソフトとの連携が可能で、営業が獲得した情報をスムーズに顧客管理機能へ取り込むことができます。

<Account Engagement(旧Pardot)(Marketing Cloud Account Engagement)>

Account Engagement(旧Pardot)は名刺管理とは連携できません。

Salesforceで顧客管理を行うのであれば、Salesforce側でsansanなどの名刺管理と連携可能です。

関連記事:オンライン名刺交換より便利!?HubSpotを使えば効率的に顧客管理ができる!

HubSpot vs Account Engagement(旧Pardot):SFA機能における比較

ここまで、基本となる顧客情報管理の面で比較してきました。

ここからは、営業に特化してSFA領域における機能を比較しましょう。

営業の進捗管理

<HubSpot>

HubSpotは、カンバン的な機能でわかりやすく営業の進捗管理が可能です。

営業の進捗状況を表すパイプラインごとに案件を一覧で確認でき、ドラッグアンドドロップで直感的にステージを変更できます。

また、レポート・ダッシュボード機能で必要な指標を可視化することもできる上に、最初から複数のダッシュボードテンプレートが用意されているため、活用しやすくなっています。

<Account Engagement(旧Pardot)(Marketing Cloud Account Engagement)>

Account Engagement(旧Pardot)には営業進捗管理機能はありません。こちらもSalesforceと連携することになります。Salesforceでは、商談管理機能でパイプライン管理ができ、レポート・ダッシュボード機能で可視化します。

売上フォーキャストの可視化

<HubSpot>

HubSpotでは、売上フォーキャストを月ごと、担当ごとにレポートし集計できます。

案件が取れるかどうかは、担当営業の判断がどうしても重要になるため、営業進捗管理とは別で機能を提供しています。

<Account Engagement(旧Pardot)(Marketing Cloud Account Engagement)>

Account Engagement(旧Pardot)にはこの機能もなく、Salesforce側でカバーすることとなります。Salesforceでは、HubSpot同様に売上フォーキャストを別途集計することが可能です。

営業タスク管理

<HubSpot>

HubSpotでは、営業タスクの管理をシンプルに実現できます。

Googleカレンダーと連携し、直感的に予定を入力・取り込みできるようになっています。

更には、タスクの期限がきたらリマインドメールがくるなど、営業をサポートする機能が用意されているため、工数を大きく削減できるでしょう。

<Account Engagement(旧Pardot)(Marketing Cloud Account Engagement)>

Account Engagement(旧Pardot)は営業タスク管理もないため、Salesforceと連携が必要です。

Salesforce側では、HubSpot同様、営業タスク管理を効率的に実現できます。

案件情報の蓄積

<HubSpot>

案件情報の蓄積をする際には、HubSpot上で直感的に案件を作成し蓄積させていくことが可能です。

入力工数を最小化するために、選択リストやチェックボックスのような形で入力項目を設定できるため、営業担当者のリソースを取りすぎないように工夫されています。

<Account Engagement(旧Pardot)(Marketing Cloud Account Engagement)>

Account Engagement(旧Pardot)では案件情報を蓄積できず、ここもSalesforce頼みとなります。Salesforceでは、柔軟に項目を設計し実現できます。

HubSpot vs Account Engagement(旧Pardot):MA機能における比較

ここまでの比較では、Account Engagement(旧Pardot)では対応できない部分が多く、機能差が明確に分かれていましたが、MAはそれぞれのメイン機能となるため、比較の重要ポイントといえます。

それでは、MA機能における機能を比較していきましょう。

WEBサイト上のフォーム・ランディングページ作成

<HubSpot>

HubspotはWebサイト上でフォームやランディングページを作成する機能が備わっており、無料でも20個まで作れます。

ランディングページなどのテンプレートを選び、ドラッグアンドドロップで画面設計できます。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)もランディングページの作成機能が搭載されていますが、Account Engagement(旧Pardot)には無料版はないので有償です。また、Hubspotのようにドラッグアンドドロップでの画面設計は部分的にしかできず、少し編集画面への慣れが必要でしょう。

WEBサイト上のCTA作成

<HubSpot>

HubSpotでは、CTAをクリック操作で簡単に作成できます。

独自にカスタムしたボタンのデザインや、画像を使用したCTAも、たった数クリックでアップロードするだけです。作成したCTAはwebサイト、ブログ、メールなど様々なシーンで活用可能です。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)も標準機能でポップアップなどのCTAを設置することが可能です。シンプルな操作で魅力的なデザインを実現できるでしょう。

チャットボットの作成

<HubSpot>

HubSpotでは、自社のサイトやランディングページなどに設置するチャットボットを作成し、サイト閲覧者のサポートが可能です。設計次第では、チャット対応から顧客情報の入力へ導くことができ、リード獲得を強化することができます。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)では、チャットボットの作成機能はありません。

Salesforceとの連携で対応する必要があります。

ミーティング予約リンクの作成〜アポ自動化

<HubSpot>

HubSpotでは、サイトを閲覧している方から自動でミーティングの予約作成ができる機能を搭載しています。

Googleカレンダーなどと連携し、自社の担当者が空いている日程を自動でサイト訪問者に表示させることができます。これで、サイト訪問者都合でのミーティング予約が可能となるわけです。

さらに、ミーティング予約後、zoomと連携していれば、半自動でweb会議の招待までできてしまうのです。見込み顧客とのコンタクト工数の大幅な削減が実現できる機能だといえるでしょう。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)にはミーティング予約機能はなく、Salesforceと連携しても実現が難しい機能です。

広告キャンペーン管理

<HubSpot>

Google Ads・Facebook・Instagram・LinkedInの広告アカウントをHubSpotに接続し、広告キャンペーンのパフォーマンスを確認できます。

この機能で、それぞれのSNSにおける効果測定に繋げることができるわけです。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)は、上位プランにおいてGoogle Ads・Facebook・Instagramなどの広告キャンペーン管理が可能となっています。

WEB閲覧履歴の分析

<HubSpot>

HubSpotでは、cookie情報からサイト訪問者の閲覧履歴を蓄積し、それをダッシュボードで自由に可視化することができます。これにより、PV数やセッション率、回遊率などを確認し、コンバージョン率の改善に役立てていくことが可能です。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)も同様に、cookie情報を収集し、それをテンプレートのマーケティングダッシュボードを使って可視化することができます。ここでも、より高度な分析をするためには、上位ライセンスが必要になるのでおさえておきましょう。

メール一斉配信

<HubSpot>

HubSpotでは、事前に用意されたグラフィカルなテンプレートを、ドラッグアンドドロップで簡単にカスタマイズしてメールを作成できます。

パーソナライズ機能などで開封率を高める工夫もなされています。

さらには、A/Bテストやアナリティクス機能もあり、PDCAを回しやすくなっています。

<Account Engagement(旧Pardot)(Marketing Cloud Account Engagement)>

Account Engagement(旧Pardot)もHTMLメールを作成できるエディタがあり、簡単にリストメールを作成可能です。

ただしドラッグアンドドロップで直感的に作る仕様にはなっていないため、操作性に慣れる必要があるでしょう。

A/Bテストや、送信したメールに対する開封率などのトラッキングは可能です。

シナリオメール配信

<HubSpot>

HubSpotでは、作成したメールをシナリオに応じて出し分ける、ワークフロー機能があります。

分かりやすいビジュアルで分岐を設計することができるため、はじめての方でも作成しやすいでしょう。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)にもEngagement Studioという機能があり、分かりやすいビジュアルでメール配信シナリオを作成することが可能です。

トリガーメール配信

<HubSpot>

HubSpotのワークフロー機能を使えば、一定の条件をトリガーに設定して特定のメールを配信したり、ナーチャリングシナリオをスタートさせることも可能です。

特徴的なのは、取引ステージがあがるなど、顧客管理としてもっている情報もトリガーとして設定することができる点です。それにより、商談チャンスを逃さない最適なマーケティングが実現できるでしょう。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)においても、HubSpot同様にトリガーを登録して、メールの配信やナーチャリングシナリオにつなげることができます。ただし、あくまでもAccount Engagement(旧Pardot)内のデータをトリガーにするのみです。

HubSpot vs Account Engagement(旧Pardot):カスタマーサクセス機能における比較

ここまで、MAの機能について比較してきましたが、カスタマーサポート機能についても重要です。

なぜなら、MAを活用するうえで、サイト閲覧者へのフォローをチャットで行うなど、マーケティング領域でもサポートが求められるポイントがあるからです。

そこで、カスタマーサポート機能における比較も確認しましょう。

有人チャットサポートの有無

<HubSpot>

チャット機能で、製品に関する問い合わせサポートの受付体制が作れます。

チャットでのサービス受付は電話よりもはるかに効率的であり、DXが進む現代では、一般的な問い合わせ方式だといえます。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)の機能では、チャットの問い合わせ受付をすることはできません。

SalesforceのもつService Cloudのオプション機能として、チャットでの問い合わせ受付が可能です。

問い合わせメール管理の有無

<HubSpot>

HubSpotでは、問い合わせ専用のメールアドレスを発行する機能があり、サポートメンバーが共通で同じメールを確認することで均質的な対応が実現できます。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)にはサポート用のメールアドレスを作る機能はなく、こちらもSalesforceで別途対応する必要があります。

タスク:チケット管理の有無

<HubSpot>

HubSpotには、チケット管理の機能もあります。

しかも、UIは問い合わせ対応に最適化されており、問合せ内容や顧客情報を確認しながら、返信内容の作成などを1画面で対応できる設計です。

さらには、対応した履歴をダッシュボードで可視化して、対応の改善に利用できるわけです。

これにより、様々なチャネルからの問い合わせを一元的に管理でき、抜け漏れのない顧客サポートが実現できるでしょう。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)にはチケット管理機能がなく、Service CloudというSalesforce製品を合わせて活用する必要があります。

HubSpot vs Account Engagement(旧Pardot):Salesforceとの連携

機能面で最後に確認するのは、他製品との連携です。Account Engagement(旧Pardot)は多くの機能をSalesforceとの連携でカバーしています。それに対して、HubSpotはSalesforceと連携はできるのか、気になるところです。

そこで今回は、それぞれのSalesforceに対する連携について確認します。

<HubSpot>

HubSpotは、SalesforceともAPIで連携することが可能です。

例えば、既存のSFAがSalesforceだった場合にも、MA部分はHubspotで棲み分けるなど、柔軟に対応できる製品だといえます。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)は、Salesforceと標準機能の範囲で連携できます。取引先・リードなどの機能と連携して、営業などの部門へ情報を渡していく設計となっています。

HubSpot vs Account Engagement(旧Pardot):価格面での比較

最後に、それぞれの製品の金額面における比較を行いましょう。

最初に価格体系の違いを確認したうえで、ライセンス価格、初期費用についてそれぞれ確認します。

価格体系の違い

<HubSpot>

HubSpotは機能単位での販売となっており、必要な部分を成長に応じて追加することが可能です。

そのため、使っている機能だけの課金でコストの最適化が図れるわけです。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)は、MAの製品として契約することになり、機能別に切り出すことはできません。

また、Salesforceも機能別にわけることはできず、人数単位で課金されることになります。

ライセンス価格

<HubSpot>

HubSpotのマーケティングオートメーションに関するライセンス価格は、以下の通りです。

  • 無料版(フォーム/Eメールマーケティング/広告管理/ウェブチャット/レポートダッシュボード 他)
  • Starterライセンス(1,000コンタクト〜)
    金額:5,400円/月〜
  • Professionalライセンス(2,000コンタクト〜)
    金額:96,000円/月〜
  • Enterpriseライセンス(10,000コンタクト〜)
    金額:384,000円/月〜

Professionalから高度なマーケティングオートメーション機能が付加されるライセンス体系となっており、リード獲得を強力に進めたいならProfessionalから検討するといいでしょう。

<Account Engagement(旧Pardot)>

Account Engagement(旧Pardot)のライセンス価格は以下の通りです。

Account Engagement(旧Pardot)の場合はほとんどのライセンスのコンタクト数は10,000で、Premiumの場合は75,000です。

主要な機能はPlusからとあって、Plusライセンスの採用が多いといいます。

  • Growthライセンス
    金額:150,000円/月〜
  • Plusライセンス
    金額:300,000円/月〜
  • Advancedライセンス
    金額:480,000円/月〜
  • Premiumライセンス
    金額:1,800,000円/月〜

初期費用(インプリコスト)

それでは、最後に初期費用について確認しましょう。

初期費用は、ケースバイケースで金額が大きく変動します。

そこで今回は、おおよその価格感をおさえておきましょう。

<HubSpot>

100万円前後での導入が多いようです。

実際には、導入ベンダーや要件によって個別見積もりとなります。

<Account Engagement(旧Pardot)>

200万円前後での導入が多いようです。

実際には、導入ベンダーや要件によって個別見積もりとなります。

MAツールの選び方や運用で失敗しないためのポイント

MAツールの選び方や運用で失敗しないためには、選ぶ基準やポイントを理解しておくことが重要です。

導入後に困らないために、事前に情報収集しておきましょう。

MAツールの選び方

MAツールは、次の3つを基準にして選ぶことをおすすめします。

  • 使いやすさ
  • コスト
  • サポート体制

1つ目の「使いやすさ」は、専門知識がない人やMAツールの操作に慣れていない人にとっては、とくに重要なポイントです。

社内の誰もが使えるMAツールを導入して、情報共有を効率化してはいかがでしょうか。

次にMA導入に伴い発生する毎月のコストを把握しましょう。

一般のMAツールは利用可能な機能やデータ数などの条件によって、ランニングコストが変動します。

コストを考慮しながら、自社のリード数やマーケティング手法に適した機能を実装したMA選びが重要です。

最後はサポート体制をチェックしましょう。メールや電話、チャットなど契約するグレードによってサポート体制が異なる場合もあります。

MAに対する知識が低い場合は、それをカバーできる充実したサポート体制を備えたサービスを選ぶことが大切です。

次の記事では、MAツールの選び方を詳しく解説しています。さらにおすすめのMAも小委介しているので、参考にしたください。

中小企業におすすめのMAツール9選!料金や機能を詳しく比較

運用で失敗しないためのポイント

MAツールの運用で失敗しないためには、まずは運用の目的を明確にしましょう。

目的として考えられることは、たとえばKPIを達成するためのMA導入です。

KPIをMAで共有すると、マーケティングやセールスの連携を効率化でき、KPIも達成しやすくなるでしょう。

目的が不明確だと、MAを運用すること自体が目的になってしまい、成約数の増加や売上アップなど効果を実感できない可能性があります。

マーケティング戦略のなかでMAの具体的な運用イメージを持ち、どのような成果を達成したいのかを確認しておきましょう。

またMA導入後の人的リソース不足を回避するためにも、導入前の担当者選びも忘れずに。

MAの担当者を決めておくと、MA導入から運用までがスムーズです。

まとめ:自社の戦略に応じて適切なツールを入れよう

今回は、HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)を機能面から金額面まで、細かく比較しました。

特に機能面では、顧客管理や営業支援、サポートの部分でHubSpotは既に機能をもっているのに対して、Account Engagement(旧Pardot)はSalesforceとの連携が必要になることがわかりました。

金額面でも、HubSpotが無料から試せるとあって、始めやすいことがわかるでしょう。

MAを検討するにあたっては、営業やサポートも含めたビジネス全体を最適化させるように検討するのがベストです。また、リーズナブルにはじめることで失敗しにくくなるので、金額面にも留意しておくべきです。

今回の内容に加えて、さらにそれぞれの製品を比較したい方のために主要MAツール比較表をご用意しています。検討を進めるにあたり情報を整理しやすくなるので、確認しておきましょう。

ちなみに、主要なMAツールの機能を徹底的に比べられる、比較表を無料配布中です!

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Pardot(Marketing Cloud Account Engagement)やMarketo、HubSpotなど、各ツールでできることを機能ごとに一覧化した便利なシートです。ツール選定の参考資料としてぜひご活用ください。


松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。