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HubSpotの日付フィルターを徹底解説!各選択肢の意味や具体的な設定方法

2024.11.29

2024.11.29

HubSpot

HubSpotの日付フィルターを使うと、効率的にデータの抽出などができます。とくに、ワークフローのトリガー設定や、タスクの作成・管理には欠かせません。

しかし、HubSpotの日付フィルターでは、選択肢の日本語表記が分かりにくいことがあります。

そこで、この記事では、日付フィルターの選択肢や具体的な利用方法について解説します。

HubSpotの日付フィルターの抽出条件を分かりやすく紹介していますので、ぜひご参考にしてください。

HubSpotは、一部で日本語表記が分かりづらい部分があります。
日付フィルターの抽出条件について、分かりやすく解説していきます。

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HubSpotの日付フィルターとは?

HubSpotの日付フィルターは、期間を指定してデータ抽出をしたり、ワークフロー設定をしたりする際に使用する機能です。

日付フィルターの設定できる箇所は多岐にわたります。

以下の画像は、日付フィルターを活用したリスト設定の一例です。画像上の①から④の選択肢をクリックして、日付フィルターの項目を設定するだけで完了します。

日付フィルターは、「次より前」や「次の値より多い」など、指定された項目を選択して利用します。

日付フィルターを活用することで、データの集計や比較が容易になります。表やグラフを作成して、データを効果的に可視化してみてください。

ただし、データの抽出などに便利な機能ですが、期間を正しく指定するには各選択肢の意味を正確に理解することが重要です。

HubSpotの日付フィルターはデータの可視化に便利な機能です。
期間指定を誤らないよう注意しましょう。

HubSpotの日付フィルターの選択肢の意味

HubSpotの日付フィルターは、9つの選択肢から指定できます。

  • 次である
  • 次の値と等しい
  • 次より前
  • 次より後
  • 次の値の範囲内
  • 次の値より多い
  • 次の値より小さい
  • 値がある
  • 値がない

選択肢で混乱しやすいのは、「より前」や「より後」の指定ではないでしょうか?

指定した日付が条件に含まれるのかが不明なまま設定すると、抽出条件を誤ってしまう可能性があります。

以下に、日付の指定が条件に含まれるかどうかを分かりやすく図解で示します。

上記の考え方を踏まえ、HubSpotの日付フィルターで指定できる内容を、例を交えて表にまとめました。

指定方法指定例:11月1日(金)時点指定期間
次である先週10月21日~10月26日
次の値と等しい11月1日11月1日
次より前11月1日10月31日以前
次より後11月1日11月2日以降
次の値の範囲内10月28日~11月1日10月28日~11月1日
次の値より多い2日前10月30日以前
次の値より小さい2日前10月30日~本日
値がある日付の登録あり
値がない日付の登録なし

上記を参考に、正確な日付フィルターの抽出設定を試してみてください。
HubSpotの日付フィルターの選択肢は9つもあるため、まずは、分かりやすいものから徐々に使っていきましょう。

HubSpotで日付フィルターを設定する際の注意点やポイント

日付フィルターを設定する際の注意点やポイントとして、以下の3つが挙げられます。

  • 日付単位ではなく24時間単位で計算される
  • タイムゾーンの設定には注意する
  • ワークフローの実行日の視点で日付設定をする

これらの注意点やポイントを十分に理解した上で、正確に日付フィルターを設定してください。

日付単位ではなく24時間単位で計算される

HubSpotでは、時間範囲の指定方法によって計算単位が異なります。「次の値より多い・小さい」では24時間単位、「次である」では日付単位で計算されます。

下記2つの例を見ていきましょう。

  • 例1)11月1日14時に「次の値より小さい1日前」を指定する場合
    • 対象範囲:10月31日14時以降から11月1日14時まで(24時間単位)
  • 例2)11月1日に「次である前日」を指定する場合
    • 対象範囲:10月31日全日(日付単位)

このように指定方法によって対象時間が異なる恐れがあるため、注意が必要です。

HubSpotの日付フィルターは、日単位と時間単位の選択肢がある点に気をつけてください。

タイムゾーンの設定には注意する

すべての計算はタイムゾーンの設定に基づいて実施されます。そのため、日付フィルターを正しく設定していても、アカウントのタイムゾーンが日本時間に設定されていない場合、正確な集計ができません。

初期設定では、アメリカ時間になっているため、日本時間に変更する必要があります。設定は、以下の①から④の手順に沿って変更しましょう。

タイムゾーンの設定が不明な場合は、以下の記事をご参考ください。

>>HubSpotの初期設定は何をする?抜けがちなポイントや基本操作を徹底解説

HubSpotはタイムゾーンの設定によって抽出条件が大きく異なるため、注意が必要です。

ワークフローの実行日の視点で日付設定をする

HubSpotのワークフローでは、実行日を起点として日付条件を設定します。つまり「ワークフローを実行する日から見て、特定の日付がどの位置にあるか」という考え方です。

例えば、取引作成から1ヶ月後にタスクを作成するワークフローを設定する場合、下記の条件を指定します。

「取引の作成日が1か月(30日)前に位置する」

このように、実行日から見た日付の位置関係で設定することで、正確な日付指定が可能です。この表現を以下のように置き換えていくことができます。

  1. 「取引の作成日が30日前よりも過去」 AND 「取引の作成日が31日前よりも未来」
  2. 「取引の作成日が30日前以上」 AND 「取引の作成日が31日前未満」
  3. 「作成日が次の値よりも多い 30日前」 AND 「作成日が次の値より小さい(未満) 31日前」

実際に、ワークフローを作業をしながら確認すると、より分かりやすく理解できます。

しかし、HubSpotの日付フィルターの指定方法について、悩むことがあれば、ぜひお気軽にFULEDまでお問い合わせください。

期間指定は、理解するのが難しいです。
迷われた際は、お気軽にご連絡ください!

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HubSpotの日付フィルターを利用する場面やメリット

ここでは、HubSpotの日付フィルターについて、以下の3つの利用場面とそのメリットを解説します。

  • ワークフローのトリガー設定
  • 取引管理
  • タスク管理

日付フィルターの利用に、ぜひお役立てください。

ワークフローのトリガー設定

ワークフローでは、日付フィルターを活用することで、柔軟にトリガーを設定できます。例えば、自動で担当者にタスクを付与する機能に活用できます。

ワークフローの起動は、以下の①から③の項目をクリックして進んでください。

ワークフローの作成は、「ゼロから作成」と「テンプレートから」を選べます。テンプレートから作成すると簡単に設定できるため、項目を選んで進めてください。

今回は、利用頻度が高くてタスクの効率化が図れる、以下の[新しい取引が作成されたときにタスクを作成して割り当てる]を選択して作成します。

  1. トリガーから変更したいグループ1の[作成日に値がある]をクリック
  2. 左サイドメニューに表示された[グループ1]を選択
  3. 条件を編集から任意に指定したい日付フィルターに変更する
  4. 右上にある確認と公開をクリック

ワークフローについては、下記の詳細記事をご参考ください。

>>事例で学ぶ!HubSpotワークフローでできること&作成手順ガイド

ワークフローのトリガーに日付を指定すると、より精緻な自動化フローを構築できます。

取引管理

HubSpotの日付フィルターを利用すると、売上や契約件数を簡単に確認できます。例えば、期間を今月で指定し、見込みが高いAランク以上を条件にフィルターをかけてください。

日付フィルターで抽出すると、今月の売上や契約件数の予測を瞬時に可視化できます。

また、日付フィルターの期間を変更すれば、月次・四半期・年次の実績比較や期間ごとの成果を瞬時に集計できます。

タスク管理

HubSpotの日付フィルターを利用すると、一覧からメンバーのタスク未処理状況をすぐに確認できます。期限を超過したタスクのみを表示する設定も可能です。

期限を超過しているタスクを迅速に確認できるようになり、営業管理がよりスムーズになります。

日付フィルターの利用シーンは、多岐にわたります。
利用するメリットは大きいのでぜひ使ってみてください。

日付フィルターの設定方法

日付フィルターは、コンタクトや取引などの詳細フィルターから指定できます。例として、取引の日付フィルターついて紹介します。

[取引一覧ページ]から[詳細フィルター]の[作成日]を期間指定し、取引を表示してみてください。

詳細フィルターから期間を指定したい項目を選択し、設定しましょう。

上記は、HubSpotの日付フィルターの活用例の一つです。
機能を上手に利用すれば、さまざまなシーンでより効果的に活用できます。

HubSpotの日付フィルターの意味を正確に理解して、精度の高い設定をしよう

HubSpotの日付フィルターを利用すると、データの比較や集計、トリガー設定などを効率的にできるようになります。

ただし、日本語表記には分かりづらい部分もあり、選択肢の意味を正確に理解することが重要です。日付フィルターにある9つの抽出条件を正確に把握して、業務を効率化しましょう。

HubSpotの日付フィルター設定に関して疑問があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。