HubSpotには、以下の機能があるのをご存知でしょうか?
- 支払いリンクの発行
- 請求書・見積書の発行
- サブスクリプション管理
- 支払いトランザクションデータのCRM管理
- 決済に関する自動化
- ECサイト連携
- 収益レポートの作成
このような機能を搭載しているのが、HubSpotの「Commerce Hub」です。見積りから請求書の発行・送付、売上の回収までの業務フローを自動化します。
電子決済・EC連携などの自動化もできるため、業務の効率化やコストダウンにつながります。
本記事では「Commerce Hub」の事例を紹介した上で、メリットや実現できることについて詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
CRMデータと連携すると、HubSpotで情報の一元管理ができます。HubSpotで購入まで管理できるのは、非常に便利ですね。
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コンテンツ目次
HubSpotのCommerce Hubの事例
実際に、CommerceHubを活用している事例をご紹介します。
RonbowでのCommerce Hub導入事例
Ronbow(ロンボウ)は、アメリカに拠点を持つライフスタイルブランドで、主にキッチンを提供しています。
現在Ronbowでは、Commerce Hubの見積書や請求書、支払いリンクを活用し、顧客からの支払いを直接CRM上で管理しています。
導入したことで、日々の取引処理可能数が増えたほか、支払い後のワークフローの自動化やレポートのダウンロードも可能となりました。その結果、データ入力、見積書の作成などの作業に費やす時間を40% 削減し、業務の効率化と収益の向上を実現しています。
ICA(International Carwash Association)でのCommerce Hub導入事例
ICA(International Carwash Association)は、北米をはじめ、世界中の洗車業界を代表する非営利の業界団体です。
これまでICAでは、顧客の注文から納品まで3日の時間が必要でした。予想以上に納品まで時間を要していたため、顧客から問い合わせのメールが大量に届いていました。
しかし、HubSpot PaymentsとHubSpot CRMプラットフォームを導入したことで、納品まで1時間で完了するようになりました。
また、Commerce Hubの導入により顧客データを得られるようになった結果、売上の増加にも成功しています。
こうした取り組みにより、ICAは顧客体験の向上と収益の増加を達成しました。
アメリカでの事例は多々ある一方、日本ではまだ公開されているものが少ないのが現状です。日々お客様のHubSpot導入支援をしているFLUED社では、多くの知見や事例があります。情報収集の観点でも、ぜひお気軽にご相談ください!
HubSpotのCommerce Hubを活用するメリット
「Commerce Hub」を活用するメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- 情報の一元化による業務効率の改善
- 書面の作成・送付等の事務作業負担の軽減
- 販売データの分析による施策の改善
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
情報の一元化による業務効率の改善
一つ目のメリットは、HubSpotで顧客情報から支払い状況まで、多くの情報を一元管理できることです。
システムでの一元管理により、請求書の送付漏れや未払い金の見落としを防止できます。
書面の作成・送付等の事務作業の負担軽減
二つ目のメリットとして、事務作業の負担軽減があります。
多くの企業では、ExcelやWordのほか、専用のツールで見積書や請求書を発行しています。
しかし、HubSpotではコマースタブの中から書面の作成が可能です。そのため、ほかのサービスやツールと、CRMツールの間を行き来する必要がありません。
HubSpotでは、支払いURLの発行もできます。請求メール自体もHubSpotから送れるため、作業負担が軽減できます。
販売データの分析による施策の改善
最後のメリットは、販売データにもとづいて施策の改善ができる点です。
Commerce Hub内での取引データをもとに、売上やパフォーマンスをダッシュボードに可視化できます。社内の情報共有も容易になり、営業戦略の立案や施策の振り返りが一層しやすくなります。
他社のCRMツールでは、売上金は追えても、支払いまで管理できないケースが多いです。その点、HubSpotは支払いまで一元管理が可能なので、便利に使えます。
HubSpotのCommerce Hubには取引手数料が発生する
Commerce Hubの利用に際して月額料金はかかりません。
しかし、Commerce Hubを通じて処理された取引に対し、手数料が徴収されます。日本国内では、Stripeによる決済処理が可能で、プラットフォーム手数料は0.75%です。
なお、HubSpotとStripeの連携については以下の記事をご覧ください。
>>HubspotとStripeの連携で予約/クレジットカード決済フォームが作れる!
最新の金額やプランについては、HubSpot Commerce Hubの公式ページもご確認ください。
HubSpotのCommerce Hubでできることを解説
Commerce Hubには、以下のような機能があります。
- 支払いリンクの発行
- 請求書・見積書の発行
- サブスクリプション管理
- 支払いトランザクションデータのCRM管理
- 決済に関する自動化
- 収益レポートの作成
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
支払いリンクの発行
コマースタブの中から、支払いリンクの作成が可能です。
支払いリンクとは、オンライン上での決済を行うためのURLを指します。URLをクリックすると、購入の詳細が事前に反映された決済ページが開きます。
支払いリンクは、メールやWebサイト、フォームなど、さまざまな場所に埋め込めます。用途に応じて共有方法を検討しましょう。
支払いリンクの一覧は、コマースタブ > 支払いリンクから確認できます。
支払いリンクは、1つのリンクを複数のコンタクトに共有して使える設定です。もし、リンクを使い回したくない場合は、支払いリンク内容の編集をする必要があります。
該当のリンクの「アクション」をクリックし「編集」を押します。
編集画面の右上にある「1回使用」にチェックを入れてください。
請求書・見積書の発行
HubSpot上で、請求書や見積書の作成や送信が可能です。
見積書は、コマースタブ > 見積りから作成画面に進みます。右上の「見積を作成」ボタンをクリックし、新しい見積書の作成をしましょう。
なお、見積書は日本語のテンプレートも選択できます。テンプレート選択画面で、自社のイメージに合ったデザインを選びましょう。
請求書は見積書と同様、コマースタブ>請求書から作成できます。右上の「作成」ボタンをクリックすると、新しい請求書の作成画面に移ります。
また、請求書はコンタクト画面からも作成可能です。「CRM(顧客管理)」のタブから、「コンタクト」を選択します。
右側のメニューの中にある「請求書」の項目から「追加」をクリックすると、請求書の作成ができます。
サブスクリプション管理
サブスクリプション契約顧客を対象とした、定期請求の自動化ができます。
サブスクリプション設定された支払いリンクの決済が行われると、サブスクリプションレコードが生成され、コンタクトと関連付けがされます。
なお、サブスクリプションは顧客自身がキャンセルできません。
HubSpotのサブスクリプション一覧ページから、該当するサブスクリプションに対するキャンセル処理が必要です。
サブスクリプションの支払い管理も、自動化ができます。支払いリンクで設定した請求頻度に応じて、購入者へ自動的に請求される仕組みです。
そのため、別途支払いリンクを都度作成する必要はありません。
サブスクリプションについては、設定画面から以下のメールを自動送付します。
- サブスクリプションの支払い失敗
- サブスクリプションの支払い予定通知
- サブスクリプションキャンセル
提供サービスの内容や顧客とのコミュニケーション設計を踏まえ、メールの配信設定を行いましょう。
支払いトランザクションデータのCRM管理
請求書の送付後、HubSpot上で支払いの有無まで追跡できます。
請求書ステータスや日付、期日などでフィルタリングができるため、支払い状況の確認や督促業務を効率的に進められます。
請求書情報が一元化されると検索性があがり、時間やコストの短縮が可能です。
決済に関する自動化
HubSpotワークフローを活用し、決済に関する通知の自動化ができます。
ワークフローは、左メニューの自動化>ワークフローから作成してください。
ここでは、ワークフローを活用した例を2つご紹介します。
支払いステータスが「未払い」の場合、担当者へ通知を飛ばす
ステータス条件に「次のいずれかである/未払い」を選択します。
次に、通知先のチームやユーザー、通知タイプ、件名などの設定です。支払いステータスが「未払い」になった際に、誰にどのメールを送付するかを定めます。
設定が完了したら、右上の「確認と公開」を押すとワークフローが開始されます。
見積りが承認されたら、担当者へEメールで通知する
まず、見積もり承認のステータスを「次のいずれかである/承認済み」に設定します。
次に、通知を送りたいチームやユーザーを設定してください。
設定が完了したら、右上の「確認と公開」を押すとワークフローが開始されます。
収益レポートの作成
Stripeのアカウントを接続すると、ダッシュボードから収益レポートを作成できるようになります。
レポートは、レポート>ダッシュボードから作成可能です。
右上の、「レポートを作成」から作成を進めてください。
レポートでは、支払い金額や支払い顧客数などを、月間や年間、四半期別に集計可能です。
また、販売上位製品、成績上位の営業担当者の収益合計などの表示もできます。
収益の推移や現状を一目で把握できるため、営業チームや経営層などの関係者による意思決定がスピーディーになります。
レポート作成にあたり、複数のデータソースを手動で集約する必要はありません。そのため、営業担当者の負担の軽減も期待できます。
コマースハブは使いこなせると非常に便利な機能です。とはいえカスタマイズが必要な部分も多いので、困ったらプロに相談をしてくださいね!
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HubSpotのCommerce Hubの機能を使いこなそう
「Commerce Hub」はHubSpotの機能群のひとつで、支払いに関する機能を有しています。
見積書や請求書の作成から支払いリンクの発行、サブスクリプション管理、さらに収益レポートの作成まで、一元管理が可能です。そのため、業務負担の軽減と情報の整理が期待できます。
「Commerce Hub」は、使いこなせれば業務効率化に大きく寄与するツールです。しかし、企業によって取り扱っている商材やサービスは異なり、抱えている課題も異なります。
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