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HubSpotのCommerceHub(コマースハブ)とは?EC機能でできることやStripe連携などについて解説!

2024.12.31

2024.12.31

HubSpot

HubSpotには、以下の機能があるのをご存知でしょうか?

  • 支払いリンクの発行
  • 請求書・見積書の発行
  • サブスクリプション管理
  • 支払いトランザクションデータのCRM管理
  • 決済に関する自動化
  • ECサイト連携
  • 収益レポートの作成

このような機能を搭載しているのが、HubSpotの「Commerce Hub」です。見積りから請求書の発行・送付、売上の回収までの業務フローを自動化します。

電子決済・EC連携などの自動化もできるため、業務の効率化やコストダウンにつながります。

本記事では「Commerce Hub」の事例を紹介した上で、メリットや実現できることについて詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

CRMデータと連携すると、HubSpotで情報の一元管理ができます。HubSpotで購入まで管理できるのは、非常に便利ですね。

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HubSpotのCommerce Hubの事例

実際に、CommerceHubを活用している事例をご紹介します。

RonbowでのCommerce Hub導入事例

Ronbow(ロンボウ)は、アメリカに拠点を持つライフスタイルブランドで、主にキッチンを提供しています。

現在Ronbowでは、Commerce Hubの見積書や請求書、支払いリンクを活用し、顧客からの支払いを直接CRM上で管理しています。

導入したことで、日々の取引処理可能数が増えたほか、支払い後のワークフローの自動化やレポートのダウンロードも可能となりました。その結果、データ入力、見積書の作成などの作業に費やす時間を40% 削減し、業務の効率化と収益の向上を実現しています。

ICA(International Carwash Association)でのCommerce Hub導入事例

ICA(International Carwash Association)は、北米をはじめ、世界中の洗車業界を代表する非営利の業界団体です。

これまでICAでは、顧客の注文から納品まで3日の時間が必要でした。予想以上に納品まで時間を要していたため、顧客から問い合わせのメールが大量に届いていました。

しかし、HubSpot PaymentsとHubSpot CRMプラットフォームを導入したことで、納品まで1時間で完了するようになりました。

また、Commerce Hubの導入により顧客データを得られるようになった結果、売上の増加にも成功しています

こうした取り組みにより、ICAは顧客体験の向上と収益の増加を達成しました。

アメリカでの事例は多々ある一方、日本ではまだ公開されているものが少ないのが現状です。日々お客様のHubSpot導入支援をしているFLUED社では、多くの知見や事例があります。情報収集の観点でも、ぜひお気軽にご相談ください!

HubSpotのCommerce Hubを活用するメリット

「Commerce Hub」を活用するメリットとして、以下の3点が挙げられます。

  • 情報の一元化による業務効率の改善
  • 書面の作成・送付等の事務作業負担の軽減
  • 販売データの分析による施策の改善

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

情報の一元化による業務効率の改善

一つ目のメリットは、HubSpotで顧客情報から支払い状況まで、多くの情報を一元管理できることです。

​​システムでの一元管理により、請求書の送付漏れや未払い金の見落としを防止できます。

書面の作成・送付等の事務作業の負担軽減

二つ目のメリットとして、事務作業の負担軽減があります。

多くの企業では、ExcelやWordのほか、専用のツールで見積書や請求書を発行しています。

しかし、HubSpotではコマースタブの中から書面の作成が可能です。そのため、ほかのサービスやツールと、CRMツールの間を行き来する必要がありません。

HubSpotでは、支払いURLの発行もできます。請求メール自体もHubSpotから送れるため、作業負担が軽減できます。

販売データの分析による施策の改善

最後のメリットは、販売データにもとづいて施策の改善ができる点です。

Commerce Hub内での取引データをもとに、売上やパフォーマンスをダッシュボードに可視化できます。社内の情報共有も容易になり、営業戦略の立案や施策の振り返りが一層しやすくなります。

他社のCRMツールでは、売上金は追えても、支払いまで管理できないケースが多いです。その点、HubSpotは支払いまで一元管理が可能なので、便利に使えます。

HubSpotのCommerce Hubには取引手数料が発生する

Commerce Hubの利用に際して月額料金はかかりません。

しかし、Commerce Hubを通じて処理された取引に対し、手数料が徴収されます。日本国内では、Stripeによる決‍済処理が可能で、プラットフォーム手数料は0.75%です。

なお、HubSpotとStripeの連携については以下の記事をご覧ください。

>>HubspotとStripeの連携で予約/クレジットカード決済フォームが作れる!

最新の金額やプランについては、HubSpot Commerce Hubの公式ページもご確認ください。

HubSpotのCommerce Hubでできることを解説

Commerce Hubには、以下のような機能があります。

  • 支払いリンクの発行
  • 請求書・見積書の発行
  • サブスクリプション管理
  • 支払いトランザクションデータのCRM管理
  • 決済に関する自動化
  • 収益レポートの作成

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

支払いリンクの発行

コマースタブの中から、支払いリンクの作成が可能です。

支払いリンクとは、オンライン上での決済を行うためのURLを指します。URLをクリックすると、購入の詳細が事前に反映された決済ページが開きます。

支払いリンクは、メールやWebサイト、フォームなど、さまざまな場所に埋め込めます。用途に応じて共有方法を検討しましょう。

支払いリンクの一覧は、コマースタブ > 支払いリンクから確認できます。

支払いリンクは、1つのリンクを複数のコンタクトに共有して使える設定です。もし、リンクを使い回したくない場合は、支払いリンク内容の編集をする必要があります。

該当のリンクの「アクション」をクリックし「編集」を押します。

編集画面の右上にある「1回使用」にチェックを入れてください。

請求書・見積書の発行

HubSpot上で、請求書や見積書の作成や送信が可能です。

見積書は、コマースタブ > 見積りから作成画面に進みます。右上の「見積を作成」ボタンをクリックし、新しい見積書の作成をしましょう。

なお、見積書は日本語のテンプレートも選択できます。テンプレート選択画面で、自社のイメージに合ったデザインを選びましょう。

請求書は見積書と同様、コマースタブ>請求書から作成できます。右上の「作成」ボタンをクリックすると、新しい請求書の作成画面に移ります。

また、請求書はコンタクト画面からも作成可能です。「CRM(顧客管理)」のタブから、「コンタクト」を選択します。

右側のメニューの中にある「請求書」の項目から「追加」をクリックすると、請求書の作成ができます。

サブスクリプション管理

サブスクリプション契約顧客を対象とした、定期請求の自動化ができます。

サブスクリプション設定された支払いリンクの決済が行われると、サブスクリプションレコードが生成され、コンタクトと関連付けがされます。

なお、サブスクリプションは顧客自身がキャンセルできません。

HubSpotのサブスクリプション一覧ページから、該当するサブスクリプションに対するキャンセル処理が必要です。

サブスクリプションの支払い管理も、自動化ができます。支払いリンクで設定した請求頻度に応じて、購入者へ自動的に請求される仕組みです。

そのため、別途支払いリンクを都度作成する必要はありません。

サブスクリプションについては、設定画面から以下のメールを自動送付します。

  • サブスクリプションの支払い失敗
  • サブスクリプションの支払い予定通知
  • サブスクリプションキャンセル

提供サービスの内容や顧客とのコミュニケーション設計を踏まえ、メールの配信設定を行いましょう。

支払いトランザクションデータのCRM管理

請求書の送付後、HubSpot上で支払いの有無まで追跡できます。

請求書ステータスや日付、期日などでフィルタリングができるため、支払い状況の確認や督促業務を効率的に進められます。

請求書情報が一元化されると検索性があがり、時間やコストの短縮が可能です。

決済に関する自動化

HubSpotワークフローを活用し、決済に関する通知の自動化ができます。

ワークフローは、左メニューの自動化>ワークフローから作成してください。

ここでは、ワークフローを活用した例を2つご紹介します。

支払いステータスが「未払い」の場合、担当者へ通知を飛ばす 

ステータス条件に「次のいずれかである/未払い」を選択します。

次に、通知先のチームやユーザー、通知タイプ、件名などの設定です。支払いステータスが「未払い」になった際に、誰にどのメールを送付するかを定めます。

設定が完了したら、右上の「確認と公開」を押すとワークフローが開始されます。

見積りが承認されたら、担当者へEメールで通知する 

まず、見積もり承認のステータスを「次のいずれかである/承認済み」に設定します。

次に、通知を送りたいチームやユーザーを設定してください。

設定が完了したら、右上の「確認と公開」を押すとワークフローが開始されます。

収益レポートの作成

Stripeのアカウントを接続すると、ダッシュボードから収益レポートを作成できるようになります。

レポートは、レポート>ダッシュボードから作成可能です。

右上の、「レポートを作成」から作成を進めてください。

レポートでは、支払い金額や支払い顧客数などを、月間や年間、四半期別に集計可能です。

また、販売上位製品、成績上位の営業担当者の収益合計などの表示もできます。 

収益の推移や現状を一目で把握できるため、営業チームや経営層などの関係者による意思決定がスピーディーになります。

レポート作成にあたり、複数のデータソースを手動で集約する必要はありません。そのため、営業担当者の負担の軽減も期待できます。

コマースハブは使いこなせると非常に便利な機能です。とはいえカスタマイズが必要な部分も多いので、困ったらプロに相談をしてくださいね!

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HubSpotのCommerce Hubの機能を使いこなそう

「Commerce Hub」はHubSpotの機能群のひとつで、支払いに関する機能を有しています。

見積書や請求書の作成から支払いリンクの発行、サブスクリプション管理、さらに収益レポートの作成まで、一元管理が可能です。そのため、業務負担の軽減と情報の整理が期待できます。

「Commerce Hub」は、使いこなせれば業務効率化に大きく寄与するツールです。しかし、企業によって取り扱っている商材やサービスは異なり、抱えている課題も異なります。

無料相談会にて、お悩みや実現したいことをご相談いただければ、HubSpot導入のプロがご提案をいたします。ぜひお気軽に無料相談会をご予約ください。

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。