
「自社のハウスリストがうまく活用できていない」
「顧客やリード、担当者の情報が重複してしまっている」
などのお悩みはありませんか?
顧客データに関する課題の解決には、顧客・取引先データ統合ツール「uSonar(ユーソナー)」の活用がおすすめです。
独自の企業データベース「LBC」を基にしているため、常にメンテナンスされた高鮮度な企業情報を参照できます。顧客データの名寄せや、部署ごとの営業アプローチリストの作成、さらにはホワイトスペース分析などが可能です。
本記事では、uSonarの特徴や活用方法について詳しくご紹介します。uSonar以外の法人データベースについては、下記でも解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
>>法人番号、企業コードの種類・種別を徹底解説!|TSR・TDB・LBC・DUNS・JAN…などの違いについて
>>おすすめの企業・法人データベースプラットフォーム12選|料金や比較ポイントを解説
ユーソナーを活用する最大のメリットは、日本最大級の法人データベース「LBC」を基にしたデータを活用できる点です。LBCは事業所ごとにデータが紐づけられているのが大きな特徴で、正確で細かな情報管理に役立ちます。
コンテンツ目次
uSonar(ユーソナー)とは?ランドスケイプとの関係性やAPI連携についても解説

uSonar(ユーソナー)とは、顧客や取引先データを統合・管理するためのツールのことです。ユーソナーのサービス提供元はユーソナー株式会社で、2022年7月に株式会社ランドスケイプから社名を変更しました。
最大の特長は、日本全国820万拠点、国内拠点網羅率99.7%の日本最大級の法人企業データベース「LBC」を有している点です。
ユーソナーに自社のハウスリストを取り込んで、データクレンジングができます。APIも充実しており、Webフォームの入力支援や企業情報の効率的な収集に活用可能です。
ユーソナーの仕様は、以下の通りです。
対象市場 | 国内 |
---|---|
製品URL | https://usonar.co.jp/ |
会社データ数 | 820万件(拠点ベース) |
部署データ数 | 820万件(拠点を含む) |
Salesforce連携 | 可能 |
HubSpot連携 | 可能 |
API提供 | あり ※ユーザーの入力を自動補完してCVR向上を支援する「かんたん登録API」や、企業データの取得・統合を行う「情報連携API」、「属性情報取得API」など、用途に応じ複数種類提供 |
Webフォームコンバージョン時の名寄せ(法人番号付与) | 可能 |
費用 | ・初年度:約500万円 ・2年目以降:約30万円〜 / 月 |
ユーソナーはオプションも充実しています。例えば、名刺管理アプリの「mソナー」を使えば、名刺管理と顧客管理をひとつにまとめられます。
ユーソナーの法人企業データベース「LBC」とは

「LBC(Linkage Business Code)」は、ユーソナーが独自に収集・構築した国内最大級の規模の企業情報データベースです。
企業の業務内容や規模、業種などの情報が紐づけられており、事業所や店舗、工場、官公庁、学校法人、医療法人まで網羅しています。日本全国約820万拠点に11桁の管理コードを付与し、一元管理しているのも特長です。
過去の情報や略称、旧社名、誤記しやすい社名も紐づけて管理しています。そのため、自社の取引先データとLBCのマッチングにより表記のゆれを正しく統一し、データの正規化を実施することも可能です。
ユーソナーで顧客管理や情報収集をするのも良い方法ですが、費用面がネックになるかもしれません。FINDFOLIOであれば、月額5万円から法人番号、売上高、従業員数、業種といったデータを追加できます。
データクレンジングやハウスリストの活用でお困りの方は、ぜひ一度FINDFOLIOの導入もご検討ください。
uSonar(ユーソナー)でできること

ユーソナーを使ってできることの例をご紹介します。
- LBCを基とした顧客データクレンジング・名寄せ
- マーケットの把握
- 営業リスト作成
- 「mソナー」による名刺管理・活用
それぞれについて詳しく解説します。
LBCを基とした顧客データクレンジング・名寄せ

ユーソナーでは、LBCデータベースを基に事業所単位でのデータクレンジングや名寄せができます。ユーソナーを使う大きなメリットは、自社で不足している情報をLBCから補完できる点です。
顧客情報登録やデータメンテナンスの手間も大幅に削減できるため、組織全体の生産性が向上します。
マーケットの把握

リードや取引先データをユーソナーと統合することで「ホワイトスペース(新規のビジネス領域)」を可視化できます。一元化することで、アプローチすべき企業の優先度を明確にできます。
AIによる需要測定を活用すれば、受注の見込み度が高い企業を自動で判定することも可能です。
また、全国の法人企業を網羅したLBCなら、売上・規模・エリア・業種ごとに、自社サービスの浸透状況も把握しやすくなります。
営業リスト作成
ユーソナーでは、法人企業データベースLBCをもとに営業リストを作成できます。LBC企業データベースの網羅率は国内拠点の99.7%です。
拠点単位で登録されているため、資本系列や本社・事業所の関係も把握し、グループ全体にアプローチしやすくなります。ユーソナーで企業や業界の動向、類似企業の情報も確認できるため、質の高い営業リストを作成できます。
「mソナー」による名刺管理・活用
「mソナー」は、ユーソナーのオプションとして利用できる名刺管理アプリです。名刺を撮影したり、スキャナーで取り込んだりすると瞬時にデータ化され、ユーソナー内に統合されます。
登録された情報は、連携しているSFAやMAツールにも即時反映されます。相手企業の状況やキーパーソンとのつながりも可視化し、名刺情報だけではわからない詳細な情報を活かした営業戦略の構築も可能です。
ユーソナーは、自社のハウスリストに企業名と担当者情報しかなく、この先のアプローチ方法に悩んでいる方にぴったりのツールです!
uSonar(ユーソナー)の最大の強み:事業所ベースの情報

ユーソナーの最大の強みは「本社・事業者関係が捕捉できる」ことです。強みを活かした具体的なユースケースをご紹介します。
事業所データ活用のユースケース

ユーソナーが有するLBCコードには、企業の事業所や部署ごとの情報が含まれています。企業の事業所や部署ごとの情報は、エンタープライズ企業に営業活動する際に特に有用です。
例えば、LBCコードを活用すると、A工場とは取引があるもののB工場とは取引がないという取引状況を把握できます。A工場とB工場には、拠点は違えど同様のニーズや課題があると考えられるため、B工場を対象としたアプローチが可能になります。
以下の動画では、例を用いながらLBCコードの利便性を詳しく説明しているので、合わせてぜひご覧ください。
このように、拠点ごとの情報をもとに営業活動の幅を広げられるのがメリットです。
本社、グループ会社のデータ活用のユースケース
本社とグループ会社の関係性を把握すると、すでに取引のあるグループ企業の実績をもとに、ほかの関連会社に提案しやすくなります。「A社での導入実績を活かし、同じグループのB社やC社にも」といった流れを作りやすくなるのが特長です。
また、既存取引のある企業のグループ会社リストを抽出し、まだ取引のない企業を新たなターゲットとして設定することで、新規開拓の効率化も図れます。
グループ会社を数多く抱える企業においては、キーパーソンが本社にいる場合も多いです。あらかじめ本社へアプローチしておくことで、一括導入の話をスムーズに進められます。
部署データを使用したい場合には、ユーソナーの利用が選択肢に入ってきます。エンプラ企業を営業対象としている会社に、おすすめです!
uSonar(ユーソナー)とSalesforce・HubSpotの連携メリット

ユーソナーは、SalesforceやHubSpotと連携できます。ユーソナーとSalesforceやHubSpotを結びつけると、以下のようなメリットが生まれます。
- 顧客データ整備が可能
- 入力作業の削減
- ダッシュボードの分析精度向上
- 営業活動の効率化
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
顧客データ整備が可能
ユーソナーとSalesforce・HubSpotを連携すれば、企業名や住所の表記ゆれを防ぎ、常に正確で統一されたデータをツールに登録できます。過去情報や表記の揺れも自動で最新情報に更新されるため、データの信頼性が大きく向上します。
データ登録の段階で正確性を確保することは、後の顧客データ活用において重要なポイントです。取引先データが重複してしまうと、担当者情報や行動履歴も分散して登録されてしまい、ABMの活動状況も把握しづらくなります。
正しいデータ整備は、注力企業への接点を計画的に持ち、営業活動を効果的に進めることにつながります。
入力作業の削減
ユーソナーを活用すると、営業担当者の手入力作業を大幅に減らせます。ワンクリックで必要な情報をSalesforce・HubSpotに自動入力できるため、作業負担やミスを防ぎつつ、スムーズなリード登録ができます。
登録が手間に感じている営業担当者にとっても、便利で使いやすい仕組みです。
ダッシュボードの分析精度向上
ユーソナー連携を通じて情報を整備すると、信頼性の高いダッシュボードをSalesforce・HubSpot上で作成できるようになります。
顧客分析の精度が上がり、新たな分析軸の追加や注力業界の発見、戦略や施策の質の向上につながります。
営業活動の効率化
見込み顧客へ迅速なアプローチをしたい場合、ユーソナーでのデータクレンジングがおすすめです。
ユーソナーとSalesforce・HubSpotを連携すると、企業の属性や最新情報が自動で補完されるため、ターゲティング精度が向上します。
アプローチの質が最適化され、営業活動の効率化と成果の最大化につながります。
ユーソナーとSalesforce・HubSpotを連携させて、どのような状態を作りたいのか・どのような課題を解決したいのかを明確にすることが重要です。設計の部分からお手伝いをいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
株式会社FLUEDではBtoBのマーケティングにお悩みの方へ、無料のオンライン相談会を実施しております。
数多くの企業様をご支援してきた経験からBtoBマーケティングに関する質問、疑問にお答えいたします。
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uSonar(ユーソナー)とSalesforceを連携する方法

ユーソナーとSalesforceの連携は可能です。 Salesforceとユーソナーを連携するには、AppExchangeにアクセスします。
なお、年間の運用費用は390万円で、初年度のみ別途初期費用が必要です。取引先データ件数、連携オブジェクト数などに応じて見積もりが変動するので、詳しくはユーソナーまでお問い合わせください。
「今すぐ入手」をクリックしてアプリをダウンロードします。その後、表示される手順に従って連携を進めましょう。
ユーソナーとSalesforceはアプリで簡単に連携できます!
uSonar(ユーソナー)とHubSpotを連携する方法

ユーソナーとHubSpotは、APIを活用した連携が可能です。
連携により、データの一貫性を保ちながら、営業活動をより効率的に進めることができます。開発に際して不明点があれば、ユーソナーへ問い合わせをしましょう。
ユーソナーは各種SFA・MAツールとの連携が可能です。自社で使用中のツールが使用できるかは、ユーソナーへ確認をしてから導入を進めましょう!
uSonar(ユーソナー)の料金プラン

ユーソナーの料金プランは、2025年4月現在、非公開となっています。利用料金の目安としては、最低でも年間およそ500万円からです。
名刺ソナーをはじめとする複数のツールを併用する場合には、年間で数千万円にのぼるケースも多く見られます。
詳細については、公式サイトからのお問い合わせをお願いいたします。
自社の課題を明確にし、あるべき姿を社内で擦り合わせてから問い合わせをしましょう。判断軸が無いまま情報収集をすると、担当者の負荷が結果として高まってしまいます。弊社では、どのような点に気をつければ良いかのご相談にも乗れますので、ぜひお気軽にご連絡くださいね。
uSonar(ユーソナー)とBtoBデータベースプラットフォームとの違いを比較

ユーソナーやFINDFOLIOなど、主なBtoBデータベースプラットフォームの機能を比較しました。
uSoar(ユーソナー) | FINDFOLIO | SalesMarker | スピーダ | |
---|---|---|---|---|
対象市場 | 国内 | 国内 | 国内 | 国内・海外 |
製品URL | https://usonar.co.jp/ | https://findfol.io/ | https://sales-marker.jp/ | https://jp.ub-speeda.com/top2/ |
会社データ数 | 820万(拠点を含む) | 65万 | 520万社以上 | 1,200万件以上 |
部署データ数 | 820万(拠点を含む) | なし | 160万 | なし |
キーパーソンデータ数 | なし | なし | 570万 | なし |
Salesforce連携 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
HubSpot連携 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
Webフォームコンバージョン時の名寄せ(法人番号付与) | 可能 | 可能 | 可能 | 不可 |
費用 | ・初年度:約500万円 ・2年目以降:約30万円〜 / 月 | 月額5万円〜 | 非公開 | 非公開 |
もし気軽に試してみたい場合は、FINDFOLIOがおすすめです。初期費用無料キャンペーンを利用して、使いやすさや機能をお気軽に試すことができます。
企業データベース導入前には、自社データと企業データベースの適合性を確認し、マッチ率や活用効果を事前に把握するために「マッチング」をするのが一般的です。導入前に自社に合ったプラットフォームかどうか確認しましょう。
uSonar(ユーソナー)を活用する際の注意点4つ

便利なユーソナーですが、注意点もいくつか存在します。導入前にきちんと把握し、懸念点は事前にクリアにしておきましょう。
- 海外企業は対象外
- ユーザー権限の適切な設定
- 導入目的の明確化と社内浸透
- データの正確性・最新性の確認
それぞれについて詳しく解説します。
海外企業は対象外
uSonarは国内企業の情報については非常に優れていますが、海外企業のデータは対象外です。もし顧客に海外企業が多いと、向いていない場合があります。
ユーザー権限の適切な設定
uSonarでは多くの情報にアクセスできるため、企業情報の取り扱いには細心の注意を払い、情報漏洩を防ぐ必要があります。ユーザー権限の適切な設定を行い、アクセス管理を徹底しましょう。
導入目的の明確化と社内浸透
uSonarの導入にはコストがかかります。そのため、コストを無駄にしないように導入目的を明確にし、使い方のトレーニングや活用事例の共有など、社内への浸透が重要です。
データの正確性・最新性の確認
uSonarでは定期的にデータメンテナンスが実施されますが、企業の事業所名や支店名、地方自治体の部課名などの更新には時間がかかる場合があります。
営業活動やマーケティング施策を行う前に、情報が正確かどうか自分で確認するようにしましょう。
せっかくユーソナーを導入しても、使われなければ宝の持ち腐れです。社内周知を徹底し、費用対効果を最大化しましょう!
FINDFOLIOとCRMを組み合わせて顧客管理をする方法もおすすめ

LBCは、拠点ごとに個別の番号が振られているため、社内の横展開開拓が求められるエンタープライズ営業を行っている企業に特に有用です。しかし、データベースの利用料金が安くはないため「気軽に連携できない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、CRMと「FINDFOLIO」を組み合わせた方法をおすすめします。FINDFOLIOは、CRMと組み合わせて利用できる法人データベースで、初期費用0円・月額利用料5万円から利用できるため、手軽に導入が可能です。
FINDFOLIOには約60万件の法人データが登録されています。このデータを基に、既存の顧客データに対して法人番号、売上高、従業員数、業種といった通常のリード獲得時には収集しにくい情報を追加可能です。
また、問い合わせフォームを入力する際に、企業情報を提案・自動入力してくれる機能もあります。名寄せ作業の手間を大幅に省略できるため、営業活動やデータ管理の効率的な活用におすすめです。
使い方について詳しく知りたい方は、以下の動画をご覧ください。