
ST&E(スタンディ)は、会社名を入力するだけで法人情報を自動補完できるフォーム入力支援ツールです。ユーザーの入力の手間を減らしつつ、企業側は正しい会社情報や企業属性データを取得できるようになります。HubSpotフォームを利用している場合でも、条件が合えば導入可能です。
本記事では、ST&E(スタンディ)の基本機能や導入メリットに加えて、HubSpotとの連携可否や確認ポイント、料金体系などを分かりやすく整理します。フォーム改善とデータ活用を両立したい方は、ぜひ参考にしてください。
リード獲得後の分析やリスト活用を重視するなら、FINDFOLIOで企業データをまとめて整備するのもおすすめです。
コンテンツ目次
ST&E(スタンディ)とは?
ST&E(スタンディ)とは、会社名を入力するだけで法人情報を自動補完できるフォーム入力支援ツールです。「Save Time and Effort(時間と手間を省く)」という考え方を基に、ユーザーと企業の双方がラクになる入力体験を実現します。
フォーム入力時に会社名の一部を入力すると、一致または近い社名候補が表示され、候補を選ぶだけで会社情報が自動入力されます。住所や電話番号など、入力が面倒で離脱につながりやすい項目を省略可能で、入力の手間を削減できます。また、手入力による入力ミスや記入漏れが起きにくく、正しい企業情報を取得しやすくなる点も特徴です。
会社情報の入力支援によりフォームの完了率向上が期待できるため、結果としてコンバージョン率アップにつなげられます。
リードの会社情報がバラバラで、名寄せ・クレンジングに時間がかかっている企業ほど効果を感じやすいサービスです。
ST&E(スタンディ)の導入メリット

ST&E(スタンディ)がもたらす主な導入メリットを整理して紹介します。
- フォーム入力がラクになり、離脱を防ぎやすい
- データ整備の工数を削減できる
- 企業属性が自動で付くため、獲得後の施策に直結しやすい
- 管理画面で見込み客を発見・分析できるようになる
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
フォーム入力がラクになり、離脱を防ぎやすい
ST&E(スタンディ)を導入すると、ユーザーは会社名を入力して候補から選ぶだけで、社名や住所などの会社情報を入力できるようになります。住所や電話番号などの入力負担の大きい項目を手入力する必要がなくなるため、途中離脱を防ぎやすくなります。
また、正式な会社名が分からない場合でも候補から選択できるため、入力のハードルが下がる点もメリットです。手入力が減ることで入力ミスも起きにくくなり、ユーザーは安心してフォームを送信しやすくなります。
データ整備の工数を削減できる
ユーザーの利便性向上だけでなく、運営担当者にとってもデータ整備の負担を減らせる点がST&E(スタンディ)のメリットです。データベースに登録された正確な企業情報が自動反映されるため、入力ミスや情報の欠損などのデータ不備を防ぎやすくなります。
また、表記ゆれや省略が自動的に統一されるため、獲得後の名寄せやデータクレンジングの工数を大幅に圧縮することが可能です。「フォームは獲得できたものの、データが整っておらず活用できない」といった課題を減らし、MAやCRMでの活用につなげやすくなります。
企業属性が自動で付くため、獲得後の施策に直結しやすい
ST&E(スタンディ)では、会社名や住所といった基本的な会社情報に加えて、法人番号や業種、企業規模、URLなどの企業属性情報が自動で付与されます。ST&E(スタンディ)が保有する法人データベースと入力情報を照合し、データベースに登録されている範囲の企業情報のみを付与する仕組みです。
売上や資本金、従業員数、上場区分といった情報も同時に取得できるため、獲得したリードの企業像の把握が可能です。さらに、業種や規模ごとのセグメント分けや優先順位付け、スコアリングにも使えるため、獲得後の施策や営業アプローチにつなげやすくなります。
管理画面で見込み客を発見・分析できるようになる
ST&E(スタンディ)では、管理画面を通じて重要な見込み客の発見や分析ができます。
期間や企業属性を指定した企業抽出や、属性ごとの傾向の確認ができるほか、必要に応じてCSV形式でデータをダウンロードすることも可能です。問い合わせに至らなかった場合でも、会社名が選択された時点で、どのような企業がフォームに訪れていたのかを把握できます。
コンバージョンした企業リストと突き合わせることで、取りこぼした見込み客が分かるようになります。
問い合わせに至らなかった企業の動きも把握できるため、見込み客の優先順位付けや次の打ち手を考えやすくなります。
ST&E(スタンディ)で取得できるデータ一覧

ST&E(スタンディ)の大きな特徴は、会社の基本情報だけでなく、マーケティングや営業に活用できる企業属性情報まで取得できる点です。フォーム入力時に会社名を選択するだけで、最大37項目の法人データが自動で付与されます。
代表的な取得項目は以下の通りです。
| カテゴリ | 代表的な取得項目(例) |
|---|---|
| 基本情報 | 法人名/法人名カナ/住所(都道府県〜番地)/郵便番号/電話番号/FAX番号/HP_URL など |
| 識別子 | 法人番号/各種コード(市区町村コード等) |
| 属性 | 業種/売上/資本金/従業員数/上場区分 など |
| 登記・その他 | 登記情報フラグ/インボイス登録番号 など |
フォーム入力の負担を減らしながら、獲得後の分析や施策に使えるデータを揃えられます。
社名と連絡先だけでなく、「どんな企業か」まで分かった状態でリードを獲得できます。
SalesforceフォームでのST&E(スタンディ)の連携

ST&E(スタンディ)は、SalesforceやMarketing Cloud Account Engagement(Pardot)のフォームとも連携が可能です。既存のフォームシステムやデザインをそのまま活かして、会社名入力による法人情報の自動補完機能を追加できます。
フォームを作り直す必要がないため、導入のハードルが低い点が特徴です。
SalesforceやPardotを使い続けたまま、フォームの入力体験だけを改善できます。
ST&E(スタンディ)とHubSpotは連携できる?

ST&E(スタンディ)はHubSpotフォームと連携できます。ただし対応しているのは、HubSpotフォームの「埋め込みフォーム」のみです。
HubSpotを利用している場合は、自社フォームが埋め込みフォームとして運用されているかどうかを事前に確認することが重要です。HubSpotフォームの作成方法や埋め込み手順については、以下の記事もご覧ください。
>>HubSpotのフォームを作成・埋め込みする方法を解説!無料プランでも利用できる
HubSpotでフォームを新しく設置する場合や、より柔軟に企業データを扱いたい場合は、FINDFOLIOの活用もおすすめです。
ST&E(スタンディ)の料金

ST&E(スタンディ)の料金は、初期費用と月額プラン(リクエスト上限/月)で構成されています。初期費用は50,000円(税別)で、月額費用は利用できるリクエスト数に応じたプラン制です。
月額プランの料金表は以下の通りです。
| プラン | リクエスト上限/月 | 月額費用(税別) |
|---|---|---|
| プラン1 | ~500 | 10,000円 |
| プラン2 | ~1,000 | 20,000円 |
| プラン3 | ~2,000 | 35,000円 |
| プラン4 | ~5,000 | 70,000円 |
| プラン5 | ~15,000 | 100,000円 |
| 大規模 | 15,001~ | 要相談 |
プラン選定の際は「リクエスト上限」を基準に検討する必要があります。ST&Eは、会社名を1回入力するごとに約3〜5リクエストが実行される仕組みです。単純にコンバージョン数(CV数)だけで判断すると、実際の利用量とズレが生じることがあります。
例えば、月に100回会社名の入力が発生する場合、必要なリクエスト数は以下のように考えます。
- 100回(会社名入力)× 3〜5リクエスト = 300〜500リクエスト/月
月に100回程度の会社名入力が見込まれる場合は、300〜500リクエストを目安にプランを検討するのがおすすめです。
なお、月間のリクエスト数がプラン上限を超えた場合は、1件あたり20円(税別)で追加課金されます。初期は入力回数を正確に見積もるのが難しいケースもあるため、運用開始後に実績を見ながらプランを調整する考え方が現実的です。
企業データをフォーム経由ではなく、一括で取得したい場合は、FINDFOLIOの活用もおすすめです。
ST&E(スタンディ)の導入前に確認したい注意点

ST&E(スタンディ)の注意点を事前に整理しておくことで、導入後の「思っていたのと違った」というギャップを防ぎやすくなります。
- 取得したい必須データを決めておく
- 料金はCV数ではなく「入力回数×リクエスト換算」で見積もる
それぞれについて解説します。
取得したい必須データを決めておく
ST&E(スタンディ)では最大37項目の法人データを取得できますが、すべての企業で同じ項目が必ず取得できるわけではありません。そのため、導入前に「どのデータが必須か」を整理しておくことが重要です。
例えば「法人番号は必ず欲しい」などの優先順位を決めておくことで、ST&Eが自社の目的に合っているかを判断しやすくなります。取得データの使い道を明確にしておくことで、導入後の活用もスムーズになります。
料金はCV数ではなく「入力回数×リクエスト換算」で見積もる
ST&E(スタンディ)の料金はコンバージョン数ではなく、リクエスト数が基準です。会社名を1回入力するだけでも約3〜5リクエストが発生するため、単純にCV数だけでプランを選ぶと、実際の利用量とズレが出ます。
月次のフォーム入力回数に加え、会社名入力が発生する導線も踏まえたうえで、必要なリクエスト数を見積もるのが現実的です。初期段階では利用量を正確に把握しにくいケースもあるため、余裕のあるプランで始め、運用実績を見ながら最適化していきましょう。
「どのデータが必要か」を整理しておくと、ST&E(スタンディ)が自社に合うか判断しやすくなります。
ST&E(スタンディ)はこんな企業におすすめ

ST&E(スタンディ)は、すべての企業に万能なツールというよりも、フォーム運用やデータ活用に課題を感じている企業ほど効果を発揮しやすいサービスです。本章では、ST&Eの導入効果を実感しやすい企業の特徴を紹介します。
- フォーム離脱が多く、CVRを上げたい企業
- リードの会社情報が未整備で、名寄せ・クレンジング工数が重い企業
- 企業属性(業種・規模・法人番号など)を付与して、MA/SFA/CRMで分析精度を上げたい企業
- 既存のフォームを大きく変えずに、入力体験だけ改善したい企業
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
フォーム離脱が多く、CVRを上げたい企業
会社名や住所、電話番号などの会社情報入力がボトルネックとなり、フォーム途中で離脱されている企業におすすめです。会社名を入力して候補から選ぶだけで法人情報が補完されるため、入力の手間を大きく減らすことが可能です。
負担軽減によりフォーム完了率が上がりやすくなり、同じ流入数でも問い合わせ数の増加が期待できます。フォーム改善を通じて、広告や施策全体の費用対効果を高めたい企業にも適しています。なお、フォーム項目の最適化については、以下の記事をご覧ください。
>>BtoBマーケティングにおけるWEBフォーム項目の最適解
リードの会社情報が未整備で、名寄せ・クレンジング工数が重い企業
表記ゆれや誤入力、架空データなどが多く、獲得後の名寄せやクレンジングに時間がかかっている企業にもST&E(スタンディ)は有効です。手入力を減らし、正しい企業情報をもとにデータを取り込めるため、後工程でデータを整える作業を減らせます。
CRMデータの品質が上がることで、分析や営業連携がスムーズになり「リードはあるが活用しきれていない」状態を改善しやすくなります。名寄せ作業については、以下の記事もぜひお読みください。
>>HubSpotフォームから収集した会社名の表記がバラバラ!表記ゆれ解消のための名寄せ方法を詳しく解説
企業属性(業種・規模・法人番号など)を付与して、MA/SFA/CRMで分析精度を上げたい企業
ST&E(スタンディ)では、企業属性情報が自動で付与されるため、獲得直後からリードの企業像を把握しやすくなります。業種や規模をもとにしたセグメント配信や、ターゲット企業の判定、スコアリングなどの精度向上につながりやすい点が特徴です。
その結果、施策の改善や営業アプローチの最適化が進み、商談化率の向上にも寄与します。単なる件数獲得ではなく、質を重視したリード運用を行いたい企業にST&E(スタンディ)は適しています。
既存のフォームを大きく変えずに、入力体験だけ改善したい企業
フォームを一から作り直すほどの工数が取れない、あるいは社内調整が重く大きな改修が難しい企業にもST&E(スタンディ)はおすすめです。既存のフォーム構成を活かしたまま、会社情報入力の体験だけを改善できるため、導入ハードルが高くありません。
一部フォームで効果検証をして、成果を見ながら横展開するといった進め方もしやすく、改修リスクを抑えつつ現実的に導入検討を進められます。
「フォーム改善」「データ整備」「獲得後の活用」をまとめて見直したい企業に向いています。
ST&E(スタンディ)はユーザーと企業の関係づくりをラクにするツール

ST&E(スタンディ)は、フォーム入力の手間を減らすことでユーザーのストレスを軽減しながら、企業側には正しい企業データと活用しやすい情報をもたらします。入力体験の改善からデータ整備、獲得後の施策活用までを一気通貫で支援し、ユーザーと企業のよりよい関係づくりを後押しするツールです。
一方で「より広く企業リストを活用したい」といったケースでは、ST&E(スタンディ)とは別の選択肢が適している場合もあります。企業データを効率よく収集・活用したい場合は、FINDFOLIOの活用も検討してみてください。
フォーム改善とデータ活用を見直し、自社に合った形でリード獲得と施策の精度を高めていきましょう。
2026.01.30
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