Jotform(ジョットフォーム)とは、オンライン上で幅広い形式のフォームを作成できるツールです。専用のサーバーに加え、ローカルのデータサーバーを選択できるため、業界でもトップクラスの信頼性を誇ります。
関連記事:㈱FLUED、米国Jotform社のオンラインフォーム作成サービスを日本で初めて取扱開始 〜ユーザー数2千万人以上、16言語に対応〜
HubSpot(ハブスポット)との連携に対応しており、より高品質なフォームをWebサイトやランディングページなどに配置できます。さらに、フォームから送信されたデータをHubSpotに自動で登録できるため、リード管理の効率化にも大きく寄与します。
本記事では、Jotformの特徴や仕組み、HubSpotとの連携方法を詳しく解説します。
HubSpotの純正フォームとの比較表も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
コンテンツ目次
Jotform(ジョットフォーム)とは
料金プラン | ・スターター:無料 ・ブロンズ:月額34ドル ・シルバー:月額39ドル ・ゴールド:月額99ドル ・エンタープライズ:要問い合わせ ※すべて年間契約時の価格 |
フォームの上限 | ・スターター:5フォーム ・ブロンズ:25フォーム ・シルバー:50フォーム ・ゴールド:100フォーム ・エンタープライズ:無制限 |
受信フォーム数 | ・スターター:100個/月 ・ブロンズ:1,000個/月 ・シルバー:2,500個/月 ・ゴールド:10,000個/月 ・エンタープライズ:無制限 |
フォームの閲覧可能回数 | ・スターター:1,000回/月 ・ブロンズ:10,000回/月 ・シルバー:100,000回/月 ・ゴールド:1,000,000回/月 ・エンタープライズ:無制限 |
1フォームのフィールド数 | ・スターター:100個 ・ブロンズ:250個 ・シルバー:500個 ・ゴールド:1,000個 ・エンタープライズ:無制限 |
利用可能スペース | ・スターター:100MB ・ブロンズ:1GB ・シルバー:10GB ・ゴールド:100GB ・エンタープライズ:無制限 |
公式サイト | https://www.jotform.com/ja/ |
Jotformとは、幅広い業種に対応したオンラインフォームビルダーです。注文フォーム・予約フォームなどの多様な形式で、効率良くフォームを作成できます。無料で利用できる幅広いテンプレートが用意されているため、フォーム作成に慣れない方でも安心です。
株式会社FLUEDでは、日本で初めてJotformの提供を開始しました。同社は「B2Bマーケティング/営業DX」に特化した専門家集団で、広告運用やWeb制作、インサイドセールスなどの施策を支援しています。
また、CRMツール「HubSpot」の提供や無料オンライン相談会を開催しているのも特徴です。後述の通り、JotformはHubSpotと連携できるため、それぞれの使い方でわからないことがあれば、ぜひ気軽に同社までご相談ください。
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Jotformの代表的な機能
Jotformにはフォームビルダー機能のほかにも、マーケティングや営業を効率化するための幅広い機能が搭載されています。ここでは、代表的な機能の特徴やメリットを解説します。
- フォームビルダー
- Jotformチーム
- Jotformストアビルダー
- PDFエディター
- Jotformサイン
- Jotformアプルーバル
- Jotformテーブル
- Jotformアプリ
1. フォームビルダー
フォームビルダーは、独自のフォームを作成できるJotformの最も代表的な機能です。
フォームをいちから作成できるほか、さまざまな形式のテンプレートを使ってフォームを構築できます。
フィールドには、テキストやドロップダウンリスト、送信ボタンなどの項目をドラッグ&ドロップで配置します。そのほか、カレンダーや予約表、署名など、幅広いタイプのフィールドを利用できるのが特徴です。
感覚的な操作でフォームを構築できるため、プログラミングの知識がいりません。初心者の方でも高品質なフォームを作成可能です。
2. Jotformチーム
Jotformチームは、共有ワークスペースを作成できる機能です。部門や部署、プロジェクトチームなどで個別のメンバーを招待し、ワークスペース内でコミュニケーションを図れます。
そのほか、共有フォルダを作成してクラウドストレージとして活用したり、フォームやテーブルなどの機能をチーム単位で作成したりと、幅広い活用が可能です。
また、各メンバーの役割を設定し、ワークフローの各階層に割り当てられます。チーム内のタスクが可視化されるため、属人化の抑制や組織管理の効率化に効果を発揮します。
総括すると、グループウェアのような形で利用できるということです。
3. Jotformストアビルダー
Jotformストアビルダーとは、レスポンシブデザインに対応したECサイトを簡単に構築できる機能です。
600種類以上のテンプレートと、30種類以上の決済ゲートウェイを活用できるのが利点です。
ECサイトはフォームを作成するときと同様、ドラッグ&ドロップの操作のみで完結します。イメージギャラリーや動画、「顧客の声」などのウィジェットも感覚的な操作のみで配置できます。
商品の販売だけでなく、会員制のサービスサイトや店舗の予約、寄付などの幅広い形態に対応しています。
4. PDFエディター
PDFエディターとは、フォームの送信内容を自動的に収集し、PDFファイルに変換する機能です。
例えば、イベント参加者をフォームで募った後、参加者の情報をPDFファイルにまとめて資料を回覧できます。
PDFのレイアウトはドラッグ&ドロップで自由に調節できるほか、豊富なテンプレートを活用することも可能です。
5. Jotformサイン
Jotformサインは、既存のドキュメントに電子署名の項目を付与できる機能です。PDFエディターで作成したPDFファイルや、ローカル上に保存されたファイルなど、多様な形式に対応しています。
また、後述するJotformアプルーバルと組み合わせられるのもポイントです。
Jotformアプルーバルで独自のワークフローを作成し、Jotformサインで電子署名を付与すれば、申請から承認までの流れを自動化しつつ、より効率的に承認作業を行えます。
電子署名付きのドキュメントはリンク一つで他者と共有できるほか、Webサイトへの埋め込みにも対応しています。
6. Jotformアプルーバル
Jotformアプルーバルとは、承認プロセスを自動化するための機能です。企画書の作成や経費精算など、稟議が必要な一連の流れを可視化したうえで、独自のワークフローを構築できます。
ワンクリックで簡易的なワークフローを構築できる「One Step Approval」や、さまざまな業務に対応したテンプレートを使用できるのも特徴です。
また、Jotformのほかの機能と組み合わせれば、さらに活用の幅が広がります。例えば、フォームビルダーでフォームを作成した後、Jotformテーブルでデータを集計し、自動的にコンタクトリストを生成できます。
7. Jotformテーブル
Jotformテーブルとは、フォームの回答結果を集計するためのデータベース作成機能です。
スプレッドシート形式なので簡易的な操作でテーブルを作成できます。そのほか、CSV・Excelファイルからのインポートや、テンプレートの使用にも対応しています。
チーム内での共同編集が可能な点も特徴です。
Jotformチームで共有ワークスペースを構築し、作成したテーブルをチーム内で即座に共有できます。
8. Jotformアプリ
Jotformアプリは、ノーコードでモバイルアプリを作成できる機能です。ほかの機能と同様、ドラッグ&ドロップのみでアプリの要素を構成できます。
ボタンやリンクだけでなく、商品リストや地図、SNSのフォローボタンといった高度なウィジェットを配置できるのが利点です。
モバイルアプリを作成した後はQRコードが発行されるので、第三者への共有もスムーズに行えます。
JotformはHubSpotとの連携がおすすめ!連携によってできること
JotformとHubSpotを連携すると、次のようなことが可能になります。
- フォームに入力された連絡先をもとにHubSpotのコンタクトを自動生成
- フォームで新たな情報が配信されるとHubSpotの連絡先レコードが自動更新
- HubSpotに登録された顧客情報をもとにパーソナライズされたフォームを作成
Jotformはあくまでフォームビルダーなので、見込み客や顧客の情報を一元管理できるような機能はありません。
しかし、HubSpotと連携すると、フォームに送信された情報がHubSpotのコンタクトに自動で蓄積されます。高品質なフォームを作成できるJotformの利点と、高度なリード管理を行えるHubSpotの利点を組み合わせられるのがポイントです。
参考:HubSpotでリード管理は可能?リードオブジェクトを用いた一元管理手法を解説
JotformとHubSpot純正フォームの比較表
JotformとHubSpotの連携により、HubSpot上で高度なフォームを作成できるのもメリットの一つです。
以下の比較表の通り、HubSpotの純正フォームよりもJotformのほうが機能性に優れていることがわかります。
HubSpot純正フォーム | Jotform | |
---|---|---|
ドラッグ&ドロップによるフォーム作成 | ○ | ○ |
テンプレートの種類 | やや少なめ | 豊富 |
デザインのカスタマイズ | ○ | ○ |
マルチステップフォーム | – | ○ |
ロジックツリー | – | ○ |
電子署名 | – | ○ |
国内サーバーへの対応 | – | ○ |
CAPTCHA | ○ | ○ |
HIPAA Compliance | – | ○ |
SOC 2 Compliance | ○ | ○ |
フォームの最大の役割であるリード情報の収集は、Jotformからでも行えます。そのため、フォーム作成はJotform、リード管理はHubSpotという具合に使い分けるのがおすすめです。
参考:HubSpotのフォームを作成・埋め込みする方法を解説!無料プランでも利用できる
JotformとHubSpotの連携方法
JotformとHubSpotの連携方法は次の通りです。
- Jotformから認証プロセスを行う
- マッピング設定を行う
- 連絡先の更新方法を設定する
1. Jotformから認証プロセスを行う
Jotformのフォームビルダーに移行し、画面上部の[設定]タブを選択します。さらに、左側のメニューから[統合(インテグレーション)]をクリックしましょう。
すると連携可能なツール一覧が表示されるので、そのなかから「HubSpot」を選択します。
[認証する]をクリックします。
連携するHubSpotのアカウントを選択しましょう。
2. マッピング設定を行う
JotformとHubSpotではフィールド名が異なる場合があるため、連携時にマッピング(異なる項目同士を関連付ける作業)を行います。
例えば、メールアドレスのフィールドの名称が、Jotformでは「電子メールアドレス」、HubSpotでは「メールアドレス」となっているとします。両者をマッピングするとデータが関連付けられ、いずれもメールアドレスという形でデータが処理されます。
3. 連絡先の更新方法を設定する
システムの統合と同時に、HubSpot上に取引データを生成する際は、[取引を作成する]にチェックを入れます。
HubSpot上で取引を作成すると、自動的に連絡先が登録されるため、Jotform側にもベースとなる連絡先を作成しておく必要があります。Jotformで連絡先を作成・更新した際に、HubSpotの取引データを更新したい場合は、[すでに連絡先が存在する場合、更新する]にチェックを入れましょう。
設定が完了すれば、[統合する]をクリックしてください。
JotformとHubSpotを連携して質の高いフォームを作成しよう
Jotformは単体でも質の高いフォームを作成できますが、HubSpotとの連携がおすすめです。
HubSpotと連携すると、フォーム送信後のデータが自動的に移行されるため、より効率的なリード管理につながります。
両者の機能を上手く使いこなして、リード獲得における最適化を図りましょう。
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