
BtoBの営業現場で、下記のような課題を感じている方はいませんか?
「営業の情報共有がうまくできていない」
「見込み顧客に、最適なタイミングでアプローチできていない」
「顧客データを蓄積しても、活用しきれていない」
こうした状況を改善するツールとして注目されているのが、Infobox(インフォボックス)です。
Infoboxは、企業リスト作成から決裁者の特定、商談記録までを一貫して支援する国産の営業支援ツールです。CRMと連携することで、情報を一元管理し、タイムリーなアクションにつなげられます。
本記事では、Infoboxの概要や機能、料金体系に加え、CRMとの連携によるメリットと活用ポイントを分かりやすく解説します。「うちの営業体制にも合うのかな?」と検討中の方に、具体的な導入イメージを持っていただける内容です。
なお、法人番号や企業コードに関する情報は、以下でも詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
>>法人番号、企業コードの種類・種別を徹底解説!|TSR・TDB・LBC・DUNS・JAN…などの違いについて
商談記録や顧客情報を一元管理し、チーム全体で共有することで、担当者個人の経験や勘に頼る「属人的な営業」から脱却しやすくなります。
コンテンツ目次
Infobox(インフォボックス)とは?

Infobox(インフォボックス)は、株式会社Infoboxが提供する国産の営業支援プラットフォームです。市場調査から企業リストの作成や決裁者の特定、アプローチ、商談の記録・分析まで営業プロセス全体を一気通貫で支援します。
注目すべきポイントは、Infoboxがニーズに合った企業へのアプローチを実現する機能を多数備えている点です。企業情報・人物情報・利用中のサービス情報などをもとに、精度の高いターゲットリストを自動で作成できます。
また、Web行動ログやインテントデータを活用できる点も大きな特長です。スコアリングにより、「今、接触すべき企業」が明確になります。
加えて、商談は自動で録音・文字起こしされるため、記録の手間がかかりません。SalesforceやHubSpotと連携すると、社内データと情報の一元管理ができるようになります。

これらの機能を活用することで、属人的になりがちな営業活動を再現性のある仕組みとして整えられます。
「顧客リストを作る→決裁者を探す→商談を記録する」まで全部つながっているのがいいですね。バラバラなツールを使わずに済むのは助かります。
Infoboxを使うと営業現場はどう変わる?

Infoboxは、単なる営業リスト作成ツールではありません。営業の質と業務効率の両方を引き上げる機能があり、現場のワークフローを大きく変えるツールです。
ここでは、Infoboxを導入したことで得られる3つの変化についてご紹介します。
- ニーズに合った企業へのアプローチができる
- 最適なタイミングでの接触が可能になる
- 商談の記録・ナレッジ共有がスムーズになる
Infoboxは、上記のように「誰に・いつ・どうアプローチするか」を最適化することで、営業の成果につながります。
企業情報や人物データをもとに、ニーズに合致する企業にアプローチできる
Infoboxは、企業の属性情報だけでなく、部署・役職・キーパーソン情報まで一元化します。例えば「経理部の意思決定者」「IT部門のマネージャー」など、ターゲットとなる担当者まで絞り込むことが可能です。
また、業界や利用サービスなどの情報も組み合わせて、自社の提供価値とニーズがマッチする企業だけに効率的にアプローチできます。ターゲットを的確に絞り込むことで、無駄なリスト作成や見込みの薄い提案が減り、営業リソースを最適化しやすくなります。
最適なタイミングでアプローチができる
Infoboxには、Web行動ログやインテントデータをもとにしたスコアリング機能が搭載されています。
例えば、企業が自社サービスに関連するページを訪れたタイミングで検知できます。また、類似企業の商談傾向をもとに、今アプローチすべき企業を抽出することも可能です。
タイミングを見誤らず、見込み度の高い企業にスピーディーにアクションできるのは、営業現場にとって大きな武器になります。
営業活動の効率化ができる
Infoboxは、日々の営業活動を効率化する仕組みを備えています。その大きな特長は「記録が自動で残る」ことと、「進捗管理・ナレッジ共有が楽になる」ことです。
記録が自動で残る
会議や商談の内容は、自動で録音・文字起こしされ、重要なキーワードや話題も自動でタグ付けされます。営業担当者が手動でメモを取ったり、日報を作成したりする負担が軽減されるため、本来の営業活動に集中できる環境が整います。
また、商談を振り返る際も、音声やテキストデータをすぐに確認できるため、提案の精度やフォローの質を高めることが可能です。
進捗管理・ナレッジ共有が楽になる
記録された商談データはチーム全体で共有でき、マネージャーは現場の動きをリアルタイムで把握しやすくなります。
また、商談履歴が蓄積されることで、過去の成功事例を横展開することが可能です。さらに、新人教育にも活用でき、営業ノウハウの資産化が進みます。
Infoboxは、こうした営業活動の見える化と共有を両立できるツールとして、現場の強い味方になってくれるはずです。
営業支援ツールは、機能が多すぎて現場で活用しきれないことも多いので、実務にフィットするツール選びが大切です。営業リストの精度に課題がある方は、あわせてFINDFOLIOもぜひご検討ください。
InfoboxとHubSpotやSalesforceなどのCRMを連携するメリット

InfoboxをCRMと連携することで、得られる主なメリットは以下の3つです。
- 既存リードに、部署・人物・利用サービスなどの属性情報を追加できる
- 受注実績データをもとに、相性の良い企業の傾向が分析できる
- 情報の一元管理により、マーケ・営業・CS間の連携が強化できる
ここからは、それぞれのメリットについて具体的にご紹介していきます。
CRMの既存リードに属性情報を追加できる

InfoboxをCRMと連携することで、既存のリード情報に部署データ・人物データ・利用中のサービス情報などを付与できます。例えば、会計ソフトや利用中のツールといった詳細な属性情報を、営業リードに紐づけて活用することが可能です。
このような情報があることで、相手企業の状況に即した提案がしやすくなり、より効果的なアプローチにつながります。
また、営業担当者はリード情報を確認しながら、企業データにすばやくアクセスできるため、リサーチの効率も大きく向上します。
このように、営業前の確認作業や事前準備におけるムダを減らし、業務のスピードと質の両立の実現が可能です。
自社の受注実績をもとに相性の良い企業傾向がわかる

CRMに蓄積された過去の受注実績データをInfoboxと連携させることで、どのような企業と相性が良いかを可視化できます。
一例として、建設業界かつ展示会経由で受注が多いといった傾向を分析できます。
また、HubSpotのカスタムレポート機能を使えば、より詳細な傾向分析も可能です。例えば、業種別・流入経路別の商談化率や、アプローチ回数と受注率の関係など、具体的な指標をもとに分析できます。
営業の勘や経験だけに頼らず、データを根拠にしたターゲティング精度の向上が図れます。
データの一元管理と部門間の連携強化
InfoboxとCRMを連携することで、顧客データを1つの基盤にまとめて管理できるようになります。営業だけでなく、マーケティングやCS部門も最新の顧客情報にアクセスできるため、スムーズに連携できます。
また、MAツールと接続することで、ホットリードに対して即時にアプローチできる点は効果的です。Slackなどのコミュニケーションツールと連携すれば、顧客の変化をリアルタイムでチーム全体に共有できるようになります。
このように、CRMとInfoboxをつなぐことで、部門をまたいだ顧客起点のアクションを実現できる体制が整います。
情報が一箇所にまとまるだけで、営業とマーケの連携スピードが全然違いますよね。
HubSpotやSalesforceとInfoboxの連携方法

Infoboxは、初期アプローチから案件管理までの情報を一貫して管理できます。HubSpotやSalesforceといったCRMツールと連携することで、営業活動をさらにスムーズに進められます。
ここでは、InfoboxとCRMの連携における具体的な手順や、連携後の活用イメージを見ていきましょう。
- 企業データをInfoboxからCRMに同期する
- 活動履歴(メモ)も一緒に引き継げる
- 担当者(人物)情報をCRMに登録する
- CRM側に反映させInfoboxと相互リンクする
1.企業データをInfoboxからCRMに同期する

Infoboxでは、企業リストをそのままHubSpotやSalesforceに連携することが可能です。
対象リストを選び、「アクション」から「リスト連携」をクリックします。
ポップアップの「同期を開始する」を選択するだけで、企業データがCRMの「取引先(Account)」に反映されます。

企業名、業種などの基本情報が自動で登録され、連携済みリスト名も記録されるため、どのフェーズで連携したかの把握も容易です。
2.活動履歴(メモ)も一緒に引き継げる
Infoboxには、通電・架電・メール送信などの活動を記録できる「メモ機能」があります。これらの履歴は、連携した後もCRM上で確認できるため、アプローチ履歴をCRMに移しながら一貫して管理可能です。
CRM連携前にInfoboxで活動を記録しておくことで、引き継ぎや判断がスムーズになります。
3.担当者(人物)情報をCRMに登録する

企業ページ内の「従業員」タブからは、役職者やキーパーソンの一覧が表示されます。 「人物情報の登録」ボタンから、氏名や役職を確認して登録が可能です。
HubSpotではコンタクト、Salesforceでは取引先責任者として反映されます。これにより、企業と担当者の情報をセットで連携でき、CRM上でもスムーズにアプローチを進められます。
4.CRM側に反映させInfoboxと相互リンクする
連携完了後、Salesforceのリード画面には、Infoboxの人物ページへのリンクが自動で記載されます。
例えば、リードを獲得し登録した場合、メモ欄にそのURLが挿入されており、担当者はCRMからInfoboxへすぐに遷移可能です。一方、Infobox側でも、双方のシステム上で連携状況を一目で把握できます。
このような相互リンクにより、営業活動がシームレスにつながります。
CRMとつながってると、誰に・いつ・何をしたかがすぐ確認できますね。情報を探す手間が減るだけでも、営業の動きが変わります。
Infoboxの料金プラン

Infoboxは、月額制のサブスクリプション型で提供されており、アカウント数無制限・月額25万円〜から利用可能です。
導入規模や活用範囲に応じて、初期費用と月額費用が必要となる「システム利用料」が発生します。また、一部の機能についてはオプション扱いとなっており、追加料金が必要です。
録音データの高度な分析機能や、CRMとの連携に関するオプションが必要な場合、契約時に見積もりが発生するケースがあります。
料金についての詳細は、導入する企業の営業体制や連携予定のツール構成によって異なるため、事前に問い合わせましょう。
営業チームの人数が多い会社でも料金が変わらないのはありがたいですね。気になる方は、まずは相談しましょう!
Infoboxと他社の法人データツールとの違いを比較

法人データを活用する営業支援ツールには、さまざまな種類があります。その中でもInfoboxの大きな特長は、営業活動全体を一気通貫で支援できる点です。
以下は、Infoboxとよく比較される2つのツール「FINDFOLIO」「U-sonar」との主な違いです。
項目 | Infobox | FINDFOLIO | U-sonar |
---|---|---|---|
対象市場 | 国内 | 国内 | 国内 |
製品URL | https://product.info-box.jp/ | https://findfol.io/ | https://usonar.co.jp/ |
会社データ数 | 70万 | 65万 | 820万 ※拠点ベース |
部署データ数 | 200万部署 | なし | 820万(拠点を含む) |
キーパーソンデータ数 | 150万人 | なし | なし |
Salesforce連携 | ◯ | ◯ | ◯ |
HubSpot連携 | ◯ | ◯ | ◯ |
Webフォームコンバージョン時の名寄せ(法人番号付与) | 要問い合わせ | ◯ | Webフックオプションで可能 |
月額費用 | 25万円 / 月 〜 | 5万円 〜 | ・初年度:約500万円 ・2年目以降:約30万円〜 / 月 |
Infoboxの特長は「準備・接触・記録・共有」を一気通貫で支援できることにあります。
Infoboxは、リスト作成にとどまらず、CRM連携や商談記録、ナレッジの蓄積にも対応しています。そのため、営業プロセス全体の効率化を目指す企業にとって、非常に心強いツールです。
また、HubSpotやSalesforceを導入している企業とは特に親和性があります。データ連携によって、業務の最適化を図りやすいのが魅力です。
>>おすすめの企業・法人データベースプラットフォーム12選|料金や比較ポイントを解説
Infoboxにも強みはありますが、営業リストの精度に課題を感じている企業は、FINDFOLIOもぜひチェックしてみてください。月額5万円の低価格から利用できます。
Infoboxを導入する際に気をつけておきたいポイント

Infoboxは多機能で優れた営業支援ツールですが、どの企業にも万能にフィットするとは限りません。導入後に「うまく活用できなかった」とならないように、事前に確認しておきたいポイントを2つご紹介します。
- 社内の営業プロセスとマッチするか確認
- データの扱いに関する社内ルール整備
社内の営業プロセスとマッチするか確認
まず確認しておきたいのは、自社の営業スタイルにInfoboxが合っているかどうかという点です。例えば、フィールドセールスが中心の企業と、インサイドセールス主体の企業では、必要な機能や活用シーンが異なります。
Infoboxは、特にインサイドセールスやフィールドセールスのリスト作成・アプローチ設計を重視する企業にフィットするツールです。幅広い機能を備えていますが、そのぶん「使いこなせるか不安」という声が出ることもあります。
そのため、導入前に具体的にどの業務で使いたいのか、どこを効率化したいのかを整理しておくことが、成功の第一歩です。
データの扱いに関する社内ルール整備
Infoboxでは商談の録音・文字起こしなど、大切な情報も扱うため、事前に社内のデータ運用ルールを整理しておくことが大切です。
「録音データはどこに保存するのか」「誰がアクセスできるのか」といった点について、あらかじめ方針を決めておきましょう。チームによって運用方針が異なる場合は、導入前にルールをすり合わせておくことで、混乱を未然に防げます。
ツールの良し悪しよりも、社内でどう使うかの設計が大事ですよね。初期準備の丁寧さで成果が変わります。
InfoboxはCRMと連携することで“使える営業情報”を資産化できる

Infoboxは、企業リストの作成から決裁者へのアプローチ、商談記録の蓄積までを一貫して支援できます。そのため、営業現場の実務にフィットする、実用性の高い営業支援プラットフォームです。
また、HubSpotやSalesforceと連携することで、分散していた顧客データをまとめ、活用できます。属人的な営業から脱却し、データに基づいたアプローチをしたい企業にとって、Infoboxは有力な選択肢と言えます。
もし今 「営業情報が活かしきれていない」「CRMはあるけれど、うまく活用できていない」という課題を感じているなら、一度Infoboxの活用を検討してみてはいかがでしょうか?
そして、営業リストの精度に課題がある場合は、FINDFOLIOのような特化型ツールも選択肢に入れてください。