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HubSpotのフォームに入力制限を設ける方法とは?入力ルールや手順を解説

2024.09.28

2024.09.30

営業DXツール

HupSpotのフォームでは、メールアドレスや電話番号、数値に関する入力制限を設けられます。

適切な入力制限を設定できれば、回答の品質向上やコンバージョン率の向上が期待できます。

しかしどのように入力制限を設定するのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、HubSpotフォームに設けられる入力ルールやメリットを詳しく解説します。

画像付きで設定方法をわかりやすく説明しますので、参考にしていただけたら幸いです。

入力制限を行った際、NG判定する例なども紹介しながら解説します。

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HubSpotのフォームに入力制限を設けることができる

HubSpotフォームの入力制限とは、フォーム内の入力項目に対して設定できる入力ルールのことです。

HubSpotのフォーム作成画面では、メールアドレスや電話番号、数値などに対して入力制限を設定できます。

入力制限を設けることで、質の高いデータを集められたり、コンバージョン率(CV率)の向上につながる可能性を高めたりできるでしょう。

なお、プロパティー画面から作成した検証ルールは、2024年9月現在、フォームには適用されない点に注意してください。

検証ルールから設定した日付、単行テキスト、複数行テキスト等の設定は、レコード作成時やインポート時のみに適用されます。

HubSpotフォームをより効率的に活用するためにも、以下で説明する内容を参考に入力制限を設定してみてください。

入力制限を設けることで、回答者にとっても回答しやすいフォームになり得ます。ぜひ活用してみてください。

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HubSpotフォームに入力制限を設ける方法

HubSpotのフォーム作成画面では、メールアドレスや電話番号の入力の際に有効な値を得られるように入力制限を設けられます。

例えばメールアドレスの入力の際、フリーメールのアドレス入力を制限しておくと所属企業等のリードを獲得できる可能性が高まります。

また、電話番号の入力制限を行えば、回答者が間違った桁数で入力してしまった際にエラーに気付きやすくなるほか、リードの質を高めることも期待できるでしょう。

以下で、例を挙げながら入力制限の設定方法を画像とともに説明します。

フリーメールの入力制限設定方法

  1. フォーム画面を開き、Eメールをクリックします。
  1. Eメールを編集タブの最下部にある「ブロックするEメールドメイン」の下にある「フリーEメールのプロバイダーをブロック」のチェックボックスにチェックを入れます。

なお、この操作でブロックできるフリーメールのドメインは、以下のHubSpotのページから確認できます。

参考:フォーム送信からブロックされたドメイン|HubSpot

回答者がフリーメールのアドレスを入力した際に表示されるエラーメッセージは、以下のとおりです。

参加人数の入力制限設定方法

フォーム作成画面では、数値の入力制限を設けられます。

以下では、一度に参加人数が5名まで設定可能な、イベントの申込みフォーム作成を想定して、入力制限設定方法を紹介します。

  1. フォーム画面を開き、数値の入力制限を設定したいフィールドをクリックします。
  1. 編集タブの最下部にある「受け入れる数値の制限を設定します」のチェックボックスにチェックを入れ、最小値と最大値を設定します。

なお、入力ルールを明記したい場合は「ヘルプテキスト」に説明を加えてください。

回答者が入力ルールに合わない数値を入れた際、以下のようなエラーメッセージが表示されます。

電話番号の入力制限設定方法

フォーム作成画面では、電話番号の入力ルールを設定できます。

有効な桁数のほか、国コードを表示するかどうかも設定可能です。

  1. フォーム画面を開き、電話番号をクリックします。
  1. 編集タブの下部にある「最小」「最大」のプルダウンメニューに桁数の最小値と最大値を入力します。

回答者が入力ルールに合わない桁数の電話番号を入力した際には、以下のようなエラーメッセージが表示されます。

設定した入力制限は、各項目の編集画面にある「ヘルプテキスト」で説明を追加できます。必要に応じて活用してください。

HubSpotプロパティーの検証ルールを設定する手順

HubSpotでは、プロパティーを新規作成することで、検証ルールを設定できます。

ここで設定した検証ルールは、レコード作成時やインポート時に活用できます。

なお2024年9月現在、プロパティーで作成した検証ルールをフォーム入力の際には活用できません。

1. プロパティーから検証ルールを追加する

検証ルールを追加するには、プロパティーを新規作成する必要があります。

ここで設定できる検証ルールは、以下のとおりです。

  • 単行テキスト・複数行テキストの入力制限
  • 有効な日付の入力制限
  • 数値の入力制限

単行テキスト・複数行テキストの入力制限設定方法

  1. データ管理>連携>設定>プロパティーをクリックし、プロパティー作成画面を開きます。
  1. プロパティーの詳細を記入します。
  1. フィールドタイプを選択します。
  1. プロパティーの検証ルールを設定して、作成ボタンを押します。

有効な日付の入力制限設定方法

  1.  データ管理>連携>設定>プロパティーをクリックし、プロパティー作成画面を開きます。
  1. プロパティーの詳細を記入します。
  1. フィールドタイプを選択します。
  1. プロパティーの検証ルールを設定して、作成ボタンを押します。

なお、日付の入力制限はアカウントのタイムゾーンに基づいて設定されます。

数値の入力制限設定方法

  1. データ管理>連携>設定>プロパティーをクリックし、プロパティー作成画面を開きます。
  1. プロパティーの詳細を記入します。
  1. フィールドタイプを選択します。
  1. プロパティーの検証ルールを設定して、作成ボタンを押します。

プロパティーの新規作成は、「データ管理」>「連携」>「プロパティー」>「プロパティーを作成」から行えます

HubSpotフォームに入力制限を設ける際の注意点

フォームの使いやすさはCV率(コンバージョン率)に直結するため、入力制限を設ける際には回答者への配慮が必要です。

入力制限が適切に設定されていないと、回答者が途中で離脱する可能性が高まります。

入力ミスを防ぐために、わかりやすい入力方法やエラーメッセージの表示方法を選択することが重要です。

入力ボックスに設定した入力制限を例示したり、具体的なルールを明記したりすることで回答者の負担を減らせます。

ユーザーが回答しやすいフォームになるように、適切な形で入力制限を設けるようにしてください。

入力ボックスに入力制限を例示させるには、編集タブにある「プレースホルダーテキスト」を使って設定します。

HubSpotフォームに入力制限を設けるメリット

HubSpotフォームに入力制限を設けるメリットとして以下の2つが挙げられます。

データの品質向上とコンバージョン率の向上です。

以下でくわしく解説します。

データの品質維持

HupSpotフォームに入力制限を設けることで、データの品質維持につながります。

フォームで回収したデータは、通常、そのままの状態でHubSpot指定の場所に情報が保存されます。

これまでHubSpotで収集してきたほかのコンタクトなどと等しく活用できるように、信頼できる品質を維持することはとても大切です。

またフリーメールの使用を制限することで、いたずら送信などを防ぎ、法人リードのみを集められます

なお、フリーメールの使用制限はフォームのみに設定可能です。

ミーティングリンクからミーティングを予約する際などには制限を設定できませんので、ご注意ください。

CV率の向上

フォームに入力制限を設けることで、CV率(コンバージョン率)の向上が期待できます。

フォーム入力中の途中離脱を防ぐためには、回答者にとってわかりやすく回答しやすい設計にしておく必要があります。

入力ミスによるエラーの発生を防ぐには、例えば電話番号の入力桁数を制限したり、入力できる数値の上限を設定したりしておくと、回答者のストレスを軽減できるでしょう。

できるだけスムーズに回答できるよう、きめ細やかに入力制限を設けることが、ユーザーの離脱を防ぎCV率の向上につながります。

入力制限は、シンプルでわかりやすいフォームにするために活用するのがおすすめです。

入力制限を設けて効率よくHubSpotフォームを活用しよう

HubSpotフォームに入力制限を設けることで、正確なデータを効率的に収集し、質の高い情報を獲得できます。

回答者にわかりやすいフォーム設計にするためにも、適切な入力制限は有効です。

HubSpotフォームの入力制限を活用して、回答者にやさしいフォーム設計と、収集する情報の質の向上につなげましょう。

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。