HubSpotは企業規模に関係なく、世界中で多くの企業に利用されています。
しかし、なぜこれほどまでにHubSpotが支持されているのでしょうか。
この記事ではHubSpotとは何か、選ばれる理由、7つの主要機能などを中心に、わかりやすく解説します。
HubSpotについて深く理解でき、企業の成長を加速させるために欠かせないツールであることがわかることでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
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コンテンツ目次
HubSpotとは
HubSpotは「コストゼロで多くのメリットを提供するCRM」です。
普及が広がった背景には、主に3つの理由があります。
- 無料のため導入が容易
- 機能性の高さ
- SFAやMAなどの追加機能が有料オプションで利用可能
HubSpotは多機能性と無料での提供が魅力的なCRMとして認知されています。
有料オプションの選択によってSFAやMAなどの追加機能を利用できるため、さまざまな企業に選ばれています。
HubSpotが選ばれる理由
HubSpotが選ばれるのは、成長志向の企業にとって理想的なカスタマープラットフォームを提供しているためです。
独自開発されたプラットフォームは、卓越した顧客体験を実現するために必要な、すべてのツールを統合しています。
それぞれのツールは個々でも価値がありますが、相互に連携すると効果が飛躍的に増大し、企業の成長を加速させます。
柔軟にカスタマイズ可能なCRMは、部署を超えた協力を促進し、顧客中心のビジネス戦略実行に最適です。
世界で18万4000社以上が利用しているため
HubSpotは120カ国以上で18万4000社以上の企業に利用されています。
2006年にアメリカで創業して以来、企業が顧客を引き寄せ、信頼を築き、顧客満足度を向上させることで成長できるよう、支援してきました。
CRMを中心にマーケティング・営業・カスタマーサービス・Webサイト管理のためのソフトウェアとサービスを開発、提供しています。
結果としてHubSpotは世界の企業に不可欠なツールとなり、広く業界で信頼されているのです。
1つのCRMでマーケ・営業・カスタマーサクセスを管理できるため
HubSpotは1つのCRMでマーケティングと営業、カスタマーサクセスを管理できます。
HubSpotの各ツールはすべて、共通のCRMデータベースにリンクされているため、顧客への各段階での接触について深い洞察が可能です。
各ツールはそれぞれ単独で使用しても高い価値を提供しますが、一緒に利用すると効果が格段にアップします。
マーケティング、営業、カスタマーサクセスの各領域を1つのCRMプラットフォームで管理することで、顧客との関係をより密にし、効率的にビジネスを推進できるでしょう。
日本語のサポートを受けられるため
HubSpotでは、日本語によるサポートを受けられます。
日本語に設定する手順は以下の通りです。
- HubSpotログイン後に設定アイコンをクリック
- 左側のサイトバーメニューから「アカウントの規定値」を選択
- 「ユーザーの既定」タブを開く
- 「言語」で「日本語」を選択
- 「保存」をクリックして設定完了
以上により、HubSpotでの日本語の使用が可能となります。
無料ではじめられるため
HubSpotの無料ツールは、無料トライアルではなく、永久に無料で利用できる本格的なツールです。
利用者は最大100万件のコンタクトと無制限のユーザー登録が可能で、一度登録すると追加料金なしで継続して使用できます。
無料で始められるため、多くの企業や個人が費用を気にすることなく、CRMのメリットを得られます。
ただし、HubSpot CRMとMarketing Hubとを組み合わせて使用する際は、両ツール間でコンタクトが共有されるため、コンタクト数の管理には注意が必要です。
Marketing Hubの無料枠を超えるコンタクトを追加すると、予期せず制限に達する可能性があります。
HubSpotでできることは何?各種機能を解説
HubSpotの管理画面には、「コンタクト」「コミュニケーション」「マーケティング」などのメニューがあります。
ここからは以下のさまざまな機能の特徴を紹介していきます。
- コンタクト
- コミュニケーション
- マーケティング
- セールス
- サービス
- ワークフロー
- ダッシュボード
1. コンタクト
コンタクト管理機能は、顧客の詳細情報を効率的に管理するためのツールです。
個々の顧客や企業ごとに、住所や連絡先などの属性情報を集中管理することが可能です。
最大100万件までのコンタクト登録ができるため、大規模な顧客基盤を持つ企業でも対応できます。
リスト管理では、動的リストと静的リストの二種類を扱えます。
動的リストは、設定した条件に合致した際に自動的に更新されるリストです。
一方、静的リストは、手動でのレコード追加や削除が必要なリストとなっています。
動的リストは、例えばメールマガジンの受信者や資料ダウンロードの見込み客など、定期的に更新が必要な情報の管理に適しているのが特徴です。
静的リストは、特定のキャンペーンやイベントの参加者リストなど、一時的な用途に役立ちます。
コンタクト機能を使用するためには、HubSpotの無料ツールまたはMarketing Hubに登録する必要があります。
2. コミュニケーション
コミュニケーション機能は、メールやチャットを通じて見込み客や顧客との緊密なやり取りをサポートします。
主に以下の2つの機能があります。
- メールのやり取り
- チャットフローの設計
メールのやり取り
HubSpotでは、メール受信トレイを提供し、一般的なメールクライアントのようにメールの確認や送信がおこなえます。
受信したメールの詳細(氏名やメールアドレスなど)をマーケティングコンタクトリストと連携させることが可能です。
メールの履歴を効率的に検索するためのフィルター機能や、メールの担当を指定して作業の重複を避けることができます。
チャットフローの設計
HubSpotではチャットボットを利用して、WebサイトやSNS上での問い合わせ対応を自動化できます。
チャットフロー設計機能を使って、顧客のアクションに基づいた応答シナリオが作成可能です。
例えば、チャットボットを通じて新規顧客に歓迎メッセージを表示したり、途中でナレッジベースへのリンクを提供したりできます。
複数のチャットフローを管理し、状態をダッシュボードで確認できます。
チャットボットのシナリオ作成に必要なテンプレートも用意されており、初心者でも簡単に設定を始められるのがメリットです。
3. マーケティング
Marketing Hubの登録により、マーケティングが利用できます。
アクセス可能なHubSpotのマーケティング機能は、ランディングページ(LP)、広告、その他のマーケティング活動を集中管理し、効率化を図るためのものです。
さらに、CMS Hubへの登録を通じて、ゼロからWebサイトを構築できます。
マーケティング機能の主要な部分は以下の通りです。
- 広告管理
- メール配信
- LP作成
- Webサイト作成(CMS)
広告管理
Google、Instagram、Facebook、LinkedInに掲載される広告をHubSpotの一元管理画面から直接管理できます。
インプレッション数やクリック数、クリック単価、リード獲得数、ROIなど、重要な分析データをダッシュボードで確認できるため、効果的な広告戦略が可能です。
メール配信
マーケティングキャンペーンや新製品情報などの配信メールを簡単に作成・管理できます。
豊富なテンプレートとドラッグ&ドロップ機能を用いて、受信者ごとにパーソナライズされたメールを送信でき、A/Bテスト実施も可能です。
LP作成
直感的に操作できるドラッグ&ドロップ機能を利用してLPを作成できます。
PCはもちろん、モバイルにも最適化されたデザインテンプレートが用意されており、訪問者の属性に応じたコンテンツパーソナライズが可能です。
Webサイト作成(CMS)
コーディング不要でWebサイトやブログを作成できる機能です。
エディターを使用してテキストや画像を自由に配置し、ページごとの成果を自動計測する適応型テストやSEO分析ツールを活用して、効果的なWebサイト構築をサポートします。
4. セールス
Sales Hubへの登録により、営業チームは営業活動の全体的な進捗とパフォーマンスを集中的に管理し、効率化及び営業成果の向上を実現できます。
主要な機能は以下のとおりです。
- 営業パイプラインの管理
- タスクの管理
- 営業分析
営業パイプラインの管理
営業プロセスを段階ごとに視覚化し、各ステージで必要なアクションや予測売上、関連するアクティビティを管理できます。
ダッシュボードで営業活動の進捗を一目で確認し、プロセスの改善点が特定可能です。
タスクの管理
営業担当者のタスクを効率的に整理し、優先順位を設定して生産性を向上させます。
タスクキュー機能により、作業を順番に処理でき、Googleカレンダーとの同期により、ミーティング計画やクライアントとのやりとりをHubSpot内で直接管理できます。
営業分析
チームのパフォーマンスを分析し、平均成約率、受注周期、顧客対応時間など重要な営業指標をダッシュボードで視覚化します。
90以上のカスタマイズ可能な営業レポートを利用して、深い洞察と質の高い分析を提供します。
5. サービス
Service Hubへの登録を通じて、カスタマーサポート業務を支援する多彩な機能が利用可能になります。
顧客からの問い合わせを効率的に管理するチケット管理システムや、自助サービスを促進するナレッジベースの作成ツールがあります。
チケット管理
顧客からの問い合わせを電話、メール、SNS経由で受け付け、それぞれの問い合わせにチケットを割り当てられます。
チケット管理は顧客情報や問い合わせ内容を一箇所で管理し、サポート業務の重複や漏れを防止します。
また、チケットごとに緊急度を設定し、優先順位に基づいた対応が可能です。
ナレッジベースの構築
FAQセクションやヘルプ記事を含むナレッジベースを簡単に作成できます。
ユーザーが直感的に操作可能なエディターを使用して、質問と回答、画像の挿入、テキストのフォーマット変更などが可能です。
作成したコンテンツはPCおよびモバイルデバイスに適応するレスポンシブデザインで表示され、ユーザー体験を向上させます。
6. ワークフロー
Operations Hubに加入することでアクセス可能になるワークフロー機能を使用すると、営業やマーケティングのプロセスを視覚化し、効率化できます。
ワークフローでは各プロセスに沿ったタスクを設定し、定められた条件に基づいて自動でタスクが実施されるようになっています。
例えば、特定の条件下で見込み客に自動メールを送信するよう設定が可能です。
繰り返しおこなわれる作業はシステムが自動で処理してくれるため、営業やマーケティングの担当者はより重要な業務に専念できます。
7. ダッシュボード
管理画面の中心であるダッシュボードには、売上高やチケットの総数など、さまざまなレポートをカスタマイズして配置が可能です。
営業やマーケティングの進捗を一目で把握し、即時に状況を評価できます。
レポートデータは自動で更新されるため、データの手動集計や印刷にかかる時間と労力を削減できます。
さらに、アカウントベースのマーケティング(ABM)、アクセス解析、会計ソフトウェアなど、外部のシステムとの統合が可能で、HubSpotで一元管理できる点も大きなメリットです。BIツールとの連携により、より深い分析と洞察を得られます。
HubSpotを導入するメリット
CRMがマーケティング部門専用のツールだと考えていませんか?
確かにマーケティングにとってCRMは価値あるツールですが、営業部門においてもCRMのメリットは計り知れません。
特に、HubSpot CRMは営業活動を中心に設計されたツールといえるでしょう。
以下では、営業部門でHubSpot CRMを活用するメリットを3つ挙げて解説します。
- 案件進捗の効率化
- 顧客情報管理の効率化
- 顧客対応の充実
案件進捗の効率化
HubSpot CRMは、案件を効率的に管理し、売上の増加を促す機能を豊富に備えています。
必要な顧客データを容易に収集し、潜在的に価値のある案件を迅速に識別できる機能があるためです。
ただし、HubSpot CRMは基本的にインバウンドマーケティングに特化しており、オンラインでの案件管理と進捗の最適化が主なポイントです。
顧客情報管理の効率化
HubSpot CRMにより、営業チームは顧客情報の一元的な管理が容易です。
顧客データが継続的に更新されるためです。
単に最近のアプローチ内容を把握するだけでなく、メールや電話などのコミュニケーション手段を直接、管理画面から操作でき、予定も管理できます。
セールスメールの作成には、時間を節約できるテンプレート機能が利用可能です。
メール開封率、リンククリック率、資料のダウンロード率といった指標を追跡できるため、営業活動の効果を具体的に分析できます。
営業管理者にとっても、豊富な機能により、顧客管理が格段にしやすくなるでしょう。
顧客対応の充実
HubSpot CRMによって顧客対応が充実します。
SNSを通じた新規顧客獲得の最適化や、Webチャットを利用した既存顧客のサポートなど、多様な機能が利用できるためです。
直接訪問やイベント参加以外の方法で新規顧客を見つけ出し、顧客との関係を高める取り組みを効率化できます。
外出する営業スタッフだけでなく、オフィス内で働くインサイドセールススタッフでも実施可能です。
営業部門の構成を見直し、インサイドセールススタッフの配置検討に役立ちます。
CRMやSFAを導入している企業の中には、インサイドセールスによって顕著な成果を挙げている例も多く見られます。
HubSpotの具体的な活用シーン
これまで解説したHubSpotの各機能が、営業やマーケティングの現場でどのように応用されるかについて、いくつかの具体的な使用例を紹介します。
一気通貫したマーケティングプロセスの実現
マーケティングは「リード生成」「リード育成」「リード評価」の一連のプロセスで実現されます。
HubSpotの包括的なマーケティング支援ツールを使用すれば、マーケティングのステップをスムーズに連携させて実行可能です。
リード生成
リード生成ではWebサイトやランディングページ(LP)構築機能がとても役立ちます。
広告やSNSを活用して自社サイトへの訪問を促し、ダウンロードや資料請求を促すフォームで見込み客の情報を収集します。
リード育成
リード育成のプロセスでは、メールマーケティング機能やWebサイト構築ツールが重要です。
定期的なメール配信や自社メディアを通じて、見込み客とのタッチポイントを増やし、関係を築き上げ、顧客の購入意欲を高められます。
リード評価
リード評価では、HubSpotのデータ分析機能を利用して、購入の可能性が高いホットリードを識別します。
見込み客の行動データに基づいて自動スコアリングをおこない、営業チームが効率的にフォローアップできるよう支援します。
営業とマーケティングのスムーズな部門間連携
一貫したマーケティングプロセスの実施により、高品質なリードを営業チームに提供が可能になります。
営業部門が頻繁に直面する「マーケティングから提供されるリードの質が不十分」「マーケティングのデータに基づいた営業活動が成果に結びつかない」といった問題を解決しやすくなるのです。
HubSpotでは、営業活動の成果がリアルタイムでシステムに記録されるため、マーケティングチームはデータを分析し、将来のリード獲得戦略に反映させられます。
マーケティングチームが構築したコンタクトリストは、営業チームがそのまま利用可能です。
リストを使用して営業活動をおこなえば、リスト作成の労力を削減し、営業とマーケティング間の見込み客に関する情報の行き違いを減らす効果が期待できます。
LTV向上を目的としたカスタマーサポート
HubSpotのチケット管理機能を利用すると、顧客からの問い合わせを効率的に一元管理できます。
顧客対応の詳細はリアルタイムでシステムに記録されます。
情報をもとに、カスタマーサポートを単なる問い合わせ対応から、LTV(顧客生涯価値)を高めるための戦略的な活動をおこなうチームへの変革が可能です。
例えば、顧客のフィードバックを分析し、製品やサービスの不足点を明らかにできます。
分析を基に製品改善をおこない、結果としてアップセルやクロスセルの機会の創出が可能です。
さらに、顧客の不満や要望をカスタマージャーニーに組み込むと、より積極的なカスタマーサポート、すなわちカスタマーサクセスへと進化させられます。
例えば、製品の導入段階で顧客が困っている場合、具体的なKPI設定やロードマップの提案、現場訪問を通じた問題解決支援などを実施します。
以上により、HubSpotに集められた顧客の声を製品改善やサービス向上に活かし、LTVの向上を図れるでしょう。
自社の目的をもとにHubSpotの適切な製品を選択しよう
HubSpotの活用範囲は、選択する製品によって大きく変わります。
全機能の概要を理解した上で、マーケティングにはMarketing Hubを、営業支援にはSales Hubを選択するなど、目的に応じて適切な製品を選ぶことが重要です。
今回の記事で紹介した機能の概要と使用例を踏まえ、HubSpotの機能をフルに活用してみてください。
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