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HubSpotの「隔離されたコンタクト」とは?HubSpotとNeverBounceでメールアドレスのバウンスチェックをしてみた!

2023.09.30

2025.11.28

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HubSpotの「隔離されたコンタクト」とは?HubSpotとNeverBounceでメールアドレスのバウンスチェックをしてみた!

HubSpotを導入した直後に、古い名刺や過去のリストを一括で取り込み「そのまま一斉配信してしまう」ということがよくあります。

しかし、古いリストにはすでに存在しないアドレスが含まれていることが多いです。

そのまま配信すると多くのメールが届かずにエラーとなる「ハードバウンス」が発生します。ハードバウンス率が上がると「隔離されたコンタクト」が、HubSpot上で増えてしまう可能性があります。

こうしたトラブルを防ぐのに役立つのが、HubSpotと連携できるメール検証サービス「NeverBounce」です。

配信前にリストをチェックし、無効なアドレスや危険なアドレスを自動的に除外できます。リストクレンジングによりバウンスや隔離の発生を大幅に抑え、メールの到達率が高まります。

本記事では、NeverBounceの基本機能や導入メリット、実際に発生した隔離コンタクトの事例などについて詳しく解説します。

本記事の内容は以下の動画でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

HubSpotでメール配信しようとすると、送信が停止されてしまったり「隔離されたコンタクト」が発生してしまったり……。FLUEDのクライアント様で実際にあった事例をもとに、対策を解説しています。

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HubSpotで実際に起きた「隔離されたコンタクト」の落とし穴

CRMやMAツールを新たに導入した企業において、過去に保有していた名刺リストなどへ一斉にメール配信をするケースがよくあります。しかし、これが思わぬトラブルを招く場合もあります。

弊社FLUEDのとあるクライアント企業では、名刺や旧顧客データをまとめてHubSpotに登録し、初回の一斉配信を実施しました。ところが、大量のバウンス(不達)が発生してしまいました。

そこで、急遽導入したのがNeverBounceです。有効なアドレスのみに絞って再配信を試みましたが、すでに約800件が「隔離されたコンタクト」として扱われ、配信自体ができませんでした。

HubSpotで実際に起きた「隔離されたコンタクト」の落とし穴

HubSpotでは、過去の配信履歴でハードバウンスが多い宛先を自動的に隔離する仕組みが導入されています。隔離機能は、スパム送信を防ぎ、送信者の評価(レピュテーション)を保護するために設計されたものです。

一度隔離されてしまうと、受信者が再同意フォームを送信するなどの対応をしない限り、該当の宛先にはマーケティングメールを送れなくなります。

HubSpot公式に問い合わせたところ「再同意フォームを送付して再登録を依頼するように」と案内がありました。

しかし、800件に個別対応するのは現実的ではありません。そこでクライアントは、NeverBounceでアドレスが有効であることを示す証拠とともに、HubSpotサポートへ交渉をしました。

結果、一部の隔離コンタクトが例外的に解除されることとなりました。HubSpotは送信者の信頼性を守るために、あえて厳格な制御をしています。

初回配信前のNeverBounceを活用してリストをクレンジングすることが、トラブルを防ぐうえで重要です。

一度隔離が起きると、再同意やサポート対応で数週間のロスになることも。「最初の10分の確認」が「後の10日の復旧作業」を防ぐ、そんなイメージです。

NeverBounceはHubSpotで使えるメール検証サービス

NeverBounceは、企業がメールマーケティングで使用するアドレスリストを検証できるサービスです。配信前に「届かないアドレス」や「危険なアドレス」を検出・除去し、リストの品質を高めます。

NeverBounceを利用することで、メールの到達率を高めると同時に、スパム判定を受けるリスクも低減できます。

メールの到達率を上げる方法については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。

>>HubSpotで配信するメールの到達率をUPする方法|届かない原因と改善策を解説

NeverBounceを活用するメリット

NeverBounceを活用するメリットは、以下の3つです。

  • メール到達率を向上できる
  • 送信者評価(レピュテーション)を保護できる
  • CRMツールが停止するリスクを避けられる

単に、エラーを減らすだけではありません。メール施策そのものの価値が高まるので、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

メール到達率を向上できる

NeverBounceを使うと、配信前に「無効」「一時的」「スパムトラップの可能性がある」アドレスを自動で検出・除外することが可能です。このようなハードバウンス数を抑えると、GmailやOutlookで迷惑メールとして判定されるリスクが軽減されるようになります。

結果として、メールの到達率向上につながります。

送信者評価(レピュテーション)を保護できる

送信者評価(レピュテーション)とは、Gmailなどのメールサービスが「この送信者は信頼できるかどうか」を判断する指標です。無効なアドレスに大量のメールを送ると、送信者評価(レピュテーション)が下がる場合があります。

送信者評価(レピュテーション)が下がると、正しく送ったメールであっても迷惑フォルダに振り分けられる恐れがあるため、注意が必要です。NeverBounceを導入しておけば、評価の低下を事前に防げ、常に健全な状態でメール配信ができます。

CRMツールが停止するリスクを避けられる

HubSpotでは、一定以上のバウンス率が検出されると、宛先が「隔離コンタクト」として自動的にブロックされます。「隔離コンタクト」状態になると、受信者から再同意(オプトイン)を得ない限り、配信を再開できません。

バウンスが発生しやすいパターンとしては、過去の顧客リストへ一斉配信してしまい、存在しないアドレスが混ざっているケースが挙げられます。

NeverBounceを活用すれば、該当アドレスを排除し、再オプトイン対応などの手間の多い対応を避けられます。

バウンスや迷惑メール扱いが多いと、せっかくの配信しても成果につながりませんよね。NeverBounceで事前にリストを整えておけば、最初の配信から到達率を高められますよ。

NeverBounceとHubSpotは連携できる

NeverBounceは、HubSpotと連携して利用可能です。連携には、NeverBounceの契約とHubSpotアプリのインストールが必要です。連携すると、CSVファイルの出力や手動アップロードを行わなくても、リアルタイムでコンタクトの検証ができます。

また、新しいメールアドレスが追加された時点で自動的にチェックが実行されるため、無効なアドレスが配信対象に含まれるのを防げます。

なお、NeverBounceはAccount Engagement(旧Pardot)やMarketoといったMAやメール配信ツールとも連携が可能です。対応しているツールについては、公式ページをご確認ください。

>> 連携可能なツール【NEVERBOUNCE公式ページ】

ただし、連携時に必要な手順やプロパティー設計、アカウントのセットアップが複雑で大変かもしれません。はじめの大変な作業は、弊社FLUEDで代行するので、よろしければご相談くださいね。

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FLUEDにNeverBounceの設定を代行した場合の費用

NeverBounceは従量課金制を採用しており、メールアドレス1件あたり1円で利用できます。弊社FLUEDに設定代行を依頼した場合に必要な費用は、次のとおりです。

  • 初期設定の代行費用:5万円
  • NeverBounceの利用料:1件あたり1円(仮に1万通送信した場合は、1万円)

迷惑メール判定のリスクを回避するための費用と考えれば、かなりコスパがいいと思いますよ。設定は、すべてお任せください!

NeverBounceの連携代行サービスについては、下記をご覧ください。

>>NEVERBOUNCE社製品の取り扱いを開始しました!〜各種MAツールと連携し、配信メールの到達率を99.9%まで向上〜

NeverBounceでバウンスチェックをして、HubSpotのメール到達率アップを目指そう

NeverBounceは、メールアドレスの検証を通じて到達率を高め、バウンスや隔離コンタクトのリスクを低減できるサービスです。HubSpotとの連携により、配信前のチェックを自動化し、より安全かつ確実なメールマーケティングが実現できます。

特に、CRM導入初期や古いリストの活用時には、NeverBounceの活用がトラブル防止に効果的です。隔離や迷惑メール扱いによる機会損失を防ぎ、運用の信頼性を高めていきましょう。

HubSpotでのメール配信に不安がある方や、NeverBounceの導入・連携にお困りの方は、ぜひ「HubSpot相談会」へご参加ください。豊富なノウハウをもとに、最適な活用方法をご提案いたします。

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。