ビジネスシーンにおいてCRMの導入が定着してきましたが、近年はセールスエンゲージメントツールが注目されています。
中でもSalesloftというセールスエンゲージメントツールは、海外で多くのシェアを獲得し数多くの大手企業も導入している注目のツールです。
セールスエンゲージメントツールを導入すべきか悩んでいる方は、Salesloftでできることを把握して導入を検討してください。
この記事では、Salesloftの概要や利用できる機能について詳しく解説します。
セールスエンゲージメントツールを導入するメリットも併せて解説しますので、最後まで読んでSalesloftを活用すべきか社内で協議してください。
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コンテンツ目次
そもそも「Salesloft」とは?
そもそもSalesloftとは、2011年にアメリカのジョージア州で創立され、企業の営業活動を支援するセールスエンゲージメントツールを提供してきた企業の名称です。
Salesloft社が提供するセールスエンゲージメントツールは社名と同じ「Salesloft(セールスロフト)」と呼ばれています。
Salesloftでは、以下の4種類のサービスを主力として提供しています。
- Cadence(営業アプローチの自動化)
- Conversation(商談改善サポート)
- Deals(案件管理サポート)
- Analytics(パフォーマンス/エンゲージメント/実績分析)
Cadenceでは、営業活動を自動化し効率的に業務を遂行できる機能が備わっています。
Conversationは、営業担当者が高精度な営業トークを再現できるよう支援する機能です。
Dealsでは営業案件をシステム上で管理し、Analyticsでは営業進捗・エンゲージメント・営業活動の実績を分析できます。
Salesloftは「IBM」「Shopify」「Square」「Cisco」「biodigital」など、海外の大手企業が複数社導入しておりセールスエンゲージメントを効率化させるプラットフォームとして注目されています。
Salesloftの主な機能
Salesloftで利用できる主な機能は、次のとおりです。
- Cadence(営業アプローチの自動化)
- Dialer(架電機能) / Messenger(メッセージ送信機能)
- Conversations(商談改善サポート)
- Deals(案件管理サポート)
- Analytics(パフォーマンス/エンゲージメント/実績分析)
それぞれの機能を確認して、「Salesloftを導入すれば何ができるか」実現できる施策を考案しましょう。
Cadence(営業アプローチの自動化)
Cadence(営業アプローチの自動化) は、営業活動を全般的にサポートする機能です。
主に、次のような工程を自動化できます。
- パイプラインの構築
- リードの育成
- 顧客のステータスの更新
- 各チャネルの情報総合
- CRM同期
パイプラインの構築から商品・サービスを利用した後の対応まで、営業活動に必要な工数を自動化し営業担当者のタスクを軽減します。
Cadenceを活用すれば、営業活動のタスクを軽減して効率的なアプローチが可能です。
Dialer(架電機能) / Messenger(メッセージ送信機能)
Salesloftには、営業活動にかかせない「Dialer(架電機能)」や「Messenger(メッセージ送信機能)」が備わっています。
電話やメッセージ送信をSalesloft内で完結でき、どちらの機能もワンクリックで稼働できるため便利です。
Dialer(架電機能)には、ライブコーチングツールが内蔵されており、上司が営業担当者の通話内容をリアルタイムで把握して、適切なアドバイスを送れます。
Messenger(メッセージ送信機能)は、SMSテキストを活用したメッセージをマンツーマンでやり取りできるため、メールよりスムーズなレスポンスでコミュニケーションが可能です。
なお、Dialer(架電機能)やMessenger(メッセージ送信機能)は、Cadence(営業アプローチの自動化)の一部に含まれています。
Conversations(商談改善サポート)
Conversations(商談改善サポート)は、営業トークをトップレベルまで高めるための商談記録・分析ができる機能です。
テレアポによる架電状況や商談中の会話を録音・追跡し、営業担当者の育成に活用できます。
従来のCRMツールであれば、架電・商談の記録・分析を行うためには、他のツールを併用する必要がありました。
しかしSalesloftでは、プラットフォーム上で架電・商談を記録・分析し、音声だけでなくビデオ映像をすべて録音・録画・自動書き起こし可能です。
さらにAIによる高度分析を実施でき、より高精度な営業トークを身につけられます。
Deals(案件管理サポート)
Deals(案件管理サポート)は、営業活動におけるパイプラインをプラットフォーム上で把握・管理できる機能です。
ワークフローを自動化してパイプラインを適切に管理できるため、売上予測・案件管理を効率化できます。
上司やマネージャーは、パイプラインダッシュボードを見るだけで、営業状況を把握し適切なアドバイス・指示が可能です。
さらに案件ごとに成約へつながるアラート通知を行うことで、最適なアクションを促して売上向上につなげられます。
案件ごとのワークフローがダッシュボードで管理されており、アラート通知によって次のアクションをアナウンスしてくれるため、営業担当者による人的ミスを防げます。
営業担当者は、Deals(案件管理サポート)を活用することで、1つのアプリ内で案件管理を完結できるのです。
Analytics(パフォーマンス/エンゲージメント/実績分析)
Analytics(パフォーマンス/エンゲージメント/実績分析)では、営業活動の実績を分析できます。
営業パフォーマンス・顧客のエンゲージメント・営業活動による実績を分析し、より高精度な提案ができるよう商談内容・アプローチ方法を改善できる機能です。
強力な検索エンジンである「Salesloft Analytics」を内蔵しており、営業プロセスとチームごとの生産性を分析し、収益サイクルで起きている動きを数値化できます。
アクティビティと結果をデータにより可視化すれば、最適化されたアクションを実行できるでしょう。
Salesloftで利用できる4つのPackage(パッケージ)
Salesloftには、Package(パッケージ)と呼ばれる4つの機能が備わっています。
Salesloftで利用できる4つのPackageは、次のとおりです。
Package名 | 特徴 |
ProspectProspect(見込み顧客) | リードの獲得に特化 |
Sell(販売) | 成約までの案件管理に特化 |
Engage(顧客との関係構築) | 契約後の顧客関係をサポート |
Enterprise(大企業向け) | 大企業向けのパッケージ |
各Packageの特徴を確認して、Salesloftを導入して利用できる機能を把握しましょう。
Prospect(見込み顧客)
Prospect(見込み顧客)は、潜在顧客を呼び込みリードを獲得することに特化したPackageです。
見込み顧客は、メールや電話・LinkedInで大量にメッセージを受け取っている可能性が高く、工夫しないと膨大なメッセージに埋もれて自社の製品・サービスをアピールできません。
また、複数の独立したツールやシステムで業務を管理すると、複数のツール・システムを管理する手間が発生し時間と労力がかかってしまいます。
Prospectパッケージを活用すれば、データに基づいて自動化されたアプローチをマルチチャネルに可能です。
さらに1つのアプリで複数の営業活動を支援できるため、複数のツール・システムを管理する手間がかかりません。
Prospectパッケージは、見込み顧客に効果的なアプローチができる営業支援機能です。
Sell(販売)
Sell (販売)は、成約までの案件管理に特化したPackageです。Sell(販売)パッケージでは、次のような機能で営業活動を支援します。
- 案件管理
- 売上予測
- 販売サイクル管理
- 営業担当者に対する的確なアドバイス
営業活動では担当者がメモやスプレッドシートなど、さまざまなツールに活動内容を記録し管理する方法が一般的でした。
しかし複数のツールを活用して営業活動を管理する方法は、営業担当者だけでなく上司やマネージャーなどの管理者が、営業活動の現状を把握することが難しいです。
Sell (販売)パッケージを活用すれば、成約までの案件管理・売上予測から販売サイクルの管理まで、一括で管理できます。
単独のツールで成約までの過程を可視化できるため、マネージャーなどの管理職が営業担当者に的確なアドバイスをしやすいです。
Engage(顧客との関係構築)
Engage(顧客との関係構築)は、契約後の顧客関係をサポートするPackageです。
顧客に商品・サービスの購買を促進させ、契約後にも顧客との関係を良好に構築し、継続率を高めます。
契約後にも顧客との関係性を構築していくには、継続を促進させるカスタマーサクセスが必要です。
Engage(顧客との関係構築)パッケージで、顧客との信頼関係や商品・サービスの活用度をデータ化し、サポートが必要な顧客をシステム上で可視化できます。
さらにマンツーマンのチャット機能やワークフローによって自動化された返信機能により、顧客の疑問や不安を解消しながら契約継続を促すことが可能です。
Enterprise(大企業向け)
Enterprise(大企業向け)は、営業活動や取引に関するサイクルを分析し、的確な営業プロセスを確率させるPackageです。
自動ログ機能やCRMとの同期によって、営業活動をより戦略的に進められます。さらに、データにもとづいたサイクル分析により、より多くの案件獲得・顧客拡大・売上増加が期待できます。
Enterprise(大企業向け)パッケージは、マーケティングとセールスの観点から営業活動を支援する大企業向けのPackageです。
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セールスエンゲージメントツールを導入するメリット
Salesloftを導入する前に、セールスエンゲージメントツールを導入するメリットを確認しておきましょう。
セールスエンゲージメントツールを導入するメリットは、次の通りです。
- 情報共有を円滑化し営業活動に活用できる
- 顧客に的確なタイミングでコンタクトを取れる
- 受注確率の向上が期待できる
- 営業担当のスキル不足をフォローできる
Salesloftを利用すべきか悩んでいる方は、セールスエンゲージメントツールを導入するメリットを把握して、導入を検討してください。
情報共有を円滑化し営業活動に活用できる
セールスエンゲージメントツールを導入するメリットは、情報共有を円滑化し営業活動に活用できることです。
セールスエンゲージメントツールを活用すれば、「どの案件を誰が対応しているか」営業案件の進捗状況を可視化できます。
営業担当者のアプローチ方法や商談・架電の状況を把握することで、マネージャーなどの管理職が的確な指導・アドバイスが可能です。
チーム内で単独のツールから情報を共有できるため、スムーズな営業活動を実現できます。
顧客に的確なタイミングでコンタクトを取れる
セールスエンゲージメントツールを導入することで、顧客に的確なタイミングでコンタクトを取れます。
成約率を高めるためには、顧客1人ひとりにパーソナライズしたアプローチをしなければなりません。
セールスエンゲージメントツールで、顧客ニーズやライフスタイルを把握できれば、顧客ごとにパーソナライズしたアプローチ方法で営業活動ができます。
顧客にとって的確なタイミングでコンタクトを取れれば、商談に発展する可能性が高く成約率向上が見込めます。
受注確率の向上が期待できる
セールスエンゲージメントツールを導入するメリットは、受注確率の向上ができることです。
パーソナライズされた営業手法で顧客へ的確なアプローチができるため、顧客のエンゲージメントを高められます。
結果、顧客が商品・サービスに興味を持つきっかけをつくり、受注確率の向上が期待できます。
セールスエンゲージメントツールを導入して、営業プロセスと顧客情報を可視化しながら的確なアプローチを実現しましょう。
>>営業データを活用して受注傾向を掴もう!分析方法を徹底解説
営業担当のスキル不足をフォローできる
セールスエンゲージメントツールを導入するメリットは、営業担当のスキル不足をフォローできることです。
営業スキルは経験とノウハウで向上することが多く、新入社員や営業慣れしていない担当者ではスキルが不足してしまいます。
セールスエンゲージメントツールでは、架電・商談状況を記録し高スキルな営業トークができるよう管理者からアドバイスができます。
セールスエンゲージメントツールを導入すれば、営業担当のスキル不足をフォローできるため、チーム全体の営業力を向上可能です。
セールスエンゲージメントツールの活用方法
Salesloftを導入する際は「具体的にどのような方法でツールを活用するべきか」目的と活用方法を明確化しておくことが大切です。
Salesloftを導入する前に、次のセールスエンゲージメントツールの活用方法を確認しておきましょう。
- 既存ツールと連携して顧客管理を効率化
- 営業資料作成を効率化
- 新入社員教育の強化
- マーケティング活動の強化
それぞれの活用方法を確認して、自社で実施すべき施策を考案してください。
既存ツールと連携して顧客管理を効率化
セールスエンゲージメントツールは、既存ツールと連携して顧客管理を効率化できます。
例えば、SFAツールとセールスエンゲージメントツールを連携させれば、大量の顧客情報を整理し分析することが可能です。
顧客情報や商談記録・録画データなどをSFAツールに取り込めば、顧客管理に費やす時間を軽減し効率的な営業活動を実現できます。
>>HubSpotで顧客管理できる?各機能でできることや使い方を徹底解説!
営業資料作成を効率化
セールスエンゲージメントツールの活用方法として、営業資料の作成を効率化できることが挙げられます。
セールスエンゲージメントツールは、営業進捗や顧客情報・商談記録などさまざまな情報を管理・分析できるため、営業活動に関するデータを可視化し資料作成が可能です。
売上予測や見込みエンゲージメントなど、営業資料に必要な数値を自動的に算出できるため、会議やプレゼンで使用する営業資料の作成を効率化できます。
合理的で正確な営業資料を作成するために、セールスエンゲージメントツールを活用しましょう。
新入社員教育の強化
セールスエンゲージメントツールを活用すれば、新入社員の教育を強化できます。
Salesloftを含むセールスエンゲージメントツールには、テレアポの架電状況や商談状況などを録音・録画する記録機能が備わっています。
架電・商談状況をマネージャーなど管理者が確認すれば、修正すべき提案方法やトークを改善するアドバイスが可能です。
さらに先輩社員の商談内容を記録し教材として使用すると、新入社員に効果的な営業手法を教育できます。
セールスエンゲージメントツールを活用すれば、マンツーマンでなく1度に複数の新入社員を相手に教育ができるため、効率的に人材育成が可能です。
マーケティング活動の強化
セールスエンゲージメントツールを導入するメリットは、マーケティング活動の強化ができることです。
セールスエンゲージメントツールは、顧客のライフスタイルやニーズを把握するリサーチ機能や営業活動の結果を分析する機能など、マーケティング活動に役立つ機能が備わっております。
分析結果から、顧客ごとにパーソナライズされた営業手法を考案できるため、成約率を向上し売上増加に貢献できます。
セールスエンゲージメントツールは、マーケティング活動を強化し顧客ニーズを把握するために必要なツールです。
Salesloftを導入してセールスエンゲージメントを実現しよう!
営業活動の質を向上させたい企業は、Salesloftを導入してセールスエンゲージメントを実現しましょう。
Salesloftは、世界で注目を集めるセールスエンゲージメントツールです。営業活動を自動化したり商談スキルを向上させたり、顧客との関係構築に役立つ機能が備わっています。
Salesloftを導入すれば、チーム内で情報共有を円滑化し顧客ごとにパーソナライズした営業活動を実現できます。
セールスエンゲージメントを実現させるために、充実した機能が揃っているSalesloftを導入しましょう。
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