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BtoBもクレジットカード決済が一般的!?調査結果・メリット紹介

2021.02.02

2024.10.31

BtoBマーケティング

本記事では、BtoB取引におけるクレジットカード決済の実態調査や、売り手・買い手双方のメリット・デメリットなどを解説します。

BtoB取引でおすすめできるクレジットカード決済ツールも10選にして比較します。

BtoB取引でのクレジットカード決済の導入を検討中の方は、参考にしてくださいね。

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BtoB取引におけるクレジットカード決済の実態調査

まずは、BtoB取引におけるクレジットカード決済の実態をご紹介します。

今回は、SBペイメントサービス株式会社のアンケート調査を引用してご説明します。本調査では、店舗運営を行う企業にて、BtoB取引を行う方904人を対象にアンケート調査を実施しています。

出典:SBペイメントサービス株式会社

約80%が経費支払いにクレジットカード決済を利用した経験がある

調査結果によると、79.1%の方が経費をクレジットカード決済で支払ったことがあると回答しています。同調査内で、請求書払いを利用したことがあるのは92.1%でした。請求書払いと比較してクレジットカード決済はまだ利用者が少ないと分かります。

また、店舗運営経費のうち何%をクレジットカード決済で支払っているか、という問いに対しては、「0~20%」が39.0%と最も多く、次いで「21~40%」が24.2%、「41~60%」が16.1%となりました。

これらから、クレジットカード決済の利用経験はあるものの、支払い経費の中での割合はまだ少ないことが分かります。

固定費や交通費はクレジットカード決済で支払う傾向が高い

次に、どのような店舗運営経費の項目で、クレジットカード決済を利用したことがあるかという問いです。

クレジットカード決済にて支払う項目として、「ガス・水道・光熱費」や「通信費(店舗の電話回線・インターネット回線費用)」、「出張等の移動交通費」が上位に入っています。

また、店舗運営経費を請求書払いで支払う項目が多いのは、「チラシ/ポスターなどの製作費用」や「店舗設備のリース・購入費用」です。

これらから、固定費や交通費はクレジットカード決済を利用するケースが多いようです。

70%以上がクレジットカード決済を「利用したい」と回答

経費支払いにおけるクレジットカード決済の利用意向を問う設問では、「おおいに利用したい」が31.1%、「利用したい」が41.2%と、72.3%の人がクレジットカード決済を利用したいと回答しています。

クレジットカード決済を利用したい理由としては、54.7%が「ポイント等の特典が付くから」、54.0%が「経費管理の事務処理が簡単になるから」と上位。お得感や作業効率化の観点で、クレジットカード決済の利用を望む人が多いことが分かりました。

一方、クレジットカード決済を利用希望していても、現状請求書払いを継続している理由のうち、「最初が請求書払いだったので継続している」が40.2%、「発注先が請求書払いしか対応していない」が38.6%など、請求書払い以外の支払いの仕組みが整っていないということが理由でした。請求書払いのメリットを感じて継続しているのは、15.1%に留まっています。

これらから、クレジットカード決済の仕組みを導入すれば、積極的に利用する顧客が多いのではないかと考えられます。

出典:SBペイメントサービス株式会社

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売り手側のクレジットカード決済のメリット

では、売り手側のクレジットカード決済のメリットはどこにあるのでしょうか。

請求書の発送業務が不要、未収金リスクを削減

銀行振込などの請求書払いであれば、請求書を作成して発送する必要があります。

一方、クレジットカード決済であれば、請求書の発送業務が必要ありません。取引先にはクレジットカード会社から支払い明細が送られ、取引先はその支払い明細をもとに支払うだけです。

これにより、請求書の発送事務の手間が省かれるだけでなく、未収金のリスクを削減することにも繋がります。サービス提供後に取引先が倒産してしまうといったトラブルが発生した場合でも、クレジットカードで事前に決済を確認しておけば、未回収を避けることができます。

入金確認が簡略化

請求書払いでは、銀行振込のタイミングが取引先によって異なるため、都度、入金と請求のデータを照合する必要があります。

クレジットカード決済なら、クレジットカード会社からの一括入金になるため、入金確認が簡単になります。入金日が毎月固定だと、経理担当者の負担も軽減します。

新規取引先への与信確認が不要

新規企業との取引が開始される際、支払い能力の有無を調査する「与信」が必要です。請求書払いであれば、自社で相手企業の与信確認を行う必要があります。

クレジットカード決済の場合、クレジットカード会社が新規取引先の与信を行います。あらかじめ与信がなされた状態でカード利用枠を与えているので、与信確認の手間がいらないのがメリットです。

買い手側のクレジットカード決済のメリット

次に、買い手側のクレジットカード決済を利用するメリットをご紹介します。

支払い処理が簡単

買い手にとって銀行振込の場合、銀行にて振込用紙への記入が必要なので手間がかかります。

しかし、クレジットカード決済であれば、決済端末にカードを通すだけで支払いが完了するため、非常に便利です。Web上での決済であっても、カード情報を入力すれば支払いできるので、とてもスムーズな支払いが実現します。

支払いはカード会社からの請求となるため、支払いに猶予ができる

支払いにおいて、クレジットカード決済の場合はクレジットカード会社からの請求となり、支払いに猶予ができます。

手数料を削減できる

請求書払いで銀行振込の場合、振込手数料がかかります。ただ、クレジットカード決済の場合、手数料を払うのは、クレジットカード決済サービスを導入した事業者・売り手です。そのため、買い手は手数料の負担を削減できます。

その他のクレジットカード決済のメリット

ここまで、売り手側と買い手側の、クレジットカード決済の利用メリットをご紹介してきました。上記以外にも、クレジットカード決済を利用することのメリットがあります。

経費精算の簡略化

クレジットカード決済には、経費精算にかかる時間を減らし、作業を簡略化するメリットがあります。

一般的に、社員が立て替えた経費は、領収書を保管の上、経費精算書に記入して経理側に提出する必要があります。そうすると、経理担当者は、社員ごとの立て替え金額を把握し、提出された領収書と照らし合わせた上で、現金での精算や給与振込のタイミングで対応するなど、処理が必要になります。

しかし、法人用のクレジットカード決済を利用していれば、経費精算業務の負担が軽減されます。毎月届く利用明細を見れば、いつどこにいくら使われているのか確認でき、スムーズに月単位の締め作業を進めることができます。

BtoBのクレジットカード決済の種類

では、BtoB取引のクレジットカード決済には、どのような種類があるのでしょうか。

Web決済

Web決済とは、ECサイトのカートと連動した決済サービスです。ECサイトだけでなく、動画配信サイトや情報商材サイト、デジタルコンテンツサイトなど、幅広いサイトと連携させることができます。

Web決済にも3種類あります。支払い画面への移行時に、決済代行会社の決済システムに遷移し、決済代行会社の支払い画面を表示させる「リンク方式」、運営サイト上で支払い画面を表示させる「ウィジェット方式」、運営サイトのサーバをカード情報が通ることなく決済できるセキュリティ面を強化させた「トークン方式」から選択できます。

メールリンク型決済

メールリンク型決済とは、メールで決済用URLを送信するだけで決済できるサービスです。

運営サイト上で決済金額を確定させることができない場合に、メールで決済専用リンクを送って決済することができます。

ポータブル決済端末

ポータブル決済端末とは、持ち運び可能な据置型決済端末のことを指します。店舗や屋外イベント、展示会などのシーンで、クレジットカード決済が可能になります。

BtoB取引におすすめのクレジットカード決済サービス10選

ここからは、BtoB取引におすすめのクレジットカード決済サービスをご紹介します。特徴を押さえた上で、自社に合うサービスがあれば検討してみてください。

楽楽B2B(楽楽ペイメント)

画像出典:楽楽B2B

楽楽B2Bは、卸取引の受発注を自動化する、BtoB ECカートシステムです。卸取引における掛け率管理や、会社ごとの販路管理、受注業務の効率化を実現できます。Web上の注文がデータとして生成され、手作業によるミスがなくなる上、属人的な業務を削減することも可能です。

料金プランは、ライトプランであれば、初期費用100,000円、月額費用50,000円で利用できます。クレジットカード決済のみの場合は、初期費用60,000円、月額費用5,000円で、売上処理料が1件あたり30円で実施できます。

https://raku2bb.com/functions/kesai-2/credit/

マネーフォワードケッサイ

画像出典:マネーフォワードケッサイ

マネーフォワードケッサイは、企業間後払い請求代行サービスです。与信審査や請求書の発行・発送、入金管理ができます。未入金が発生した場合にも入金を保証しており、リスクなく掛売りを行えることもポイントです。

基本料金としては、初期導入費用は0円、月額費用は0円〜となっており、課題に応じた適切な料金プランを提案してくれます。

https://mfkessai.co.jp/kessai

Paid

画像出典:Paid

Paidは、請求業務の手間と未回収リスクをゼロにする、BtoBの後払い決済サービスです。Paidを使用すれば、与信審査・請求書発行・入金管理・督促など、請求業務が不要になります。また、支払い遅延や未入金のリスクがなくなるのも特徴です。

初期費用・月額費用0円で利用でき、保証料率は請求金額の〜2.9%です。

https://paid.jp/

ROBOT PAYMENT

画像出典:ROBOT PAYMENT

ROBOT PAYMENTのクレジットカード決済システムは、12,000社以上の導入実績を持つ、大手から中小、個人事業主まで幅広く利用されているシステム。決済手数料は、業界最安の2.65%〜で、決済金額に応じて決まります。

初期費用や月額費用などは見積もりが必要です。

https://www.robotpayment.co.jp/service/payment/card/

BtoB Payment Service(JCB)

画像出典:BtoB Payment Service

JCB企業間決済サービスは、企業間決済における審査・請求・回収業務を行ってくれます。複数の取引先の審査や請求・回収業務の手間が省けます。コスト削減、業務効率化、リスク回避が可能です。

https://www.jcb.co.jp/corporate/large/b-to-b.html

PGマルチペイメントサービス(GMOペイメントゲートウェイ)

画像出典:PGマルチペイメントサービス

PGマルチペイメントサービスは、高機能・安全なカード決済サービスを簡単に一括導入できます。事業内容や目的に応じたクレジットカード決済のプランを提案してくれます。

プランは、都度決済対応、会員ID決済対応、継続課金対応の3つです。

https://www.gmo-pg.com/service/mulpay/credit-card/

B2B決済カード(オリエントコーポレーション)

画像出典:B2B決済カード

B2B決済カードは、オリコが提供するサービスで、仕入代金を一括立替払いしてくれます。現金管理などの負担やリスクが軽減されます。

https://www.orico.co.jp/partner/b2b/paymentcard/

ZEUS(ゼウス)

画像出典:ZEUS

ZEUSは、複数の課金パターンや機能のある決済サービス。即時決済や仮売決済、継続課金など、事業ニーズにあわせた課金パターンを選ぶことができます。接続方式も豊富で、リンク型、トークン型といったものから選択可能です。

https://www.cardservice.co.jp/service/creditcard/

ペイジェント決済代行サービス

画像出典:ペイジェント決済代行サービス

ペイジェントのクレジットカード決済は、国際5大カードブランドを一括導入でき、トークン決済やリンクタイプなどを選ぶことも可能です。より安全な決済を行うために、セキュリティコード認証や3Dセキュア設定もあります。

https://www.paygent.co.jp/service/credit_card/

エクスプレスチェックアウト(PayPal)

画像出典:エクスプレスチェックアウト

エクスプレスチェックアウトは、PayPalが提供するサービスで、オンライン上でデビット・クレジットカード・銀行決済を簡単に受け付けられます。ペイパルのユーザー数は世界で3億人以上おり、海外販売やインバウンドにもすぐに対応できるのがポイントです。

https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/merchant

まとめ|BtoB取引でクレジットカード決済を導入してみよう

ここまで、BtoB取引におけるクレジットカード決済の一般化、売り手側・買い手側のメリット、おすすめのクレジットカード決済サービスをご紹介してきました。

売り手側としては、請求書の発送業務が不要だったり、与信確認や入金確認の手間が省けたりと、経理担当者の負担が軽減されることが分かります。

また、買い手側としても、銀行振込と比べて支払い処理が簡単になったり、請求に猶予が生まれたりと、利点があります。

請求書払いのみで改善の余地があると感じているのであれば、クレジットカード決済サービスを検討してみてください。

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松永創

FLUED CEO / 代表取締役 Hubspotシニアスペシャリスト

B2Bマーケティングエージェンシーでベンチャー企業から大手IT企業、製造業など様々なマーケティングに携わる。 HubSpotゴールドパートナーとしても認定され、サポート実績多数。WEBを中心としたオンライン施策から、インサイドセールスや展示会といったオフライン施策まで幅広く支援している。携わった企業/プロジェクトの数は500以上に及び、スピード感あふれるコンサルティングには定評がある。 B2Bマーケティング/営業DXなどのテーマを中心になど講演多數。